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VOL.038 不妊仲間って必要ですか?

2004年04月17日

                               
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□■□■□     ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇        《毎週土曜日配信》
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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?

私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、

人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。

よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

VOL.37号の不妊治療期間中のグループの心理療法効果の記事について
さまざまなご意見や体験談を頂戴しました。
なんと、驚きました!
見事に意見がまっ二つなんです。
同じ悩みを持つ人たちとの交流がとても良い、または良かったという意見、
それに対して、不妊仲間は持つべきでない、という意見。
良い、良かったというのはよしとして、
不妊仲間は持つべきでない、という意見の中の代表的なメールを
ご紹介しています。
「不妊仲間って必要ですか?」というタイトルです。

では、今週の主な内容は以下の通りです。

--VOL.038-INDEX-----------------------------------------------------

・最新ニュース

[1]不妊治療の心理的側面についての研究がスタート
[2]体外受精による妊娠率アップ、多胎妊娠の減少
[3]不妊治療を実施するクリニックへの立ち入り調査を実施

・不妊仲間って必要ですか?
 〜読者の方からのメール
 
・ストレスとどう付き合う?気功的生活のすすめ
 第2回 気功的癒しその1 〜 気って何?

・編集後記

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  最 新 ニ ュ ー ス

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今週は、たまたまではありますが、
不妊治療に関してのニュースばかりになりました。

私たちは、このメールマガジンを、
なかなか子供が授からないという悩みをお持ちのカップルが、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することを応援する、
という目的で発行しています。

ですから、不妊治療に関しては否定的な考えを持っているように
思われるのですが、決してそんなことはありません。

私たちは、不妊改善の方法、手段として、
最初から不妊治療しかないかのような現在の情報提供のされ方がいびつで、
それが多くの人たちに間違った認識を与えていること、

そして、自然に授かるしても、治療を受けるにしても、
生活や食事、精神面を見直すことによって、
それぞれに本来備わっている生殖能力を取り戻す、
または、高めることが最も大切であること、

このように、私たちが問題にしているのは不妊治療そのもの、ではなく、
それを取り巻く環境のことや治療の受け方について、なのです。

ですから、必要なケースでは、積極的に不妊治療を受けるべき、
であると考えます。

ただし、生殖活動そのものが、
女性にも男性にとっても心身ともに、とてもデリケートな問題であること、
不妊そのものが複合的要因によるものがほとんどであることから、
必要な治療を必要なタイミングで、受けるためには、
自分にあったクリニック、先生と出合うこと、
そして、あまた任せではなく、主体的に治療を受けることが
大変重要になってきます。

そういう意味では、生殖医療技術そのものの進歩もさることながら、
今回のニュースにあるような、
生殖医療についてのガイドラインや
施設に関する患者側にたった正しい情報が、
ますます求められることは間違いありません。

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 不妊治療に関しての心理的な側面についての研究がスタート
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http://www.newswise.com/articles/view/503884/

不妊治療を受けるカップルの心理面、社会学的な面の研究

アメリカのネブラスカ大学は、不妊治療と不妊治療がもたらす社会学的な面
を調査するための研究予算をアメリカ国立衛生研究所から承認され、これま
で実施されていない不妊治療の心理面、社会学的な面の調査をスタートする
ことが決定したようです。これまでの不妊治療に関するさまざまな研究では、
治療の技術的側面を調査、研究されたものがほとんどで、心理面、社会学的
な面での調査はなかったのが、この研究の動機のようです。

不妊治療を受けない人の理由、不妊治療で生活に及ぼす社会的心理的影響

研究の目的は、不妊に悩むカップルの内、半数は不妊治療を受けないのです
が、その理由を探ること。そして、不妊治療によって生活に及ぼす社会的、
心理的な影響を調べること。例えば、金銭的な負担や治療における友人や家
族の役割、結婚生活の質的な変化などを調べるといいます。さらに、不妊治
療によって、男性がどのように感じているか、カップルの関係が治療によっ
てそのような影響を受けるかも調査が行われる予定であるそうです。

不妊に悩むカップルの問題解決の助けに

これらの研究によって、不妊に悩むカップルへどのような助けが有効なのか
が確認出来ると大学では考えているようです。不妊に限らず、早い段階で、
専門医にかかることが必要であるにもかかわらず、そうしないのは、経済的
な理由なのか、医師への不安や不信なのか、不妊治療への倫理的な抵抗感な
のだろうが、その理由が分かれば、解決する手がかりを見つけられるのでは、
としています。

