ドクターにインタビュー
vol.17
栄養と生殖機能の関連研究の第一人者に聞く
ジョージ・チャヴァロ 先生(ハーバード公衆衛生大学院准教授)
「妊娠しやすい食生活」の日本での刊行にあわせて、原著者のジョージ・E・チャバロ先生をアメリカのボストンに訪ねました。
ちょうどアメリカ生殖医学会がボストンで開催中で、インタビューだけでなく、学術集会での先生の発表もお聞きすることが出来ました。
チャバロ先生は、ハーバード大学の関連病院での臨床試験や大規模な疫学調査を実施し、食生活や生活習慣と女性や男性の妊娠する力との関係について研究しています。
vol.17 インデックス
- 【1】 栄養と生殖機能の関連研究のパイオニアとして
- 【2】 不妊症を生殖器官ではなく、もっと全人的にみる必要がある
- 【3】 1つ1つの食品や生活習慣ではなく、全体としてバランスが大切
- 【4】 最近、日本では糖質制限ダイエットがブームなのですが...
- 【5】 現在の研究テーマは「栄養と男性不妊」と「栄養と体外受精の治療成績」
★ジョージ・チャヴァロ先生 プロフィール
ジョージ・E・チャヴァロ博士
Jorge Chavarro, MD, ScD
ハーバード公衆衛生大学院栄養疫学准教授。ハーバード・メディカルスクール准教授。ボストン栄養・肥満リサーチセンター理事。栄養学の観点から病気の要因研究を行う。現在、ハーバード大学で行われているコホート研究のうち、世界的に有名なNures's Health Study(NHS)のNHSⅢの主任研究者。「妊娠しやすい食生活」の原書「The Fertility Diet」の共同執筆者。
ドクターに訊く
ドクターにインタビュー
- 第25回 精索静脈瘤と男性不妊 〜精子の質を高めてパートナーの治療成績の改善を図る
- 第24回 子宮内膜症と不妊治療
- 第23回 納得のいく選択や決断のための“情報共有”について考える
- 第22回 老化促進物質AGEをターゲットにした不妊治療
- 第21回 不育症を正しく理解する~不妊症と不育症はひと続き
- 第20回 栄養と妊娠力
- 第19回 40代の不妊治療について考える
- 第18回 不妊治療の終結について考える
- 第17回 栄養と生殖機能の関連研究の第一人者に聞く
- 第15回 オーダーメイドの不妊治療とは?~あるべき不妊治療を考える
- 第14回 30代後半、40代からの不妊治療
- 第13回 不妊治療には、なぜ、“対話と物語”が大切なのか?
- 第12回 妊娠前からの食生活が子どもの一生の体質をつくる
- 第11回 妊娠しやすい思考ってあるのでしょうか?
- 第10回 クラミジア感染症と不妊 ~検査と治療についての正しい知識
- 第09回 ストレスフリーの不妊治療を目指して
- 第08回 体が本来持っている妊娠する力を取り戻す
- 第07回 酸化ストレスと男性不妊
- 第06回 質のよい卵を育むための生活習慣
- 第05回 不妊治療でなかなかよい結果が得られないとき
- 第04回 体外受精の後悔しない病院選びについて
- 第03回 ちゃんと知っておきたい薬のこと
- 第02回 妊娠しやすい夫婦生活とは?
- 第01回 不妊予防という考え方