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VOL.039 環境をみつめ直すことから始めましょう

2004年04月24日

                               
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□■□■□                     2004年4月24日発行  
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□■□■□     ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇        《毎週土曜日配信》
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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。

まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?

私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、

人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。

よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。

◆メールアドレス:info@nature-g.com

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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

"不妊仲間"に関して、その後もいろいろメールを頂戴しています。
不妊仲間の存在が心の支えや励みになった、という方、
逆に不妊仲間の存在のせいで生活がより不妊漬けになって、
よりストレスが増大したという方、
まさに、不妊仲間って"諸刃の剣"であるとい言えますね。

だいたいが不妊仲間という関係自体が特殊であるわけで、
決して喜ばしい状態ではないことを共通項とする関係なわけですから、
はなから長く続く関係にはなりづらいと言えます。
お互いに悩みや苦しみが分かち合えるというだけの関係であれば尚更です。

お互いが気遣い合い、
お互いがプラスになれるような関係を育むことが出来れば、
それはそれで言う事はありません。
まあ、これは不妊治療がきっかけで始まった関係に限らないことです。

皆さんの貴重な体験談をお聞かせ頂きありがとうございました。

では、今週の主な内容は以下の通りです。

--VOL.039-INDEX-----------------------------------------------------

・最新ニュース

[1]心配し過ぎるのは不妊治療の結果を悪くする
[2]不妊治療で産まれた子供のガン発生率は一般と変化なし
[3]バイアグラが精子の生殖力に与える影響
[4]サプリメントは不妊改善に有効
 ・編集室より

・サプリメントの正しい活用の仕方[1]
 〜治療ではない、カラダに備わった生殖能力を取り戻す
 
・ストレスとどう付き合う?気功的生活のすすめ
 第3回 気功的癒しその2 〜 気功で気を感じる

・編集後記

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  最 新 ニ ュ ー ス

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今週も、精神状態が不妊治療に与える影響についての研究結果が、
アメリカの大学から発表されています。
鍼灸などの代替医療と不妊治療との併用効果や
不妊治療中のグループの心理療法の効果など、
これまでご紹介してきたニュースと合わせて、
不妊改善にとても大きなヒントを与えてくれるものだと思います。

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 心配し過ぎることは、不妊治療の結果を悪くする
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http://edition.cnn.com/2004/HEALTH/04/22/worry.fertility.reut/

アメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、高度な生殖
補助医療(ART)を受ける女性にとって、治療について、もしくは治療に
かかる金額について、必要以上に心配することは治療の成功率を悪くすると
し、医学雑誌「Fertility and Sterility」の4月号に掲載されています。

この研究は、体外受精(IVF)や配偶子卵管内移植(GIFT)を受けた
151名の女性を対象に調査したもので、年齢や喫煙傾向、不妊の原因、こ
れまでの妊娠、出産経験の有無などの影響を受ける要因に関しての条件を全
て考慮に入れています。

治療を受ける女性は、治療の副作用について、治療の手順のこと、麻酔につ
いて、痛みについて、かかる費用について、そして治療中の仕事への影響に
ついて、実際に妊娠出来るのかどうかについて出来るだけ知っておきたいと
いう気持ちになるものです。

ところが、治療に関して心配し過ぎる女性は、そうでない女性に比べると、
採卵出来た卵子の数が19%、受精出来た卵子の数では20%少ないことが
判明、さらに治療を受けることで仕事に穴をあけることへの不安が大きい女
性は、そうでない女性に比べると受精出来た卵子の数が30%も少なかった
と言います。

そして、治療にかかる費用負担を気にしていた女性に流産するケースが多い
ということも結果として分かりました。

これまで女性のメンタルな状態と治療結果との生理学的関係はほとんど明ら
かになっていなかったのですが、治療について心配し過ぎることのストレス
は、治療にはマイナスに働くことが分かったと、「Fertility and Sterility」
を発行するアメリカ生殖医療学会の会長は述べています。

治療を受けることで仕事に支障をきたすのではという心配や高度な生殖補助
医療の細かな内容についての過度の関心は、知らず知らずにストレスを引き
起こします。高度な生殖医療を受けるまで治療をステップアップしてきたと
いうことは、それまでの治療や検査から既に、さまざまな心の傷をおってき
ているものです。

不妊治療クリニックは心のケアにもっと目を向けるべきであると言えます。

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不妊治療で産まれた子供のガン発症率は普通に産まれた子供と変わらない
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http://www.reuters.co.uk/newsArticle.jhtml?type=healthNews&storyID=4925491§ion=news

