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□■□■□ 2004年11月13日発行
◆◇◆◇◆
□■□■□ ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇ 《毎週土曜日配信》
■□■□■ VOL.078
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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。
まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?
私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、
人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。
よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。
◆メールアドレス:info@nature-g.com
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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
最新ニュースで紹介していますが、
今週の火曜日(9日)にニューヨークで、56歳の女性が双子を出産しました。
現地では大変な話題になっているようです。
56歳という年齢に驚きますが、
若い女性から卵子の提供を受けて体外受精、
2つの胚を移植して、双子を妊娠、出産したようです。
実際のところ、若い女性から卵子の提供を受けて体外受精した場合、
卵子の提供を受ける側の女性の年齢が高くなっても、
妊娠率はさほど低下しないことが分かっています。
これは、卵子の質こそが、
妊娠のための最も重要な条件であることを明確に物語っています。
毎周期、排卵があって、
毎周期、タイミングを合わせても、
卵の質が良くなければ、
妊娠は望めないということになります。
ですから、不妊を克服するためには、
何にも増して、卵子の質を高めること、
言い替えれば、卵子の老化を防止することと言えます。
それでは、卵子の老化を防止するためにはどうすれば良いのでしょう。
卵子の元になる細胞から卵子を育む臓器は、もちろん、卵巣です。
ということは、質の良い卵子が育つのは、
卵巣がしっかりと機能して初めて可能になります。
"疲れた卵巣をパワーアップ"というタイトルの特集記事が、
以下のURLに掲載されています。
http://www.womenjapan.com/clinical/special/0410/index.html
卵巣もカラダの臓器の1つですから、
卵子や卵巣だけが、カラダから独立して機能している訳ではありません。
刻一刻と、カラダの状態に影響を受けているのは当然です。
生活習慣や食事、メンタルな状態を整えることこそが、
卵巣を元気はつらつにし、
結局は、状態の良い卵子が育ち、排卵され、妊娠しやすくなるのです。
"力"を高めるためには、その"ポテンシャル"を高めるのが、
最も効果的であると言うことになりますでしょうか。
これが、不妊改善の"柱"です。
え?、質の良い卵子が育っているかどうか、分からない?
おっしゃる通りです。
体外受精を受ければ別ですが、
普通は、お肌の状態を知るように、
卵巣や卵子の状態を確認することは出来ません。
普段の生活で良い卵が育ち、排卵されているかどうかを知る手がかりは、
基礎体温表になります。
規則正しいサイクルと高低温の2相性を示していることです。
すなわち、カラダが良いリズムを奏でることです。
いかがですか?
生殖の仕組みは、大変複雑なようですが、
それを動かす法則は、ごくごくシンプルで当たり前なようです。
ところで、そんなところへ、
今度は、59歳の女性が双子を自然妊娠したというニュースが、
飛び込んできました。
同じく、アメリカで来月が予定日とのこと。
こっちは、自然妊娠ということですから、"奇跡"的ですね。
それにしても、人間のカラダというのは、
こうも個人差というものが大きいものでもあるのですね。
さて、前回からスタートした"何が、二人をそんなに悩ませるのか"の
第二回目をお送りする予定だったのですが、
最新ニュースでご紹介している通り、
アメリカで、ビタミンEの摂取について、
気になる研究結果が発表されました。
不妊治療の現場でも処方されることが多く、
ビタミンEの摂取をお勧めしている私たちとしては、
看過できないことと考え、
急遽、緊急特集「ビタミンEの摂取について」をお送りすることにしました。
そんなこんなで、今週はいろいろ、刺激的なニュースが多かった週でした。
第二回「治療のリスクを正しく認識する」は次回にお送ります。
--VOL.078-INDEX-----------------------------------------------------
・最新ニュースタイトル
・ニュース解説「ビタミンEの摂取について」
・読者からの"心の悩み"にお答します
・編集後記
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最 新 ニ ュ ー ス タ イ ト ル 一 覧
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http://www.akanbou.com/news/main.html
各テーマ別タイトルの詳細記事の内容と解説のコメントを、
サイトでご覧頂けます。
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高齢出産
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■アメリカで56歳の女性が双子を出産
http://www.akanbou.com/news/news.111201.html
■59歳の女性が双子を自然妊娠
http://www.akanbou.com/news/news.111301.html
