曇り時々雨、のち晴れますように

小倉 智子

カウンセリングのアプローチ

2019年06月03日

こんにちは

季節や日付の変わり目となりますが、
いかがお過ごしですか?

今回は私のカウンセリングのアプローチについてのご紹介です

アプローチって何?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
どのようにカウンセリングをすすめるか、
というものです。

その前に・・・
カウンセリング、といえば、
クライエント(患者)のお話を聞くこと
そして、それに対して
カウンセラーが対話をすすめることでクライエントの利益を一緒に見つけるもの

ですが、
化粧品とか、
フィットネスクラブとか、
英語教室とか、
いろんなところでカウンセリングはありますよね?

そういうところでは、
「アドバイス」と言われる、
提案、推奨、が中心になります。

私が行っているのは
「心理カウンセリング」
となりますので、
アドバイス、というよりは
提案をするとしても、
それを選択するかどうかはクライエント次第ですし、
選択するためのサポートをしていきます。

そんな心理カウンセリングでも、
いろいろなアプローチ方法があります。
その中で、私は
来談者中心療法+認知行動療法
を行っています

基本は、来談者中心療法という、
クライエントの話を傾聴し、
クライエントの価値観を尊重し、
その中で、クライエントが自己決定できるようにサポート方法です。

ただ、不妊にかかわると、自分でどうすればいいのか
わからなくなることがたくさんあります。
というのは、治療をするにしても、
結果が保証されず、確率の中で決断をしないといけないので、
迷うことが山ほどある上に、
不妊は夫婦の問題で、
一人で決めることすら、できないことも多いのです。

そんなとき、
認知行動療法という、
目に見える結果、を重視する方法でサポートします。

早く結婚して子供を産めばよかった、
それを毎日後悔していて苦しい気持ちになっているとしても、
その後悔の気持ちをなくすことにエネルギーを注ぐのではなく、
今できることは何か?
今しないといけないことは何か?
に焦点をあてます。

例えば
転院をするのかどうかを悩んでいるのなら、
そのメリット、デメリットについて話し合ったり、
表を作ったりして、意思決定を促します。

最終的に、転院する、と決めた場合、
見える結果(転院するという行動)が得られるので、
クライエントは、少し前に進んでいることを実感し、
それが沈みがちな気持ちに自信を与え、
少し元気になる要因にもなります。

また、上記のように、メリット、デメリットをカウンセラーと話し合うことで、
転院のことだけでなく、
それまでの後悔の気持ちについても
整理につながります。

カウンセリングというと、
色々なイメージを持たれると思いますが、
どんなカウンセリングであっても、
クライエント(相談者、患者)自身の利益を
一番大事にします。

つまり、押し付け、ではないので、
もし、押し付けられてるなあ、って思ったら、
それはカウンセリングではなくて、
アドバイザーとか、コンサルテーション、
になるのかもしれません。