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妊娠しやすいカラダづくり
2006年10月22日 第178号
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━不妊に悩むカップルを応援します！━━━━━━━━━━━━━━━━━
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みなさん、こんにちは。
いつもお読み下さってありがとうございます。
このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
---［INDEX］--------------------------------------------------------
01 今週のコラム：不妊の烙印を押しているのは誰?
02 今週の更新情報
03 妊カラニュース
04 妊カラサバイバルガイド：妊娠前は食物繊維をしっかり食べる
---［CONTENTS］-----------------------------------------------------
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今週のコラム
VOL.178
不妊の烙印を押しているのは誰?
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今週、嬉しいことに、
それまで何度となくメールでやりとりしていたお二人から、
妊娠報告の電話がありました！
それぞれに、妊娠に至った経緯は印象的、かつ、似ていました。
それは、いずれも原因不明の不妊と診断され、
体外受精までステップアップしたものの、
結局は、自然妊娠されたのです。
お二人とも、
まさか、自分たちが、
自然に授かれるとは夢にも思っていなかったとのことで、
先生も驚いているというのです。
これまでは、このようなお話をお聞きする度に、
「良かったですねー！」、「凄いなー」と、喜び、驚くだけでした。
もちろん、今回も、驚き、喜んではしたのですが、
ふと、『自然に授かることが出来ないなんて、誰が決めたんだろう』と、
素朴な疑問を抱いてしまいました（Ｆさん、Ｅさん、すみません！）。
そして、冷静に考えてみると、
もしかしたら、不妊治療を受け、ステップアップしていくことは、
「あなたは、もはや、自然妊娠できないんだよ」、
なんていう刷り込みがなされるプロセスでもあるのではと思うわけです。
くれぐれも誤解しないで頂きたいのですが、
誰が悪いとか、間違っているとか、言っているわけではありませんし、
ステップアップすべきでないと言いたいわけでもありません。
ただただ、そんなふうになりがちであると言いたいだけです。
そして、その結果、自分たちは、自然妊娠はあり得ないと、
思い込んでいる方が少なくないのではと思うのです。
もっと言えば、そんな思い込みによって、
機会を損失していることがあるかもしれませんよ、ということです。
身体の状態が、不妊であるのは、
排卵が全くない場合、
両方の卵管が完全に閉塞している場合、
そして、ご主人に精子が全くいない場合です。
もう１つ、忘れてしまいがち！なのが、夫婦生活が全くない場合です。
これ以外は、たまたま、これまでは不妊であったかもしれませんが、
決して、自然妊娠の可能性はゼロではありません。
妊娠に至るまでに時間がかかっているということ、
要するに、確率の問題です。
不妊治療は、その確率を、いろいろな方法で、高めようとするわけです。
そして、その確率は、時と場合によって、変動するということです。
卵管造影検査や人工授精、体外受精などの治療によって、
生殖器官が、目覚める場合があって、
その後、自然妊娠する可能性が高まることもあるので、
夫婦生活の回数は多いほどいいとおっしゃる先生もいます。
いかがですか？
カラダの状態は不妊ではないのに、
ココロの状態が不妊になってはいませんか？
治療をステップアップしていくにつれて、
夫婦生活の回数が減ってきたということはありませんか？
以下に、「うめやん」からの妊娠報告（10/17掲載分）の一部をご紹介して、
このコラムを終わることにします。
---［ここから投稿メールからの引用］---------------------------------
あっ、それと「○○な鉄砲も数うちゃ、当たる！」です。
「昔は他にすることがなかった」と祖母が言っていました（笑）。
愛し合う時間が多いほど、
体調がよくなり妊娠しやすいんじゃないでしょうか。
AIHもしましたが、いつもより夫婦生活も多くしましたよ。
排卵日だけに・・・というのでは、
確率が下がってしまうし、潤いがありません。
ただでさえ、人間は妊娠しにくいみたいだし、
「数うちゃ当たる作戦」をお薦めします。
ちなみに、夫の精子は妊娠させる能力十分という検査結果でした。
お医者さんも、
「６回AIHするうちには妊娠できるよ」と言ってくださいました。
AIHをいやがられる方もいらっしゃるそうですが、
ただ「妊娠のチャンスが増える」くらいに、
思われるといいのではないでしょうか。
実際、本当にAIHだけで妊娠したのかどうかなんて私には分かりません。
AIH前後にも夫婦生活をしていましたので・・・。
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このコラムについてのご感想、ご意見等は、下記のアドレスにお寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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今週の更新情報
http://www.akanbou.com
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2006年10月20日 最新ニュース
ストレスの対処法が体外受精の成績に影響
http://www.akanbou.com/news/news.2006102001.html