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心理療法
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■不妊の悩みを語り合う"おいで、語ろう会"
http://www.akanbou.com/news/news.111203.html
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サプリメント
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■ビタミンEの過剰摂取に注意
http://www.akanbou.com/news/news.111202.html
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今週、ご紹介した最新ニュースに関するご質問等ありましたら、
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〜ニュース解説〜 ビタミンEについて
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今週の水曜日(10日)に、アメリカ心臓学会(AHA)が、
400IU以上のビタミンEの摂取は、有害であるかも知れない、
との研究報告を発表しました。
ビタミンEは、脂溶性の抗酸化ビタミンの代表選手ですから、
アメリカでは、マスコミがこのニュースを大きく取り上げています。
医療費がバカ高く、セルフケアの意識が高い、
アメリカ人のサプリメント摂取人口は、日本の比ではありませんから、
このニュースの衝撃も大きいようです。
私たちにとっても、ビタミンEは、"生殖ビタミン"として、
お勧めしてきた経緯があります。
これまで、一般に言われてきたビタミンEの効能として、
抗酸化、血行、ホルモン、免疫に効くというもの。
まさに、生殖ビタミンと言われる由縁です。
女性の場合は、卵巣動脈の血行が良くなり、
卵巣機能が向上する。
一旦、閉経をきたしていたのに、再度、月経が始まることもある、と。
また、流産防止にもなるとされています。
男性では、精子の活力が増す、
要するに、精子の数が増えたり、運動率がアップするという論文は数多く、
男女ともに、生殖能力を向上させる、
冒頭のお話のように、
まさに、"ポテンシャル"が上がることを期待出来る成分なのです。
そこで、今回の報道について、
私たちの考えをお伝えしておかねばと考え、急遽、特集しました。
★発表された研究報告とは
1日に400IU(α−トコフェロール換算で267mg)のビタミンEを摂取した場合、
総死亡率が10%程度増えるというものです。
総死亡率というのは、あらゆる死因を集計した死亡率のことで、
簡単に言えば、総死亡率が低いほど長生きする傾向にあると言うことです。
1年間の死亡数を全体の人数で割った数字に1000をかけて算出します。
研究は、ジョンズホプキンス大学で実施されたもので、
1993年から2004年まで、
北米、ヨーロッパ、中国で行われた19の臨床試験を再分析しました。
トータルの被験者は、13万6000人とのことです。
「メタアナリシス」という方法なのですが、
過去の論文結果を集計しなおして、
あらためてその傾向を探るという研究です。
まずは、この研究報告から分かるように、
ビタミンEを飲むことによって、
なんらかの害が発生したということではなく、
大きな傾向として、ビタミンEを飲んでいる人のほうが、
ビタミンEを飲んでいない人のよりも、
10%程度、総死亡率が高いというものです。
因に、1日の400IUという摂取量は、
現在、販売されているビタミンEのサプリメントの推奨摂取量であって、
決して、過剰摂取とされる量でもありません。
ただし、どうなんでしょうか。
今回、発表された研究報告でも、
死亡率が高くなる理由は、不明としています。
それは、そうでしょう!
寿命の長い短いというのは、
それこそ、原因と考えられる因子が、
無数にからみあっているものと考えられます。
ですから、長生きできるかどうかをビタミンEだけのせいにするのは、
ちょっと、ビタミンEにとっては、"酷"なようにも思うのです。
★見解は、食事から摂取することと、摂取量を抑えること
この研究報告の専門家からの見解としては、
ビタミンEは、食事から摂取するのがベストであるということ、
そして、サプリメントで摂取する際の摂取量に注意が必要としています。
このように、ビタミンEそのもの有用性を否定している訳ではありません。
大切なのは、どのようにして摂取するのか、
そして、どれくらいの量を摂取するのか、ということのようです。
★過去にもある「ビタミンE」、「βカロチン」サプリメント有害説
アメリカでは大騒ぎになっているようではありますが、
おそらくは、ニュースとしての話題性ゆえのことではないかと考えれられます。
というのは、ビタミンE、そして、βカロチンのサプリメントが、
有害であるかも知れないという研究結果は、
これまでにいくつも発表されているのです。
それも、どの研究も規模と言い、手法と言い、信頼性の高いものばかりです。
その先駆けとなった有名な論文は、1994年4月に、
ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン誌に発表されました。
内容は、フィンランドで、2万9000人の喫煙者に対して実施されたもので、
5年から10年に渡って、ビタミンEとβカロチンを摂取してもらい、
それらのビタミンが、肺ガンを予防するかどうかを調査しました。
結論は、肺ガンの発生率は減らず、逆にリスクが上がったというものでした。
★悪役は、いつもEとβカロチン
この後の研究においても、
ビタミンEとβカロチンのサプリメントは、
カラダに有害に働く場合があるということを確認したものが、
いくつか見受けられるのです。
ビタミンEとβカロチンは食事から摂取することを勧める研究者が多いのも、
これらの研究結果をふまえてのことでしょう。
それでは、なぜ、ビタミンEとβカロチンなのでしょう?
