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□■□■□ 2004年11月21日発行
◆◇◆◇◆
□■□■□ ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇ 《毎週土曜日配信》
■□■□■ VOL.080
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http://www.nature-g.com
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》》》》》》》「自然療法による不妊改善」が、テーマです《《《《《《《
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妊娠の成立には、排卵→受精→分割→着床という4つの過程をクリアしなけ
ればなりません。ところが、このプロセスのどこかがうまくいかなくなると、
なかなか妊娠出来ません。不妊症になるおそれがあります。
まずはこの状態を病気と捉えるのではなしに、
たまたま、うまくいかないところをセルフケアによる、自然な方法によって、
本来、私たちに備わっている生殖能力を取り戻すことで、
改善することにチャレンジしてみませんか?
私たち、「妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト」は、
不妊に悩むカップルを
正しい知識と情報を提供することによって
応援したい、
人まかせではなく、
自分たちのおかれた状況を正しく認識し、
自分たちを見失うことなく、
主体的、根治療法的な取り組みの力になりたい、
そんなふうに考えています。
よりよい内容にするためにも、
このメルマガに関してのご感想、ご意見、
または不妊改善に関するご相談や体験談等をお寄せ下さい。
下記メールアドレス宛にお送り下さい。
◆メールアドレス:info@nature-g.com
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皆さん、こんにちは。
いつもご購読ありがとうございます。
また、この号から購読を始められた方、
当マガジンを選んで頂いてありがとうございます。
岡山県の不妊専門の相談センター、「不妊、不育とこころの相談室」が、
開設から半年間の相談内容の傾向を公表しています。
そして、その傾向は、やっぱりというべきか、
私たちのところにお寄せ頂くご相談の傾向とほぼ一致しています。
それは、どこの病院やクリニックが自分に合っているのか、
また、現在進行中の治療をステップアップするべきかどうか、
この2つの相談、病院情報とステップアップのタイミングに関する相談が、
半分くらいを占めているということです。
このようなご相談が大半を占めるということは、
ズバリ!、信頼できる病院やクリニック、医師に出会えていないように思う、
ということが大きいのではないかと思います。
いざ、病院や医者を探す段になって、
真剣に探せば探すほど、切羽詰まった状態であればあるほど、
途方に暮れてしまうのは、
なにも、不妊治療に限ったことではないかも知れません。
余りにも、頼れる情報の乏しいからです。
因に、アメリカでは、政府機関が、法律に基づいて、
個々のクリニックの体外受精や顕微授精等の治療成績を公表しています。
さらに、臨床検査関係の学会によって、
クリニックの施設の外部監査も実施されていて、
患者側に立った信頼性の高い情報の開示に努めています。
ひるがえって、日本ではどうでしょう。
治療成績の情報開示についてはアメリカに比べればお寒い限りと言えます。
今年の7月3日発行の52号で特集したように、
治療成績については統一的な基準がなく、
各クリニックの自己申告であるため、
自分のところの成績が良くみえるような基準でもって、
算出するところも多いからです。
さらに、口コミ情報は最も大切な情報源なのですが、
そもそも、不妊であることや不妊治療を受けていること自体、
人に言わない、言えないものですから、
なかなか広まらない宿命がついて回ります。
ただし、だからと言って、
アメリカのように治療成績の情報開示が整いさえすれば、
自分にあった信頼のおける病院や医師をみつけることが出来るかと言えば、
それだけではないような気がします。
なぜなら、医療行為や医師の技量、さらには人間性を、
全て数値におきかえることは不可能だからです。
やはり、個人の情報収集力や行動力、判断力が、
最終的には物を言うのではないかと思います。
今迄、自分が成功したと思えるような出会いや買い物を振り返ってみると、
それ相応の想いや嗅覚を働かせていたのではないかと思います。
今週は、連載の第二回「治療のリスクを正しく認識する」です。
--VOL.080-INDEX-----------------------------------------------------
・最新ニュースタイトル
・[連載企画]何が、二人をそんなに悩ませるのか
第二回 治療のリスクを正しく認識する
・読者からの"心の悩み"にお答します
・おすすめのメールマガジン
