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妊娠しやすいカラダづくり
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2006/6/25 #161
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。
このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
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01 今週のコラム:体外受精という方法について
02 今週の更新情報
03 妊カラニュース
04 トピックス:ヨーロッパ生殖医学会年次総会から
---[CONTENTS]-----------------------------------------------------
━01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週のコラム
VOL.161
体外受精という方法について
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読者の女性からよく相談されることがあります。
それは、体外受精を受けることについて、
"不自然な方法で子どもを授かりたくない"という理由で、
ご主人から反対されていると。
概ね、ご主人が反対されるケースが多いように思います。
もしかしたら、男性は、どちらかというと、
理屈というか、頭で考えているのかも知れません。
それに対して、女性は、自分の身体に施されるにもかかわらず、
やっぱり、自分のカラダが新しい生命を宿し、育むことに変わりない、
そんなふうに感じているのかも知れません。
本当に難しい問題です。
この"方法"をよしとするのかどうか、
要するに、自然な方法だけをよしとするのか、
それとも、多少は、人為的なものが介在してもよしとするのか、
また、介在の度合いがどこまでならよくて、どこからがダメなのか、
心情的なものもあって、簡単には、結論なんて、出せない問題でしょう。
もちろん、私たちが、どうすべきかなんて、
安易にコメントしたり、意見したりできる問題でもありません。
ただ、最近、"方法の善悪"など、
本当は、たいした問題ではないのではないか、
そんなふうに思えてなりません。
誤解して欲しくないのは、
決して、生殖医療についての安全性や倫理について、
どうでもよいなどと言っているわけでは、断じて、ありません。
切望しているにもかかわらず授からない悩みをもつ夫婦にとって、
自分たちが、後悔しない、幸福な人生を築くために、
取るべき手段について、二人の間に、意見や希望、感覚の違いが生じた際に、
何を頼りに二人で結論を出せばよいのかを考えた場合には、
"方法の善悪"について、いくら話し合っても、
お互いに納得のいく結論は得られないのではないかということを、
言いたいだけです。
大切なのは、"方法の問題"というよりも、
あくまでも、当人の"姿勢の問題"ではないかと思うのです。
例えば、医療機関や誰かの"言いなり"になっていないか、
本当に、自主的、かつ、自立的に決定しているのかという問題。
もしも、そんな空気をパートナーから感じたら、
二人の人生を、力を合わせて築いていこうという意欲に、
水を差されたような思いになっているだけなのかも知れません。
また、子どもを切望する余り、
プラス面ばかりに、目が奪われて、
マイナス面には、目を塞いでいるのではないだろうかという問題。
ここでも、二人の人生を一緒に歩きたいのに、
パートナーが、一人で、かつ、盲目的に、
先走っているような感じになっているだけなのかも知れません。
いろいろなケースがあるとは思いますが、
多くのご相談に接していて、
お二人から、よくよく、お話しをお聞きしてみると、
"方法の問題"は、あくまで、表面的なものであって、
結局は、"二人の問題"であることが多かったように思うのです。
家族を愛するということに、
その方法が大事な問題になるなんて、
いったい、そんなことがあるのでしょうか?
そもそも、方法の善悪など、
何を基準に、誰が決められるというのでしょうか?
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このコラムへのご感想、ご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
━02━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の更新情報
http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2006年6月24日 Q&A
人工授精を受けた方がよいでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006062401.html
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2006年6月23日 最新ニュース
"お笑い"が体外受精の成績を高める
http://www.akanbou.com/news/news.2006062302.html
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2006年6月23日 最新ニュース
顕微授精出生児の健康状態の追跡調査
http://www.akanbou.com/news/news.2006062301.html
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2006年6月22日 Q&A
やはり顕微授精しかないのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006062201.html
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2006年6月21日 最新ニュース
心理療法によって無月経が改善される
http://www.akanbou.com/news/news.2006062101.html
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2006年6月20日 最新ニュース
未受精卵の有効な凍結保存法
http://www.akanbou.com/news/news.2006062001.html
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2006年6月19日 最新ニュース
高度生殖医療の最新の課題とは?
