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妊娠しやすいカラダづくり
[メルマガ版毎週土曜日配信]
2005/8/6 #116
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関する様々な情報を、出来る限り客観的な視点で提供します。
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。
8月4日と5日の2日間、日本着床受精学会が大阪で開催されました。
最新ニュースでもお知らせしていますが、
学術講演会で発表された2つの講演の内容が報道されています。
1つは、体外受精時に、
受精後4日後の桑実胚とよばれる受精卵の発育段階で、
移植(子宮に戻すこと)することで、
通常の受精後2〜3日の段階で移植する方法に比べて、
妊娠率が約2倍に高まったというものです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050804-00000101-yom-soci
もともと、胚盤胞移植といって、
受精後5日後の胚盤胞の段階で移植する治療法が、
胚を長く培養し、胚盤胞まで成長した胚のみをを移植することで、
結果として、質の高い胚を選択することになり、
高い妊娠率が得られる治療法として、注目され、普及していました。
その胚盤胞移植より1日早く移植するという、
桑実胚移植では、この胚盤胞移植と同じレベルの妊娠率が得られ、
なおかつ、胚盤胞移植に特有のリスクとされていた、
胎盤を共有する双子発生率や流産率は低いというのです。
もう1つは、体外受精時に子宮に戻す受精卵の数が、
2個でも3個の場合と妊娠率が変わらないというのもの。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050805-00000156-kyodo-soci
もともと、日本産科婦人科学会の会告では3個以内とされていますが、
発表では、3個でも2個でも妊娠率はかわらず、
多胎妊娠は3個で45%だったのが、2個では22%になったとのことです。
これらの研究発表の内容は、
昨今の不妊治療が目指すところを象徴しているようです。
それは、不妊治療の"質の向上"です。
不妊治療の成功を高い"妊娠率"にだけ求めるのではなく、
どれだけ、リスクを減らすことが出来たか、
具体的には、高い妊娠率を追求し、
かつ、どれだけ、多胎妊娠を避けられたか、
どれだけ、流産を避けられたか、
健全な赤ちゃんを抱いて家に帰ることが出来たかどうか、
そこをしっかりと見ていこうとするものです。
"妊娠しさえすればそれでよい"
なんていう考えは、全く、有り得ないわけです。
ガン細胞を叩くことに熱心なあまり、
ガンはなくなったけれども、周囲の細胞まで弱ってしまい、
まともな生活が出来なくなったなんて笑えませんよね。
リスクを抱えるというのは、まさにこのことです。
成果(妊娠)を上げようとすると、
必ず、マイナス(多胎、流産、障害)も一緒についてくるわけです。
癪ですが、宿命です。
この宿命と闘うべく、
日夜、最先端の生殖医療の研究が続けられているのですが、
医療に"おんぶにだっこ"というのは、正しくない取り組みです。
今回の桑実胚移植の有用性の研究を指揮された、
かの、北九州市のセントマザー産婦人科医院の田中院長は、
別の機会で、よい卵子を育てるためには、
3食きちんとバランスよく食べること、
ウォーキングなどの有酸素運動が、
血行促進やホルモンの改善、ストレス軽減になるため、
生殖器官のみをみるのではなく、
健全なカラダづくりの必要性を指摘されています。
不妊治療は、妊娠出来たかどうか、結果が明確ですから、
ともすれば、妊娠することが、
"最終目標"のように錯角することがありますが、
大切なのは、"妊娠しやすいカラダづくり"、
言い換えれば、健全なカラダづくり、なのです。
それでは、今週の更新情報です。
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★今週の更新情報★
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2005年8月6日 妊娠報告
ICSIとカラダづくりで受精障害を克服
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2005080601.html
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2005年8月6日 個人サイト&ブログ相互リンク集
個人サイト&ブログ相互リンク集ページを新設しました。
http://www.akanbou.com/link/kojin.html
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2005年8月5日 最新ニュース
戻す受精卵2個でも妊娠率は同じ
http://www.akanbou.com/news/news.05080501.html
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2005年8月4日 最新ニュース
桑実胚移植で好結果
http://www.akanbou.com/news/news.05080401.html
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2005年8月4日 Q&A
