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VOL.163 "思考"よりも"情動"を大切にしたい

2006年07月08日

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           妊娠しやすいカラダづくり 

            2006年7月8日 第163号
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http://www.akanbou.com
━不妊に悩むカップルを応援します!━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールマガジンは、
お子さんを望まれるカップルに向けて、
有益と思われるさまざまな情報を提供しています。

妊娠しやすいココロとカラダをつくるための自然な療法について、
また、不妊の悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

---[INDEX]--------------------------------------------------------

01 今週のコラム:"思考"よりも"情動"を大切にしたい
02 更新情報
03 読者の皆さんからのメール
04 妊カラサバイバルガイド:血糖値を上げない食べ方

---[CONTENTS]-----------------------------------------------------

━01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  今週のコラム
              VOL.163
  "思考"よりも"情動"を大切にしたい
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通院を始めて、タイミング指導を受けるようになったら、
医師から指示された日にしかセックスをしなくなった、
それだけでなく、義務感からのセックスに苦痛を感じるようになった、
さらには、お互いの関係までぎこちなくなってしまった、
数日前、ある男性から打ち明けられた悩みです(※)。

心当たりのある方は少なくないかも知れません。

かの男性は、妻が頑張って通院しているのに、
そして、もちろん、自分も妻に負けず劣らず、子どもを欲しているのに、
それなのに、協力するのが苦痛になっている自分が情けないと、
そして、このままだと、
協力したくても身体が出来なくなってしまう(ED)かもとも。

皮肉なことに、頑張れば頑張るほど、
頑張れなくなってしまうという、なんとも悲しい状態です。

ただ、これって、悩むことでも、悲しむことでも、
ましてや、自分を責めることでもなんでもないことなのです。

なぜなら、誰のせいでもなく、こうなって当然だからです。

ラマチャンドラン博士という脳神経学者は、
著書「脳のなかの幽霊」で、
"ほほえみ"について、
以下のように説明しています。

仲のよい友だちに会うと、
にっこりと自然な表情でほほえむのに、
その友だちがカメラを向けて笑ってくれと言われれば、
無気味な作り笑いになってしまいます。

この二種類の笑いがちがうのは、
本人が恥ずかしいからそうなるのでも、
努力が足りないからでもなく、
それを扱う脳の領域がそれぞれ異なるからだというのです。

詳しくは説明しませんが、
自然なほほえみは、脳の情動をつかさどるところが、
そして、作り笑いは、脳の思考をつかさどるところが、
それぞれ、おこすというのです。

要するに、"情動"がつくる笑いは自然で、
"思考"がつくる笑いは、ぎこちなく、不自然になるというわけですね。

なんとなく、理解出来ますよね?

不妊という、それまで、二人が予想だにしなかった事態は、
二人から"情動"を奪い取ってしまい、
その代わりに、頭の中を"思考"だらけにしてしまうようです。

もしも、そうなってしまった、
或いは、そうなってしまいそうなのであれば、
二人の"情動"を、なんとかして、奪い返さなければなりません!

・二人の原点に帰ってみましょう!

お互いがお互いを選んだのは、
お互いの子どもを作る能力が目的ではなかったはず。
出会った頃の写真を二人でみながら、その頃のことを思い出してみましょう。

・二人でデートを楽しみましょう!

気取って食事に出掛けて、
いつもと違った雰囲気でいろいろ語りあうもよし、
手をつないでピクニックに出掛けるのもよさそうです。
そして、週末は、リラックスして、
一緒にお風呂に入ってのもいいかも知れません。

・結果として、タイミングが合えばよし、と考えましょう!

タイミングを合わせることは、
あくまで、手段であって、目的ではありません。
目的は、仲良くすることです。
そして、妊娠は、あくまで、その結果、おこることです。

・怒りや不信からは"情動"は起こらない!

自分の身体が、ちゃんと機能しないことに、
怒りを感じていませんか?
また、妊娠出来ないのでは・・・、
なんて、自分の身体に不信感をもっていませんか?

自分たちのカラダを、もっと、信じましょうよ!

そんな生き方の方がいいとは思いませんか?

(※)ご相談頂いた男性に許可を得て、このコラムを書いています。
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ご意見、ご要望等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━02━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今週の更新情報
http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2006年7月8日 最新ニュース
肥満や喫煙はED(勃起障害)のリスクを高める
http://www.akanbou.com/news/news.2006070801.html
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2006年7月7日 妊娠報告
人体の神秘に驚きました
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006070701.html
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2006年7月6日 最新ニュース
母乳で育てると寝小便しにくい子供になる
http://www.akanbou.com/news/news.2006070601.html
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2006年7月5日 最新ニュース
59歳で双子出産(世界最高齢)
http://www.akanbou.com/news/news.2006070501.html
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2006年7月4日 Q&A
排卵検査薬の陽性反応について
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006070401.html
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2006年7月3日 Q&A
肥満だと子供を産むのは厳しいのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006070301.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     読者の皆さんからのメール
         VOICE FROM READERS
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読者の皆さんからのメールをご紹介します。

皆様におかれましては、
快適な"断食週末"をお過ごしのことと思います!

