よく、不妊症が、ほとんど、"心の病"のようになってしまうと言われます。
それは、言って見れば何一つ、確定的なこと、約束されたことがない、とにかく、よく分からない、 そんなところから来るように思われます。
なぜ妊娠出来ないのか、 どのようにすれば妊娠出来るようになるのか、そして、いったいいつになったら妊娠出来るのか、最も知りたいことは明確な答えの出ないことばかり。頼りにせざるを得ない医者でさえ、言葉を濁したり、酷いケースでは盛んに首をひねったりする始末で、暗いトンネルを進むよう、とも言われたりします。
そんなふうですから、ついつい、当然、いろいろ考えたり、想像したりします。
そして、マイナス思考に陥ったり、勝手な根拠のない想像になってしまったりすると、自分が考えること、想像することが自分自身を苦しめてしまう、そんなことが、往々にしてある、ということではないでしょうか。
妊娠を切望する気持ちが強い余り、妊娠しないことが焦りとなり、ストレスに感じることで余計に妊娠を遠ざけてしまうことは、驚く程よくあるように思います。
ある程度のことは致し方ないにしても、より妊娠しづらくなるほどの重症の陥らないためには、"思い込み"や"デマ"の類と"事実"をちゃんと区別することでは、と、アメリカの生殖医療技術を開発している会社が、最近発表した「男性不妊にまるわる誤解ベスト5」を読んでみて、つくづく思いました。
とても心配に思っていたことが実はそれほどでもなかった、なんてことは日々の生活でもよくよく経験することです。
ある情報に傷つくこともあれば、ある情報に勇気づけられ、元気をもらうこともある。
まさに、"情報は力なり"ですね。