人工授精は何回を目安に受けるべきでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2005080301.html
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2005年8月1日 編集長コラム
不妊治療にいい病院を考える
http://www.akanbou.com/column/main.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
━[連載コラム]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
気 功 的 生 活 の す す め
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http://www.akanbou.com/column/kikou-top.html
8月です、月の始めは、"気功的生活のすすめ"です。
"妊カラ"主催「不妊改善のための気功教室」へは、
多くのお問い合わせやご要望、ご意見を頂いております。
参考とさせて頂いておりありがとうございます。
本格的なスタートの前のモニター開催を実施する予定です。
おって、詳細を発表させて頂きますので、
今、しばらくお待ち下さい。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
今週のテーマ、"心と体の関係"は、
ついつい、ストレス過多になりがちな現代社会では、
とっても大切なテーマですね。
━[気功的生活のすすめ]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第27回 心と体の関係 イメージの重要性
気功師・看護師・カウンセラー いでともみ
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病は気から...と、よくいいます。
人は、何かストレスを抱えていると、
免疫力も低下して、体に不調が起こりやすくなるものです。
逆に、よく笑えばナチュラルキラー細胞が増えて、
免疫力も高まるといいます。
心を明るく持って、沢山笑えば、
体の中で細胞が活性化し、元気になるようです。
このように、あなたの体はとても正直です。
女性なら、心の歪は、生理が遅れるなどの女性特有の症状に、
表れやすくなります。
心の問題は、目に見えない。
だから、在る意味、意識できないことが多いのです。
自分でも、意識していないうちにストレスは、体を蝕んでいきます。
人間の無意識はなかなか奥深く、すぐに意識的に理解し、感じるのは難しい。
だからこそ、日頃からよく自分の体や心の方向を感じておく必要があります。
今の社会は、女性も大きな役割を担っています。
女だからといって、おおめにみてもらえるなんてことはありません。
そして、家に帰れば女としての家事などの役割を求められるし、
やることは尽きない。
ゆっくり体とこころを休める余裕がやはりほしいものです。
気功にて、必ず行う功法に"瞑想"があります。
この瞑想では、短時間で効率よく行えるように、イメージを使います。
なるべく深くリラックスするように、
私は様々なイメージを使って、
意識を開放できる瞑想状態に入ってもらいます。
簡単な例では、
星空や草原などの心が休まるような景色を思い浮かべていくのですが、
もっと抽象的なイメージを使うこともあります。
瞑想では、何も考えたりしないで、
頭の中を空っぽにしなければなりません。
それが慣れないととても難しいものなのですが、
このイメージを使うと入りやすいのです。
初めは指導者に、物語のように風景や色などを語ってもらい、
その言葉に従ってイメージしていくと、やりやすいでしょう。
コツさえ掴めば、家にいてもほんの僅かな時間でできる事です。
そうすれば、自分の体のどこに力が入って抜けにくいのか、
どこが凝っていて痛いのか、今まで気が付かなかった所までが分かります。
そして分かったら、意識してその場所をほぐしていけば、
早いうちに解消することが出来るのです。
又、今、自分の頭の中はどんなことで一杯になっているのか、
心の状態はどうかが見えてきます。
やがて、瞑想を繰り返すうちに、少し離れた所からそれらを見つめ、
何か大切な事に気が付くことが出来るようになります。
混乱していた心の中が整理されていくのです。
それらが出来るようになれば一人でも、
寝る前に僅かな時間あれば手軽にやれ、穏やかな心理状態を取り戻して、
リラックスした体で眠りにつくことが出来るという訳です。
そして、このイメージは功法にも使いますから、
体のバランスを整えたり臓器にエネルギーを与えることも出来ます。
では、この功法で使うイメージのことは、
次回、もっとくわしくお話しましょう。
■いで先生へのご感想やご意見はメールでどうぞ
news-master@akanbou.com
━<妊カラウィークリースペシャル>━━━━━━━━━━━━━━━━━
"妊カラ"ウィークリー【13】
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"妊カラ"ウィークリーです。
妊娠しやすいカラダづくりには、
生活習慣が大切というのは私たちの主なテーマです。
最近、岐阜県のKさんを始め、
ご主人が、禁煙したところ、
精子の数や運動率が、明らかに改善されたという連絡を、
数人の方から、立て続きに頂戴しました。
喫煙の害については、それはもう、あちこちで言われているわけですが、
意外に?問題を抱えながらも、相変わらず、吸っている男性は多いようです。
彼ら(今回連絡を頂いた方々ではありません)の言い分を聞いてみますと、