「週末断食のすすめ」は5月27日配信の157号にて掲載しました。
http://www.akanbou.com/topics/topics-001/danjiki.html

その後、多くの方々から、週末断食についての感想を頂きました。
概ね、好評のようで、嬉しい限りです。

今回は、その中から、お二人の感想をご紹介させて頂きます。

---[メールの引用ここから]-----------------------------------------

さっそく週末断食してみました(*^_^*)

結婚して一年一ヶ月、不妊期間は八ヶ月。
結構あせり始めてきましたけど、
結婚してから、いろんなイベントがあり(夫、自分自身の転職、転居等)、
ストレスが結構あったからかなぁなんて、
勝手に自分で決め付けていました。

このサイトを読んで、
自分の心と体の状態が妊娠しづらいものなのだと痛切にかんじ、
変わりたい!と思っています。

特に、お酒が好きな事、御菓子が好きな事、お肉大好きな事
食べたい物を食べたい分だけ食べてしまうこと。
極度の冷え症なこと、ストレスを溜め込みやすい、運動不足などなど・・・

週末断食は、旦那が夜外食の日にやりました。
一日自分に集中することができてとても贅沢でした。
(何より、食事作りの手間がかからないことがラクでした)

週末断食をしてすごく変わったのは、嗜好が変わりました!

あれほど大好きだった肉を欲しなくなりました。
お酒や御菓子も、ほどほどがちょうどいいことも
体が反応してくれます。
おまけに体重が1キロくらい減りました
たぶん、むくみが取れたのだと思います。

月に一度のペースでやっていきたいと思います。

---[メールの引用ここまで]-----------------------------------------

週末断食は、自分のカラダの状態をみつける機会になるようですね。
Nさん、ありがとうございました。

もう一通、Aさんからのメ−ルです。

---[メールの引用ここから]-----------------------------------------

「妊娠しやすいカラダづくり」を毎週読ませていただいてます。

あまり悲観的でなく冷静な感じで良いサイトだなと思ってます。
ところで、以前に紹介されていた「半日断食」を、
先週の土日に夫婦で試してみましたので、
感想を述べさせていただきます。

○土曜日
初めての経験なので、
断食で体がどうなってしまうのか分からなかったので、
予定は入れず家に居りました。 
いつもは、マカを一日2本飲んでますが、一応飲みませんでした。

朝食と昼食が野菜ジュースだけというのは意外と大丈夫でしたが、
部屋の窓拭きをしている時に貧血の立ちくらみのような感じがあり、
静かに過ごしていた方が良いなと思いました。
夕飯は待ちきれなくて18時半頃食べました。
2食抜いただけであんなに夕飯が美味しく感じたことには感動でした。
主人と「美味しい〜!」を連発してました。
普段は味わって食べるということをしていないのだなと気付きました。
眠くはなかったけど空腹で元気がなくなってきたので23時頃に寝ました。

○日曜日
お腹が空きすぎて起き上がるのが大変でした。
でも、さらに大変だったのは朝食の準備でした。
味噌汁とご飯と卵焼きを用意したのですが、
フラフラで寒気と吐き気を感じながら作りました。
主人は美味しく食べれてましたが、
私は気持ち悪くてすぐには食べれませんでした。
試しに、前日と同じ野菜ジュースを飲んでみたら少し良くなり、
少し経ったらご飯も食べることができました。
この時、糖分って大切だなと感じました。

半日断食で食事と体のありがたみを実感できたのはとても良かったです。
空腹状態になるのはつらいけど、
今体が何を食べたいのかが分かる気がします。
今までは、体の声より自分の欲求が優先していたなと思います。
妊娠したら出来ない事だと思うから、
それまでは月に一回やっていこうかなと思います。

---[メールの引用ここまで]-----------------------------------------

断食後は、本当に食事が美味しくいただけますね。

もしも、いつも気づいていない美味しさや有り難さを、
感じることが出来たとしら、
それだけでも、何ものにも代え難い経験だと思います。

報告頂きありがとうございました。

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皆さんからの投稿やご感想、ご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


━03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          妊カラサバイバルガイド
    妊娠しやすいカラダづくりのための自然な療法
      【002 】血糖値を上げない食べ方
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妊カラサバイバルガイドの復活です。
テーマは、妊娠しやすいカラダやココロをつくるための自然な療法です。

現代の文明社会は、物やサービスが溢れ、
一見、豊かな社会なように見えます。

ところが、ご承知の通り、私たちの健全な肉体や心、
そして、大切な生殖能力に、
ダメージを与えかねない環境であることも、また、現実なのです。

必要なのは、正しい情報を得て、
自らの知恵と知識で、"サバイバル"することです。

妊娠しやすいカラダづくりのためのサバイバルガイド、
略して、"妊カラサバイバルガイド"です。

※サイト版の「トピックス」が「妊カラサバイバルガイド」に衣替えします。

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        【002 】血糖値を上げない食べ方
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★間違った食べ方が不妊を招くメカニズムとは?

