原因不明不妊、3度目の体外受精で妊娠
06.09.08
不妊期間 3年5ヶ月 不妊治療期間 2年3ヶ月
妊娠に至った治療内容
顕微受精。
ショート法で7個の卵を採卵し、そのうち4個を体外受精、3個を顕微授精しました。
そのうち体外で2個、顕微で1個が胚盤胞まで成長し、採卵後5日目に一部ハッチングした胚盤胞1個(顕微受精の1個)を移植しました。
その後特別な症状もなく、体温はいつもの高温期と同じ位だし、生理前と同じような腹痛も有った為、半分あきらめていましたが、移植から9日後の判定日、病院にて陽性を確認しました。
現在4ヶ月になります。
妊娠に至った経緯
ホルモン検査や、卵管造影検査、精液検査、フーナーテスト等、一通りの検査を行いましたが、異常は見つかりませんでした。
タイミング法から始まり、人工授精5回を行いましたが妊娠に至らず、去年初めての体外受精を行い、2個のグレード2の8分割卵を移植しましたが、このときも妊娠しませんでした。
今年になって2度目の体外受精に挑戦した際は、3個の卵が採れましたが1個も受精すらせず、かなり落ち込みました。
今回3度目の体外受精でしたが、前回1個も受精しなかったことを考えて、半分は顕微受精にしました。
採卵数も7個と今までと比べて多いほうだったので、胚盤胞移植にチャレンジし、妊娠に至りました。
妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
妊カラのメルマガは欠かさず読んでいましたが、体作りが大切と考えつつも、適度な運動(週1回のテニス)を心がける程度で、たいした事をしていませんでした。
そんな時、いつのメルマガだったか忘れてしまいましたが、「今年の初めの頃のメルマガで『全部の食品の添加物を抑えるのは大変だから、使用頻度の高い調味料だけでも自然に近いものを使用しましょう』という記事が載っていましたが、実際に実践していますか?読んだだけで満足していませんか?」といった内容の話が記載されていて、私のことだ!と耳が痛くなりました。
今までは、食費を削る為、なるべく安い調味料しか購入していませんでしたが、それから、値段は少々高くても、自然素材の無添加の調味料を使用するようにしました。
また、胚移植後の過ごし方ですが、ネットを見ると安静にとか普段どおりとか色々載っていましたが、私は冷え性だったこともあり、血流を少しでも良くするため、
採卵前から毎日ステ?ー(室内で上下の足踏み運動が出来る運動器具)で、20分程度汗だくになりながら運動をしていました。
胚移植当日も高温期中もずっと実行していました。
判定日までの9日間は、安静にしていなかったことを後悔したりもしましたが、もうやってしまったのでしょうがないと思い、結局ずっと続けていました。
その他、年中腹巻は欠かさず、葉酸、ビタミンB、Cのサプリメントを飲んでいました。
不妊改善中の方へひと言
完璧主義にならず、出来ることからちょとずつ実践していけば良いのかなと思います。
私の場合、調味料は無添加にしましたが、主食は白米でしたし、ファーストフードやスナック菓子も好きでよく食べたりしてました。
先が見えない不妊治療、なかなか難しいと思いますが、全部できなくて当たり前くらいの気持ちで、自分をあまり追い込まないようにした方が良いのかなと思います。
それと、治療に関する勉強は大切だと思います。
よくわからないままだと、色々不安になり、心配しなくて良いことまで心配してしまったりすることもあると思います。
自分でどんな治療をしているのか、今の段階でこのホルモン値は正常なのか、ある程度わかれば、自分でも安心できるのではないかと思います。
私は、失礼かとも思いましたが、ネットや本で得た知識を元に、先生に散々質問したり意見を言ったりしたこともありました。その度、先生は丁寧に回答してくれたので、治療中の不安をある程度無くすことができたと思います。
皆様にも1日も早くこうのとりが訪れることを祈ってます。
その他、ご自由に
今回の胚移植当日の話ですが、移植前に尿を溜めておかないといけないのですが、移植1時間前に下痢をしてしまい、溜めていた尿も全て出してしまいました(汚い話ですみません)。
焦った私は、何を思ったか、冷たいオレンジジュースを300ccくらい一気飲みし、移植に臨みました。
移植後、どうして冷たいものを飲んで大切な移植前におなかを冷してしまったんだろう!と、すごく焦りましたが、無事妊娠できました。
私のような人はいないかもしれませんが、もし同じような体験をして不安になっている人の励みになるなら、と思い書かせて頂きました。
編集室より
おめでとうございます!
「完璧主義にならず、出来ることからちょとずつ実践していけば良い」ということ、また、「治療に関する勉強は大切」で、「よくわからないままだと、色々不安になり、心配しなくて良いことまで心配してしまったりすることもある」ので、自分でどんな治療をしているのか、今の段階でこのホルモン値は正常なのか、ある程度わかれば、自分でも安心できる」というところは多くの方の参考になるのではないでしょうか。
貴重な体験を詳細に報告頂き、本当にありがとうございました。