・編集後記
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最 新 ニ ュ ー ス タ イ ト ル 一 覧
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各テーマ別タイトルの詳細記事の内容と解説のコメントを、
サイトでご覧頂けます。
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不妊の原因になる病気
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■知らぬ間に妊娠を妨げるクラミジア
http://www.akanbou.com/news/news.111901.html
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妊孕性(妊娠する力)に影響をおよぼすもの
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■妊娠中の飲酒は子供のIQに悪影響を及す
http://www.akanbou.com/news/news.111902.html
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そ の 他
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■不妊、不育とこころの相談室〜岡山市
http://www.akanbou.com/news/news.111601.html
-----------------★最新ニュースに関するご質問等は★-----------------
今週、ご紹介した最新ニュースに関するご質問等ありましたら、
下記のアドレス宛にお送り下さい。
info@nature-g.com
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[連載企画]何が、二人をそんなに悩ませるのか
第二回 治療のリスクを正しく認識する
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不妊症と言うと、なにやら、病名のように聞こえますが、
ほとんどの方は、妊娠しないという、ただそれだけのことで、
別に、どこかが痛いという訳でもなし、
ましてや、日常の生活に何らかの支障をきたすものではありません。
なので、さあ、治療となると、
いったい、いつ始めれば良いのか、なかなか、踏ん切りがつかなかったり、
漠然としたリスクについても、
なんとなく、心配になり、不安に苛まれるものです。
まさに、不妊であることの心配に加えて、
心配が、二乗、三乗になりかねません。
私たちのところへ、いろいろなご相談のメールをお寄せ頂く中で思うことに、
治療のリスクというものを過大にとらえて、
にっちもさっちもいなかくなって、
不要な不安を膨らませて、周囲や主治医に無茶な要望をしてみたり、
逆に、リスクを過小に評価して、あなたまかせな治療になってしまい、
後で後悔してしまうというケースを驚く程、多く目にします。
今回は、不妊治療に伴うリスクといかに付き合うかを考えたいと思います。
★正しい情報が減ると、思い込みが増える
考えてみますと、不妊治療というのは、始める時点では、
これから、どんな治療がどれくらい続いて、
だいたい、いつぐらいに"治癒"するのかが、
全く把握できないまま、スタートします。
「検査して、診断した結果、あなたは、不妊症で、全治○ヶ月です。」
なんて、言えないし、分からないのです。
このように全容が見えないままに、取りあえずということで、
始まる治療が不妊治療なのです。
こんなことは、他の病気や怪我の治療には有り得ないことです。
出口が見えないトンネル、
それも真っ暗なトンネルを進むようなものとよく言われるゆえんです。
このような状況で最も大切なのは、
やはり、正しい情報が多いことに尽きます。
正しい情報の量こそが、少しでも足下を照らしてくれ、
正しい情報が少ないこと、減ることが、
思い込みを増やします。
まあ、もちろん、多ければ多いほど、良いということもないんですけど。
判断に困ってしまうようになってしまうこともあり得ますから。
★リスクと恩恵を比較する
それでは、どんな情報が必要なのでしょうか。
それは、治療によって、どんなリスクがあって、
どんな恩恵があるのかということです。
そして、その治療を受けるかどうかの判断は、
リスクと恩恵を比べたときに、
恩恵の方が大きいと判断できる場合です。
ただし、不妊治療における恩恵というのは、
もちろん、妊娠することなのですが、
妊娠は、薬や注射、その他の治療が直接的に招くものではありません。
排卵を正常化したり、
卵管の通りを良くしたりという治療は、
妊娠するための条件を整えることに過ぎないことを、
理解しておく必要があります。
言い換えれば、おかしな話しで、理解し難いことかも知れませんが、
治療が上手くいったからと言って、
必ずしも、妊娠する訳ではないと言うことです。
★インフォームドコンセントとは?