アメリカの研究で、母親が排卵誘発剤を使用することで産まれた子供の小児
ガンの発症リスクは増大しないことが判明しました。

これまで、体外受精や排卵誘発剤を使用した不妊治療を受けて産まれた子供
は、悪性腫瘍の発症率が高まるのではないかと言う一部の見解がありました
が、そのような背景での小児ガンの発症リスクに関してのきちんとした調査
は行われていませんでした。

アメリカ国立がん学会の研究チームは、不妊症と診断され、排卵誘発剤を使
用して妊娠し、出産した30,364名のデンマーク人の女性を対象にし調査しま
した。それによりますと、自然妊娠で産まれた子供と比べて、神経系の腫瘍
の発症率は低いものの、白血病やリンパ腫の発症率は多少高いものの有意差
は見られませんでした。

この調査結果は、不妊治療を受けるカップルを大変安心させる内容で、不妊
治療を受け、排卵誘発剤を使用したからと言って、産まれた子供の小児ガン
の発症リスクはなんら変わりませんでした。

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 バイアグラは、精子を活発にする
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http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&ncid=1413&e=3&u=/nm/20040421/hl_nm/sperm_viagra_dc

なんと、vol.36で、バイアグラを使うことで男性不妊になる可能性について
のイギリスの生殖学会で発表されたとのニュースをお知らせしましたが、ア
メリカの医学雑誌で、全く逆の研究結果報告が掲載されています。

これは、南アフリカの研究者チームが、「Fertility and Sterility」の
4月号に発表したもので、バイアグラの成分が精液に入ることで、精子の運
動能力が増加したことが判明したとの内容です。

研究は、20名の健康な男性を2のグループに分けて、一方のグループには、
バイアグラを、もう一方のグループには偽薬を与えました。そして、服用の
1時間後に全員に精液を調べました。それによりますと、バイアグラを飲ん
だグループの男性の精子の直進運動性が増し、卵子への受精能力が50%も
増加しました。

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 サプリメントによる不妊改善効果
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http://www.foodproductiondaily.com/news/news-NG.asp?id=51498

アメリカのスタンフォード大学医学部での調査によって、生殖能力を向上さ
せるとされるサプリメントの有効性が確認されました。

これは、不妊症に悩む30名の女性を対象に行われた調査で、15名ずつの
グループに分け、一方には、チェストツリーの配合されたサプリメントを、
1日に3回処方し、もう一方のグループには偽薬を処方しました。

その結果、飲み始めて5ヶ月で、チェストツリーのサプリメントを飲んだグ
ループでは、15名の内、5名が妊娠したのに対して、偽薬を飲んだグルー
プ15名では誰も妊娠出来ませんでした。研究者は、もしも、もっと大規模
な調査を行う必要があるとしながらも、治療をステップアップする前にサプ
リメントの摂取を試してみる価値があるだろうとの見解を述べています。

尚、この調査結果は、「the Journal of Reproductive Medicine」に発表さ
れました。

---------[編集室より]---------------------------------------------

◎不妊治療はついつい心配し過ぎてしまうもの

心配し過ぎることは不妊治療の結果に良い影響を及ぼさない
ということが調査研究で明らかになったとのこと。
誰しも自分が受けている治療に関しては理解しておきたいものですし、
先生任せの治療ではなく、主体的に理解し判断することは必要なことです。

ところが、ともすれば、結果を求めるあまり、
治療そのものに心がフォーカスし過ぎてしまうきらいがあります。
そうなると、検査の結果や基礎体温の少しの数字の変化に
敏感に気持ちが反応するようになります。
私たちの生殖システムは精巧に出来ているようでいて、
必ずしも理屈通りにいくとは限らないものです。

あれこれ心配しても良い結果に繋がらないようです。
治療の各ステップの状態に、
一喜一憂することを戒めてくれる調査研究結果であると言えます。


◎生殖医療に過度の期待を抱いてはいないでしょうか

どうやら、メンタルな状態が私たちのカラダの様々な機能に与える影響は、
私たちが想像している以上に大きいようです。
このようなニュースに接して強く思うのは、
もしかしたら、
私たちは生殖医療に期待し過ぎているのではないか、
ということです。

最先端の生殖医療技術は、
これまで子供を諦めざるを得ないカップルでも子供を持つことを
可能にしてくれたことは間違いありません。
ところが、そんな最先端の医療技術という選択肢が増えたことが、
皮肉にも、より妊娠しづらい状況を作り出しているのではないかと
思えて仕方がありません。

