曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

平昌オリンピック

2018年02月23日

みなさま、
こんにちは

平昌オリンピックもいよいよ終盤となりましたね
この2週間で様々な冬のスポーツが競われて、
国を一つのチームとみなして
メダルを獲得しようとする毎日。

私はスポーツ鑑賞が好きなので、
毎日のようにTVで見ています。

時差がないので、鑑賞しやすいのはいいのですが、
一日中見ようと思えば見れちゃうので、
日常の諸々が手につかない・・・

まあ、これもこの期間だけですし、
日本人が活躍すれば嬉しいですし、
誰であっても金メダルをとる人のパフォーマンスは
素晴らしいなあ、と思います。

スポーツは比較的努力が反映されるので、

結果が出れば努力が報われた、となるでしょうし、
出なければ努力が足りなかった、

日本ではよく言われますよね。
(国によっては運がなかった、と捉えるところもありますよね)

でも不妊治療はそうもいかず。
努力しても報われず。
何もしてないけど、妊娠出産に至るケースも聞くし・・・

この努力が報われない、
という思いをカウンセリングでよく聞きます。

頑張って基礎体温測ったり、
規則正しい生活をしたり、
食事に気を付けたり、
体を冷やさないようにしたり。
医師の指示通りに通院したり薬を飲んだり注射をしているのに。

他には鍼灸院に行ったり、
妊活ヨガをしたり、
最後には子宝神社めぐりまでしているのに!

頭では子供は授かりもの、とわかっているけど、
気持ちではなんでこんなに頑張っているのに
うちには赤ちゃんが来ないの?
となりますよね・・・

そこが本当に苦しいところだと思います。
自分の体なのにコントロールできない。

スポーツなら練習すれば少しずつでも上手になるのに、
妊活は性交渉をたくさんしても授かるわけでもなく、
体外受精や顕微授精をたくさんしても授かるわけでもなく。

スポーツでもメンタルトレーニングがあって、
それにより、よいパフォーマンスができますが、
妊活においては
気持ちのコントロールができたほうがいいにしても、
それが妊娠するしないに影響しない状況です。

それでもやはり子供が欲しい、という気持ちが
この不確かな治療を進めていくモチベーションになるのでしょう。

不妊治療でモチベーションを高めることはとても難しいことも多々ありますが、
平昌オリンピックのような非日常に目を向けて、
気持ちを切り替えたり、
勇気をもらったり、
こんな競技があるんだ、と驚いたりすることで、
ちょっと気持ちにエネルギーを与えることができるといいなあ、と思います。