結婚10年目、5回目の体外受精で妊娠
06.10.28
不妊期間 9年4ヶ月 不妊治療期間 8年4ヶ月
妊娠に至った治療内容
5回目の体外受精で。
妊娠に至った経緯
結婚してすぐにでも欲しかったのですが、半年たってもなかなか出来ず、一応検査だけ受けてみようと言う事で一般の産婦人科で一通りの検査を受けましたが、原因は見つかりませんでした。
1年経っても出来ないので、不妊治療を兼ねた医院に通院し、タイミングを半年、人工授精を8回するも妊娠には至りませんでした。
受精障害があるかもしれないと言う事で体外受精を勧められ、気持ちの整理をするために一時通院を止めました。
そろそろ再開しようと思ってた矢先に自然妊娠。
しかし喜びもつかの間、8週で稽留流産。
この時は、天国から地獄へ突き落とされた気持ちでした。
半年後、近くに不妊専門医が開院したのでそちらの方に転院。
今までの治療経過から体外受精を勧められ、初めて挑戦したのですが、結果は陰性。
3回目の体外受精で胚盤まで育ち、2段階移植法で移植し陽性反応が出たのですが、結局、この時も8週で稽留流産。立ち直れませんでした。
その後、主人と最後の挑戦と言う約束で4回目に挑戦しましたが、結果は陰性。絶望的でした。
その後、養子の話が出たのですがどうしても自分の子供が諦めきれず、結婚10年目で最後の挑戦と言う事と体質改善を約束し主人と頑張る事にしました。
最後と言う事で、成功率と評判の高い不妊専門医を探してる最中に生理がきたのですが、いつもと体調が違う事に気付き産婦人科の診察を受けたら極めて初期の流産でした。その後転院し、3回流産してると言う事で習慣性流産の血液検査を受け、「抗リン脂質抗体症候群」がある事がわかり、ゼンアスピリンの服用をしながらアンタゴニスト法で体外受精をし8個の卵を採卵し、内6個が受精。
4分割で一つ移植し、一つだけ胚盤まで成長したので2段階法で移植しました。
この時、受精卵の殻が厚いと言う事で「補助孵化療法」を施してもらい移植しました。
妊娠判定日、お腹に生理痛のような痛みがあり、半分諦めの気持ちで診察を受けたのですが、結果は陽性でした。
陽性反応が出たと同時にカプロシンという自己注射を一日2回打つように指導され、今現在、無事に5ヶ月に入りました。
妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
妊娠するかなり前から葉酸を飲んでました。
フランス海岸松樹皮エキスと着床しやすくなると聞いて生理直後からマカを飲んでました。
体質改善にヨガ教室に1年通っていました。
ヨガは私に合ってたのかすごく楽しんでやってました。
岩盤浴とかゲルマニウム温浴にも行き、家では半身浴を毎日かかさずしてました。
食べ物は、玄米を取り入れたり土物の野菜を中心にしてました。
体外受精をする前に夫婦で温泉に行って美味しい料理を食べてのんびり過ごしてきました。
近くに子授け地蔵があるので主人が休みになると一緒に行ってました。
不妊改善中の方へひと言
私達夫婦にとって長い長い道のりでした。
周囲からは「子供は諦めたら不思議と出来るから子供の事ばかり考えない方がいい」とよく言われてきました。
当人達にとっては一瞬気が紛れる事をしても頭の片隅には常に有るものだと思います。
無理に諦めようとする必要もないし、泣きたい時には思いっきり泣いたらいいと思います。
治療には先の見えない真っ暗なトンネルの中に入ってるのと同じだと思います。
私達は10年と言う区切りを付ける事によって、気持ちの整理ができたのかもしれません。
私達のように10年頑張って来た人もいるんだと少しでも励みになってくれたらと思います。
その他、ご自由に
私達は信頼できる医師との出会いが大きかったと思います。
忙しい不妊専門医でしたが、ちゃんと患者さんの疑問にも答えてくれて、治療方法もきちんと説明しその人にあった方法で治療をしてもらえました。
少しでも疑問を感じたら転院を考えてみて下さい。
不妊は無事出産するまでは終わらないと言いますが、その通りだと思います。
5ヶ月に入りまだまだつわりがきつくまだまだ不安な事はあるのですが、赤ちゃんの為、頑張って過ごして行きたいと思います。
皆様にも、一日も早くコウノトリが舞い降りて来ますようにお祈りしております。
編集室より
おめでとうございます!
本当に多くの方々に、励みとしていただけるものと思います。
“無理に諦めようとする必要もないし、泣きたい時には思いっきり泣いたらいいと思います。”
“私達は信頼できる医師との出会いが大きかったと思います。 ”
“少しでも疑問を感じたら転院を考えてみて下さい。 ”
いずれも、常に、前を向いて、お二人で取り込んでこられたからこそ、そのようなお考えに至ったのでと思いました。
貴重はご経験を投稿頂き、本当にありがとうございました!