━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■□■□ 2004年8月5日発行
◆◇◆◇◆
□■□■□ ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇ 《妊娠報告特集号》
■□■□■ VOL.058
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.nature-g.com
--------------------------------------------------------------------
》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
--------------------------------------------------------------------
妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。
まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?
私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、
人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。
よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。
◆メールアドレス:info@nature-g.com
--------------------------------------------------------------------
妊 娠 報 告 特 集 号 に つ い て
--------------------------------------------------------------------
毎週土曜日配信の「妊娠しやすいカラダづくり」の本誌に加えて、「妊娠報
告特集号」として、皆さんからお寄せ頂いた"妊娠報告"の中の一部を不定
期で配信させていただくものです。実際に、不妊を克服して妊娠された方の
実例を知りたいというご希望が以前から多く頂いているものの、一部で、読
みたくないというお声もお聞きしていました。そこで、本誌とは別に配信し、
選択していただけるようにしたものです。ご了解下さい。
--------------------------------------------------------------------
皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
数あるメールマガジンの中から
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
妊娠報告号です。
読者アンケートの中で、「妊娠報告」をもっと配信して欲しいという声を
とっても多くいただきました。
今回ご紹介するお二人の妊娠報告に共通するのは、
食事や生活を見直したということですが、
私は「永田農法」を連想しました。
「永田農法」をご存知ですか?
永田照喜治さんという農業研究家が提唱する農法で、
「スパルタ農法」とか「断食農法」とも呼ばれているそうなんですが、
極々、簡単に説明しますと、
肥料や水を極力減らすことで植物が一種の飢餓状態になり、
毛細根を必死に張り巡らせ、
地中の自然な栄養・ミネラル成分を吸収して頑健に育つのだそうです。
その証拠に、たとえば永田農法で栽培されたトマトを例にとると、
果肉の密度が高く(一般のトマトは水に浮きますが、永田農法のトマトは
完全に水に沈んでしまいます)、
糖度は3〜5倍、カルシウムは5倍以上、
ビタミンCは数十倍になり、
一流料亭で全く手を加えずにデザートとして出された話しは有名です。
要するに永田農法で栽培された野菜はとんでもなく美味しくて、
とんでもなく栄養成分が豊富なのです。
水や肥料の過剰摂取が引き起こす代謝異常で発生する有害物質、
アクやエグミですが、
それらがないことも野菜や果物をさらに美味しくするそうです。
この農法が本物であることは、
実際に食べてみれば一目瞭然です。
おそらく、これからこの農法はもっともっと注目されるに違いありません。
