鍼灸治療と初めての人工授精で

07.09.01

お名前  サナさん 性別  女性 年齢  32歳 結婚歴  3年2ヶ月
不妊期間 1年7ヶ月 不妊治療期間 0年10ヶ月

妊娠に至った治療内容

タイミング指導、クロミッド錠(1錠)、hcg注射(1周期に2回)を10ヵ月。
鍼灸治療5ヵ月。
不妊治療10ヵ月目に初AIH、妊娠にいたりました。

妊娠に至った経緯

結婚2年目から子供を意識し始めましたが、10ヵ月妊娠せず、子宮がん検診の際に医師に相談、不妊検査、卵管造影検査を受けました。
検査の結果、黄体ホルモン不全と排卵が遅いことが判明、タイミング指導とクロミッド錠(1錠)、hcg注射(1周期に2回)の治療をしました。
タイミングも合っているし、妊娠した人と何が違うのかと自分なりに調べたところ、基礎体温が低く、冷え性なことも分かり、鍼灸治療を始めました。
鍼灸治療のおかげで明らかに基礎体温が上がり、体調も良くなってきました。
医師から「そろそろ10ヵ月だし、治療のステップアップも考えましょう」と言われ、タイミングと並行してAIHを決意、妊娠にいたりました。
夫はマカ、私は葉酸とタンポポエキス入りのサプリ(2ヵ月)を飲んでいました。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

最初の頃は、豆乳やグレープフルーツジュースを飲む、甘い物を控える、コーヒーを控えるなど、頑張って実行していましたが、妊娠した月は毎日コーヒーを飲んでいました。
BMI指数が低い方が妊娠しやすいという記事を見たので、秋~冬で増加した体重をウォーキングや食事の量を減らす、外食を控えるなどで1kg減った月の妊娠でした。
ウォーキングも減量も頑張り過ぎず、気が向いた時に夫と気楽にできたのが良かったと思います。
毎回生理痛がひどく、薬が効かないこともあるくらいでしたが、鍼灸治療のおかげで代謝が良くなり、薬を飲まずに過ごせるほどになりました。
自宅で自分でお灸をしたりもしました。

不妊改善中の方へひと言

不妊検査を受けることにかなり抵抗があったのですが、自分の体のことが分かり、 的確な不妊治療を受けることができたので、もっと早くに受ければ良かったと思いました。

周囲の心ない言葉や世間体などに振り回されたりもしましたが、ストレスは夫に話してスッキリさせ、「自分は自分」と思い始めたら肩の力がスーっと抜けた気がしました。体質改善など、頑張り過ぎてしまうことが多いと思いますが、たまには自分をとことん甘やかしたことも、気分転換に良かったですよ。

その他、ご自由に

不妊治療の辛さ(注射の痛さ、病院中心の生活)よりも、日が経つにつれ、精神的に辛くなってきました。
周囲の心ない言葉や、世間体、親族の子供が増えてきたなど、色々なことにとらわれてしまっている自分をどうにもできず、「なぜ私だけ・・・」と生理が来る度に夫に泣きついてました。

ある日、夫に「赤ちゃんは楽しいおうちに来たいでしょう?だから、まずは二人で楽しく過ごすことを考えよう。二人で頑張って行こう。」と言われ、夫も一緒に二人で頑張っていることに改めて気付いてからは、夫と何でも話し合い、ストレス解消に旅行に行ったり、食事に行ったりと2人の生活をもっと楽しむようにしました。

不妊治療のおかげで、夫婦の絆が本当に深まったと実感しています。
付き合っていた頃や結婚当初よりも、夫とさらに仲良くなっています。
そんな矢先の妊娠だったので、妊娠された多くの方が書かれていますが、妊娠に良い時期というのは決まっているのかな?と思いました。

編集室より

おめでとうございます!
どんな状況も、取り組み方次第では、“福となす”ことが出来るということがよく分かりました。
貴重なご経験を投稿いただきありがとうございました。