★ビタミンEもカロチンも、自然界では、複合体で存在するもの
この2つのビタミンの共通点は、
ビタミンEもカロチン(カロチノイド)も、
自然界では、複数の成分が複合体となって存在するということです。
因みに、ビタミンEは、単一の成分ではなく、
8種類の物質の複合体です。
天然の食物に存在するビタミンEには、α−トコフェロール、
β−トコフェロール、γ−トコフェロールなどがさまざまな混合比で、
含まれているのです。
ところが、天然でも合成でもサプリメントのビタミンEは、
この8種類の物質の内、
通常、α−トコフェロールしか入っていないのです。
これが、根本の問題です。
以前は、ビタミンE=α−トコフェロールとされていました。
ところが、ここ数年の研究によって、
ビタミンE=8つの成分の複合体でないと効果、安全性は保証できない、
という考えが主流になってきています。
ところが、サプリメントや医薬品としてのビタミンEは、
あいもかわらず、α−トコフェロールのみの製品ばかりです。
おそらく、製造原価がネックになっていると思われます。
確かに、α−トコフェロールは有益な成分なのですが、
作用するためには、8種類のビタミンEがチームとなる必要があるのです。
野球のイチロー選手がいくら名選手でも1人では野球で出来ない、
9人のチームになって初めて、イチローの能力も発揮できるようになる、
ということと同じことなのです。
さらに、やや専門的になりますが、その他に、分子構造の問題もあります。
たとえ、分子式が同じでも、その構造が異なる異性体が存在します。
もしも、ビタミンEを実験室で合成すると、
異性体として、天然のビタミンEとは、似て非なるものになってしまいます。
ところが、これもビタミンEなのです。
次に、カロチンはもっと複雑です。
カロチンには、現在、発見、確認されているだけで、
約650種類を超えています。
βカロチンは、その中のたったの1つにしか過ぎません。
そして、自然界には、常に、数種類のカロチンが複合体で存在しています。
決して、βカロチンが単独で存在することはあり得ません。
★単体のEやカロチンであるサプリメントはカラダには異物
ビタミンE、8種類の中の、α−トコフェロールだけ、
あるいは、約650種類にカロチンの中の、βカロチンだけを、
カプセルや錠剤に加工したものが、
通常、店頭で販売されているサプリメントです。
そして、それらをせっせと飲んでも、カラダには異物としてしか、
認識されないのです。
さらに、Eもβカロチンも脂溶性という特徴があります。
要するに、簡単にカラダから出ていかないで、
滞留するのです。
いかがでしょうか?