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2006年10月19日 最新ニュース
メトフォルミンの妊娠初期の服用は安全
http://www.akanbou.com/news/news.2006101901.htm
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2006年10月17日 妊娠報告
人工授精も受け、夫婦生活の回数も多して
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006101701.htm
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2006年10月16日 Ｑ＆Ａ
ステップアップするなら体外受精ですと言われたのですが
http://www.akanbou.com/qa/qa.2006101601.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
━03━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妊カラニュース
20061021
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事務局からのお知らせです。
★赤ちゃんを望まれるご夫婦のためのサプリメントオンラインショップ
「akanbou.com e-store」がリニューアルしました！
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
サプリメントオンラインショップ「akanbou.com e-store」が、
リニューアルオープンしました。
サプリメントを摂取したいのだけど、いろいろな製品が有り過ぎて、
どの製品が信頼できるのか、よく分からないという方も多いと思います。
実際に、赤ちゃんの先天性異常の予防のために、
厚生労働省では、妊娠前の全ての女性に、
１日に400mcgの葉酸の摂取を推奨しています。
ところが、葉酸のサプリメントと言っても、
コンビニで売られている数百円のものもあれば、数千円のものまで、
さまざまな製品が出回っています。
なぜなら、サプリメントは食品なので、
医薬品とは異なり、法的な規制が全くないからです。
百円の薬漬けのバナナもあれば、
数百円の有機栽培のバナナがあるのと同じです。
私たちは、問題なのは、
サプリメントについては、そんな製品の品質の違いが、
情報開示されていないことだと考えています。
数百円と数千円の価格の違いは何なのか？
そして、その違いは、どんな人には必要で、どんな人には不必要なのか、
そのことが知らされていなければ、合理的な製品選択は出来ません。
私たちは、妊娠前に摂取するサプリメントに最も求められているのは、
安全性の尽きると考えています。
そのために、どんな製品を選ぶベきなのか、
そして、どんな目的には、どんな組み合わせがよくて、
どんな使い方がダメなのか、
予め、専門家の目で製品を選別し、
それぞれの状況に相応しい選択と使い方をご提案しています。
どれがよいのか分からない方、困っている方、
どうぞ、ご相談下さい。
■赤ちゃんを望まれるご夫婦のためのサプリメントオンラインショップ
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
■ご相談の手引き
http://www.nature-g.com/query/main.html
■不妊改善ののための戦略的活用術
http://www.akanbou.com/5step/step3/supplementguide.htm
★妊娠しやすいカラダづくりのための「気功教室」からのお知らせ
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html
▼10月28日は施設の都合で教室はお休みとさせていただきます。
次週はお休みです。
くれごれもお間違えのないようにお願いいたします。
▼11/4以降で２名の方の受講が可能です。
受講を希望される方は、予約方法をご覧の上、メールにてお申し込み下さい。
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html
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上記の内容についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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妊カラサバイバルガイド
妊娠しやすいカラダづくりのための自然な療法
【008】妊娠前は食物繊維をしっかり食べる
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妊娠しやすいカラダやココロをつくるための実践編です。
現代社会は、物やサービスに溢れ、
一見、豊かな社会のように見えます。
ところが、皮肉なことに、豊かなはずの社会には、
私たちの健全な肉体や心、
そして、大切な生殖能力に、
ダメージを与えかねない側面があることも、また、現実です。
必要なのは、正しい情報に接して、
自らの知恵と知識で、"サバイバル"することです。
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【008】妊娠前は食物繊維をしっかり食べる
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食物繊維は、その昔は、さほど重要視されていなかったそうで、
今でも、糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの、
５大栄養素には、数えられていなくて、
一応は、これらに続く、第６の栄養素なんて言われているようです。
まあ、繊維という名前が表す通り、植物細胞の構成成分で、
主要な栄養素のように、身体の活動を支えるための働きをするというよりも、
主には、身体から不要なものを排泄するのを助けるという、
