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妊娠しやすいカラダづくり
[メルマガ版毎週土曜日配信]
2005/4/22 #101
━不妊に悩むご夫婦を応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。
まずは、私(細川)から、
是非ともお伝えしたことがあります。
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アンケートへの回答、ありがとうございました!
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多くの回答を頂きまして本当にありがとうございました。
まずは、ご協力頂いた皆さんにお礼を申し上げます。
現在も、続々と、回答のメールを頂いております。
お寄せ頂いた皆さんのお声を、
じっくりと、読ませてもらっています。
そして、時間はかかりますが、
皆さんにコツコツとお返事のメールをお送りしています。
もちろん、頂いたご意見やご希望については、
早速、可能な限り、反映させていきたいと考えています。
おいおい、お気付き頂けるのではないかと思います。
また、一段落した時点で、何らかの形で集計して、
誌面でご紹介させて頂ければと考えています。
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新しい編集長を迎えたことについて
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いろいろなご意見やご指摘を頂きました。
実は、正直申しますと、あまりの反響の大きさに驚き、戸惑いました。
それと同時に、皆さんから、こんなにも率直なお声を頂いたことに、
本当に、本当にありがたく思ってもいます。
その中でも、特に、編集長が変わること、
そして、その編集長が不妊経験のない女性であることへの疑問については、
前号での私(細川)の説明の仕方が、
不適切なところがあったことや不足していたように思いました。
そこで、ここで、少し、補足させて頂きたいと思います。
まずは、今後、細川から酒井へメールマガジンの作成を、
バトンタッチしてしまう訳ではありません。
引き続き、細川が中心となって作成してまいります。
酒井奈緒にサイトやメルマガの運営のスタッフとして、
加わってもらうのは、業務的な体制づくりの一環として、
サポートしてもらうためです。
より、皆さんのご期待に添うために、
これまでの体制では、作業量的に限界を感じていたからで、
決して、編集の考え方や方針、取り組み方の一新を、
意味するものではありません。
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不妊経験の有無について
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不妊の経験のない者に、
いったい、不妊に悩む方のサポートが可能なのか、
これは、私たちの永遠の課題の一つ、です。
不妊の経験のない者には、
不妊に悩む方のお気持が分かるはずもありませんし、
気持や感覚の共有は出来ないと言われれば、
それは、全く、その通りです。
そんなことは出来るはずもないことは分かっているつもりです。
さらに、不妊の経験のない者は、
不妊に悩む方のサポートに携わる資格なんてない!
と言われれば、それはもう、それまで、です。
ただし!、不妊期間を経験するということは、
人生で経験する大きな試練の一つであるとするならば、
そんな試練を乗り越えるためのサポートをさせて頂くことは、
私たちにも、十分に可能であると信じて疑いません。
なぜなら、私たちも、
これまでの人生は、決して、順風満帆とは言い難いからです。
少なからず、失敗もし、挫折もし、諦めもしてきました。
それは、人によっては、
不妊の期間を経験することかもしれませんし、
人によっては、離婚という試練かもしれません。
また、愛する人や子供を手の届かないところに、亡くする、
という試練かもしれません。
或いは、全ての財産を失うという試練かもしれません。
そして、人によっては、
生まれつきのカラダの不具という試練かもしれません。
それぞれの試練の大小なんて、
一体、誰が決められるというのでしょうか?
経験の有る無しではなく、他人に素直に耳を傾けること、
人の痛みが分かる、分かろうとすること、
そして、何とか、力になりたいという気持こそが、
必要で、大切なことではないか、
そんなふうに考えています。
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試練をより辛くするのは、世間の"目"
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二人に課せられた試練の一つと考えることは、
試練をより、辛いものにさせるのは、
世間の"目"であるということも、また、実感するものです。
要するに、不妊をより辛くするのは、
結婚すれば、子供が出来て当たり前とか、
子供が出来て一人前の女性だという"世間の常識"という奴です。
試練を受けた人間を特別視するのが世の常です。
けれど、子供が出来にくいことは、
なんら、特別のことではありません。
妊娠しにくいとか、しやすいというのは、
人、それぞれで、ある意味、仕方のないことです。
足が早いかどうか、とか、身長が高いとか、低いとか、
そんなことと、なんら変わりないことで、
普通とか、異常であるとか、そんな話しではありません。
それ以上のことも、それ以下のこともありません。
ところが、いまや、出生児の数人に1人の割合で、
不妊治療によって子供が生まれているほど、
不妊治療が当たり前になったと前号で書きました。
もしかしたら、そろそろ、
そんな世間の目から引きこもるしかない世の中では、
なくなりつつあるのかもしれません。
こんなメールも頂きました。
お話の最後にご紹介させて頂きます。
-----[ここから引用]-----------------------------------------------
〈中略〉
もっと世の中に、不妊とはこうゆうことだ!ってのを、
広めて欲しいなと思います。
自分でも言えますが、
やはりだんだん感情的になってきてしまうし、限界があります。
たとえばこのメールマガジンの読者がひとりだけでいいから、
不妊治療とは医者にさえ行けば100%成功しないんだよ、とか、
最近では10人に一人が通っているんだよって話してくれたら、
8000人の人にその事実が知れ渡るわけで、
それを繰り返すことによって、
一般常識に変わって、より当たり前のことになるかなと思います。
と書いているうちにもうすでに広まりつつあるのかもしれません。
昨日も義母がどこかで聞いてきた「体外受精」なるものをやれば、
絶対妊娠できるらしいなんて電話をしてきました。
アメリカでは一回に$8000(80万円くらいでしょうか)近くかかって、
成功率は25%だって言ったら黙っちゃいましたが・・・
〈中略〉
-----[引用ここまで]-----------------------------------------------
どうもありがとうございました。
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★今週の更新情報★
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2005年4月22日 Q&A
人工授精後の痛みについて
http://www.akanbou.com/qa/qa.20050402201.html
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2005年4月22日 最新ニュース
運動不足が不妊を招く
http://www.akanbou.com/news/news.042201.html
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2005年4月21日 Q&A
フーナーテストだけよくないのは?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005042101.html
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2005年4月20日 最新ニュース
不妊治療で生まれたことを子供に伝えるか
http://www.akanbou.com/news/news.042001.html
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2005年4月19日 Q&A
いつまで様子を見ればいいのか迷っています。
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005041901.html
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2005年4月18日 最新ニュース
宮崎県が不妊相談を電子メールで受け付け
http://www.akanbou.com/news/news.041801.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
━[TOPICS]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
GWは二人で・・・、旅行すると妊娠しやすくなる理由とは?
