みなさま、
こんにちは。
心理士の小倉です。
ブログがすっかり
おろそかになってしまいました。
気づけばあと2日で2015年も終わりです。
あっという間のような、
いろいろあったような。
経過した時間は同じなのに
短く感じたり長く感じたりするのはなぜなのかを
心理学では研究しています。
心理学、といいながら
結局は「脳」の話だったりします。
気持ち、いうと
ハート、つまり心臓部分をイメージしがちですが、
気持ちが生じているのは
脳なんですね。
でも気持ちと考え方、はまた違うんです。
考え方(思考)は脳で行うもの、
というイメージがあるかと思いますが。
ということで、
難しい話になるので、
その辺は置いておきまして、
私はアメリカで心理学を学んだこともあり、
アメリカではよく行われている認知行動療法を
ベースとして
カウンセリングを行っています。
簡単にいえば、
考え方を変えれば
行動も変えることができて
それによって気持ちも変わる、
というものです。
たとえば
妊娠したいと思って、
体を動かしたいけど、
やる気がでなくて、
結局ふとんから出られず、
落ち込んでしまった、
とします。
そんな方にはまずできることは何か?
を尋ねます。
いろいろお話を伺うと、
いつも車でいくスーパーに
自転車で行くことはできるかも、
という話になります。
そして、毎日はできなくても
週に三回、月、水、金は
自転車なら
できるかも、
ということになります。
(→考え方を変える)
もし週三回はいきなり無理でも、
1回でもできれば以前と違うのだから
(→行動を変える)
その変化を喜びましょう、
(→気持ちが変わる)
ということになります。
こんな感じでカウンセリングは進むのですが、
この認知行動療法を行う上で、
よくある思考パターンを扱います。
それを紹介している本が
認知療法
トレーニング・ブック
竹田伸也
遠見書房
この本には8つの「ユガミン」と呼ばれる
思考パターン、どちらかというとやっかいな
思考パターンを紹介し、
どのようにそれらの思考パターンとつきあっていくのかを
わかりやすく説明しています。
(認知行動療法と認知療法は微妙に違いがありますが、気にしなくてOKです)
不妊を経験すると
さまざまなネガティブな思考に
取りつかれます。
そんな方に
自分はどんな思考パターンがあって、
どう対処すればいいか、
ヒントにしていただければと思います。
ということで
詳細は次回から!
8回シリーズでお伝えしますね!