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 体外受精の妊娠率のアップ、多胎妊娠の減少
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http://content.nejm.org/cgi/content/short/350/16/1639

体外受精の成功率の上昇、三つ子以上の多胎妊娠の減少

アメリカでは、年々、体外受精等の高度な不妊治療を受け、その恩恵によっ
て子供を授かることが出来た女性が増え続けています。さらに、今回の調査
により、三つ子以上の多胎妊娠が減少傾向にあることも判明しました。ざっ
くりと言えば、体外受精による妊娠の3回に1回は、多胎妊娠なのですが、
三つ子以上に限って言えば、1997年には11%であったのが、2001年には、
7%に減少しています。

多胎妊娠は、母親にとっても新生児にとってもリスクの高い妊娠であり、生
殖補助医療ではこれまでの20年間では、通常の妊娠に比べて100倍の確
率で多胎妊娠が発生していました。

今回の調査で明らかになったのは、体外受精による妊娠率の上昇、三つ子以
上の多胎妊娠の減少ですが、双子については、1997年と2001年を比べてもそ
の割合は30%弱とほとんど変わりなかったとのことです。

妊娠率は、1995年の24%から、2001年には33%にアップ

この調査は、ボストンの病院の研究チームが、1995年から2001年の間にアメ
リカの不妊治療施設で行われ、CDC(アメリカ疾病対策予防センター)に
報告された生殖補助医療技術に関するデータを解析したことによるもの。さ
らにアメリカ国立保健統計センターの双子分娩ならびに三つ子以上の多胎分
娩の発生率に関するデータについての解析も行ったようです。この調査結果
は、4月15日発行のアメリカの医学雑誌「The New England Journal of
Medicine 」に発表されました。

それによると、体外受精の妊娠率は、1995年には24%であったのが、2001年
には、33%にアップ、出産率は、1995年には19%であったのが、2001年には、
27%にぞれぞれ上昇しています。

この妊娠率の上昇は、移植された胚の数が、1995年には平均4個、2001年に
は平均3個と減少しているにもかかわらず、培養技術の向上によってなされ
たものであるとしています。

さらに、研究チームの研究者は、移植した胚の数の減少が妊娠率に影響を与
えずに、三つ子以上の多胎妊娠を減らすことが出来た要因であるとしていま
す。多胎妊娠を減らすために、ヨーロッパでは、移植する胚の数を法律によ
り、制限を設けているところもあります。アメリカでは、そのような規制は
ありませんが、35歳以下の女性の場合には、移植する胚の数は2個以下に
とどめるような任意のガイドラインを設けています。

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 不妊治療を実施するクリニックへの立ち入り調査を実施
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040412-00000019-jij-soci

日本産婦人科学会は、人工受精や体外受精などの不妊治療の実態を把握・監
視するために、各施設に立ち入り調査を行う「生殖医療評価機構(仮称)」
を設置することを明らかにしました。

これは、国は今年の4月から生殖補助医療への助成金制度を設けたことを受
けて、助成金支給の対象施設にするかどうかの審査・許可権限を持たせ、実
効性のある組織を目指すとしています。

生殖医療は学会が認定した施設で行われているものの、これまでは、その内
容について客観的に評価する制度はありませんでした。このため、外部の目
からもチェックするために同機構には、患者側代表や弁護士など、専門家以
外もメンバーに入れる方向で検討中とのことです。

★患者が自分に相応しい施設を選ぶ際に参考に出来る情報が必要

ネブラスカ大学の不妊治療に関する調査は、これまでにない視点で計画され
ています。不妊治療に関して抱く不安は、治療内容以外の情報があまりにも
少ないことからくるものが多いことから考えるととても有意義な調査である
ように思います。

また、不妊治療のリスクの一つとしての多胎妊娠に関しても、アメリカのよ
うな調査結果の公表は、やはり患者にとっては大きな目安になります。日本
でも助成金制度のスタートに伴い、生殖医療評価機構が設置され、各施設へ
の立ち入り調査が行われるということは、不妊治療を取り巻く環境が多少な
りとも良くなるきっかけになるのではないでしょうか。

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          不妊仲間って必要ですか?
          〜 読者の方からのメール

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VOL.37で紹介した、日本産婦人科学会で発表された東海大学の研究結果から
「不妊治療期間中には、同じ悩みを持った女性同士が集まり、心の支えとす
ることで、不妊治療の成功率が高まることから、不妊症の原因には心理的な
要素が占める割合が大きいのではないか」という記事に対して、読者の皆さ
んから多くのメールを頂きました。前号をご覧になっていない方のために、
東海大学の研究結果を再度、ご紹介しましょう。