経済的、肉体的、精神的な負担を強いて不妊治療を受けた周期は、
俄然、妊娠への期待が高まるのは、当然の人情です。
にもかかわらず、高度な生殖医療を受けたからと言って、
肝心の妊娠率が上がる訳ではないのです。
ここをよくよく認識、理解する必要があります。

高度な生殖医療への期待は裏返せば、
そのような最先端の生殖医療技術をもってしても、
子供が出来なかったとき、
それは、やっぱり自分が悪いんだ、
という発想になってしまいはしないでしょうか。

でも、例え高度な生殖医療と言えども、
それによって妊娠率が上げる訳では決してありません。
あくまでも生殖補助にしかすぎないのです。

そのように考えてみたらどうでしょう。
不妊治療が妊娠させてくれるのではなく、
自分に備わった生殖力が命を育むのだという
"本当のこと"に
気付くことが出来るのではないでしょうか?

◎サプリメントの有効性について

不妊治療を受けてらっしゃる方で、
主治医の先生にサプリメントの利用についてご相談されたことがある方も
いらっしゃるのではないかと思います。
それで、ほとんどの医師は、
無関心を装おうか、否定的な見解を述べられたでしょう。

不妊治療に携わる医師が受けてきた医学教育は、
この症状にはこの薬、といった対症療法か、
外科的治療ということが主な内容ですから、
個人的な問題意識をもって、
勉強されている医師でなければ、
無関心か否定的にならざるを得ないものです。

要するに、少数の例外を除き、
サプリメントによってカラダを整えるという発想がありませんし、
その知識も持ち合わせていない医師がほとんどです。

このような現状を考えると、
アメリカは不妊治療に関しても、
アメリカの伝統であるプラグマティズム(実用主義)が息づいていますし、
幾分、医師の度量が大きいようです。
なんと医学でも名門の、スタンフォード大学の医学部で
不妊患者を対象にしたサプリメントの有効性を研究しているというのです。

今回は、対象者も少数で、女性のみでしたが、
今後、もっと大規模な調査研究を実施したり、
男性を対象にした不妊改善のサプリメントの有効性も
検証する予定だそうです。

今回の調査で使用したのは、「チェストツリー」というハーブです。
ヨーロッパでは、伝統的に女性特有の悩みに使用されてきた実績があり、
生殖ホルモンの分泌バランスを整え、
特にプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌を促進します。
実際に、今回のスタンフォード大学医学部での実験でも、
24〜46歳までの対象者でチェストツリーを処方されたグループでは、
3ヶ月後には、プロゲステロンレベルが上がり、
高温期が長くなる傾向を示し、
より良質な卵子の排卵に寄与したことが確認されています。

そして、調査研究を担当した医師も、
実験の実施前は、サプリメントに対して懐疑的であったようですが、
結果はサプリメントの有効性が確認出来、
チェストツリーが、生殖力を高めることが判明したと述べています。

このように、チェストツリーは、
黄体機能不全や高プロラクチン等の排卵障害の自然なハーブ療法として
試してみる価値のあるサプリメントと言えます。
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★チェストツリー(興味のある方はお問合せてみて下さい)
◎製品は、
http://www.nature-g.com/shohin/eclectic/07.html
◎お問合せは、
info@nature-g.com
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     サプリメントの正しい活用の仕方[1]
     〜治療ではない、カラダに備わった生殖能力を取り戻す

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これからお話するのは、
実際のサプリメントの活用についての本題に入る前の前置きで、
具体的なノウハウではありません。
ですから、読み飛ばして頂いて結構です。
でも、不妊改善についてのとても大切なことをお伝え出来れば、
そんな思いで書いています。

「妊娠しやすいカラダづくり」にためのサプリメントの活用ということを
考えてみたいと思います。

サプリメントは不妊そのものに働きかけ、
治療することを目的とするものではありません。
その役割は、カラダに本来的に備わっている生殖能力を
取り戻すことを目的に活用するものです。

私事で恐縮ですが、
私(細川)は、小さな頃から魚釣りが大好きで、
ある時期、熱帯魚を飼育することに熱中しました。
元来、物事に熱中するととことんのめり込むタイプなものですから、
いかにたくさんの気に入った魚を元気に飼育するか、
いろいろ試行錯誤を繰り返したものです。