因みに私もプランターで永田農法によるトマトを栽培しています。
そして、この農法は、人間の食生活にとって、
大切なことを示唆しているように思います。
要するに、いくらカラダに良いものでも、
カラダがちゃんと吸収して活用しなければ意味がありません。
飢餓状態になるとカラダが必死に吸収しようとすること、
いくらカラダに良いものでも、
過剰に摂取すれば逆にカラダに悪いこともあること、
そんな風に理解できます。
やはり、カラダが"その気"にならなければダメなんでしょうね。
妊娠しやすいカラダづくりの基本は、
カラダを"目覚め"させることではないかと、
それが、「生命の法則」なのではないかと思います。
--------------------------------------------------------------------
仕事と治療を止め、生活を見直すことで自然妊娠できました
--------------------------------------------------------------------
I・Kさん 35歳
■プロフィール
・年齢 35歳
・結婚年数 5年
・不妊治療歴 4年
■不妊治療について
・治療内容 クロミッド、クロミッド+HCG、HMG+HCG、AIH
・それに要した費用 およそ数十万円
■妊娠にいたった治療内容 自然妊娠
■妊娠にいたった経緯
結婚前から仕事から受けるストレスのためと思われる月経不順が、
ほぼ日常化していた。
今から思うとなんと自分の身体に無神経だったのだろうと、
悔やむばかりですが、
とにかく仕事では周囲に迷惑をかけまいと必死だった。
結婚後2年目から子供を意識しだしたが、
月経不順は相変わらずで、
3ヶ月くらいこないこともよくあった。
そのことからぼんやりと自分はなかなか妊娠できないのでは、
という思いがあって、
解禁後1年たっても妊娠の徴候さえなかったので、
不妊専門のクリニックへの通院をはじめた。
とりあえず通勤途中にあるという理由で選んだクリニックだったが、
とにかく丁寧にコミュニケーションをとってくれる先生だった。
ホルモンバランスからくる排卵障害で、
不妊原因としてはよくあるケースとのことで、
薬を飲みながら、
タイミング法をスタートした。
クロミッドだけでは心もとないので、
注射による排卵誘発を併用、
ところが、長年の不摂生からか、
身体がなかなか薬に反応せず、
逆に仕事と治療の両立が苦になりだした頃から
腹痛、嘔吐、頭痛など薬の副作用なのか、
体調不良に悩まされるようになった。
先生は治療を急ぐ訳でもなく、
実際に治療が辛いとは思っていなかったが、
いずれかの薬が自分にあってなかったのか、
治療は中断したり、
再開したりの繰り返しで、
人工授精も何度か受けたがいずれも妊娠しなかった。
ただ、不思議と妊娠しないことへの焦りはさほどではなく、
性格なのか、よく言われる周囲の雑音も全く気にならなかった。
もしかしたら、主人にくらべて、
それほど子供を欲していなかったのかも知れません。
まあ、やれることはやってみて、
それでダメなら仕方ないという感覚は常にあった。
ただ、仕事をしながらの通院が辛いことだけが悩みであった。
そんな頃にメルマガ「妊娠しやすいカラダづくり」に出合った。
正直、目からウロコだった。
なんと表現すればよいか分かりませんが、
自分は自分達の将来を適当に考えていたのではと思いはじめた。
こんな状態であれば、
いくら薬を飲んで、注射を打ってもらっても
子供を授かることなんて出来る訳がないと強く思った。
そして主人とじっくりと話し合い、
結局、仕事も治療も止めることにした。
仕事についてもちょうどタイミング的によかった。
それからは、食事のこと、生活のスタイルなどを可能な限り見直した。
そして、マカやビタミンミネラルのサプリメントを夫婦で飲んだ。
もともと、やり出したら割とこだわる性格なので、
生活が一変してしまった。
そうするとカラダとは不思議なもので、
生まれ変わったような気分になった。
そして、およそ半年後に自然に妊娠することが出来た。
■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
このメルマガがきっかけで自分でもいろいろ勉強するようにした。
治療のことだけでなしに、
食べ物のことやサプリメントのことなど。
食事は玄米食に野菜や魚中心。
毎朝、自家製野菜ジュースにヨーグルトに小麦胚芽を。
