こんにちは。
生殖心理カウンセラーの小倉です。
さて、4月から不妊治療の保険適用となり、
保険適用の治療を行う場合はクリニックなどではカウンセリングが利用しずらくなっています。
保険適用の治療と保険適用外のカウンセリングを同時に利用できないからです。
そのため、現在クリニックで行っているカウンセリングは
こんな変化があります
①43歳未満で保険適用の治療をされている方は外部でカウンセリングができるように紹介をする
②43歳以上の方はこれまで通りカウンセリングをクリニックで利用できる
③保険を利用しない場合はこれまで通りカウンセリングをクリニックで利用できる
年齢で保険適用になるかならないか、というのは
現実をつきつけられていることになるので、
それ自体辛い思いをされている方も多いと思います。
一方で、その年齢制限により子供を望むのなら早く行動をする、
優先順位の見直しが行われるのは後の後悔を少なくする可能性もあります。
とくに、男性には生殖年齢の実感をしていただけるのではないでしょうか。
たとえば男性が女性より年齢が低い場合、子供を授かることを急がない傾向があります。
そんなときに保険適用に年齢制限は少し現実をみていただける機会になるかな、と思います。
実際、4月以降のカウンセリング内容としては
①43歳以上なので、これまでと変わらず治療継続、終結の悩みの相談
②まだ本格的な治療をしておらず、でも今後の不安、たとえば仕事との両立、いつまで治療をするのかなどの将来の不安
③不妊治療は現在お休みしているが、保険適用の年齢のうちに再開したいが、再開することの負担を思うとなかなか踏み出せない
というパターンがみられます。
いずれにしても一人で悩み、夫とも相談したが、それでもよい方向が見つからずカウンセリングを利用しています。
本来、人間は迷いや不安があっても自分の経験や知識で
自分らしい解決方法を見つけるのですが
この不妊治療は、一人だけではなく、カップルの問題である上に、
生殖や治療方法について詳しく知る機会はあまりなく(ネットの検索は逆に混乱しがちです)
一人で解決方法、方向をみつけるのは難しいのです。
そんなときに是非生殖に詳しいカウンセラーとの出会いがあればと思います。