経験のある方はご存知だと思いますが、
結局、魚を元気に飼育する最大のポイントは、
水の状態なのです。

魚を元気に飼育するのは、
魚そのものに働きかけるのではなく、
魚が生活する環境に働きかけなければならないのです。

そしてその要素はたくさんあります。
水温、水質を魚に合った状態にキープすれば、
魚は元気に育ちます。
そのために、濾過器、ヒーター、ポンプ、フィルター、塩素中和剤、ライト、
水草、その他さまざまな薬品があります。
ポイントは水槽内のバランスです。

このバランスは一度なにかを増やすと崩れてしまい、
それを直すために、
なにかを足すと、
また、違ったバランスの崩れ方をしてしまう、
いわば、シーソーがぎったん、ばったんしてしまうのです。

それで、おそらくは最も適した水は、
間違いなく、魚が本来、生きてきた自然の水なのでしょう。

私たち人間のカラダも同じなのではないかと思うのです。
ひるがえって、
不妊改善というテーマで考えてみましょう。
不妊そのものに働きかけるのではなく、
カラダ全体のバランスに働きかけること、
カラダそのものに働きかけるのではなく、
環境のバランスを整えること、
それが結局は本来備わっている生殖能力を取り戻すことになるのです。

あなたのいる環境をじっくりとみつめ直すことからはじめましょう。

この連載では妊娠しやすいカラダづくりのための
さまざまなサプリメントの活用方法を
ご紹介していきます。

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  連載コラム「気功的生活のすすめ」             第3回
      
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気功的生活のすすめの第3回目です。
いまや、不妊改善にメンタルなケアはとても大切なことは、
毎週のニュースでお知らせしている通りです。
そして、メンタルなケアは、
正しい方法でもって取り込むことが必要です。

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 気功的、癒し[2] 気功で気を感じる         いで ともみ
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 みなさん、たまにはゆっくりと空を眺めて大きく深呼吸していますか? 
空気が自分の体の中に一杯入っていき、隅々に行き渡っていくと細胞が活性
化して喜ぶ感じが得られるような爽快感がありませんか?

 気を感じるように意識して生活していくと、季節の変化とともに自分の体
の変化も実感出来るようになります。五感をフルに使っていつもは通り過ぎ
ていた事に目を止めて見てください。私が瞑想を集中して続けて何かを見つ
けようと頑張っていた時、窓を開けて風を感じ、鳥や虫の音を耳にして初め
て自分を感じ、自然の持つ全ての調和を最高の音楽として感じることが出来
て、ちょっとした感動をしたことがありました。ただのアパートのベランダ
の前ですよ? 何気に私って、安上がり?かもしれません。

 さて、気がどういうものかなんとなく感じられたら、それを活用していく
一つの方法が気功ということになります。では、気功について少しお話しま
す。

 気功は気を調節することで疾病の予防や治療、健康増進に繋がり役立つも
のです。内気を鍛え外気を取り入れることは、経絡の通りを良くして本来の
機能を高めます。例えば、脳細胞の興奮を低下させ、脳波のα波が増加する
ので心身が深くリラックスします。また、自律神経系の機能を調節する作用
もあり、鍛錬をしていくと人体の自己コントロール能力が高まっていきます。
心身をリラックスさせ、呼吸を鍛練して姿勢を調整し、意識をコントロール
することで自己意識を増強させ人体の生命機能を調節、潜在能力を発揮させ
て病気を予防して健康を導きます。精神面では呼吸を調節しながら意念を集
中して雑念を排除させることで、大脳がリラックスして静かな気功状態にな
り心身を休めていくのです。

 こんな風に書くといかにもすごい万能選手のようですが、私が思うに、気
功は自分の体と心のあり方や今の状態を自分で感じ、いたわる時間を与えて
くれるもので、本来の状態に戻る為に...また明日から清清しい気分で生活す
る為に行うものと感じています。

 でも、やはり直に効果が得られるわけではありません。少しずつ続けてゆ
くことが必要です。毎日の努力が明日に繋がるわけですね。これはなんでも
同じ事でしょう。私も始めは毎日頑張りましたよ。まとまった時間を作って
功法を繰り返し行い、瞑想をして努力しました。もちろん食事や生活を立て
直し、色んな事を考え試しました。積み重ねた体と心のゆがみは簡単には改
善されませんが、その時は私も辛かったので必死でやりました。