亜麻仁油とオリーブ油を中心にした油の摂取。
スナック菓子、清涼飲料水は一切とらない。
運動は毎朝、40分のウォーキング。
飲んでいたサプリメントは、基本のマルチビタミンミネラルとして、
ベイビー&ミーを飲んでいます。
そして、マカ(朝晩1包ずつ)、
眠れない時や生理痛時にカルマグがとっても効いた。
マカは主人が疲れにくくなったととっても喜んで、
現在も飲み続けています。
■現在、不妊改善中の方へ一言
それぞれに状況が違うと思いますが、
今から思うと無理をしないことが大切かなと思います。
私の場合、特に仕事がハード(サービス業の管理職)だったので、
通常の治療でも両立が大変でした。
なんか、治療のメニューをこなすという感じだったと思います。
治療が目的化していたという状態だったかも知れません。
仕事と治療を止めてからは、
生活を楽しむという感じでした。
それでも1年間、妊娠できなかったら、
高度な治療を受けようと決めていました。
通院していた頃に言われたのは、
ホルモンのバランスが悪いことだけで、
その他には特に原因はなかったようです。
私たちのケースが誰にでも当てはまるとは思いませんが、
身体が喜ぶことを自然に実践したのが良かったのではと思っています。
-----[編集室より]-------------------------------------------------
カラダが"その気"になるには、
カラダが喜ぶような生活をおくることなんですね。
とても印象に残る体験談をお寄せ頂きありがとうございました。
キーワードは、「無理をせずカラダが喜ぶことをする」
ですね。
--------------------------------------------------------------------
ICSIの失敗後に、まさかの自然妊娠
--------------------------------------------------------------------
Kさん 40歳
■プロフィール
・年齢 40歳
・結婚年数 3年
・不妊治療歴 5ヶ月
■不妊治療について
・治療内容 AIH 4回 ICSI 1回
・それに要した費用 50万円くらい
■妊娠にいたった治療内容 自然妊娠
■妊娠にいたった経緯
初めて病院を訪れたのは去年の7月でした。
検査をはじめた矢先、子宮頚癌が見つかり、
9月に円錐切除手術を受けました。
その後、約3ヶ月休んで、11月下旬より不妊治療を開始
AIHを4回、3月より体外受精の準備をして4月にICSIをしました。
刺激法で11個の卵子を採取、すべてICSIをして9個の受精を確認。
結局、2個の胚盤胞をアシストハッチングして移植したのですが、
着床せず失敗に終わりました。
母からの助言で治療を休み、休養することにしました。
ショッピングに出かけたり、趣味の時間を大切に過ごしたり、
健康のために食生活を改善したり、運動を日課にしたり・・・
日々、カラダが目覚めていくのを感じていました。
スリムになり、肌のつやが良くなり
おしゃれを楽しむココロの余裕も生まれていました。
妊娠は、ICSI後2周期目です。
基礎体温はつけていましたし、排卵日を意識してはいましたが・・・
(結局、排卵日と思っていた日も 大幅にずれていました。)
最終月経は5月27日、本日の検診で心拍が確認できました。
現在、7週目です。
■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
玄米食(発芽玄米)、手作りの青汁(青菜6種とにんじん)を朝夕2回
半日断食(朝食抜きをしばらく続けました。)
スイマグ(下剤)を数週間、毎朝服用して、
宿便が出て頭痛がなくなりました。
温冷浴(各7回)、生水と柿茶で、水分を1.5リットル摂ること、
朝晩の体操(3種類)
■現在、不妊改善中の方へ一言
治療に失敗してから開き直り?
自分らしく、まっすぐに生きようと思えたことで、
ストレスが消えて、楽しく過ごせるようになったのです。
それが、私にとって「一番の良薬」だったと思います。
私は、結婚当初から大きなプレッシャーを感じていました。
嫁ぎ先は田舎の旧家で、彼は一人息子、
義理の両親は4人の里子を幼少期から育て上げていて
とても尊敬できる方です。
地元では行く先々で、「子供はまだ?」と声を掛けらる毎日。
期待が大きい分、プレッシャーも大きくなるばかりです。
同じような状況の方もいらっしゃるのでは?
