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□■□■□ 2004年12月25日発行
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□■□■□ ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇ 《毎週土曜日配信》
■□■□■ VOL.085
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http://www.akanbou.com
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皆さん、こんにちは。
今年最後の配信です。
前号のまちこさん(仮称)からのご相談とその回答に関して、
多くの方々からご意見、ご感想のメールを頂きました。
ありがとうございます。
その中から、まずは、男性であるOさんからの投稿です。
---[引用ここから]-------------------------------------------------
〈中略〉
もう、1年半も前のことですが、
「いつまでもできないから、とりあえず病院で検査してくるね」と、
夫である私が検査を受けました。
なぜ、私が?というと、24歳を目前にしたとき、
「おたふく風邪」に罹り一週間ほど入院しました。
そのとき、発熱からタマタマの片方が、
2倍以上に膨らんだことがあったからです。
退院してからは、その反動なのか、
以前の半分くらいの大きさになっていました。
なので、「検査」はその結果によっては、
私にとっての「死刑宣告」に近いイメージがありました。
予兆・・・もありましたしね。
それでも、夫婦喧嘩の際に、
「実家のお母さんに『まだか?』と言われた私の気持ちがわかるの」と、
言われたことを聞き、まずは自分から検査するふんぎりがつきました。
※実家の母が「まだか」と言ったことは無いようです。
「そろそろ欲しいね」程度だったようです。
メールを書いていることからも、想像できるでしょうが、
まさにその宣告を受けました。
「自然な状態での妊娠はほぼ無理でしょう」と。
私は子供好きですから、かなりのショックがありました。
けれど、そこで妻の一言。
「いいじゃない、ずっと二人で一緒にいましょう」
どれほど救われたことか。
投稿者の夫さんは、事実を事実として受け止めたくないのでしょうね。
私も、「可能性がゼロで無いなら」の希望はありますが、
肉体的に負担が大きい(と聞いています)、
人工妊娠を頼むことはできないままです。
妻の負担がゼロなら、頼んだでしょうけれど。
申し訳ありませんが、投稿者の夫さんには、
まず事実を認識してもらうことが必要なようですね。
妻である投稿者さんの立場を理解するとともに・・・です。
そのとき、「男としての失格者」という印象だけ与えないでくださいね。
私は上記のように救われましたが、
もし「ふん、だめな人」なんて言われていたら・・・と思うと。。。
思いに任せて書き進めましたので、
意図がしっかり伝わるかどうかの自信はありませんが、
「問題のある夫」の意見として、
投稿者さんにお伝えいただければ、幸いです。
〈以下略〉
---[引用ここまで]-------------------------------------------------
夫婦の関係って、
逆境の時に試されるのかもしれません。
不妊という期間を経験することによって、
幸福な人生のために、絶対に必要な"夫婦が心を合わせる"関係を、
二人の間に培うことが出来たのなら、
それに勝る、"財産"はないのではと思います。
もしも、すんなり、子供が出来ていたら、
気づくことが出来ないことだったかもしれません。
そう考えれば、苦悩ばかりが語れることの多い不妊いうものに、
少なからず、意味を見い出すことが出来るのではないでしょうか。
次にご紹介する女性のSさんからのメールにも同じことを、
感じさせられました。
---[引用ここから]-------------------------------------------------
〈中略〉
12月19日に配信されたメルマガを読み、
ご相談された奥様のご主人さまの声に、
涙してしまいました。
ちょうどラジオをかけながら見ていて
クリスマス前なので、
バックから「星に願いを・・」が
かかっていたので重なったかもしれませんが・・・。
でもでも、ご主人さまの心の叫びが
私にもとても伝わってきます。
うちは、結婚して2年経ちますが
妊娠にかすりもしません。。
先日、野田聖子議員の「私は、産みたい」という本を読みまして、
涙したと同時に、
こんなにがんばっている人もいるので私もがんばんなきゃ!、
と思っていたところです。
しかし自分ひとりで不妊治療に望んでも本を読んでいない夫とは、
温度差があるのは当然ですよね。
今日、「この本を読んで、私もまた治療を再開しようと思う。
あなたもこの本を読んでみてね。」と、
夫との温度差を少なくしていきたいと思いました。
どうしてもひとりよがりになってしまうこの不妊治療は、
「なんでわたしだけ」と思いがちです。
夫とともに前を向いていこうと思います。
PS:今家づくりを計画中です。
以前は分譲住宅を契約寸前までしていたんですが
「私たちの本当に住みたい家って、これでいいの?」と二人で話し合い、
やっぱり「自分たちの家づくり」をしようと思い始めています。
家づくりも不妊治療も夫婦の協働作業です。
(作業という言葉が的確かどうかわかりませんが)
原点に戻って、「こんな家に住みたいねぇ」とか、
「こんな家族にしたいねぇ」とか、
夫婦がわくわくするような話をしていきたいと思っています。
〈以下略〉
---[引用ここまで]-------------------------------------------------
Oさん、Sさん、また、メールを頂いた皆さん、
ありがとうございました。
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あの時、救われたあの一言、
あの時こそ、欲しかったこの一言を教えて下さい!
