妊娠のためにそれまで制限していたことを解禁した時に

07.10.13

お名前  しろさん 性別  女性 年齢  29歳 結婚歴  3年1ヶ月
不妊期間 2年5ヶ月 不妊治療期間 1年2ヶ月

妊娠に至った治療内容

一つ目の病院にて卵管造影、クロミッド+hcgによるタイミング治療6回で妊娠に至らず。
医師と合わなかったこともあり、転院。
漢方・ビタミン剤・デュファストン・高プロの薬を半年間服用。
hmg+hcgにてタイミング治療、5回目で妊娠。
漢方の効果かわかりませんが、ひどかった生理痛が少しづつ改善したころの妊娠でした。

妊娠に至った経緯

不妊専門の病院に転院し信頼できる医師に会えたことが一番大きかったと思います。
妊娠した月は主人の出張がありうまくタイミングを合わせられず、「また来月頑張ろう」と思っていました。
あと、たまたま排卵時期に転職と引越しを決め、精神的に解放されたことも良かったと思います。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

よく「生活が一変すると妊娠する」と聞きますが、信じてなかったのでまさか自分がそういう経緯で妊娠するとは思いませんでした。
またこの時期はいろんなことが面倒になって、今まで制限していたことをすべてやめてしまっていました。
酒・煙草は好きなだけ、お洒落のために薄着もしたし、ピンヒールも履いたし、夜遊びもしていました。
妊娠よりも今の生活を楽しむことに集中していた時期だったので、妊娠がわかったときは「え???」という感じでした。
すべて「妊娠しやすくするため」と考えていた事と逆のことをしていましたが、結果的には精神的には一番良かったことをしてたのかもしれないなぁ、と思いました。

不妊改善中の方へひと言

私は不妊期間の間、体に良いといわれることはいろいろ試していました。
みなさんもいろんな努力をされていることと思います。
私の場合は、そのために自分の昔からの楽しみを制限することが多かったです。
たまにはそういうことから解放されて独身時代のように無茶することがあっても良いと思います。
結果妊娠に繋がる、という意味ではなくて毎日の生活を心から楽しんで欲しいと思います。

その他、ご自由に

「子供ができて初めて夫婦になる」とか「子育てが人生で一番勉強になる」と言われ、子供が出来ない自分は、なにか物凄い欠陥を抱えている気がして卑屈になった時期がありました。卑屈になってる自分や、ひがみ・妬みを持っている自分を責めてしまった時期が一番辛かったです。
子育てはもちろん勉強になることも多いと思いますが、不妊を経験するということはもっともっと学ぶことが多いように思います。
前に進んでいないように感じても、精神面では大きく成長できた不妊期間を、私は人生で最も大事な期間だったと考えています。
また子供がすぐに出来た人でも、経済的に苦しかったり、旦那さんと別居していたりしている人も大勢います。
一番大事なのは子供の有無より夫婦が健康で仲良く暮らすことだと思います。
悩むことも自分と向き合うという点では良いことだと思いますが、毎日の中にある小さな幸せに目を向けて、楽しく生活をしてほしいなと思います。
みなさんにたくさんの幸福が訪れることを祈っています。

またこちらのサイトを閲覧し、勉強になったことも多く、相談に乗って頂いたこともありました。
いろんな方の体験談を拝見して心強くなったこともたくさんありました。
本当に有難うございました。

編集室より

おめでとうございます!

“無理する”よりも、“自然体”、そして、“我慢する”よりも、“楽しむ”ことが大切なのですね。

また、生活にメリハリをつけることも大事なのかもしれませんね。

> 一番大事なのは子供の有無より夫婦が健康で仲良く暮らすことだと思います。

本当にその通りですね。
素晴らしいパートナーと出会え、人生をともに出来たこと、そのこと自体が奇跡なのですから、まずは、そのことに感謝しなければなりませんね。

貴重な体験を投稿いただきありがとうございました!