主治医は「(採卵時)卵巣に針を刺した刺激で、
排卵がよくなることもあるんですよ。」と言われました。
私はアレルギーの体質で、気管支喘息(パルミコートを服用)、
花粉症の他、免疫疾患が多く、
膠原病とか重症筋無力症と言われたこともありますが
抗核抗体の検査ではマイナスでした。
片方の卵管は通っていますが、かなり狭窄でした。
プロラクチンの数値が やや高めでしたが、その他、原因は不明。
-----[編集室より]-------------------------------------------------
前回の妊娠報告と同じタイトル「ICSIの失敗後に、まさかの自然妊娠」
なので、はじめはイタズラ(すみません!)かなと思いました。
実際に体外受精や顕微授精を失敗したあとに、
自然妊娠するというケースは驚くほど多いようです。
明確な原因が不明な場合、
ご主人の精液検査で問題有りとされたような、
要するに妊娠しない原因に変動的な要素がある場合です。
もちろん、卵管が通らないことで体外受精の適応となったようなケースでは、
有り得ない話です。
このように不妊の原因となる状態が変動することは、
人間のカラダを考えてみれば不思議でもなんでもありません。
排卵障害だと診断されても排卵される周期もあったり、
排卵後の卵管采が卵子を取り込むのがたまにしか成功しなかったり、
さらに、男性の精子の数や運動率は常に変動するのが普通です。
私たち自身が誰しも日常生活の中で、
自分のカラダが機械のようにいつも同じ状態ではないことを経験し、
よく知っています。
ですから、不妊の原因がわかったようで、
わからないまま、
妊娠しないという結果だけで、
治療をステップアップしていき、
その途中でたまたま自然に妊娠することが起こり得るのでしょう。
だからと言って、ステップアップを否定する訳でもありません。
人間には本当のところを予測したり出来ません。
ただ、"そんなもの"であることを認識することが、
大切ではないかと思います。
そうすれば、治療や検査の結果や、
毎月、生理が始まる度に落ち込むようなことが、
多少はましになるように思います。
さて、そんな中で、今回お寄せいただいたKさんの体験談も
とても参考になるものでした。
私は、「日々、カラダが目覚めていくのを感じていました。」
ここが一番印象に残りました。
そんなKさんが、半日断食等で小食に努めておられたということで、
冒頭の「永田農法」を連想した次第です。
「カラダが目覚める」
これって不妊改善に限らず、大事にしたいことですね。
これから、使わせて頂きます(^_^;)。
考えてみれば、
現代の社会はあらゆるところで、
便利になってしまって、
カラダを目覚めさせない仕掛けが、
ここかしこにあるように思えたりもします。
ですから、カラダを目覚めさせるのには、
ちょっとした努力が必要なのかも知れません。
----Congratulation!-------------------------------------------------
読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!
--------------------------------------------------------------------
アンケート形式で皆さんからの"妊娠報告"を募集します。
以下のアンケートをコピー&貼付けてメール下さい。
お待ちしています。
■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴
■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用
■妊娠にいたった治療内容
■妊娠にいたった経緯
■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
■現在、不妊改善中の方へ一言
以上です。
よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------
★誌上カウンセリングに応募下さい★
--------------------------------------------------------------------
妊娠しやすいカラダづくりVOL.011にアンケートが掲載されています。
それをコピー、貼付けてご利用下さい。バックナンバーは下記URLから。
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★あなたに相応しい不妊改善のためのサプリメントをアドバイスいたします
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
現在の状況を出来るだけ詳しくお書き下さい。適切なサプリメントの摂取プ
ランをご提案させて頂きます。それぞれのご予算に応じたプランニングです。
ご利用を通してフォローさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
■編集後記
--------------------------------------------------------------------
今回、ご紹介させて頂いたお二人の妊娠報告で、
とっても大切なことを教えて頂いたように思っています。
本当にありがとうございました。
どんな食品は良いのか、
どんなサプリメントが良いのか、
はたまた、どんな治療が良いのか、
普通はここに関心が向くものです。
私たちもこれまで、
そんなモノやコトに関する情報収集や研究に努めてきました。
でも、いくら素晴らしいモノやコトも、
肝心のカラダが"その気"になってくれないと効果がないですよね。
親が必死に実績の高い参考書を買ってきて、塾に通わせて、
一見、素晴らしい環境を用意してみても、
本人に"その気"がなければ、
きっと上手くいかないのと同じですね。
カラダが"その気"になるにはどうすれば良いのか、
考えていきたと思います。
--------------------------------------------------------------------
★「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
====================================================================
妊娠しやすいカラダづくり No.058
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実施にともなう結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
ご意見、ご希望は下記メールアドレス宛にお願いいたします。
info@nature-g.com
--------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して発
行しています。配信の停止は下記のページから手続き下さい。
http://www.nature-g.com/mailmag/mailmag.html
--------------------------------------------------------------------
【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
--------------------------------------------------------------------