 え〜そんなのやっぱり出来ない!...という声が聞こえてきそうですね。私
も始めは正直しんどかった!続けるって、大変ですよね。ホント。

 でも、体や心はちゃんとほぐれてくれました。少しづつ実感できるとその
変化にうれしくなってしまいました。元気でいられるってありがたい!そう
芯から思うのです。その一つの方法が私にとっては気功でした。

 でもここでは皆さんに気功を極めて貰うわけではないので、もっと簡単な
方法で体の変化を実感出来るような事をお伝えしていきますので、ご安心を。
私も気功ばかりの生活をしてきた訳ではなく、上手に取り入れる形に今は変
容していきました。もちろん、それなりの鍛錬をしてその結果得た物でもあ
りますが、普通に暮らしている以上、こればかりもしていられない現実があ
るので苦にならないように取り組んで頂きたいのです。余り力を入れて頑張っ
てやらなきゃって...思うのは逆に楽しくなく、苦になりストレスを増やすだ
けですからね。それは本末転倒というもの。ですがやはり、始めは例え5分
でもいいから続けてほしいとは思いますけどね。

 ある程度感覚が掴めれば、自然と体が気功を欲するようになります。私も
時々日常の忙しさに追われてちょっとサボると、体が邪気を出したくて仕方
なくなりもうじっとしていられなくなります。不思議なものです。

 さて、今回はここまで。次回はもう少し気功についてお話し、簡単な功法
をお伝えしたいと思っています。どうかそれまで、色々な生き物が動き出し
植物が芽吹き出すこの時期の生命力溢れたエネルギーを感じ、目を留めて、
大きく深呼吸をしながら自分の体に取り入れてください。これだって、立派
な気功です。

≪開功≫
肩幅に足を開いて立ちます。両手はお腹の前まで上げ肘を曲げて、手のひら
を向かい合わせて手のひらの中央の労宮というツボが開いたと思います。そ
して息を吸いながら両手を左右に広げ、吐きながら閉じます。その時両手の
ひらの間にボールを抱えているようなイメージを持ってください。ボールは
気の塊でそれを練るような感じで左右に開いたり閉じたりするのです。手に
暖かいものやしびれる感じなどを次第に感じられるようになれば気を実感で
きたことです。始めは感じられなくても、そこに気が存在することを信じて
行ってみてください。

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いで ともみ(看護師・カウンセラー・気功師)
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不妊症は現代病であると考え、西洋医学、東洋医学、心理学に通じた立場と
これまでの豊富な臨床経験を生かし、妊娠しやすいカラダづくりプロジェク
トのメンタルサポートを担当しています。
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----Congratulation!-------------------------------------------------
 
      読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!

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アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。

■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴

■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用

■妊娠にいたった治療内容

■妊娠にいたった経緯

■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと

■現在、不妊改善中の方へ一言

以上です。
よろしくお願いします。

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        ★誌上カウンセリングに応募下さい★
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妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
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ご利用を通してフォローさせて頂きます。

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■編集後記 
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最近、幼児虐待のニュースを聞かない日はないように感じるくらい、
頻発しています。
私は、幼児虐待のニュースを聞く度に、
なんとも言えない、やりきれない気分にかられます。
なんとか子供を持ちたい、
授かりたいと願う人々がこれだけいるというのに、
有り難くも子供を授かることが出来たというのに、
その子供を虐待するというのは、
どうしても、どう考えても、絶対に理解に苦しむところです。

両親が子供を持つに相応しいと神様が判断された時に子供が授けられる、
というのは、全くの幻想であるようです。

でも、思うのですが、
幼児虐待に走ってしまう親というのは、
思わず、子供が出来てしまったのでしょうね。
絶対になかなか授からずに苦労して、という親ではないと思うのです。

このメルマガを読んでおられる方であれば、
子供を授かるまでの期間が多少、
世間の人に比べれば長い傾向にある訳ですから、
その期間、自分は親として相応しい状態なのだろうか、とか、
子供を持つということはどういう事なのか、とか、
夫婦とは、家族とは、とか、
そんな事柄をいろいろ考える機会が世間の人に比べれば、
多くある傾向にあるに違いありません。

ですから、子供を授かった暁には、
幼児虐待なんて絶対無縁でしょうし、
生きていく中での
自分の意に添わないことの連続が、
本当は、
全く無駄のない、
幸せな人生であることを
うすうす気付いているのではないでしょうか?

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妊娠しやすいカラダづくり No.039
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【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
      [妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏
【監 修】  荻田浩司(内科医・医学博士)
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