-----グループの心理療法が効果的-------------------------------------

不妊治療期間中に同じ悩みを持った女性同士が集まり、
悩みを語り合うことによって治療の成功率が高まることが判明しました。

東海大学病院で、6ヶ月以上不妊治療を受けている女性74人を対象にした
研究結果で、平均年齢は、34歳、
不妊治療をはじめてからの期間は平均で約6年とのことですから、
重度の不妊症のグループであると言えます。

半分の37人を約10人のグループに分け、
週1回90分の会合を5週間開き、
悩みを語り合ったり、受精卵が着床するイメージを思い浮かべたりしました。
もう一方の37人はこうした心理療法は施しませんでした。
全員、通常の不妊治療を受けながら実施されました。

その結果、心理療法を受けた37人の内、14人が妊娠したのに対して、
受けなかった37人のほうは、5人の妊娠に止まっています。

なんと、週1回集まったグループのほうが、
なにもしなかったグループに比べて3倍近く妊娠出来ているのです。
両グループの条件はほぼ同じに設定された研究ですから、
明らかに心理的な要素が治療の成功率を左右したと言えます。

研究を実施して日本産婦人科学会で発表した東海大学の松林秀彦講師は、
「同じ悩みを持った女性同士が集まり、心の支えになった。
不妊症の原因には心理的な要素が占める割合が大きい」と話されています。

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子供を授からないという悩みは経験した人でないと分かりません。
たとえ仲の良い友人と言えども、悩みを共有することは出来ないものです。
ですから、往々にして、気軽に相談したり出来る相手がいないことから、
余計に一人で、もしくは夫婦だけで悶々として、
不妊治療から受けるストレスをなかなか発散する機会が見つからず、
悪循環に陥ることが多いようです。

そんなことから、不妊治療期間中に同じ悩みを持った女性同士が集まり、
悩みを語り合うことによって治療の成功率が高まるという研究結果は、
大変に頷けるものでした。

ところが、悩みを語り合える"不妊仲間"の存在が
逆にストレスになったという体験から、
付き合い方をよく考えるべきであるというご意見を
予想以上に多く頂きました。
そんなご意見のメールの中から以下のメールをご紹介します。

読者からのメール〈ここから引用〉------------------------------------

(途中から引用)

私には、同じ病院で知り合った、同じ年齢で同じ通院暦の
不妊友達がいました。
毎日のように携帯やパソコンでメール交換をし、
たまには長電話もし、お互いの家を行き来するようになりました。
夫婦揃ってダブルデートをしたりもしました。
それなりに楽しかったのですが・・・

仲良くなってすぐの時は、不妊の辛い気持ちが分かり合える
友達が出来てなんだか嬉しかったのですが、実は、
友達の存在がいつの間にかストレスになってしまいました。

友達とのメール内容は不妊の事ばかり、会ってお茶する時も
不妊の話ばかり。友達と出会ってさらに不妊漬けになって
しまいました。

毎日のようにメール交換をしているので、お互いの生理周期や
治療な内容は手にとるように分かります。
友達が高温期が続いていて、もうすぐ生理がくるかこないかで
結論が出るという時期がもう最悪。すごくストレスを感じました。
もしかして、友達は妊娠してしまうのかも?
と寂しく思ってしまうのです。
それと同時に友達の妊娠を願う気持ちもありました。というより、
そう願わなくてはいけないという観念にとらわれていたような
気もします。

また逆に、自分が高温期が続き、もしかして妊娠出来たかも?と思うと、
もし妊娠出来たら、友達にどうやって話をしたらいいのか?と
悩んでしまうのです。

仲良くなって数カ月後、友達が妊娠しました。
自宅で妊娠検査薬で陽性が出た直後にメールをくれました。
嬉しいけど悲しい。複雑な思いでした。
友達も私に報告する事には悩んだと思いますが、
『○○ちゃん(私の名前)、泣いちゃったでしょ?』
と少し無神経な内容のメールでした。
・・・その日は大泣きしてしまいました。

それからというもの、友達は不妊モードから妊婦モードに。
妊婦検診に行く時も、『これから病院行って来るね!』等と
わざわざメールくれるようになり、本当に辛かったです。
いつまでたっても、そんな内容のメールが送られてくるので
私の正直な気持ちを伝えて、メールを控えてもらいました。
幸せなメールが送られ続けてくるのも辛かったけど、
『辛いからそんなメールしないで』と友達に伝える事も
言葉を選び何度も文面をチェックし、メールを送るまで
すごく悩み、辛かったです。
今思えば、この友達と出会ってからの日々が私にとっては、
過去最大のストレスを感じた時期でした。

