こんにちは。
10月も終わりです
今年もあと2か月ですが、
これまでの10か月はどのような日々でしたでしょうか?
さて、今回はタイトルの「こみゅしょう」について。
初めてこの言葉を聞いたときは、
調味料かと思いました。
でも、ちょっとつじつまが合わないので、
色々推察すると、
どうやら、コミュニケーションについて話しているようで、
最終的には
コミュニケーション障害、
の略のようです。
でも心理の専門用語のコミュニケーション障害とは
ちょっと違っていて、
集団の中で、
うまく距離をとれなかったり、
「空気を読めない」、
場合によっては一人でいるだけなのに、
皆と交わっていないというだけで、
「コミュ障」と言われているようで・・・
言葉はどんどん変化していきますね。
カウンセリングは、言葉を道具にして
人の気持ちを整えるサービスなので、
言葉はとても大切にしています。
今回のように、初めて聞く言葉や、
略されてしまう経緯など、
非常に興味深いです。
さらに、その言葉が使われる経緯も。
あの人はコミュ障だねえ~
コミュ障だからしかたないっか、
のように使われているようですが、
そこにコミュニケーションは大事、
という人々の認識を感じます。
一方で、コミュニケーション方法は
人それぞれですが、
自分たち(大多数)と違うコミュニケーション方法をとっている人をみるとそれを「障害」と安易に決めつけているような気もします。
まあ、それは日本の、農業を始めたときからの
文化ではありますけどね。みんな一緒が一番いい、という感じの。
そういうことを考えつつも、
やはりコミュニケーションは、本当に大事です。
黙っていては相手に伝わらないし、
言っても、本当に意味が相手に伝わっているとは限りません。
でも、一生懸命相手に何かを伝えようとして、
相手に伝わった!
と感じたときの喜びは、
人間だけが味わえる快感だと思います。
不妊治療をしていると、様々な人間関係に悩まされる機会が増えると思います。
そんな中で、この人には自分の気持ちや考えをわかってほしい、
という人がいれば、伝える努力をすると同時に、
相手のこともわかってあげるために努力する、ことが大事です。
コミュニケーション、それは「相互作用」の過程です。
一方でなく、双方のやり取りの中でお互いがお互いを思いやれば、
良いコミュニケーションが循環されます。
コミュ障、は存在するかもしれません。
でも、一人で勝手になるものではないのです。