4回の人工授精と体外受精の後、自然妊娠

09.11.26

お名前  S.さん 性別  女性 年齢  37歳 結婚歴  5年4ヶ月
不妊期間 4年2ヶ月 不妊治療期間 2年0ヶ月

妊娠に至った治療内容

タイミングを半年間、AIHを4回。
その後体外受精を1回試みた後に、自然妊娠しました。

妊娠に至った経緯

赤ちゃんを待ち始めて2年が経過してもその兆しがなかったので、一通り検査してもらうため病院へ。

子宮内膜症があるのでは、と言われた以外、私にも夫にも何の問題もないことがわかるも、35歳になっていたのでタイミング法を始め、その後AIHを4回繰り返しましたが、結果につながらず。
そのあいだに夫とも話をして、心も体も体外受精に向けて準備が整っていたので、トライしましたが駄目でした。

物理的な問題(住んでいる所では体外受精の施設がなかったので、遠方まで足を伸ばしての治療だった)で、2度目の移植まで3ヶ月ほど治療をお休みしようと思った矢先に自然妊娠がわかりました。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

食生活を見直す。(野菜中心)

スポーツ。(水泳・ヨガ)

サプリメント。 (ベイビー&ミー、アンチオキシダント、パインバーク)

祈り。

(自分のことももちろんですが、同じように授からないことで悩むお友達のところにも早く赤ちゃんがやってきますように、と祈りました。)

周りの人の助けを求める。

(とかく、夫婦、もしくは自分だけで気持ちを抱え込んでしまいがちになるのがつらかったので、第三者に話を聞いてもらいました。プロの心理カウンセラーにも会ったりしましたが、最終、人生経験の豊富な信頼できる年上の方(々)に話を聞いてもらうことで、気持ちも落ち着いていきました。)

不妊改善中の方へひと言

こうして妊娠までの経過をまとめてみるとさらりとした感じになってしまいましたが、「なかなか授からないという現状を受け入れられる」ようになるまでの道のりはとても遠くて長くて、どうしようもなく辛い時期もありました。

このサイトを読んでいらっしゃる方皆様のところにも、どうぞ一日も早く嬉しい結果がこの先待ち受けておりますようにと祈りつつ、赤ちゃんを授かるまでの時間も大切なご自分の人生、後悔のないよう過ごすされますことを願っております。

その他、ご自由に

「忘れた頃に」とか、「諦めた途端に」とか聞くたび、忘れたり諦めたりすることがはじめからできるくらいなら、授からないストレスで苦しむこと自体ありえない!と、いつもへそを曲げていた私ですが、そんな人のところにも、赤ちゃんはある日突然、思いもしないタイミングでやって来てくれました。

でも、決して忘れていたわけでも、諦めてしまったわけでもありませんでした。

思えば、ほんのちょっと、気持ちが入れ替わった時だったのだと思います。

体外受精にすすむまで、自ら「不妊」になっていた自分がいました。
「私はもう自然に授かることはできないんだ。」と。何の根拠もなく。

それが、体外受精で着床こそしてくれなかったものの、受精卵がきちんとできたことで、もう少し自分の体を信じてあげよう、と思い直すことができました。

移植後の血液検査で着床していなかったことがわかったとき、「これは、私はいつか自然に妊娠できるのだからその時を待ちなさい。」と言う、メッセージなのだと思うことにしました。(実際、ほんとうにそんな気持ちになってました。何の根拠もなく。)

かなり辛い苦しい時期もあったけれど、この頃には、「何がどうなっても、わたしの人生はわたしにしか生きられないのだから、後悔のないように思いっきり楽しもう。」と、自分の現状を受け入れられるようになった、 そんな感じだったのだと思います。

そして、治療をしばらく休むことにしたので、夫と旅行に行く計画を立てていた矢先、妊娠がわかりました。

楽しみにしていた旅行は、それ以上の嬉しさと驚きを持ってキャンセルとなり、おかげさまでこの7月に生まれた息子も4ヶ月になりました。

最後に。

いつもそばで支え続けてくれた夫や家族、友人に感謝の気持ちでいっぱいです。

細川様には、サプリメントのこと以外にも、気持ちを打ち明けたら「打てば響く」のタイミングでフォローしてくださり、ほんとうに感謝しております。

こちらのサイトに出会えたこと、とてもラッキーだったと思います。

ありがとうございました。

編集室より

ご懐妊、そして、ご出産、おめでとうございます!

そして、こちらのほうこそありがとうございました。

言葉にあらわすことがとても難しいですが、Sさんにこのようにおしゃっていただきとても光栄です。

また、誇りにも思います。
サイトとメールマガジンを続けてきて、本当によかったと思いました。

これをご覧になっていらっしゃるすべての方々が、赤ちゃんを授かるまでの時間を大切にされて、後悔のないように過ごされることを、私も、また、祈るばかりです。

本当にありがとうございました。