カラダにとって、異物で、活用されず、
カラダから排泄されにくいものを、
せっせと長期間に渡って、毎日、飲み続ければどうなるか、
誰でも、想像できるでしょう。
★食事から摂取するか、食物中に存在する形態のサプリメントを選ぶ
これが、結論です。
Eを豊富に含む食品としては、ナッツ類です。
要するに植物の"種"に豊富なのです。
子孫に伝える遺伝子を守るためであると言われています。
生殖ビタミンとしては当然でしょうか。
アーモンドやピーナッツをそのまま食べたり、
スライスをサラダや料理にトッピングしたり、
常に常備しておくのが良いのではないでしょうか。
野菜では、カボチャやほうれん草などの緑黄色野菜に豊富です。
そして、やはり、生殖の"ポテンシャル"を高めるという
明確な目的がある場合は、
やはり、一定期間、サプリメントとしてしっかりと補充するのが得策です。
そして、ビタミンEをサプリメントとして摂取する場合は、
今回の研究報告からの考察から明らかなように、
その効果と安全性に配慮することが絶対に必要です。
具体的には、天然の原料であること。
そして、4つのトコフェロールと4つのトリトコエノール、
8つのEの成分を全て含むことです。
さらに、それらの8つの成分の構成比も大切です。
この条件を満たさなければ、
効果や安全性において満足な結果が得られないことは、
既にこれまでのさまざまな研究で結論が出ているところです。
★サプリメントは、品質と摂取方法に留意しなければならない
最後に言えることは、
ビタミンEに限らず、サプリメントを利用する場合は、
製品を根拠のある基準で選択し、
正しい使い方をするということが大切です。
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私たちがお勧め、提供しているビタミンEは、
8種類の成分を全て天然の混合比でカプセルにした製品です。
日本には該当する製品は見当たりません。
http://www.nature-g.com/shohin/member/04.html
アメリカの病院で唯一、
ビタミンEの大量投与が可能な製品として認められて使用されています。
そして、カロチンに関しては、
やはり、野菜や果物をしっかりと食べること、これ以外に方法はありません、
今のところは。
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皆さんからの"心の悩み"をお聞かせ下さい
◆◇◆いでともみ先生の誌上カウンセリング◆◇◆
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あなたの今の悩みは医療では解決できない悩みかも知れません。
そうであれば、医療の助けを受ける前に、
カラダの"治療"を受ける前に、
心の"お手入れ"が必要ではないでしょうか?
ここでは、読者の皆さんからお寄せ頂いたご相談の中で、
そんな「心の悩み」に対して、
カウンセラーで、看護師であり、気功師でもある、
いでともみ先生にお答頂きます。
今回は、子宮外妊娠への不安から、
不妊治療を受けることに不安を抱いているというお悩みです。
★ご相談内容
私は、現在、40歳です。
実は、今、不妊治療に入るべきかどうか悩んでいます。
前に、腹膜妊娠というまれな子宮外妊娠で手術を受けました。
付着の場所が分からなかったため、かなり大きな切開手術になりました。
妊娠が分かってから、検査に3、4週間、手術、回復までと、
合計3ヶ月近くの入院生活を強いれられました。
とても、精神的にも肉体的にもダメージが大きく、
その後、妊娠をする事が恐くて恐くてここまできてしまいました。
やっと、子供が欲しいと気持ちが変って来た矢先に、妊娠したんですが、
医師の判断で、また子宮外妊娠の可能性があると言われ、
すぐ入院になりました。
以前、子宮外妊娠をしてる人は、また繰り返す確立が高いそうですね。
それで、また検査が始まり、
以前の子宮外妊娠の事を思い出して恐怖と悲しさで入院中、
睡眠薬をもらっても全然眠れませんでした。
その後、5日後に出血が始まり、結局は流産だったんです。
ただ胎児は異常だったようです。
こういう事が2回もありますと、妊娠の怖さが先にまた来てしまうんです。
両親も、あなたは高齢だし、身体も弱い、
しかも2回も危険な目に合ってるんだし、
もう子供は諦めなさいと言っております。
ただ、もし子供が欲しいなら今が最後のチャンスのような気がします。
でも、子宮外妊娠、身体が弱いのでリスクもありまして、
また恐怖が先にきはじめてしまったのです。
自分でも、不妊治療を始めるべきか正直迷っています。
先生、どうぞ私の相談にのって頂けませんでしょうか?