http://www.akanbou.com/news/news.2006061901.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
━03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妊カラニュース
20060624
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★神谷レディースクリニックの神谷博文院長が新たにQ&Aの回答者に
http://www.akanbou.com/qa/main.html
この度、Q&Aの回答者に、
神谷レディースクリニック院長の神谷博文先生に、
新たに、加わって頂くことになりました。
神谷レディースクリニックは、
http://www.kamiyaclinic.com/index.shtml
札幌市で初の不妊専門クリニックとして有名で、
北海道でナンバーワン、日本でもトップクラスの不妊専門クリニックです。
神谷先生は、日本不妊学会の評議員で、
日本生殖補助医療標準化機関、日本不妊カウンセリング学会の理事も、
つとめていらっしゃる経験の豊富な不妊専門医でいらっしゃいます。
今後とも、より質の高い情報を発信していくように、
信頼のおけるドクターのご協力を仰ぎたいと考えております。
★妊娠しやすいカラダづくりのための「気功教室」からのお知らせ
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html
■7月29日(土)はお休みします。
主催者の都合により、7月29日の気功教室はお休みとさせて頂きます。
■7月以降各週末2名の方の受講が可能です。
気功の功法の習得を中心に、
呼吸法を始めとするリラクゼーション法、
カラダの歪みを矯正するストレッチ、
夫婦で取り組めるマッサージなども取り入れています。
メールにてお申し込み、お問い合わせ下さい。
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上記の内容についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
━04━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
トピックス
2006/6/25
ヨーロッパ生殖医学会年次総会から
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6月18日から21日まで、チェコのプラハにて、
今年のヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)の年次総会が開催されました。
学術集会で、発表された研究の中でも、
特に、注目度の高かった発表内容をみてみると、
不妊治療を受けておられる方、
或いは、これから受けようとされている方にも参考にしていただけるような、
最新の情報を得ることが出来ます。
既に、最新ニュースにおいて、
注目度の高い研究発表については、その都度、ご紹介しています。
http://www.akanbou.com/news/main.html
その中から、いくつかの研究発表をピックアップして、
私たちに関連性の高いトレンドを探ってみることにします。
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質の高さが求められている生殖医療
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世界の不妊治療に携わる専門家にとって、
最大の関心事を、一言で言いますと、
"生殖医療の質の追求"ということになるかと思います。
女性の体内で進行している妊娠に至るプロセスの一部を、
人間が介在するのが生殖補助医療なわけですが、
介在する範囲を拡大することは、
顕微授精技術の開発、成功によって、一応は達成され、
今以上の、介添えの領域を拡大することは、
相当な年月がかかるように思われます。
また、妊娠率についても、
ほぼ、限界に近づいているようにも感じられます。
現在の研究対象のトレンドは、
いかに、リスクを低いものにするかという観点にあるようです。
要するに、妊娠しさえすればよい、という無責任な医療ではなく、
いかに、元気な赤ちゃんを抱いて、家に帰るか、ということでしょうか。
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妊娠率を維持しつつ、いかに、多胎妊娠を少なくするか
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体外受精におけるリスクの1つが、多胎妊娠が増えることです。
これは、妊娠率を高めるために、複数の胚を移植することが最大の原因で、
何とも痛しかゆし的な状況であったわけですが、
選択的単一胚移植という方法によって、克服されようとしています。
1個の胚を移植するわけですから、
多胎妊娠は、限りなく、自然妊娠の確率に近づくわけです。
★高度な治療を受ける際の留意事項として
体外受精を受ける際には、その施設の成功率だけでなく、
多胎妊娠の割合も参考にすべき指標になります。
いくら、妊娠率が高くても、多胎妊娠率も高ければ、
質に高い医療を提供しているとは言いづらいからです。
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高度な生殖医療で生まれた子どもへの長期間に渡る影響について
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体外受精のリスクのうちで、最も、把握されていないとことです。
出生児への影響です。
体外で受精させたことによる影響が、
その子どもの発育や知能や運動能力に、
何らかのマイナスの影響があるのか、
また、あるとしたら、どんな影響が、どの程度あるのか、ということです。
特に、顕微授精においては、
人間が介在する範囲が大きいため、
そして、男性不妊に適用されることが多いため、
不妊の原因になる遺伝的な要因が子どもに引き継がれないものなのかが、
懸念されているところではあります。
★これまでの追跡調査の結果は?