どちらかと言えば、裏方的な役割の栄養素だと言えるかもしれません。
そして、現代人の食生活の特徴として、
その不足が、必ず、挙げられる、不憫な栄養素でもあります。
精製食品や加工食品が多いのが現代の食生活の最大の特徴ですから、
それらの食品を食べることが少なかった昔に比べて、
食物繊維の摂取量は間違いなく減っているということですね。
で、この食物繊維、妊娠しやすいカラダづくりという観点から言うと、
実は、とてつもなく大切な栄養素なのです。
★腸内環境を介した食物繊維とホルモンや栄養バランスの関係
例えば、食物繊維とエストロゲンの量には深い関係があります。
子宮内膜症や子宮筋腫が発症する根本原因は不明であるとされていますが、
エストロゲンが内膜症や筋腫の組織を育てるとされていますから、
ホルモンバランスが崩れ、過度のエストロゲンが、
内膜症や筋腫を悪化させる原因になるわけです。
そして、食物繊維の不足が、
この過度のエストロゲンの原因になっていることが、
強く疑われているのです。
エストロゲンが分泌されて、
どこで働いて、どうなっているのか、
実は、まだまだ、分かっていないことが多いようですが、
最終的には、肝臓で代謝されますが、
腸内に分泌され、そこから、血中に再吸収されるものもあるのですが、
腸内環境によって、その量が大きく異なるそうなのです。
食物繊維が多い場合は、再吸収されるエストロゲン量が減ることから、
食物繊維の不足は、血中のエストロゲンを増加させ、
結果として、ホルモンのバランスを悪くさせる一因になるというわけです。
また、同様に、その他の栄養素の腸内吸収にも影響を及ぼします。
腸内環境を良くするのは、
食物繊維を増やし、脂肪を減らすこと、
ヨーグルトのような乳酸菌を摂取することです。
★有害な物質を吸着、排泄される
ダイオキオシンなどの環境ホルモンは、
私たちの生殖機能になんらかの悪影響を及ぼしていると、
指摘する専門家は、相変わらず、少なくありません。
本当のところは、よく分からないのですが、
現代の食生活から、食品添加物も含めて、
これまで、自然界には存在しなかったさまざまな化学合成品、
人体に有害な重金属などを摂取していることは間違いありません。
そのため、デトックスがもてはやされるのでしょうが、
やはり、デトックス成分の主役は、この食物繊維なのです。
人体に有害で、不要な物質を吸着し、排泄してくれるからです。
★そして、妊娠中の便秘を予防するためにも
食物繊維が有用なのは、妊娠までだけではありません。
妊娠すると、
つわりの影響で食事の内容がわかったり、ホルモンの影響で、
それまで、便秘とは無縁だった人でも、
便秘になりやすくなると言われています。
妊娠前から食物繊維を豊富に摂取する習慣をつけていれば、
妊娠してからの便秘も防げる確率が高くなります。
★もっと、深刻な妊娠糖尿病
さらに、妊娠中は、血糖値を上げやすいホルモンが産生されるため、
妊娠中期以後は、インスリンが効きにくい状態になり、
血糖値が上昇しやすくなると言われています。
アメリカの最新の研究では、妊娠前から食物繊維が不足している女性ほど、
この妊娠糖尿病にかかりやすいと報告されています。
このように、妊娠すること、
そして、妊娠中を通じて、
食物繊維を、しっかり、摂取することは、
女性には、とても重要なことなのです。
★１日に２０〜２５グラムが目安
と言われても、一々、食物繊維の量を計って、
食事するわけではありませんね。
ですから、食物繊維が不足しない食べ方を以下に挙げることにします。
・主食を玄米や分搗き米にする。
・毎日のみそ汁に根菜や海藻を具にする。
・毎日、豆類を食べる。
・野菜や果物をたくさん、肉は少なく、食べる。
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▼人には聞けない不妊の悩みに専門家がお答します。
【回答者】
・梅ヶ丘産婦人科 院長 辰巳賢一 先生
・神谷レディースクリニック 院長 神谷博文 先生
・セルフサポートグループNPO法人FINE（ファイン）代表 松本亜樹子さん
・日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー 細川忠宏
↓以下のページからどうぞ
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▼皆さんからの妊娠報告をお待ちしています。
とにかく、不妊を克服された方々の体験は本当に励みになります。
↓以下のページからどうぞ
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■編集後記
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秋ですね。
本当にアウトドアが気持ちのよい季節です。
外に出て、快晴の青い空を見上げると、
自然に、深呼吸したくなりますよね。
身体を喜んでいるのを実感できる時です。
カラダが喜び、
ココロがおもしろがることがいいですね。
最新の研究報告でも、
http://www.akanbou.com/news/news.2006102001.html
そんなことに取り組むことが、妊娠しやすくなると報告しています。
今日もよい天気です、秋を満喫しましょう！
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妊娠しやすいカラダづくり［毎週末発行］ No.178
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・自社配信： 1,035部
・まぐまぐ： 5,076部
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【責任者】 細川忠宏（不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー）
【監 修】 西川 浩（医師・心斎橋中央クリニック院長）
荻田浩司（医師・医学博士）
【ＷＥＢ】 http://www.akanbou.com
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