最近、よく耳にする"インフォームドコンセント"が、
選択肢が比較的多い不妊治療にはとっても重要なことのように思います。
直訳すれば、"説明"と"同意"ということになりますが、
医師から、治療法や薬についてのリスクと恩恵の説明をきちんと受け、
患者は、自分が受けたい治療や薬を選ぶということです。
それでは、それぞれのステップでの代表的なリスクを考えてみます。
全てのリスクを挙げることは出来ません。
上記のように主治医からしっかりと説明を受けるようにしましょう。
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薬の副作用について
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不妊治療で使用される薬や注射は、ほとんどが排卵誘発剤です。
自力では排卵が起こらない無排卵や排卵が起こりにくい排卵障害の場合、
また、体外受精を受ける際に、できるだけたくさんの卵子を採卵する為に、
排卵誘発剤を使用します。
排卵障害や無排卵の場合に使用される排卵誘発剤は、
不妊治療での初めての薬や注射となる場合が多く、
ここで、不安に思われ、改めて悩んでしまうという方も多いものです。
ただ、排卵がなければ、絶対に妊娠できません。
ですから、薬や注射を極力使わないで、
というのは誰しも思う人情ですが、
正常な排卵のために他に手段がなく、
それでも、直ぐに、妊娠を望まれるのであれば、
排卵誘発剤に頼るしかありません。
不妊治療の最大の武器が排卵誘発剤と言えるかもしれませんし、
これまで最も多くの貢献をしてきたものでしょう。
■薬が処方される時に確認すべき事柄
不妊治療に限らず、自分が飲む薬のことを正しく知ることは必須です。
もしも、副作用が出た時でも、落ち着いて正しく対処したり、
間違った飲み方、使い方を防ぐことが出来るからです。
そこで、薬を処方される時に、必ず、以下の事項を質問しましょう。
・薬の名前、その薬を飲む目的(期待する効果は?どれくらいの確率?)
・飲み方、飲む期間
・他の薬や食べ物との飲みあわせ(常用の薬があれば全て申告する)
・副作用(副作用の出る確率)
・副作用が出た場合の対処方法(具体的に)
■排卵誘発剤の副作用
排卵誘発剤の副作用は、「卵巣過剰刺激症候群」と「多胎」です。
※参考サイト「排卵誘発剤について知ろう 不妊症治療薬と副作用」
http://allabout.co.jp/children/sterility/closeup/CU20020523A/index.htm
副作用について正しく知るということは、
どんな副作用が起こるのか、
そして、副作用が起こった時にはどんな対処をすれば良いのか、
ということなのですが、それぞれの状況によって、
起こる確率が全く異なるということも知っておく必要があります。
例えば、飲み薬と注射では頻度は全く異なりますし、
こわい卵巣過剰刺激症候群が起こるのは、
多嚢胞性卵巣症候群の場合であると言われています。
大切なのは、それぞれの薬や注射をどのような使い方をすれば、
どんな副作用がどれくらいの確率で起こるのかということを知ることです。
全てのことは一概には言えないということを知っておきましょう。
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長期間でみる副作用
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卵巣過剰刺激症候群に代表される排卵誘発剤の副作用は、
使用して直ぐに起こるものです。
ところが、不妊治療で排卵誘発剤を使ったばかりに、
あとあと、副作用に悩まされたり、
不都合が起こったりはしないのだろうか、
そんな不安もよく耳にします。
このような長期間に渡る、薬や注射の影響は、
漠然とはしていますが、
案外、不要な不安を大きくしてしまうものかも知れません。
実際のところ、これまで、長期からの副作用として、
報告されたことがあるのは、
卵巣がんにかかるリスクが高まるのではないかというものです。
ただし、既に、心配はないとの結論が出ています。
今年の6月に発表されたアメリカ国立がん研究所によって実施された
23年間に渡って、1万2千人の女性を対象にした調査によって、
排卵誘発剤を使用したことで、
その後の卵巣がんにかかるリスクが上昇することはなかったと、
結論を出しています。
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体外受精による副作用
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それまでの一般的な不妊治療によっても妊娠しなかった、