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不妊期間中、二人で悩みを共有することで、精神的に救われるのと、
一人で悩み、闘わざるを得ないことがストレスになって、
より、妊娠を遠ざけているのとでは、とてつもなく大きな違いがあります。
どうしましょう?
本質的に大きな違いがあるのでしょうか。
おそらくは、それほどの違いはないと思うのです。
なにかのこだわりやプライド、ちょっとしたタイミングのずれ等で、
お互いが同じ気持ちでいることを表明できない、していないだけ、
ということが、案外、多いのではないでしょうか。
まず、第一歩は、過剰なくらいの表現で、気持ちを"言葉"にしましょう。
そこで、皆さんにお願いがあります。
「あの時、救われたあの一言」、
「あの時こそ、欲しかったこの一言」、
そんな皆さんの"言葉"を教えて下さい。
そして、多くのカップルへ、きっかけをふりまいて下さい!
皆さんからのメールをお待ちしています。
info@akanbou.com
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連載コラム「気功的生活のすすめ」 第23回
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年末にあたってのいで先生のコラムです。
やはり、1年をしっかりと締めくくり、
そして、1年を厳かに迎えるというメリハリは大切ですね。
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今年の終わりに・・・ いでともみ
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とうとう今年も終わりに近づいてきました。
なんだか、天災の多い年でしたね。
自然の流れは予測出来なく、
敵にも味方にもなりうる。本当にすごい力です。
そんな中、皆さんは生きている。色々なものに生かされている。
素晴らしくて、すごいことだと思いませんか。
つくづく今、自分がこうして元気でいられることが、ありがたく感じます。
この一年、皆さんにとって、どんな一年であったでしょうか?
辛い事も楽しい事も色々あったと思います。
私にとっても、とても大きな転換期となる、大切な一年でした。
ここで、こうして皆さんと出会えたことも、
大事な出来事のひとつでもありました。
そして、あと数日でまた、新しい年を迎えようとしています。
そこで、よりよい一年が迎えられるように、
来年に向けての目標や思いを書いてみませんか?
大きなことでなくていいのです。
まずは、身近なことから出来そうでなかなか出来ないことや、
心掛けたいこと、やりたいことなど細かく考えてみてください。
そして、今の自分の正直な思いとともに、
来年の自分に向けて捧げたい言葉を書いてください。
少し自分を離れてみて、言いたい事を考えてみてください。
また、自分のあり方の面でもこうありたい...という感じで書いてみましょう。
これらは、決して自分を責めたり、追い詰めるようなことを書かないで、
自分に愛を持って心有る言葉を見つけてあげましょう。
出来れば、一年後・三年後・五年後・十年後と、
その時自分がこうありたいということも書いてみると面白いですよ。
ちゃんとした目標を、
より細かく明確に書いた方が実現し易いと言われています。
以外に十年後の自分なんて考えたことがないもので、
いざリアリティーをもって書くとなると結構難しいものですよ。
そして、常に前向きに未来をみながら、
全てに対する感謝の念を忘れずに今年最後の星空を仰いでください。
やがて迎える新しい年......穏やかないい年であるように、
まず、新年を迎えたら外に出て、一番の朝日を浴びましょう。
そして、両手を天に向けてかざし、
両手の間から太陽の光を額に向けて通すようにして、
目を閉じて太陽の一番のエネルギーを受け取ってください。
心身ともに新しい年のエネルギーを受けて、
新しい年もパワフルに......そしてにこやかに過ごせるように、
最後に全てのものに感謝の念を持って手と手を合わせて合掌します。
あと数日、いい年を迎えられるようお家を綺麗にして、
おいしいおせちを揃えて、あったかく年を越しましょう。
また来年も、どうか私の雑記を読んで頂ければうれしいかぎりです。
皆さんが幸せでありますように......、良いお年を!
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■編集後記
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皆さんにとって、今年はどんな年だったでしょうか?
この時期のお決まりのあいさつのようなものですから、
それほど深い意図はないのでしょうが、
いったい、何をもって"良い年"で、
何をもって"悪い年"だったというのでしょうか。
地震や戦争で愛する人を亡くしたというのは、
議論の余地のないものですが、
このメルマガを読まれている方にとっては、
今年も妊娠しなかったから、
やっぱり、それほど良い年だったと素直に感じられないと、
言われるかもしれませんね。
でも、見方を変えてみると、
そんな悩みがあったからこそ、
"小さな幸せ"を感じることが出来たかもしれません。
例えば、パートナーの気持ちに触れることが出来たとか。
希望が叶い、思い通りになることは、
一見、多くのものを手に入れているように見えて、
それほどでもないのかもしれません。
実際は、希望がなかなか叶えられなくて、
思い通りにならない時のほうが、
得ているものは大きいように思うのです。
嬉しい時って、
胸がいっぱいになったと言い、
悲しい時って、
胸にポッカリ、穴があいたようだと言います。
いっぱいの時って、
もう入りようがないですよね。
皆さんにとって、来年も、良い年でありますように。
◎2005年1月1日の土曜日は休刊とさせて頂きます。
次号は、2005年1月8日の配信の予定です。
◎85号は読者アンケート集計結果を特集する予定でしたが、
変更させて頂きました。
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妊娠しやすいカラダづくり No.085
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【発 行】 株式会社ライフケアマネージメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
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