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妊娠しやすいカラダづくり
[メルマガ版毎週土曜日配信]
2005/6/4 #107
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━
http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関する様々な情報を、出来る限り客観的な視点で提供します。
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。
中国でも出産育児適齢期の男女の10%が不妊の状態だそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050603-00000006-scn-int
この報道によりますと、20年前には2%だったそうで、
専門家は、不妊が増えた理由として、
生活環境に汚染物質が氾濫していることや人工中絶の蔓延を挙げています。
環境汚染が拡がり、子供が出来にくくなっているというのは、
最近の中国社会の急激な経済成長とそれ伴う社会の変化を考えると、
さもありなんという感じではあります。
世界的にもダイオキシン等による環境汚染が原因で、
男性不妊が増加傾向にあるようだというのは、
繰り返し指摘されています。
ただ、それにしても、20年間に人工比で5倍というのは、
ちょっと、環境汚染だけでは説明のつかない増え方です。
おそらくは、ここ数年で、中国で高度な不妊治療の技術が普及したことも、
大きく影響しているのではないでしょうか。
というのも、昔は、何の疑問もなく諦めていたカップルも、
体外受精という手段が当たり前になって、
治療を受けることで、妊娠への希望を持った途端、
その自分たちは不妊であるという自覚を持つことになるからです。
さらに、望みがもてるようになったということは、
反面、もしも、実現しなければ、新たな苦悩を生むことになります。
そして、報道にもあるように、
原因もはっきりと分からないのに、病院から大量の薬を処方されて、
さらに不妊を悪化させるケースもまた増えているそうです。
不妊治療に限らず、高度な技術は使う側が、
技術を正しく認識し、適切に利用しなければ、
技術が高度であれば、あるほど、その弊害も大きいものです。
それでは、今週の更新情報です。
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★今週の更新情報★
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2005年5月27日 Q&A
本当に私は妊娠できるのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005060301.html
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2005年5月27日 最新ニュース
子宮筋腫核手術が体外受精の成績を改善
http://www.akanbou.com/news/news.060201.html
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2005年6月1日 最新ニュース
双子や三つ子で感じるストレス
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005060101.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
━[連載コラム]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
気 功 的 生 活 の す す め
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http://www.akanbou.com/column/kikou-top.html
前号で紹介された呼吸って、
意識しだすと、とっても大切なことだとよく分かります。
それほど、日常では呼吸を意識していないということですね。
そして、今週は、"姿勢"です。
これも日頃は、さほど意識することなんてないように思います。
━[気功的生活のすすめ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第25回 姿勢を正していきたいね
気功師・看護師・カウンセラー いでともみ
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さて、気功というとやはり本場は中国。
五千年とも言われる古い歴史の流れの中で、
医療と武術の面で受け継がれてきたわけは、
やはり、立派な健康法として確立した功積があるから。
心身の鍛練法として、
また、人間の忘れていた機能や目に見えなくても、
ココにある大切な物を思い出せる方法として、
現在の暮らしにも生かせるものだと思います。
そして、この医療気功といわれるものの基本には、
三要素と言われるものがあります。
調心・調息・調身、という三要素を鍛えることが大切なことなのです。
調息とは、呼吸を調整することであり、
前回お話した呼吸の大切さのことです。
そして調身とは、正しい姿勢を調整することで、
リラックスする体を感じていくこと。
この正しい姿勢というのは、
皆さん、子供の頃から一度は注意されたことのあるものだと思います。
背骨を曲げた姿勢の悪さで起こる、首や肩こり・腰痛など、
大人になれば余計気を付けなければならないポイントだと言えます。
ただ、気功ではこれに正しい動きが加わります。
そしてその動作の流れが、
全身に巡っている経絡に影響を与え気血のめぐりが良くなり、
様々な効果をもたらす訳です。
私が気功で感じたのは、寝ていても座っていても、
姿勢を意識することで自分の癖が分かり、
そのことで何処で気が滞っているか実感できたことです。
そして、背骨のゆがみを感じることが出来、
それを正すよう調整することが大切だと常々思っています。
一日に一度でも、自分の体のバランスがどうなっているのか、
チェックしたいものです。
例え、整体などで治療しても、
体の癖を正していかないとまた元にすぐ戻ってしまいます。
やはり、人任せだけではなく、自分でも努力したい。
気功によって自分でも体のバランスを実感し、
調整することがお勧めと言えるでしょう。
そして、最後に重要なのは、調心。
この調心とは、雑念を払い、
心をリラックスさせて安定した精神状態で意念(イメージ・意識)によって、
内気をコントロールし、無心になること。
これは、一番大切で、難しいことだと思います。
全て、病は気からとも言われるだけあって、
この心のコントロールは、
人間である以上大きな課題といえるような気がします。
さて、この話は次回、もっと詳しくお話したいと思います。
■いで先生へのご感想やご意見はメールでどうぞ
news-master@akanbou.com
━<今日から実践できる妊娠術>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
"妊カラ"ウィークリー【5】
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"妊カラ"ウィークリーです。
今週は、まずは、Q&Aから。
パイナップルについてですが、
同じような質問が、滅茶苦茶多いです。
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"妊カラ"ウィークリー Q&A
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"妊カラ"ウィークリーに寄せられた質問にお答します。
【Q】
着床期にパイナップルを食べると良いという噂は、本当なのでしょうか?
