みなさま、
こんにちは。
小倉です。
梅雨、ですが、
豪雨が降ったりで、
心配な天気ですね。
どうぞ、注意が必要な地域の方は
十分お気を付け下さい。
今回は結婚について。
不妊の話には
必ず夫(妻)の話しがあり、
その先には結婚の話しがあります。
人によってはその結婚にいたる過程が
カウンセリングで中心になることがあります。
つまり、
子どもが欲しくて結婚した、
という理由の時など。
これが明確な理由である場合、
子どもができない、となると、
何のための結婚?
となります。
特に加齢により妊娠が
難しい場合の女性の心理は
複雑です。
夫に対して申し訳なさがあったり、
夫は他の女性と再婚もある、
と考えたり。
もっと早く結婚すればよかった、
と思ったり、
あの時避妊しなければ、と
後悔したり。
一方で男性不妊が明確な理由の場合、
女性側としては
ものすごい苦悩があります。
もちろん子どもが欲しくて結婚はしたけれど、
男性不妊だからといって
離婚、というほど簡単なものではない。
でも、子どもは欲しい。
いろいろなケースは
あるのですが、
どのような場合でも問題は
夫婦二人で生きていくこと、
は受け入れられるのか?
ここが難しい。
養子や非配偶者間の選択もありますが、
夫婦二人で生きていくことは
全く考えられない、
と感じられる方が多いようです。
このような方々とは
じっくりご自身たちの生殖物語を
伺います。
どのような
「結婚生活」
「妊娠生活」
「育児生活」
「家族生活」
を望んでいるのかを。
そして、現実と照らし合わせて、
どこか変更=書き換えができないかを
検討していきます。
一方、最近では
事実婚でも不妊治療はできますので、
治療で授からないのなら
パートナーとの結婚は必要ないのでは、
と感じる方もいます。
そう言いながらも、結婚、という
経験も望んでいるような。
結婚は日本では
法律により認められた男女の関係ですが、
その意味は
それぞれに違います。
子どもを産むため、
でもいいのです。
ただ、それがかなわないことがあるのなら、
その意味付けの変更が必要です。
変更は可能です。
変更は辛い作業ですが、
その先に必ず新しい自分がいます。
今、トンネルの中から抜け出せないでいる、
と感じているのなら、自分にとって
結婚の意味は何だろう、と考えてみると
もしかすると、足が少し前に動くかもしれません。