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妊娠しやすいカラダづくり
2006/12/30 No.188
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
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こんにちは!
関東地方は、気持ちのよい青空が広がり、穏やかな年の瀬です。
2006年最後の「妊娠しやすいカラダづくり」をお送りします。
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今週の更新情報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2006年12月26日 Q&A
アトピー性皮膚炎の人には不妊症が多いと聞いたのですが
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.tatsumi-025.html
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2006年12月27日 妊娠報告
子宮筋腫核出術後体外受精で
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006122701.html
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2006年12月26日 Q&A
夫がEDのため未完成婚です
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.tatsumi-024.html
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2006年12月25日 妊娠報告
信じられないけれど自然妊娠しました
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2006122501.html
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上記の記事についてのご質問等は、下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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2006年編集後記
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★情報の選択に欠かせない自分たちなりのフィルター
アメリカのACSHは、2007年を健康に過ごすために最も大切なこととして、
優先順位が高いものの順に12のテーマを挙げています。
http://www.acsh.org/healthissues/newsID.1443/healthissue_detail.asp
ACSHというのは、
The American Council on Science and Healthの略称で、
直訳すれば、アメリカ科学と健康についての協議会という感じなのですが、
世間では、根拠のない、誤った健康や環境に関する情報が、
まことしやかに流され、信じられていることを憂慮した科学者たちが、
食品、栄養、化学物質、医薬品、ライフスタイル、環境、健康問題について、
消費者の教育を目的として1978年に創設した団体です。
http://www.acsh.org/
最近も、NYのレストランで使用禁止になったトランス脂肪酸について、
「騒ぎすぎ」として、
アメリカの健康の問題は、
トランス脂肪酸だけを槍玉にあげて、
それで済むような単純なものではないと発言しています。
さて、そのACSHが発表した、
「2007年を健康に過ごすために最も大切なこと」は、
さまざまな健康情報に振り回されずに、
それらをふるいにかけて、
本当に大切なことに労力を集中させることとしています。
現代の社会は、まさに、"危険がいっぱい"というわけですね。
健康にすごすために最優先すべき、最も大切なことは、
禁煙したり、運動することよりも、情報の取捨選択だというのです。
このことは、妊娠しやすいカラダづくりにおいても同じです。
『出口のみえないトンネル』だからこそ、
求められるのは、
情報の"多さ"よりも、"正確さ"や"適切さ"です。
間違った情報だけでなく、
不必要な情報や不適切な情報を鵜呑みにしてしまうと、
悩む必要のないことに悩んだり、
心配する必要にないことが心配になったりして、
その結果、あらぬ方向に走ってしまいかねません。
情報は"収集"するだけでなく、
必ず、"選択"しなければならないというわけです。
そして、そのために、身に付けたいのが自分なりのフィルターです。
★たとえば、デジタル化社会に潜むワナ
世はデジタル化社会です。
会社や仕事においては、スピードと効率が尊ばれます。
そんな社会で、真面目に頑張れば頑張るほど、
知らず知らずのうちに、
全てのことをデジタルな目でみてしまっていないでしょうか。
要するに、0か1か、○か、×か、白黒をはっきりさせようとし、
無駄を省き、早さを求めることをよしとする傾向があるように思うのです。
ところが、子どもを授かるということは、
結果においては、妊娠するかしないかですが、
そのプロセスはと言えば、超〜アナログで、いい加減なものです。
私たちのカラダは機械ではありません。
おそらく、予期せぬことが起こったり、
ある意味で過酷な環境で、
サバイバルして、生き延びていくためには、
○か、×か、ではなく、
いい意味での"いい加減さ"が必要なのでしょうね。
しなやかさと言い換えてもよいかもしれません。
たとえば、基礎体温にバラツキがあることに悩む人は多いようですが、
妊娠した方の基礎体温をみれば、
どちらかといえば、
教科書にでくるような形のほうが、
むしろ少数派であるようにように思います。
また、高温期が2週間も続かないことを心配する人も多いようですが、
いつも10日しか続かないという方が普通に妊娠されています。
その他、精子の数や運動率やホルモンの血中濃度も同様のこと、
基準値はあくまで、平均値であって、絶対的なものではないわけです。
私たちは、多くの方々の不妊の悩みに接していて、
カラダの働きを、デジタルにみてしまうことによって、
必要のない悩みを抱えてしまっている方々が、
驚くほど多いことを痛感しています。
多くの情報をふるいにかけて、
自分たちに必要で適切な情報を得るためのフィルターを、
もう一度、点検する必要があるのかもしれません。
★発情期がなくなった人間の宿命とは?
読者の皆さんに「言われて嬉しかった言葉」を募集したところ、
たくさんのメールをいただきました。
そして、つくづく感じたことには、
不妊を克服するうえで、
パートナーとの関係が最も大切だということです。
パートナーの有言無言の思いが何よりも力になるということです。
ところで、人間は、動物と違い「発情期」がありません。
とっても強引な考え方なのかもしれませんが、
発情期がないということは、
男女が出会い、仲良くするということは、
常に、良好なコミニュケーションをはかることを、
宿命的に義務づけられているということだと思うのです。
ですから、不妊を克服するうえで最も大切なことは、
二人が気持ちと力をあわせることに尽きるのも当然のことです。
新しい家族を迎えるということは二人の問題です。
そして、そのための妊娠しやすいカラダづくりも、
当然、二人のカラダで、ワンセットなわけです。
また、二人に必要で適切な情報を得るためのフィルターを、
お互いに努力して作り上げていきたいものです。
★笑う門には福きたる
今年、私たちにとって最も印象的で、
また、読者の方々からの反響が大きかったニュースは、
世界で最も体外受精が盛んなイスラエルからの研究報告でした。
http://www.akanbou.com/news/news.2006062302.html
体外受精を受けている約200人の女性を2つのグループに分けて、
一方のグループには、
先生がコメディーを演じて、
患者を笑わせてリラックスさせてから胚を移植し、
もう一方のグループには、
普通に移植だけしたところ、
先生のコメディーで笑わせてもらったグループの妊娠率が、
何もしてもらわなかったグループの2倍だったというものです。
妊娠に至るのは、生理学的にみれば、
大変、"複雑な"プロセスを経るものですが、
そのシステムを支配しているのは、 本当に、"単純な"法則のようです!
新しい生命も、また、私たちと同じように、"笑い"にひかれるようです。
今年、ちょっと、笑いが少なかったという方、
とにかく、来年は、笑いの絶えない年にしたいですね。
そういえば、昔から、『笑う門には福きたる』っていいますもんね!
今年も1年、愛読いただきありがとうございました。
皆さん、どうぞよい年をお迎えください。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.188
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【責任者】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)
【WEB】 http://www.akanbou.com
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