なんでも、子宮内膜を柔らかくする効果があるそうです。
そして、缶詰ではなくて、生がよいということです。
【A】
どうやら、"低温期に豆乳"、"高温期にグレープフルーツ"、
そして、今回の"着床期にパイナップル"というのが、定番のようです。
おそらく、ブログの影響が大のようです。
トラックバックで次から次へと、伝染していきますよね。
特に、妊娠に良い、となれば、その伝播力たるや、凄いものがあります。
さて、グレ−プフル−ツ同様、
このパイナップルも着床しやすくなるという医学的な根拠はありません。
噂にあるように、缶詰のパイナップルではなく、
生のパイナップルが良いというのは、
おそらく、「ブロメリン」という酵素のことを言っているのだと思われます。
ブロメリンは、熱に弱いため、
熱処理されている缶詰には含まれていなくて、
生、もしくは、生搾りのパイナップルジュースにしか、
含まれていないからです。
このブロメリンは、消化酵素の一つで、たんぱく質を分解するので、
胃腸の負担を軽くし、消化吸収を高めてくれます。
この酵素の働きによって、
パイナップルと一緒に調理したお肉はとっても柔らかくなり、
体内でもたんぱく質を分解して、消化吸収を助けてくれます。
酢豚や肉料理にパイナップルを使うのはこのためです。
さらに、このブロメリンという酵素には、
炎症の腫れや痛みを抑える働きがあるのです。
体内で、炎症に関わるプロスタグランジンE2という物質の生成を抑制し、
炎症を抑える働きのあるプロスタグランジンE1という物質の生成を、
促進させるというメカニズムのようです。
その他、パイナップルには食物繊維が豊富なので、
便通を良くしてくれます。
ということで、噂のパイナップルの着床促進効果は、
おそらくは、このブロメリンという酵素の抗炎症作用に期待してのことと、
考えられます。
ただ、即効性があるのかどうかは不明ですし、
何切れかのパイナップルに含まれるブロメリンに、
子宮内膜の着床環境を向上させるような力があるのかも、
全く定かではありません。
また、そんな臨床試験も存在しません。
ということで、
着床前にパイナップルを食べることで着床率が高まるという噂は、
かなり、眉唾ものと言わざるを得ません。
それにしても、パイナップルはお肉を柔らかくするのですが、
どこで、どう間違って、
"子宮内膜をやわらくする"になったのでしょうか。
ただし、グレープフルーツジュースも飲んだし、
パイナップルも食べた、
これで良し!と思えれば、
精神衛生上は、それなりに、効果があるのかもしれません。
いわゆる"気持ちの問題"というやつです。
いかがでしょうか?
食品に薬のような即効性を期待することにそもそも無理があります。
ほとんどのサプリメントでも、ある程度の期間、
継続する必要があるでしょう。
大切なのは、野菜や果物をなんでも豊富に食べるということになります。
着床のポイントは、言うまでもなく、
血流を良くすること、炎症を抑えることにあります。
そのためには、ポリフェノ−ル等の植物性化学物質群を始めとして、
様々なビタミンの相乗作用が発揮されることがポイントです。
着床前にあわてて、食べるというような方法ではなく、
常日頃から、野菜や果物、魚中心の食生活を心掛けることです。
それでは、日頃から抗炎症作用を意識して、
食べておきたい食品をピックアップしてみましょう。
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「抗炎症活性のある食品10選」
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上記の通り、即効性はありません。
日頃から意識して食べるように心掛けることで、
着床しやすい子宮環境が整ってくるのです。
・リンゴ
・魚
・にんにく
・唐辛子
・しょうが
・玉ねぎ
・パイナップル
・セージ
・亜麻仁油
・くるみ
血流を良くする食品でもあります。
毎日の料理に薬味的、調味料的に使うことを心掛けることで、
次第にカラダが変わってくることでしょう。
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■編集後記
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"妊カラ"ウィークリーへの質問が突出していたのが、
豆乳とグレープフルーツ、そして、パイナップルでした。
来週の特集は、「基礎体温表」です。
内容についてのご要望やご質問等がありましたら、
どしどし、お寄せ下さい。
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妊娠しやすいカラダづくり No.107
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【発行責任者】細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【編 集】 酒井奈緒
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
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