曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

二人目どうする?

2016年08月25日

みなさま、
こんにちは。

8月も終わりになり、
ちらほら、
幼稚園バスをみかけるようになりました。

最近は8月から幼稚園は始まるんですね。

この数年、
一人目が治療で授かると、
二人目に関する相談も増えました。

以前は
一人授かれば、
本当は欲しいけど、
経済的にも時間的にも身体的にも無理、
という感じでしたが、

40代になっての
妊娠も、
それほど抵抗がなくなったということもあり、
二人目への思いを
伺うことが増えたように思います。

大事なことは、
子供のために
兄弟がいたほうがいい、

と思う方も多いのですが、

それはあくまで
ご自身の思いであって、
お子さんの思いではありません。

お子さんが小さいと、
お子さんが兄弟を望んでいるかどうか、
わかりづらいのですが、

2~3歳になると、
小さい子に興味を持つお子さんと、
全然興味をお持たないお子さんがいます。

それが一つの目安になります。

だからといって、
小さい子に興味のあるお子さんが、
兄弟を求めている、
とは限らないですし、

お子さんの意見よりも、
自分の思いや
家族の希望、
などもあるでしょう。

ポイントは:

一人っ子であっても
「かわいそう」ではない。

だって、
一人っ子のお子さんが
兄弟がいる経験を知ることはないのだから、
どっちが幸せかは
知ることはないですよね。

一人っ子だって、
幸せになれます。

みんな兄弟いるから
うちの子にも、

という思いはあるでしょう。

でも、
「みんなと一緒」

安心感を得るために
もし、
苦労をすることになるのなら、

みんなと一緒ではないけど、
大丈夫かも、

という安心感を得るための努力、

のほうが
建設的かな、

と思います。

勿論、
家族全員が
兄弟を望んでいる、
ということであれば、
その迷いはないでしょう、

けど、
それが叶わないかも、

という
喪失感に関しては
ケアが必要かもしれません。