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いよいよ、来週末からゴ−ルデンウィークがスタートしますね。
今年は、去年違って、暦が良いようで、
5月の2日と6日を休めば、なんと、10連休!も可能です。
ゴールデンウィークは、可能であれば、
是非とも、二人でゆっりと温泉旅行でも楽しんでみて下さい。
おそらく、妊娠する確率が普段よりも高くなると思いますよ!
何をまた、気休めを言って!なんて思っている方、
ちゃんとした科学的な根拠があるんです!
えっ?
その時期は、タイミングが悪い?
大丈夫です。
旅行中はタイミングが悪くても、仲良くしてみて下さい。
その後の可能性も上がるんですから。
それでは、順番に説明していきましょう。
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旅行中から旅行後まで、
"コルチゾール"や"アドレナリン"、"ノルアドレナリン"という
ストレスホルモンの分泌が低下する。
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http://www.jata-net.or.jp/osusume/mametisiki/010709seiri.htm
日本旅行業協会の「旅と健康に関する調査プロジェクト」で、
実際に一般のモニター17名と九州に旅行しながら、
採血や血圧測定、脳波測定などの検査を実施し、
まとめた報告です。
それによりますと、旅行中は体内物質の分泌量が全般的に低下し、
非常にリラックスした状態になり、
ストレス時に副腎皮質より放出されるコルチゾールは、
旅行中から旅行後まで日を追う毎に低下していく傾向が確認されています。
さらに、尿中のアドレナリンやノルアドレナリンの分泌も低下します。
次にまいります。
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"コルチゾール"や"アドレナリン"、"ノルアドレナリン"といった、
ストレスホルモンの分泌が少ない時ほど、妊娠しやすい
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http://www.humrep.oupjournals.org/cgi/content/abstract/20/4/991
今度は、生殖医療専門誌の「Human Reproduction」という、
医学専門誌の今年の1月号に掲載された研究報告です。
オランダの大学の病院の研究チームは、
ストレスと妊娠しやすさの関連性を調査するために、
168人の体外受精や顕微授精を受けている女性を対象に、
治療前後の尿中の"コルチゾール"や"アドレナリン"、
"ノルアドレナリン"といったホルモンの値を調べたところ、
これらのホルモンの数値が低い女性ほど、
妊娠率が高いことが確認されました。
いかがですか?
旅行に出かけると、非日常になることで、
普段にはみられないリラックスした状態になって、
コルチゾールとか、アドレナリン、ノルアドレナリンといった、
ストレスホルモンの分泌が低下することが証明されています。
そして、それらのストレスホルモンの分泌が低下した状態ほど、
妊娠しやすくなることも、また、確認されているのです。
今からでも、遅くありません。
ゴールデンウィークの予定を立ててみませんか?
ただし、くれぐれも、交通渋滞や現地での混雑のせいで、
よけいにストレスを感じた、なんてことにならないよう、
くれぐれもお気をつけ下さい。
おそらく、わざわざ遠出したり、お金をつかわなくても、
長い休みというだけで、
十分にストレスホルモンの低下効果は得られるでしょうから、
あまり、旅行にいくこと、そのものに、
気合いを入れ過ぎないほうが良いかもしれませんね。
皆さんなりに工夫して、
今年のゴールデンウィークを満喫してみて下さい。
幸運をお祈りしていま〜す!
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〜 次号以降の予告編 〜
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次号以降の記事の内容のお知らせです。
あの、いでともみ先生の「気功的生活のすすめ」の連載が、復活します!
皆さんのご要望にお応えして、月に1回、
毎月第1週目の配信号で掲載予定です。
さらに、「あなたの心の声を聞かせて!」は、
来週からスタートします。
読者の皆さんのなまの声をご紹介していきます。
新連載としては、
「妊娠しやすいカラダづくりの台所から」と題して、
毎日の献立の参考にしてもらえるような、
食材をピックアップしていきます。
また、「サプリメントの有効な使い方〜ケーススタディー」は、
月1回の頻度で掲載していく予定です。
まだまだ、新しい企画をご用意しています。
どうぞ、お楽しみに!
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■編集後記
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やっぱり、皆さんの声に触れるのは大切なことですね。
本当に感謝しております。
これからも、どしどし、ご意見、ご要望をお寄せ下さい。
お待ちしています!
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妊娠しやすいカラダづくり No.101
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【発行責任者】細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【編 集】 酒井奈緒
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
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