たんたんと赤ちゃん待ち期間を過ごしたい方へ

セルフケア

赤ちゃんができる リラックスヨガ
妊娠力を高める16のポーズと7つの習慣

著者:岡部 朋子(ルナワークス主宰)
出版社:PHP出版
価格:1,296円
発売日:2014/1/21

「妊活」とか、「妊娠しやすいカラダづくり」の悩ましいところは、これとこれをここまでやればOK!という明確な範囲というか、ゴールみたいなものがないことだと思います。そのため、どこまでも頑張ってしまうという面があります。そんな"頑張り過ぎ"は、皮肉なことに、妊娠には不利に働くことがあります。そんな中で「がんばらないという妊活」の具体的な考え方や方法を教えてくれるのがこの本です。

メディカルヨガという発想

著者の岡部朋子さんは、「ルナワークス」を主宰、ヨガの指導者養成を行っています。「統合補完医療」としての安全でわかりやすいヨガ(メディカルヨガ)の普及を目指されています。また、日本ではまだまだ馴染みの薄い「リストラティブヨガ」をアメリカで学び、日本の第一人者でもいらっしゃいます。


「リストラティブヨガ」というのは、普通のヨガのように、ポーズを「とる」という感覚ではなく、姿勢を補助するプロップ(ボルスターやブランケット、ストラップなど)に身を預け、完全なリラクゼーション状態を導きだすというものです。

難しいポーズを練習して身につけ、リラクゼーション状態に入るというものではなく、どんな姿勢でいるとリラクゼーション状態に入れるのかを学ぶというものです。

医療としてのヨガであれば、たとえば、高齢者でも、要介護でも、心身に障害のある方でも、誰にでもできて、効果が得られるものでなければならないからです。

この本では、そんな発想をベースに、授かりやすいからだとこころとはどういう状態なのか、そして、そんな状態になるためのポーズと習慣を教えてくれています。

また、パートナーとの良好な関係をより強くするための二人で取り組むセルフケアも紹介されています。

(推薦者: 細川 忠宏)