主人の気持ちを知り、高度治療に進む決心がついて
08.12.25
不妊期間 7年11ヶ月 不妊治療期間 4年6ヶ月
妊娠に至った治療内容
夫婦ともすべて一通りの検査をしましたが、不妊の原因は見つかりませんでした。
そのため、タイミング1年以上、AIH6回も続けましたが、まったく妊娠しませんでした。
始めた時はAIHまでと考えていたのですが、いざその時になったらあきらめられず、転院して、もう一度AIHもダメ。
IVF(-ET)に進むことになりましたが、卵胞4つに対し、卵子がひとつもありませんでした。
その後、非常に落ち込みしばらくお休み。
約1年後再度挑戦し、6つのタマゴを採卵でき、3つが受精卵として分割、グレードの良い2つを胚移植後、1つが着床しました。
現在、妊娠6ヶ月です。
妊娠に至った経緯
病院で検査や治療を始める前の4年間は「自然に任せよう」と思っていましたが、全く兆候もなかったので、35歳になる前に二人で検査・治療を始めことにしました。
今考えるともう少し早くした方がよかったのかもしれません。
ずっと室内犬2匹を買って、共働きで忙しくしていましたので、家の中で一人で悩むということはなかったものの、主人とは分かり合えない、と思ったこともありました。
しかし、医学的な治療は、女性に負担が大きいため、主人が「もうそこまでしなくても良い」と思っていてくれたことを知り、高度治療へ進む決心がつきました。
原因不明というのは、本当につらかったです。「これが良くなれば」というものがないので。
自分で出した結論は、私が「ピックアップ障害」だったのではないか、ということです。
これはいくら検査してもわからないそうなので。
妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
うわさでも「良い」と言われているものは何でもやりました。
・たくさん食べる( 初めの病院で医師に「痩せすぎだ、太りなさい」と言われ、努力したものの、全く太りませんでした。ちなみに私は40Kg弱)
・サプリメント
・ウォーキング(ウオの目があるため1万歩位が限度)
・お墓参り(年3回ほど)
・湘南の子産石を拾ってきて、リビングと寝室に置く(2年ほど前に拾ってきました)
・鍼灸(痩せているため、鍼も灸も痛くて熱くて、10回ほどでやめました)
・漢方薬(高額だったのに加え、胃痛と下痢に見舞われ、調合し直してもらっても治らず、さらに順調だった周期がかなり狂うようになってしまったため、半年でやめました。)
不妊改善中の方へひと言
8年間、ずっと「妊娠」のことは頭から離れませんでした。
よく「妊娠のことは忘れて楽しもうと思った矢先に…」なんて聞きますが、私は正反対でした。
毎日、体温を測り、体温表とにらめっこをし、いつがタイミングなのか考えていましたが、主人は「そんなに気にしなくても良い」という考えで、そういう点で、夫婦の温度差を感じていました。
何をしてもうまくいかず、でも常に「何かしなきゃ」という思いがありようやく実った願いでしたので、私のような人の励ましになれば幸いです。
その他、ご自由に
以前の妊カラで70~80%くらいの人は治療などで妊娠に至る、という記事を読んで、とても励みになりました。
それと、妊娠報告の中でも、私のように、30代後半で治療後、妊娠報告という、自分とダブらせられる記事を読むことが励みになっていましたので、同じように年齢を重ね、治療を続けていらっしゃる方に、勇気と元気を少しでも分けられたなら、光栄です。
みなさまの願いがかないますように、お祈りしています。
編集室より
おめでとうございます!
原因が分からないというのはある意味ではやりようがないということですが、どうすれば妊娠できるかというハウツーだけではなしに、全体からみた生命の誕生についての正しい知識、そして、同じ悩みをもつ人たちとのつながり(たとえ、一方的でも)が大切なのですね。
多くの方々の励みになった思います。
貴重な経験を投稿いただきありがとうございました。
お元気なお子さまをご出産されますようにお祈り申し上げております。