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□■□■□ 2005年4月4日発行
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□■□■□ ◆妊娠しやすいカラダづくり◆
◇◆◇◆◇ 《毎週土曜日配信》
■□■□■ VOL.098
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http://www.akanbou.com
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みなさん、こんにちは。
"妊娠しやすいカラダづくり"メールマガジン版です。
いつもお読み下さってありがとうございます。
この号は、まぐまぐの配信システムが一時休止したため、
4月4日の月曜の配信とさせて頂きました。
4月になりました。
新しい年度が始まり、気持も新たになる時期ですね。
自然界でも、春は、新しい生命の息吹きを感じる時です。
戸外で春の日差しを感じながらの散歩は、
理屈抜きに気持のよいものです。
そして、春の日差しを浴びることは、
気持よいだけでなく、
生殖の機能を整える効果があるそうです。
それは、光を浴びると、メラトニンという、
生殖に重要な役割を果たすと考えられているホルモンのリズムが、
正常になるはたらきがあるからだそうです。
さて、今週の更新情報は以下の通りです。
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★今週の更新情報★
http://www.akanbou.com
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2005年4月2日 最新ニュース
3胎妊娠の4割で減数手術
http://www.akanbou.com/news/news.040402.html
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2005年4月2日 最新ニュース
低体重の出生、不妊の恐れ
http://www.akanbou.com/news/news.040401.html
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2005年4月1日 Q&A
これからどうしてよいのか分からないままです。
http://www.akanbou.com/qa/qa.20050401.html
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2005年4月1日 リンク追加情報
青山レディースケア
http://www.akanbou.com/link/main.html
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2005年3月31日 編集長コラム
リスクとベネフィットを比較する
http://www.akanbou.com/column/main.html
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2005年3月26日 最新ニュース
妊娠中の酒・タバコは危険
http://www.akanbou.com/news/news.032601.html
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ロンドンでリフレクソロジーを中心に、
不妊改善のセラピストとして活躍されていた、
青山佳代さんが、東京三鷹にサロンをオープンされます!
---[今週の更新情報から]-------------------------------------------
女性のためのホリスティックリフレクソロジートリートメント
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2004年3月7日配信の本誌31号にコラムを掲載させて頂き、
イギリスの事情等をお寄せ頂いていました青山佳代さんが、
このほど、帰国され、不妊に悩む女性を対象としたサロン、
「青山レディースケア」を、
5月中旬に東京三鷹にオープンされますのでお知らせします。
リフレクソロジーというと、どうでしょうか、
日本では、単なる、足裏マッサージという印象しかありませんが、
足の裏に存在する多くの反射区(つぼのようなもの)を刺激することで、
それぞれの内臓や組織に作用し、体や心のバランスを取り戻し、
本来、備わった治癒力が高まることが期待できます。
青山さんは、不妊に悩む女性、一人一人の状況に応じて、
きめ細かい対応をされるため、
完全予約制で、1日に3名に限定して治療されるそうです。
薬による治療に疑問を感じておられる方、
特に異常がないにもかかわらず、なかなか妊娠しないという方、
不妊治療で心が疲れてしまったという方、
一度、相談してみてはいかがでしょうか?
電話によるお問合せは受け付け開始しています。
★青山レディースケアのサイト
http://www.geocities.jp/aoyama_ladiescare/index.html
━[ニュース解説]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
"量"から"質"、"人為"から"自然"へ
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http://www.akanbou.com/news/news.040402.html
徳島大学の苛原教授の研究グループは、
不妊治療を行っている全国の主な病院、588施設に、
2000年から2002年までの3胎以上の妊娠についてアンケート調査したところ、
570例の三つ子以上の妊娠のうち、
4割の228例で、減数手術が行われていたことが、
判明しました。
そして、体外受精によって三つ子以上を妊娠した女性で、
移植した受精卵の数が、平均3.1個、
中には、10個というケースもあったとのこと。
日本産婦人科学会の会告では3個以内としているにもかかわらず、です。
これは、どういうことかと言いますと、
妊娠の確率をあげるために、
学会の会告を無視して、多くの受精卵を移植する場合があり、
その結果、三つ子以上妊娠してしまうと、
子宮内の胎児をやむを得ず殺してしまうこともあるということです。
こう書くと、身勝手な行為のように聞こえるかもしれませんが、
妊娠したい、妊娠してもらいたいという人情、
母親や子供の健康をリスクにさらすことになる多胎妊娠というリスク、
そして、たとえ、胎児と言えども、
授った生命を都合によって葬ってしまうという倫理の問題、
それぞれの事情を考えると大変難しい問題であることが分かります。
私は、この報道に接して、
不妊治療における質の追求というのは、
まだまだ、建て前であって、
その実態はト言えば、量の追求であることを感じざるを得ませんでした。
大切なのは、量の追求から、質の追求への転換であり、
言い換えると、人為的な治療から、
より、自然に近い治療ということになります。
量の追求において、妊娠の可能性を高めるということは、
具体的には、1周期当たりに排卵される卵子の数を多くすることであり、
体外受精の場合には、1回の移植当たりに戻す受精卵の数を増やすことです。
要するに、妊娠を量的な確率論として考える訳です。
であれば、妊娠の可能性を高めることは、
すなわち、多胎妊娠になる可能性をも高めることになり、
妊娠は望むけれども、多胎妊娠は、勘弁して欲しいというのは、
もともと、矛盾していて、ほとんど、無理な注文なのです。
そのような根本的な問題をクリアするには、
"量的な"確率論から、"質的な"確率論へ転換させるしかありません。
質の追求において、妊娠の可能性を高めるということは、
自然な妊娠と同様、1つの卵子の質にこだわるということです。
その一つの方法として、
体外受精時に、通常、受精後2日目で移植していたのを、
5日目の胚盤胞まで待って、
1個だけ移植するという"胚盤胞移植"が、
採用されました。
なかなか外見だけでは判別しづらい本当に質の良い受精卵を選別するために、
5日目まで順調に成長したことを確認することで、
受精卵を選別するわけです。
このように、多胎妊娠を回避するために、
移植するのを1個の胚にして、
かつ、妊娠の確率を落とさないための方法の研究は、
最近は、海外でも盛んに行われています。
いずれも、卵子の質を追求することに主眼を置いています。
考えてみると、質の追求というのは、
言い換えれば、より、自然妊娠に近い形態であると言えます。
元来、1周期当たりに排卵される卵子は1つです。
その卵子は、卵巣にある多くの原始卵胞の中から、
自然に、状態の良い卵が、選ばれて大きくなり、排卵されるのです。
カラダが、自ら選んだ卵子が、
結局、もっとも質の良い卵子なのです。
カラダの持つ本来の"力"を、
もっと、信じても良いのではないでしょうか?
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■編集後記
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出生時の低体重が、
成人してから不妊を招くおそれがあるというニュースもショッキングでした。
今週は、立続けにショッキングなニュースが飛び込んできたようです。
低体重の原因は、妊婦の栄養状態だとされています。
ちゃんと、食事をとるしかないのですが、
妊娠という非日常な状態なわけですから、
満足に食べることが難しい時もあって、
そんな時にはサプリメントが役に立ちますが、
いかんせん、デルイケートな時期でもあって、
単体の栄養素を大量にとったり、
合成のものも避けたいものです。
唯一、食物中に存在する複合体としての栄養素の形態に最も近い製品だけが、
お勧めするものに値するものです。
http://www.nature-g.com/shohin/member/05.html
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★「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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妊娠しやすいカラダづくり No.098
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
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