一般的にはタイミング指導の期間は3ヶ月から半年くらいとするクリニックが多いと思います。
ただし、子づくりを開始すると同時に通院をはじめられたとのことですので、たとえ、タイミングがあっていたとしても、半年であれば、「確率的に妊娠に至っていない可能性もあると思います。
要するに、これまでは"たまたま"妊娠しなかっただけで、「妊娠できない」のではなく、「未だ妊娠していない」だけ、ということです。
なぜなら、周期あたりの妊娠の確率は、だいたい、25%程度とされているからです。
ですから、30代前半ですので、焦らず、あと半年くらいこのまま様子をみてみるという選択肢もあると思います。
その場合でも、卵管造影検査は早めに受けておくべきだと思います。この検査は子宮の形や卵管の通りぐあい、卵管周囲の癒着の有無、詰まっている場合はどこにあるかなどを調べる検査で、クラミジア検査の結果にかかわらず、受けておくべき基本検査だからです。
子宮卵管造影検査の後は(油性の造影剤を使った場合)、妊娠の確率が高くなると言われています。それは、造影剤を通すことで卵管の通りがよくなるからです。
また、フーナーテストで問題なかったとのことですが、念のため精液検査も受けておくに越したことはないと思います。
もちろん、より妊娠の確率を高めるために、排卵を整えるために排卵誘発剤を飲んだり、人工授精にステップアップするという選択肢もあります。
これらのことを踏まえたうえで、主治医の先生やご主人とよくご相談になられてはいかがでしょうか。