将来に渡る影響については、現時点で把握することに限界があります。
ですから、追跡調査をきとんと継続していくしかありません。
今回発表された追跡調査では、
顕微授精を受けた子どもの8才時点の追跡調査結果です。
http://www.akanbou.com/news/news.2006062301.html
これまで発表されている追跡調査の結果では、
いずれも、心配するようなことはないようです。
ただし、今後も追跡調査の結果については、
注目していく必要があることは言う迄もありません。
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治療のストレスによる影響をいかに排除するか
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不妊とストレス、或いは、不妊治療とストレス、
特に、女性が受ける種々のストレスについて、
ほとんど、永遠のテーマのようです。
ストレスの影響やその影響をいかに排除するのかについて、
さまざまな研究が実施されています。
★ストレスをマネージメントすることで確実に妊娠しやすくなる
心理療法を受けるだけで、
無月経が改善されたという臨床報告がありました。
http://www.akanbou.com/news/news.2006062101.htm
さらには、驚いたのは、
お笑いが体外受精の成績を高めたという報告です。
胚移植後のベッドで回復中に、
コントで笑わせたら、妊娠率が高くなったといいます。
http://www.akanbou.com/news/news.2006062302.html
ストレスのマネージメントは、
自分たちで実践可能なところです。
是非とも取り組みたいものです。
これら以外にも、まだまだ、注目すべき研究は多数あります。
たとえば、加藤レディースクリニックの未受精卵の凍結保存法です。
受精卵や精子に比べて、未受精卵は凍結保存が困難とされていましたが、
高い確率で成功したと発表しています。
これによって、例えば、ガン患者が放射線治療を受ける前に、
卵子を凍結保存させることによって、
将来の妊娠、出産の可能性が得られるようになります。
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トピックスへのご感想、ご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
》》》妊娠しやすいカラダづくり編集室より
━[不妊に関するご相談はQ&Aへどうぞ!]━━━━━━━━━━━━━
▼人には聞けない不妊の悩みに専門家がお答します。
【回答者】
・梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生
・神谷レディースクリニック 院長 神谷博文 先生
・セルフサポートグループNPO法人FINE(ファイン)代表 松本亜樹子さん
・日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 細川忠宏
↓以下のページからどうぞ
http://www.akanbou.com/qa/main.html
━[妊娠報告をお願いします]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼皆さんからの妊娠報告をお待ちしています。
とにかく、不妊を克服された方々の体験は本当に励みになります。
↓以下のページからどうぞ
http://www.akanbou.com/houhoku/main.html
━[不妊改善のためのサプリメント活用術]━━━━━━━━━━━━━━
▼あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案します!
サプリメントであれば何でもいいというわけではありません
↓以下のページからどうぞ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
↓どんなサプリメントがよいのか分からないという方、ご相談下さい。
http://www.nature-g.com/query/index.html
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■編集後記
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毎月、最終の週末配信号に掲載しています連載記事、
リーベマリールの治療日記は、
誌面の都合で次号の回させて頂きました。
また、読者の皆さんからの多くのご意見やご要望を反映して、
来月からメールマガジンの内容を大幅に刷新します。
その内容は次号にてお知らせします。
さらに、多くの方々のご意見やご要望をお待ちしています。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.161
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・自社配信: 950部
・まぐまぐ: 4,895部
・合計部数: 5,845部(6月25日現在)
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【責任者】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)
【WEB】 http://www.akanbou.com
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