また、卵管が両側ともに閉塞している、
抗精子抗体がある、
子宮内膜症による癒着や炎症が自然妊娠を困難にしている、
さらに、男性の精子の数や運動率が極端に低い場合等で、
他に手段がなく、
それでも妊娠を望む場合には体外受精を受けることになります。
まずは、体外受精を受けた場合のリスクで明らかなものは、
多胎妊娠です。
通常、自然妊娠の場合には、多胎率は1%程度であるのが、
体外受精による妊娠の場合には、おおよそ、20%にもなり、
さらに、その内のおよそ10%が三つ子以上です。
http://www.akanbou.com/news/news.092201.html
多胎妊娠のリスクとは、
特に三つ子以上の場合、早産や流産、その他、妊娠、出産時のリスクが、
母親にとっても、子供にとっても、軒並み上昇してしまい、
さらには、出産後のケアによる負担が大きくなります。
対策としては、移植時に戻す胚の数を慎重に考えることです。
また、既に、触れたように、体外受精時にも排卵誘発剤を使用しますので、
薬や注射の副作用というリスクもあります。
実際のところ、体外受精、もしくは、顕微授精におけるリスクは、
やはり、本来は、女性の体内、卵管膨大部で受精するべきところを、
受精、そして、移植するまでの間、体外の人工的な環境におかれることで、
長期的な影響、それも、生まれ来る子供へのカラダや脳、心の発育や成長に
何らかの悪影響を及しはしないかという不安が、
最もとらえどころのないものではないでしょうか。
このような長期的な影響については、
実際に体外受精によって生まれた子供を追跡調査するしかありません。
世界で初めて体外受精による出産に成功してから現在まで20数年間、
この治療によって生まれたからといって、
目に見えるようなカラダや知能、心の発育、成長に問題があるとの報告は、
これまでは、なされていないようです。
http://www.akanbou.com/news/news.102101.html
もちろん、アメリカやヨーロッパでは、現在進行形で追跡調査が、
行われていますので、今後、新たな事実が判明しないとも限りませんが、
これまでのところ、概ね、そのような心配はないようです。
http://www.akanbou.com/news/news.102202.html
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"力"は、使い方次第
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もちろん、不妊治療を受けることのリスクを詳細のチェックしていけば、
それこそ、膨大なものになるでしょう。
そもそも、妊娠、出産ということ自体が、
女性にとっては、"命がけ"という側面があるわけで、
リスクに満ちていると言っても決して過言ではないことを、
忘れてはなりません。
そして、極論すれば、日常生活自体がリスクの伴うものであり、
さまざまな技術やエネルギ−等の"力"を使用すれば、
リスクもその力の大きさに比例して高まるものです。
全ては、その"力"を使う人間の使い方次第であると言えます。
そういう意味では、
自ら、正しい情報を知り、判断力を養うとともに、
"頼れる"医師を選ぶことが、
最大のリスク回避と言えるかも知れません。
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最も辛いリスクかも知れないものは
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最後になりますが、これまで、述べてきたリスクは、
全て、避けようがあるもので、
また、起こったとしても対処方法に"正解"があるものです。
ところが、悲しいことに、いくら努力しても妊娠できないというリスクが、
確率はとっても低いものの、可能性としてはあります。
また、これまで述べてきたのは、カラダにおこるリスクのみでしたが、
高度生殖医療になると、かかる費用も高額になります。
かけたコストとその結果が見合うかどうかというのも違った意味で、
個々の問題として存在します。
この場合のリスクの対処は、"正解"がないというか、
いくつもあるものです。
予め、夫婦で十分に想定し、話し合っておくべきことです。
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リスクとうまく付き合うには
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いかがでしたでしょうか?
