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小倉 智子

代理出産

2018年01月26日

皆様、こんにちは。

先日、代理出産をされた方が話題となりましたね。
かなり前にも代理出産を公表されたご夫婦がいらっしゃいましたが、
それ以来の公表かなあ。

代理出産はアメリカでは比較的前向きな選択肢として
選ばれていますし、
おそらく、公ではないビジネスとして、
世界中で行われているようです。

日本では営利を目的とした代理出産は禁止されていますが、
代理出産そのものは実際には行われています。
営利目的でなければOKではないか、という観点で。

そのため、日本ではかなり難しい選択肢となりますが、
今回公表されたご夫婦のように、
海外で行うことは十分可能です。

ではなぜ代理出産、なのか。
女性が妊娠、出産が難しい場合、となります。

でも、お子さんはご夫婦の遺伝子を引き継ぐので、
実子になります。

日本では産んだ女性を母親、と決められているため、
法的には養子、となるようですが、
科学的には実子です。

不妊治療をする際に、
どうして子供が欲しいのか、
を考える機会があるかと思います。

みなさん、それぞれにあるかと思いますが、
女性の場合ですが、
妊娠したいのか、
生みたいのか、
育てたいのか、

という視点で考えていただくことがあります。

妊娠して体の変化を経験したい、
出産時の感動を味わいたい、
子供が成長していく過程を楽しみたい、

など、あるかと思いますが、
勿論、この3つ全部、という方もいますし、
育てたい、が強い方もいますし。

代理出産の場合は、この育てたい、が強い方だと想像できます。
ただ、養子や里子ではなく、
実子、つまり遺伝的なつながりは大事にしたい方なんだろうな、
とも想定できます。
(代理出産で卵子提供・精子提供のケースもありますので、その場合は完全な実子ではないこともあります)

現実的にこの代理出産は経済的にも
身体的にも
時間的にも
法的にも
勿論、精神的な負担はかなり大きいでしょう。

それでも自分たちの子供を授かりたい、という
気もちが、行動させたのでしょうね。

代理出産に対していろいろなご意見があるかと思いますが(批判的なご意見も多々ありますよね・・・)、
大事なのは授かったお子さんを心から愛することです。
愛されているお子さんは健やかに育ちます。

健やかに育ったお子さんは周りを幸せにします。
どのように生まれたのではなく、
どのように育てるか、が親になることを選んだ方々の義務となるでしょう

代理出産でも
卵子・精子提供でも
顕微授精でも
体外受精でも
人工授精でも
タイミング法でも
自然妊娠でも
授かった命に違いはありません。

すべて素敵な奇跡の出会いだと思います。

だからこそ、なかなかこの出会いがない方はお辛いのですが・・・