この世の中、ヘビースモーカーで子沢山の男性は大勢いるじゃないかー、
というものです。
全くもって、その通り!です。
さらに、ヘビースモーカーで、
肺ガンにかからずに、長生きされている方もまた、大勢おられます。
それは、もうその通りなのですが、
間違っているのは、だから、自分も大丈夫なのだと解釈してしまうことです。
誰一人として、同じ遺伝情報をもった人間はいないという、
"個人差"を素直に認めなければなりません。
一例を挙げてみますと、有害な物質が体内に入った時、
それを無害にする酵素の量は、個人によって全く異なるものです。
お酒に強い人と弱い人がいるのはこのためです。
ですから、精液の状態に問題がある男性で喫煙や深酒の習慣がある方は、
まずは、とるべき対策は、再検査することでも、薬飲むことでもなく、
禁煙、そして、お酒の量を減らすこと、これに尽きます。
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着 床 し や す い 環 境 づ く り
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妊娠しやすいカラダづくりの一環として、
お勧めしたい生活習慣として、
今週は、"ウォーキング"を取り上げてみたいと思います。
今年の6月17日に開催された日本不妊カウンセリング学会の学術集会にて、
沖縄の豊見城中央病院不妊・内分泌センターの先生が、
何回も体外受精や顕微授精を受けても妊娠しなかった患者の方が、
ウォ−キング等の生活習慣の見直しによって、
子宮内膜の着床環境が向上し、妊娠にいたった事例を報告されています。
生活習慣を見直し、運動療法(ウォーキング)を取り入れたことによって、
末梢循環不全が改善され、胚移植後も運動療法などによって、
妊娠が成立したと考えられるとしています。
さらに、長期で先が見えない治療に受動的であったのが、
生活習慣の改善を図り、運動を自らが努力して行うようになってからは、
生活リズムが整い、治療に参加できる喜びが生まれたそうです。
ウォーキングは、カラダのみならず、心の状態への効果も大、なようです。
■妊娠への5つのステップから
●ステップ1/生活を見直すことからはじめましょう
http://www.akanbou.com/5step/step1/exercise.html
◎〈今日から実践出来る妊娠術〉"妊カラ"ウィークリーで、
希望するテーマやご質問があれば、どしどし、メール下さい!
news-master@akanbou.com
━[不妊に関するご相談は]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人には聞けない不妊の悩み 専門家がお答します
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http://www.akanbou.com/qa/main.html
━[不妊改善のためのサプリメント活用術]━━━━━━━━━━━━━━
あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案します
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http://www.nature-g.com/funin/supple.html
http://www.nature-g.com/query/index.html
━[妊娠報告をお願いします]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さんからの妊娠報告をお待ちしています
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http://www.akanbou.com/houhoku/main.html
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■編集後記
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8月に入りました。
当初、涼しいかなと思っていた関東地方も、大変な猛暑となりました。
妊カラウィークリーで推奨しております"ウォーキング"も、
もしかしたら、こんなクソ暑い時に、ウォーキングはないでしょうー、
なんて思われるかもしれませんね。
ただですね、生活習慣というのは、全てが繋がっているものです。
例えば、暑さを避けて、早朝のウォーキングに励むことで、
早く寝床に入ろうとし、深夜の夜食やお酒も減ることでしょう。
さらに、朝食が、俄然、美味しくなりますので、
朝食のメニューにも、多少のこだわりが出てくるものです。
そして、朝食のメニューのこだわりは、
ランチや夕食にも波及することでしょう。
この逆もあります。
悪循環っていうやつです。
怖いですねー。
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妊娠しやすいカラダづくり No.116
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【発 行】 株式会社ライフケアマネジメント内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【発行責任者】細川忠宏(不妊カウンセリング学会所属)
【編 集】 酒井奈緒
【監 修】 荻田浩司(内科医・医学博士)
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