リスクばかりを並び立てていくと、
あれも心配で、これも心配、というふうになってしまいかねませんね。
ところが、危険が伴うということは、避けられない現実です。
例えば、夜道を歩く際に、
真っ暗でどこにどんな落とし穴があるのか分からないままに歩いたり、
誰かに手を引かれて連れていかれるよりも、
ちゃんと、危険なところが見えていたほうが、
自分の判断と力で危険を避けられる訳ですから、
最も安全性が高くなるのです。
要するに、リスクは無数にあると言っても過言ではありませんが、
全てのリスクにおいて、避ける方法と出会ってからの対処の方法を、
予め用意しておくことで、不要な不安にかられることはなくなります。
そして、いで先生もよく指摘されておられるように、
避けられないリスクを乗り越えられるカラダの強さ、
そして、夫婦で協力し、励ましあうことで心の強さを身につけることが、
何よりも大切なことではないでしょうか。
不妊を克服することは、
辛く、悲しいことばかりのように初めは思っていても、
実際には、夫婦で協力し、励ましあい、知恵を出し合うことで、
どうやら、乗り切っていけるものだということが、
お分かり頂けましたでしょうか?
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皆さんからの"心の悩み"をお聞かせ下さい
◆◇◆いでともみ先生の誌上カウンセリング◆◇◆
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あなたの今の悩みは医療では解決できない悩みかも知れません。
そうであれば、医療の助けを受ける前に、
カラダの"治療"を受ける前に、
心の"お手入れ"が必要ではないでしょうか?
ここでは、読者の皆さんからお寄せ頂いたご相談の中で、
そんな「心の悩み」に対して、
カウンセラーで、看護師であり、気功師でもある、
いでともみ先生にお答頂きます。
今回は、お二人目がなかなか妊娠しないことによる悩みです。
★ご相談内容
はじめまして。
不妊治療を始めて、そろそろ一年が経とうとしています。
私は結婚してすぐに第一子を妊娠し、無事出産しました。
この子が一歳過ぎた頃から二人目が欲しくなり
産後、生理がこないので治療を始めました。
もともと生理不順で、第一子が出来たのも不思議なくらいです。
私は何故、二人目をこんなに希望しているのかな。。
周りのお友達がどんどんと、二人目を妊娠出産していくからでしょうか。
もともと妊娠しずらい身体なのに、すぐに一人目を恵まれたのだから
二人目は、もっとゆっくり、大らかな気持ちで待ちたいのだけれども、
この焦りの気持ちをどうすることもできません。
両親も元気、主人も元気、この子も元気で、
今のままで十分幸せなのだから、
この幸せをもっと満喫すべきなのに。。
もう少しリラックスする方法はないものでしょうか。。
★いで先生から
一人っ子ではなく、やはりもう一人、子供がほしい。
そんな、焦る気持ちが止まらない。
あなたのような、お二人目がなかなか出来ないという悩みをお持ちの方は、
意外にも、とっても多くいらっしゃるようです。
お一人目であろうと、
お二人目であろうと、その悩みはなかなか当人でないと分からないものです。
特に、二人目であれば、
一人目のお子さんさえ授ることが出来ない方からすれば、
もう、既に、お一人のお子さんがおられるのですから、
何と、贅沢な悩みでしょう!、と思われてしまうかも知れません。
ところが、不妊治療を受けてお一人目を妊娠、出産された方のほとんどは、
出産直後から、お二人目のことを考え始められます。
周囲からすれば、不妊治療であんなに、苦労したのに?
なんて思ってしまいくらいです。
母は、強し、なのでしょうか。
おそらくは、やはり、一人のお子さんを妊娠、出産された訳ですから、
二人目も当然、授ることが出来るだろうと、
無意識にでも感じておられるのかも知れません。
そんなところに、
案外、二人目不妊の悩みを大きくするところがあるように思います。
一人目はこうだったのに、二人目は、なぜ、そうならないの?、と。
ところが、人間のカラダというものは、刻々と変化しています。
お一人目を妊娠、出産された時と今では、
すっかり、別のカラダになっているくらいに、
考えた方がいいかも知れないくらいです。
ですから、一人目であろうと、二人目であろうと、
はたまた、三人目であろうと、
お子さんを望むにもかかわらず、授ることが出来ない悩みは、
根本的には同じであると言える訳です。
さて、今の幸せを満喫するべきなのに・・・と、
理屈ではどうすべきか分かっている。
だけど、気持ちがついて行かない。
なかなか、心は思い通りにはいきませんね。
リラックスしたいと望んでいらっしゃいますが、
まず、その前に、もう一度今の生活を充実させるために努力してみませんか?
