チョコレート嚢腫開腹手術、人工授精、体外受精を経て39歳で妊娠

11.10.04

お名前  あやこさん 性別  女性 年齢  40歳 結婚歴  4年4ヶ月
不妊期間 3年11ヶ月 不妊治療期間 3年0ヶ月

妊娠に至った治療内容

結婚が35歳で若くなかったことと、夫婦とも早く子供が欲しかったので結婚1年弱で治療を始めました。

その際チョコレート嚢腫が見つかり経過観察することになりましたが、その他については検査しても夫にも私にも特に問題はありませんでした。

治療を開始して半年もたたない頃に生理痛で3日も会社を休んで寝込む程になり、その後仕事が多忙で通院できない間にさらにチョコレート嚢腫が悪化し、結局右卵巣の局部摘出のため開腹手術を受けました。
退院後人工授精を5回受けましたが、妊娠せず。

会社を退職したのをきっかけに、体外受精専門のクリニックに転院し、1年間で2回の採卵、4回の移植をしましたが結果は出ず、新宿の有名クリニックに転院。
3回目の採卵、2回目の移植で着床するも継続しませんでしたが、ついに3回目の移植で妊娠にいたりました。

転院してわずか約7カ月でした。

妊娠に至った経緯

当初は正社員で働いていましたが、
会社の不祥事に巻き込まれ通院もままならない間にチョコレート嚢腫が悪化し、
手術待ちの間に服用したピルが合わずに鬱状態になり、
それでも手術して退院し頑張っていましたが、
無理をしてチョコレート嚢腫の再発を促すのが怖かったのと、
心と体のバランスを失った状態での就業は無理と判断し、やむなく退職しました。

当初はそれがショックで、悔やんでばかりいましたが、
治療に専念できると割り切るよう努力する日々でした。

とにかく結果が出ないストレスや働いていない後ろめたさとの闘いでしたが、
夫や両親、時にはNPO法人の電話相談で話を聞いてもらい大分救われました。

転院先の新宿の有名クリニックは、
極力注射や薬を使用しない方針だったため通院回数が減り、パートで働くことができるようになりました。

それから4カ月後に妊娠したので、治療だけでない生活が功を奏したのかもしれません。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

以前は抜くことが多かった朝食を必ずとるようにしました。

フルーツやザクロジュース、豆乳をとりいれ、毎食野菜を欠かさず、夕食は海藻、酢を食べるようにしました。

サプリメントも、葉酸・CoQ10・にんにく卵黄・万田酵素・ビタミン類を飲みました。

妊娠1年前くらいから鍼にも通いました。

そこで食事の注意点を教えてもらったり、家でもお灸や赤外線治療器でお腹を温めました。

スポーツクラブに通ったり(さぼりがちでしたが・・・)、夫と山に登ったり、毎日歩数計を付けてできるだけ歩くように努めました。

ただ・・・好きなお酒は断つことができませんでした。なので禁酒はしませんでしたが、できるだけ飲みすぎないように、でも飲まないことでストレスを溜めこまないように心がけました。

不妊改善中の方へひと言

東日本大震災を通して、今ある幸せに感謝し、子供がいない人生が与えられたものであればそれも受け入れようと思うようになりました。

そんな矢先の妊娠でした。

だからと言ってみなさんが無理やりそう思い込むことはないとは思います。

ただ今の状態が永遠に続くわけではありませんし、みなさんの今の頑張りは決して無にはならないと思います!

たまには息抜きをして、泣いて、愚痴を言って、時には休みつつ、治療を続けるにしても、断念するにしても、自分の気持ちから逃げないでいれば、少しでも納得できる結果に辿りつけると信じています。

その他、ご自由に

結婚当初を振り返ってみると、夫婦とも仕事で忙しく、喧嘩も多く、お互いが入院したり・・・。

こんな二人の元に赤ちゃんは来てくれなくて当然だったのかもしれません。

お互いの入院や私の退職、そして不妊治療等々を経て、ようやく夫婦がきちんとスタートラインに立てた姿を赤ちゃんが見て、これなら行っても大丈夫だと感じてくれたのかもしれません。(何の根拠もありませんが・・・。)

なので妊娠にも人それぞれの適齢期があるように思えてなりません。

編集室より

おめでとうございます!

それぞれの夫婦には、それぞれの歴史があって、そんな夫婦史の中の適切なタイミングに赤ちゃんはやってきてくれるのかもしれませんね。

大きな勇気をいただきました。

ありがとうございました。

お元気なお子さまをご出産されますように。