精子無力症で体質転換をはかった後の凍結融解胚移植で

10.03.05

お名前  おりんさん 性別  女性 年齢  29歳 結婚歴  4年11ヶ月
不妊期間 4年11ヶ月 不妊治療期間 2年6ヶ月

妊娠に至った治療内容

結婚後すぐに子どもが欲しかったので避妊はしませんでしたが、なかなか授かることが出来ず、私は早々に婦人科を受診しましたが、本格的な治療は2年半が経ってからでした。ようやく夫も治療に協力的になってくれて前へ進み出しました。

初めは排卵誘発剤を内服してのタイミング。
しかし、結婚2年目の転居で通院が難しくすぐに諦めました。

3年目に入る頃、片道の40分の病院を見つけ通院。
フーナーテストや子宮卵管造影をしましたが、特に大きな以上はなし。
治療は出来ないとのことで、片道2時間の病院へ転院。

人工授精からスタートしました。
6回しても成功せず、通院にも疲れ半年間お休みしました。

そして、5年目にまた転居となり、夫の勤め先でもある大学病院が近く、転院。
諸々の精密検査の結果、精子無力症であることがわかりました。

まだ若いし、人工授精でも可能性はあると言われ、4回ほどチャレンジしましたが、ことごとく失敗。

また1年で転居予定だったため、病院が近いところで体外受精にチャレンジしたかったことと、先生も賛成してくれたため2009年9月に初体外受精。
18個の卵子が採れたものの、受精したのはたったの5個。受精障害があると言われました。

グレードの1番よかった受精卵を採卵周期に胚移植しましたが、ダメでした。

軽度のOHSSにもなりました。

次の周期でたった1個凍結できた胚盤胞を戻そうと思いましたが、たった1個だっため、少し(3周期)お休みをすることにしました。

元々、規則正しい生活は送っていたのですが、漢方薬をのんで、鍼灸治療にも通いました。
ウォーキングや食事も玄米を混ぜたり、黒いものを食べるようにしたり、カフェインを摂らない様にしたり気をつけました。

そして、2010年2月凍結胚盤胞移植。

見事、妊娠の陽性判定をいただきました。
今週初めに心拍も確認でき、只今6週です。

妊娠に至った経緯

体外受精後、漢方薬や鍼灸などの東洋医学や毎日60分のウォーキングなどで体質改善を図った後の、凍結胚盤胞移植。

妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

規則正しい生活・食生活の改善・運動(ウォーキング)

漢方薬(婦宝当帰膠など)

鍼灸治療

不妊改善中の方へひと言

私の知り合いの既婚者で子どもがないないのは私くらい。
メールや年賀状などで妊娠・出産の報告を受けるたびに、「なんで私だけ?」と落ち込む日々。
リセットする度に落ち込み、翌日からは次に向けてがんばろうと意気込んでもまたリセット。

体外受精までしたのに、どうやったらできるの?何がいけないの?・・・と、子どものことばかり考えていました。

今回も、ダメだったら顕微授精をしようと考えていました。

移植後はマイホームの夢を膨らませて、住宅情報誌を買ってきたり、住宅展示場へ行ったり、子どもが出来なったら仕事をしようと昔買った本を読んでみたり・・・
子どもができない方へ考えていることが多かったかもしれません。

実は判定日の前日に体温が下がり、やっぱりダメだったと大泣きしたところでした。
今思うと、「できなかったらどうしようか」と言うことを考えていたのがよかったのかなぁと思います。

もちろん、漢方や鍼灸もよかったと思います。

私も、いつもこの妊娠報告で力をもらっていたので、少しでもみなさんのお役に立てたらいいなと思っています。

その他、ご自由に

まだ6週で、両親にも報告していませんが、多少でもお役になればとご報告した次第です。
妊娠しても、不安はつきませんが、今は赤ちゃんを信じてがんばっていこうと思っています。

編集室より

おめでとうございます!

多くの方々が力づけられたと思います。

貴重な経験を投稿いただき、本当にありがとうございました。

お元気なお子さまをご出産されますように、お祈りしています。