ご主人とお子さんと、家族揃って何か今を思いっきり楽しんでみましょう。
家族三人、今の与えられた幸せを実感して、感謝してみてみましょうよ。
ごく普通の当たり前の生活と思っていた中に、
実は、奇跡は沢山詰まっています。
この生活が、今のあなたにとっては一番大切なものではないでしょうか?
何かと比べてしまったり、辛くなった時は、
ご主人とお子さんにもっとやさしくしてあげてください。
そうすれば、二人の家族があなたを支えて気持ちをほぐしてくれるはずです。
でも、自分の辛い気持ちを無理に家族で埋める訳ではありません。
今の感じている思いは思いとして置いといて、
家族への感謝は別物として捕らえてください。
決して何かを忘れるためとか、ごまかすためとかではなく、
それはそれ、これはこれとして考えてください。
そして、今の気持ちをいけないと思ったり、押し込めたり、
さらには、〜すべきという概念に縛られないように。
こう思ってはいけないのに〜、
という一見正しいことに自分の気持ちがいかないからといって、
逆に自分自身を追い込めると苦しくなるばかりです。
自分の気持ちは正直な思いなのですから、そのまま、受け止めてください。
否定すれば逆にそのことに捕らわれてしまいます。
辛い思いはあるでしょう。
でも、ここで思い出してほしいのが、
あなたは決して一人ではないということ。
愛する家族が側にいるということです。
それは、あなたの大きな力であり、支えでしょう。
そして、何か自分が楽しいと思えることや生かせる仕事など、
集中できるものが見つかればもっと、今の生活が充実するかもしれません。
あなたが生み出せるものは、もっと他にもあるはずです。
ちょっと、目先をかえて探してみませんか?
家族のあり方や、人生は色々あります。
全て自分の描いていた通りには、なかなかいかないかもしれません。
でも、だからといって、今そこにある幸せをもつまらない物にしてしまうのは、
とっても、もったいないことです。
ここにいる現在の自分だからこそ、出来る事・・・、
幸せがきっとあるはずです。
そして、悲しい気持ちを抱えている自分も今の自分。
決して否定せずに、そんな自分を労わってあげて、
そして、それだけでない幸せな自分も忘れずに大切にしてあげてください。
ちょっと、いろんなことにチャレンジしたり、
お子さんと何か習い事をしたり、
忙しく楽しく生活をエンジョイして、
夜にご主人とゆっくり話をしたりお風呂でリラックスして、ぐっすりと眠る。
そんな一日が以外にリラクゼーションにもなるんです。
どうぞ、自分の充実した一日を作り出してみてください。
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★いでともみ先生の「気功的生活のすすめ」はこちらから
http://www.akanbou.com/kikou/top.html
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読者の皆さんからの妊娠報告をお待ちしています!
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お待ちしています。
■プロフィール
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・不妊治療歴
■不妊治療について
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・それに要した費用
■妊娠にいたった治療内容
■妊娠にいたった経緯
■妊娠しやすいカラダづくりのために実行したこと
■現在、不妊改善中の方へ一言
以上です。
よろしくお願いします。
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■編集後記
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いよいよ、寒くなってきました。
くれぐれも、冷えには気につけましょう。
妊娠のための一番の大敵は、"冷え"です。
いろいろ、工夫すえば、
必ず、克服出来るものです。
今回のリスクを正しく認識する、はいかがでしたでしょうか?
私たちは、決して、不妊治療を奨励している訳ではありませんので、
誤解なきようにお願いします。
治療がどうしても必要な場合、
もしくは、治療を受けることを二人で決めた場合を想定して考えたものです。
さて、"何が、二人をそんなに悩ませるのか"の連載は、
次回は、第三回目の「ストレス〜鶏とタマゴ」です。
テーマは、妊娠できないからストレスになるのか、
ストレスがあるから妊娠できないのか、です。
皆さんからのご意見、ご要望等をお待ちしております。
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妊娠しやすいカラダづくり No.080
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てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
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【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
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