欲しいという気持ちを、ほんの少し、手放して

06.04.11

お名前  まな さん 性別  女性 年齢  37歳 結婚歴  11年10ヶ月
不妊期間 2年8ヶ月 不妊治療期間 1年8ヶ月

妊娠に至った治療内容

タイミング指導、卵管造影検査、クロミッド服用、排卵後の黄体ホルモンの注射

妊娠に至った経緯

今回は3人目の妊娠になるのですが、一人目、二人目と「欲しいな」と思った時にすぐ出来ていたので、「まさか自分が不妊症?」と考える事もありませんでした。
上二人が女児のため、初めは男の子希望で産婦人科に通ったのですが、卵胞の育ちや卵管の通りも悪かったりでなかなか授かる事ができませんでした。
毎月、何度も病院に通ったり、注射にあわせて自分のスケジュールも調整したりする事に疲れてしまって、気功や自然食品にこだわる友達のアドバイスもあり一年前に通院する事をやめてしまいました。
それからは自分でおりものをチェックしてタイミングをはかりました。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

マカも試したり、玄米食にかえてみたり、豆乳やグレープフルーツジュース等色々ためしてみました。
出来るだけ湯船につかる事も心掛けました。
それと友達にならって気功を始めたり自然食にしたりもしました。
その時出会った自然療法と言う本に不妊に「「ごぼうの種」が良い」とあったので、半分諦めながら排卵日までごぼうの種を噛んで(噛む事が大事)飲み込んでいました(とてもまずいです) 。
その間、マカなど薬みたいな物はやめて、体の冷えを改善するために、「にんにく卵黄」を服用していました。
冬は風邪防止も兼ねて夫婦で寝る前に生姜湯も飲みました。
「ごぼうの種」を噛み始めて2周期目で待望の赤ちゃんを授かる事が出来ました。
つわりは苦しかったけど現在安定期の5ヶ月目に入りました。

不妊改善中の方へひと言

3人目を授かった私が、アドバイスする立場ではないかもしれませんが、「赤ちゃんが欲しい!」と思う気持ちはみなさん同じ思いだと思います。
よく「欲しい!欲しい!」と強く思いすぎるとかえってストレスになって出来にくいって言われますよね。
でも「欲しい」のに「考えない」なんて無理ですよね。
私は、「欲しい」と言う気持ちは諦められませんでしたが、「もう出来ないのかなぁ~。 次に赤ちゃんを抱っこできるのは孫なのかなぁ~」なんて考えて、基礎体温も不妊治療も全てやめて、ほんの少しだけ(本当にほんの少しだけ)「手放す事」にしました。
そして妊娠したら?と思い、我慢していたビールも時には飲んだりして、今月生理が来たら念願だった永久脱毛もやってみようと色々考えていました。
それが良かったのかは分かりませんが、やっと授かる事が出来ました。
3人目不妊だったけど、何か少しでもみなさんのお役に立てたらと思い、妊娠報告をさせていただきました。
いつかきっと授かります!その日を信じて毎日を大切に過ごしてください。

その他、ご自由に

1人目が6月で11歳、2人目が7月で6歳で3人目の予定日が9月とかなり、年齢差のある出産になりますが、自分の年齢を忘れてしまうほど待望の妊娠でした。
うちは主人が「一人っ子でいい」という希望だったので、2人目が出来た時も「何で出来たの?」とすごく冷たくて周りにも妊娠を知られないように、服装にもうるさかったり、大きくなっていくお腹に、ほとんど触る事もなくて涙を流す日々が多かったです。
何度か本気で「離婚」を考えた事もありました。(離婚届も未だにお守り代わりで持っています(^_-))
でも、二人目が産まれた途端ものすごく可愛がってくれるようになりました。
やっぱり「子はかすがい」ですよね。
子供の笑顔には勝てないみたいです。
3人目も私はずっと欲しかったのですが、主人は反応なしで・・・。
でも3年程前のある日「もう一人男の子だったら欲しいね」と突然言い出し、産婦人科に通う日々が始まりました。
今回の妊娠も通院をやめて一年ほど経っていたので、「出来ない」と思っている主人には二人目のときのトラウマが怖くて、なかなか言い出せずにいたのですが、日に日につわりがひどくなってきてたので勇気をもって告白したら、「よしきたか?」とすごく喜んでくれて、怒られるかもと思っていた私は拍子抜けでした。
今では「性別はどっちでもいいよ」と言ってくれるのですごく気が楽です。
3人目にしてやっと妊婦に優しくなってくれたような気がします。

編集室より

おめでとうございます!

欲しいという気持ちを全く忘れることは出来ないでしょうが、ほんの少しだけ、手放してみるのは、誰でも可能で、かつ、とても大切ことかも知れませんね。

ご夫婦の関係もさまざまに考えさせられます。
きっと、多くの方の参考になるのではないでしょうか。
詳細に報告頂きありがとうございました。