重度のPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)で6回目の胚移植で
10.12.14
不妊期間 3年10ヶ月 不妊治療期間 3年10ヶ月
妊娠に至った治療内容
未熟卵体外受精1回目(受精卵2個、新鮮胚8分割移植1回、凍結胚盤胞をHR周期で移植1回)
顕微授精2回目(受精卵2個、凍結胚盤胞をHR周期で移植2回)
顕微授精3回目(30個ほど卵胞ができ採卵するも全て空胞)
顕微授精4回目(受精卵5個、凍結胚盤胞をHR周期で移植2回)
今回6回目のETで胚盤胞2個をHR周期で戻し、陽性判定をいただくことが出来ました。
戻す前周期の高温期に子宮鏡検査と子宮内膜組織検査を一緒にしてもらいました。
妊娠に至った経緯
生理が来た時からすでに超がつく位の不順で、学生の頃は半年来ないことや逆に3週間くらい微量の出血が続いたりすることがありました。
それでも病院に行かず、 そのうち来るだろうとか、出血収まるまで待とうとか自分の体の異常を楽観視しすぎていました。
結婚することが決まって、妊娠しずらい体であることは重々分かっていたので、早めに近所の婦人科に通い始めました。そこで重度のPCOSであることが判明しました。数ヶ月はクロミッドでタイミングを見てもらっていましたが、それも段々にクロミッドでも排卵しなくなってきました。
それから不妊専門クリニックへ転院し、先生からの勧めもありすぐ体外受精に踏み切りました。
未熟卵のうちに採卵し外で培養して成熟卵にし、顕微授精で受精させるという未熟卵体外受精(IVM)にチャレンジしたものの、撃沈。
その後クロミッドでタイミングを図る周期をはさみながら、成熟卵になってから採卵する通常の体外受精に切り替えてチャレンジしてきました。
体外受精まですれば、年齢も年齢だし、直ぐできると思い込んでいました。
しかし胚盤胞も子宮内膜も良好なのに、何度試みても成果が出ず・・・・。
着床不全の検査なども一通りしましたが、全て問題なし。
6回目の移植が駄目だったら、思い切って夫婦の染色体異常の検査を受けようかと考えていました。
今回、その6回目の移植で初めて2個戻しました。
融解した後そのうちの1個がどんどん成長し、戻す直前には一部が孵化してひょうたんのような形になっていました。
培養士さんからも生命力の強い卵ですよと勇気づけられたのが印象的でした。
それと、今回戻す周期の前周期に子宮鏡検査をしてもらいました。
その際子宮内膜組織検査という、内膜の1部をけずる着床時期に適切な内膜状態であるかの検査も一緒にしてもらいました。
ETの前周期に内膜を少し傷つけると、その後着床に良い働きをすることがあるというお話を伺い、即決でしてください!と頼みました。
それが良かったのか、6回目にして初めて陽性判定をいただくことが出来ました。
妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
・着床に良いというイソラコンを3ヶ月前から服用
・ビタミンC、E、葉酸を3ヶ月前から服用
・病院から処方されたサイレイトウを3ヶ月前から服用
・2ヶ月前くらいから整体に通い骨盤のゆがみを定期的に治してもらってました。
・子供が出来ないことばかりを考えて自分を責めたりネガティブになりがちな考え方をやめて、
遊ぶことや今の楽しいことに意識を持っていくように気をつけました。
(6回目のET前に手相を見てもらったら今1つのことに執着しすぎているとをずばり当てられ、事情を話すと考え方を変えなさいとアドバイスを受けたことがきっかけでした。また有名な神社でおみくじを引いたら同じように考え方を改めなさいというようなことが書いてあり、まさに今の私にぴったりの内容でとても驚きました。)
不妊改善中の方へひと言
辛いことも沢山ありましたが、
ただただ我が子に会いたくてこの4年間頑張ってきました。
出来ることは出来るうちに、後で後悔だけはしたくないと、どんなにお金がかかっても痛い思いをしても、前を向いて突っ走ってきました。
結果が出ずくじけそうになったことも、逃げ出したくなったことも沢山ありましたが、それでもやっぱり子供が欲しい、その一心でした。
自分を信じあきらめないことが妊娠へとつながるのではないかと私は思います。
編集室より
おめでとうございます!
4年間、頑張ってこられたことが報われて本当によかったですね。
重度のPCOSに前向きに取り組まれたご様子にとても勇気づけられました。
大変貴重な経験を投稿いただきまして本当にありがとうございました。
お元気なお子さまをご出産されますように。