私はこの経験上、この先、不妊友達を作るつもりはありません。
友達からストレスを受ける事も、ストレスを与えてしまう事も、
イヤなのです。
ただ、これから不妊仲間を作ろうする方へのアドバイスをするなら、
必ず誰かが先に妊娠するという事を念頭にお付き合いするべきだと
思うのです。お互い傷付け合わないように、
妊娠した時の報告方法はどうするか、とか、その後のおつきあいは
どうするか等(写真入りの年賀状は送らないとか)、
簡単な約束ごとをしておくといいのかな?なんて思います。

--(以下略)--------------------------------------------------------

メールありがとうございました。

これは辛いですね。
同じ悩みを持つもの同士、
お互いに悩みが分かり合えるだけに、
同じ病院に通ううちにこのメールの方のように親しくなることは
よくよくあることでしょう。
そして、遅かれ早かれ、誰かが先に妊娠することになり、
先を越されたものは、頭で仕方のないことと理解しても、
人情としては複雑なものがありますね。

そういう意味では、今回ご紹介したメールの方からのアドバイスは、
参考になるのではないでしょうか。
「いっそ、不妊仲間を作らない、もしくは、
予め、誰かが妊娠した時のことを想定したルールを決めて付き合う」
というものです。

また、他のメールでは、不妊仲間が先に妊娠し、
辛い経験をしながらも、
「どんな状況にいても他人を気遣える人間になりたいということを
気付かせてくれた」と前向きな姿勢を書いて頂いた方も
いらっしゃいました。

最後に、念のためお断りしておきたいのですが、
東海大学の研究結果は、不妊期間中にグループによる心理療法によって、
「不安」や「抑うつ」が低下したというものでした。
そして、その結果として、不妊治療の成績が上がったというものです。
心理療法とは精神科医がグループをコントロールし、
イメージ療法なども行うというものですから、
単に悩みを同じくする女性が集まって、
語り合うというものではありません。

「不妊治療中の心理療法が功を奏した」ということです。
そして、その結果導けることとして、
不妊治療から受ける不安やストレスを軽減することが、
不妊治療の成功の確率を高める、というものです。

ところが、前号の編集後記で、
不妊治療中の心の拠り所やストレスの対処として、
「要は、不妊仲間と愚痴ったりしていれば良いのです。」
というアドバイスをさせて頂いたことから、
ご紹介したメールのように、
不妊仲間と付き合うことの是非というご意見を
多く頂いたものと思います。

研究結果を取り入れるということで言えば、
不妊クリニックで開催されているヨガや気功教室に
参加したりするのが、有効ではないでしょうか。

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  連載コラム「気功的生活のすすめ」             第2回
      
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気功的生活のすすめの第2回目です。
ひとりでも可能な"癒し"です。
ひとりでも多くの方々に知って、
実践して、
感じていただきたいと願っています。

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 気功的、癒し[1] 気って何?            いで ともみ
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 気功と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか? よく言われるの
が、仙人のような中国人が「はぁ〜っつ!」という気合いとともに、人を飛
ばしちゃったりするやつ。テレビとかでよく、ありますよね。確かに合気道
でも、熟練した方が気合いで人をくるくる転がしてしまうことが出来ます。
気とはそれだけのパワーがあるということです。また最近では、ダイエット
に効くとか色々なことで紹介される機会も増えてきました。

 私としては、「これに効くっ!」的なことで取り上げられるよりは、心と
体のバランスを整え自然治癒力が高まるものであり、強いては調子の悪かっ
た所の改善にも繋がると考えています。生活レベルで全てがバランスよく整
えば自ずと不調だった体調もよくなるもので、気功はその一つの方法だと思
います。気功を通して暮らしを見つめ直すようになり、自然と健康に近づい
ていく過程は自分が体験済み。

 私が気功に出会ったのも、自分自身が身も心もクタクタになってた時でし
た。我ながら本当に鈍くて、ただ突っ走ってたむちゃな生活に、自分を知る
時間を与えてくれたものでした。そこから、一気に今まで自分が得た知識と
体験の全てが繋がっていけたように感じます。形だけの気功をやれば全てが
良くなる訳ではないと思います。大切な自分作りの素材のひとつと考えてく
ださい。でも、その素材の良し悪しはとても重要ですし、気功を通して暮ら
しと自分を見直し感じていくものだと思っています。

