曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

男性のカウンセリング

2016年06月29日

こんにちは!
心理士の小倉です。

梅雨ですね〜
雨がよく降ります。

地域によっては被害があるようで、
自然災害ですが、
気持ちは元気をなくします。

どうぞ、ご無理なさらず、

できることだけやる、
それでいい、

と思っていただければと思います。


さて、
今回は男性のカウンセリングについて。

不妊を専門にカウンセリングをおこなっているのは
主に
不妊カウンセラー、
もしくは生殖心理カウンセラー、
がおります。

いずれも圧倒的に女性のカウンセラーが多いです。

そんな中で、
男性がお一人でカウンセリングを受けようと思うと、
カウンセラーはほとんど異性の女性となります。

最近は
ご夫婦でのカウンセリングの利用も
増えてきましたので、
ご夫婦の場合は
まだ
男性としても
抵抗は少ないかもしれませんが、
男性一人で
カウンセリングを利用しようと
思うと、
ただでさえ
カウンセリングを利用するのに抵抗があるのに、
たぶん、カウンセラーは女性だよね~、
となると
さらに抵抗があるかと思います。

それでもこのところ、
男性お一人で
カウンセリングを受ける方も
10年前に比べれば本当に増えました。

といっても

10年前は2~3年に1回!
この数年は1年に1回、
ですが。
(一応、2.5倍?)

内容は
おもに

「自分は不妊治療をしたい、続けたいが妻はもうしたくない、あるいは
あまり積極的ではない。どうしらたいいのか。」

もしくは

「妻への思いがあるが本人には直接言えない。言ってしまうと
本人を傷つけてしまう。どうしたらいいのか。」

男性の場合、
自分の考えや気持ちを
相手に伝えることは
女性ほど得意ではないので、
男性には
どのように伝えれば
奥さんに伝わるのか、
一緒に検討します。
(ご夫婦によってコミュニケーションパターンは全然違うので)

そして、
時として自分の本当の気持ちを伝えることは
確かに相手を傷つけることがあります。

その場合、
どうしてそういう気持ちになったのかを
振り返っていただき、
(振り返るだけで、意外に新たな気持ちに気づきます)

その気持ちを相手に伝えたほうがいいのか、
あるいは
ご自身の中でとどめておいたほうがいいのか、
これも一緒に検討します。

すべてを語り合えるのがいい夫婦、
とは限らない、
ということです。