ドクターにインタビュー

vol.05

不妊治療でなかなかよい結果が得られないとき

塩谷雅英 先生(英ウィメンズクリニック院長)

塩谷雅英

ドクターに訊く、今回のテーマは、「不妊治療でなかなかよい結果が得られないとき」です。

不妊治療では、通院をはじめてすぐに妊娠できることもあれば、治療期間が思った以上に長くなってしまうこともあります。

基本検査で原因がみつかり、それに対して適切と考えられる治療を施してもすぐには妊娠に至らなかったり、すぐには原因がみつからなかったりすることが珍しくないからです。

また、不妊治療の1回あたりの妊娠率は、よくても30%ほどで、決して、高いと言えるものではないため、どうしても繰り返す必要があるということもあります。

ただし、だからと言って、同じ治療を漫然と続けていては、貴重な時間を無駄にしてしまい、年齢によっては取り返しのつかないことになってしまわないとも限りません。

そこで、治療を繰り返しても、なかなか思うような結果が得られないとき、何を、どう考え、どうすれば、より確実に妊娠に近づけることができるのかについて、不妊治療専門クリニックとして、関西のみならず、全国でもトップクラスの実績をもつ神戸の英ウィメンズクリニックの塩谷雅英院長先生にお話しをお伺いしてまいりました。

後々、後悔のない、納得のいく治療を受けるために、是非とも知っておいて欲しいポイントを、分かりやすく解説していただきました。

vol.05 インデックス

★塩谷雅英先生 プロフィール

1985年に島根医科大学を卒業すると同時に京都大学産婦人科に入局。
京都大学では体外受精チームに所属し、不妊の臨床に取り組むかたわら研究生活を送り、1994年に医学博士(京都大学)となる。研究テーマは受精卵の着床過程の解析。
1994年より2000年2月まで神戸市立中央市民病院に勤務。 この間、兵庫県初の顕微授精児誕生に貢献。
2000年3月より、不妊症専門クリニックとして、英ウィメンズクリニックを垂水駅前に開設、2004年4月には不妊センターとして三宮クリニックを開設、2008年7月には、宝塚不妊内視鏡センターを開設。
趣味は読書、ジョギング、そしてテニス。

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