 さてここで、気って何かと言われると...「?」と、なりますよね。

 まず、中医学で気とは、人体を構成し生命活動を維持する物質とされ、絶
えず全身の臓器や組織器官を通る経絡を巡っていると考えられています。こ
の気は生体内を巡る内気と、生体外の全てのエネルギーで宇宙や自然の中に
ある外気の二つに分けることができます。人はこの外気から気というエネル
ギーを取り入れ、内気を培養し鍛えていく訳です。

 そして、人間が持ち合わせている気にも先天の気と後天の気とがあり、先
天の気は両親から受け継いだ生まれ持った人体の根元の気で、後天の気は環
境や食べ物と呼吸から得るものになります。ですから、これから親になる方
は後天の気をより良い物にする為に今から生活を改善していき、子供の先天
の気を大切にしたいものです。

 まぁ〜簡単に言えば、目には見えないエネルギーがこの世には沢山存在し、
それらを取り入れることで人間も生かされている訳です。気功を行う中で、
天・地・人(自然)の気を意識したりイメージして、それを自分の中に取り
入れて汚れた気とともに地へ返していくという事をします。このことにより、
人は宇宙や自然、地球と繋がって気を循環させていくのです。自分の周りに
ある何気ないものたちにも気は存在し、出来るだけ質の良いものを取り入れ
てぜひ、「元気」になりたいものです。

 そしてそれは体だけに留まらす心にも影響を与えます。気持ちの良い気を
取り入れれば、自然と心も安らぎリラックスしていきますよね。正に「気が
休まる」のではないでしょうか。静かにいつもは見過ごしていた気を感じて
心を研ぎ澄ます時間は、精神を非常にクリアにし成長させるものです。

 私たちが日常何気なく使っている言葉の中に、「気」と付くものは沢山あ
ります。「短気」「陽気」「気に病む」「気心が知れる」「気を使う」など、
日本語には沢山の「気」に関係する言葉があります。気って、以外に身近な
ものだということがお解りになったでしょうか。

 でも気は、エネルギー的なものとしてだけ伝わる訳ではありません。気は
思いであり、誰にでもあってそれぞれ違う色を持ち合わせる存在だと私は教
えられました。

 目に見えず手で触れられないからといって、そこに何もないと思っていま
せんか?もっと、心の目を開いて思い出してみて下さい。大切なことが見過
ごされてしまわないように。でなければ、心だって見えないものとして大事
に出来ず、おざなりになってしまうのではないでしょうか。

 今日から色んなものから気を取り込んでいると思って生活してみて下さい。
きっと、今まで気が付かなかったものに意識が向けられ、視野が広がるでしょ
う。まずは春の生命力溢れた草花や、大きな木に触れてみてください。そし
て生き生きとした色を視覚で楽しみ、瑞々しい香りを嗅いでその力を分けて
貰いましょう。

 昨日より今日、今日より明日とあなたが生き生きとした生活できますよう
に祈りながら。

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いで ともみ(看護師・カウンセラー・気功師)
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不妊症は現代病であると考え、西洋医学、東洋医学、心理学に通じた立場と
これまでの豊富な臨床経験を生かし、妊娠しやすいカラダづくりプロジェク
トのメンタルサポートを担当しています。
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----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

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        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
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妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
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現在の状況を出来るだけ詳しくお書き下さい。適切なサプリメントの摂取プ
ランをご提案させて頂きます。それぞれのご予算に応じたプランニングです。
ご利用を通してフォローさせて頂きます。

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■編集後記 
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今回ご紹介したメールの他にもたくさんのメールを頂きました。
本当にありがとうございます。
それはもう、現在進行形の"生"のお声ですから、
なんとか、今後、機会を見つけてはご紹介したいと考えています。

いで先生の気功生活の第2回目はいかがでしたでしょうか?
本当に私たちが普段なにげなく使っている言葉には、
気と付くものがたくさんあり、
改めて驚いてしまいます。

ところで、このメールマガジン「妊娠しやすいカラダづくり」を読むと、
妊娠しやすくなるんです。
えっ?それは気のせいですって?
それなんです。
おそらく"気"のせいでしょう。

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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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妊娠しやすいカラダづくり No.038
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【発行】 株式会社ライフケアマネージメント内
       妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト
【編集】 細川忠宏
【監修】   荻田浩司(内科医・医学博士)
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