★いで先生から
まずは、リスクとどう付き合っていくかをじっくりと考えてみましょう。
子宮外妊娠に限らず、
また、妊娠、出産時に限らず、
車を運転すれば、事故を起こしたり、
巻き込まれたりするリスクがあるように、
私たちは、常に、何らかのリスクを背負って生きているものですよね。
物事って、極端に考えれば、
本質がみえてくる、理解しやすくなる場合が割とあるものです。
リスクって、絶対にゼロにはなり得ないものですから、
リスクを過大にとらえて、萎縮してしまったり、
逆に、過小に評価し過ぎて、なめてしまうことは正しくない態度です。
要するに、人生のどんな局面でも、
リスクとは上手く付き合っていかなければならないということですね。
その為には、リスクを正しく認識することが第一歩です。
妊娠、出産時のリスクって、数えあげればきりがないくらい、
いろいろな種類があります。
ましてや、不妊治療を受けて、
さらに、これまで子宮外妊娠を一度、流産を一度、
それぞれ、経験されておられるので、
ほとんど、リスクに押しつぶされそうになるのも無理はないと思います。
一度、子宮外妊娠などの経験をしてしまうと、
やはり、もしかして・・・、また!と、恐怖心を抱いてしまうのは当然です。
その時の失望や悲しみなど体と心に受けた苦痛は、
簡単には忘れられないものでしょう。
それでは、整理してみますね。
まずは、リスクを正しく認識すること、
どんなことが、どれくらいの確率で起こり得るのかということ、
これを知ることです。
そして、最悪のケースを想定し、
その場合、どのような対処の方法があるのかを知り、理解すること、
さらに、最悪のケースを覚悟すること。
最後にプラスとマイナスを天秤にかけて、
結論を出すこと、です。
全てが上手く運ぶに越したことはありません。
マイナスの結果が出た時を想定して、
それに対する対応策を可能な限り準備しておいて、
最後にそれでも、子供が欲しいのか、
ご主人と二人で答えを出すことだと思います。
順番に考えてみましょう。
体のことはよく信頼のおける医師に相談して、
これから出来る治療と確率、そしてリスクをしっかりと聞いて、
自分の体の状態を踏まえてご主人とじっくり、
どうするべきか話し合うべきでしょう。
その時、大切なのはご主人に自分の恐怖やその気持ちを正直に言って、
二人で問題を分かち合ってほしいということです。
正直、年齢的にも大きなリスクはあるでしょう。
だからこそ、これからの夫婦の人生をもう一度考えてみてください。
そこでやはり、もう一度後悔なく、望みをかけてみたいと心から思えるのか?
例え、そこにどんな結果が待っていようとも、
受け止め立ち向かう強さを持つことができるのか?
そしてこれは、あなた一人では受け止められません。
やはり、ご主人がどれだけ支えになってくれるかが、問題になります。
彼はどう思っているのでしょう。
ご主人だって、もし、あなたに何かあっては・・・と、
恐怖感を抱いてるかもしれません。
そんなリスクをおかすくらいなら、子供は諦めようと思われるかも知れません。
そして、その結果、やはりチャレンジしたいと思ったら、
まず、強い心と体を作るために生活を変えてください。
今の状態では、恐怖心に負けてしまいます。
出来るかぎり体を鍛えて、バランスのいい食事をして体力をつけましょう。
そのために自分にあった体作りをみつけてください。
子供をつくる・つくらないに関係なく、健康は基本です。
そして、健康な心を一緒に育む努力も忘れずにね。
悪いことを考えてもそこに未来への答えはありません。
一度、無理にでも今の思考をリセットして、
少し客観的に自分の状態を踏まえてどうしたいのか・・・、
そして何ができて、どうしたらいいのか・・・を、
ご主人と冷静に整理してみるのも大切かもしれません。
大切なものをある意味、ゆだねることになる医師も、
今の医師で大丈夫かどうかも、今一度、考えてみましょう。
それでもやはり、自分の中に怖さや不安が強いのなら、
その気持ちに正直になって、
夫婦二人の楽しい人生に向けて考えるのも一つの決断だと思います。
どちらにしても、不安や迷いは最後までつきまとうかもしれません。
でも、二人が選んだ道が正解かどうかは、
二人がこれから努力して未来という結果を築いていくものだと思います。
正解はひとつではありませんから・・・。
いや、決まった答えはありません。
どちらを選ぶにしても、
まず、体と心を少しでも強く健康な状態にして、考えてください。
でないと、心が揺らいで正しい判断ができません。
焦る時期だからこそ、焦らずに地にしっかりと足をふんばって、
上を見て・・・、
目を閉じて・・・、
心の目を開いて・・・、ね?
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読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!
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お待ちしています。
■プロフィール
・年齢
・結婚年数
・不妊治療歴
■不妊治療について
・治療内容
・それに要した費用
■妊娠にいたった治療内容
■妊娠にいたった経緯
■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
■現在、不妊改善中の方へ一言
以上です。
よろしくお願いします。
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ご利用を通してフォロローさせて頂きます。
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■編集後記
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前回の特集の反響は、大変なものでした。
概ね、頭が整理された、
スッキリとした、
考えても無駄なことを考えなくなったとか、
嬉しい限りです。
今回は、特集の内容を急遽、変更しました。
いかがでしたでしょうか?
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妊娠しやすいカラダづくり No.078
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【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
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