       間違った食べ方
          ↓
      血糖値の急激な上昇
          ↓
    インスリンが過剰に分泌される
          ↓
    インスリンの効き目が悪くなる
          ↓
     インスリン抵抗性が高まる
          ↓
     インスリンの過剰分泌が続く
          ↓
         排卵障害
          ↓
          不妊

大雑把ですが、血糖値を急上昇させるような、
間違った食べ方を繰り返すことで、
インスリンの過剰な分泌を招き、
ホルモンの異常な状態が排卵障害を起こしてしまうのです。

このようなメカニズムで引き起こされた排卵障害は、
薬でホルモンを補充するよりも、
まずは、正しい食べ方をすることが根治療法になのです。

★血糖値の急激に上昇させない食べ方とは?

それでは、血糖値の急激な上昇を招かないためには、
どんな食べ方をすればよいのでしょうか?

1)主食は「玄米」に、そして、ゆっくりと食べる

主食は、精製していない穀物を選びます。
パンや麺類よりも、米、そして、米ならば玄米です。

玄米をゆっくりと、よく噛んで食べること、
これが、基本です。

精製していない穀物は、食物繊維が豊富ですから、
体内に徐々に吸収されますから、血糖値もゆるやかに上昇します。

逆に、下がる時もゆっくりと下がりますから、
食後、すぐに何かを食べたくなるということもなく、
間食しなくなります。

2)砂糖を減らす

空腹時に砂糖がたくさん入った甘いものを食べると、。
血糖値は急激に上昇し、インスリンがどっと分泌されますから、
今度は、急激に血糖値が下がり、
すぐに、空腹感に襲われ、また、甘いものが食べたくなって、
悪循環に陥ってしまうのです。

ですから、甘いものは食べるのであれば、
せめて、食後に食べるべきです。

ただし、甘いものでも果物の果糖は、
空腹時に食べても血糖値を急上昇させることはありません。

3)野菜、果物、豆、きのこ

血糖値を急上昇させない食べ物です。
毎日、好きなだけ食べても大丈夫です。

特に、豆は血糖値を急上昇させない食品の筆頭です。

4)清涼飲料水は飲まない

清涼飲料水には大量の砂糖が入っているからです。

いかがでしょうか?

血糖値を食べない食べ方は、
イコール、ダイエットに効果的な食べ方、
要するに、太りにくい食べ方でもあります。

そして、なにより、健康的な食べ方なのです。

◎妊カラサバイバルは1日遅れでサイトにアップされます。
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ご意見、ご要望等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com


》》》妊娠しやすいカラダづくり編集室より

━[不妊に関するご相談はQ&Aへどうぞ!]━━━━━━━━━━━━━

▼人には聞けない不妊の悩みに専門家がお答します。

【回答者】

・梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生
・神谷レディースクリニック 院長 神谷博文 先生
・セルフサポートグループNPO法人FINE(ファイン)代表 松本亜樹子さん
・日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 細川忠宏

↓以下のページからどうぞ
http://www.akanbou.com/qa/main.html


━[妊娠報告をお願いします]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼皆さんからの妊娠報告をお待ちしています。

とにかく、不妊を克服された方々の体験は本当に励みになります。

↓以下のページからどうぞ
http://www.akanbou.com/houhoku/main.html


━[不妊改善のためのサプリメント活用術]━━━━━━━━━━━━━━

▼あなたに相応しいサプリメントとその使い方をご提案します!

サプリメントであれば何でもいいというわけではありません

↓以下のページからどうぞ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
↓どんなサプリメントがよいのか分からないという方、ご相談下さい。
http://www.nature-g.com/query/index.html

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■編集後記 
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厚生労働省は6月30日に、2005年度乳幼児栄養調査の結果を発表しました。

それによりますと、離乳食でベビーフードをよく使用した親の方が、
ほとんど使用しなかった親よりも、
子供が一歳以上になった時に偏食に悩む割合が高くなることが分かりました。

本当に食は大切ですね。

子供の健全な身体と心をつくるのは、
妊娠前からの母親の食生活にかかっています。

そう考えると、
手間をかけて料理をしない"教育ママ"は、
根本的に間違っていますね。

今からサバイバルに励みましょう!

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]   No.163
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◎発行部数
・自社配信: 982部
・まぐまぐ: 4,889部
・合計部数: 5,871部(7月8日現在)
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
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【責任者】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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