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妊娠しやすいカラダづくり
2007/5/27 No.208
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
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》今週の更新情報
》妊カラフォーラム「クリームさんからのメール」
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記
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今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年5月26日 あなたの声を聞かせて！
言われて嬉しかった言葉【017】
http://www.akanbou.com/voice/voice-002.html
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2007年5月25日 最新ニュース（顕微授精による出生児の健康への影響）
顕微授精出生児の神経・筋機能は自然妊娠出生児となんら遜色ない
http://www.akanbou.com/news/news.2007052502.html
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2007年5月25日 最新ニュース（多胎妊娠予防策としての単一胚移植）
単一胚移植は妊娠率を犠牲にせずに多胎を減らせる
http://www.akanbou.com/news/news.2007052501.html
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2007年5月22日 妊娠報告
３回目の人工授精で
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2007052201.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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妊カラフォーラム
"クリームさんからのメール"
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妊カラフォーラムでは、
読者の方からの感想やご意見、ご要望、
さらには、ちょっとした質問や相談などの投稿をご紹介します。
「妊カラフォーラム」は、
月１回の連載を予定していましたが、
続々とメールをいただいていますので今週も掲載することにしました。
まずは、サイトに掲載させていただいたＱ＆Ａのご相談者から、
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007051901.html
「妊カラフォーラム」宛にメールをいただきましたのでご紹介します。
---[佑子さんからのメールここから]-----------------------------------
ご回答を、何度も、何度も、読ませて頂きました。
私のあんなに短い質問文章の中、
私たち夫婦の心まで見破られてしまったような、
そんな気持ちになりました。
単に、医学的なことだけではなく、
心の問題、色々な視点から、
前向きな気持ちを引き出して頂きました。
本当にありがとうございました。
自分たち夫婦の今までのありかたについても、考えさせられました。
私も、夫に協力してもらいたい、という一心で、
夫の心を傷つけていたのかもしれない、
辛いのは、私だけではない・・・、
そう気付き、涙が止まりませんでした。
今まで生きてきて、不妊を経験し、
こんなに辛い想いをしたことは始めてで、
また、学んだことも初めてだと思います。
「妊カラ」に出逢えたことも、
私のこれからの人生において、
きっと大きな財産となると思います。
本当に、ありがとうございました。
---[佑子さんからのメールここまで]-----------------------------------
メールありがとうございます。
なにかのきっかっけになればと思っています。
さて、今週は「妊カラフォーラム」宛にいただいた、
"クリームさんからのメール"をご紹介させていただきます。
---[クリームさんからのメールここから]-------------------------------
毎週日曜のこのメールを心の支えとして、楽しみにしています。
結婚4年、治療歴2年足らずのクリームです。
多嚢胞卵巣症候群と言われました。
周期は40日ほどで ときおり、ひと月生理が飛んだりもしていました。
タイミング、クロミフェンでの治療。
人工授精は2回チャレンジしました。
なかなか授かる兆しもなく、日々もんもんとしています。
「忘れたころに・・・」との意見がたくさん書かれていますが、
切り離して忘れるなんてできていない現状です。
治療しはじめたころは
「そんなに気にせんでも、できるときはできる！」と、
焦りもなんもない主人でしたが、
12月のフーナーテストでは精子のかけらもなく
今年1月の検査では「乏精子症」との診断があり・・・、
（１０００以下→漢方を処方されていま１０００くらい）
人工授精でも難しい数値でした。
夫婦ともに問題あり。
とくにセックスレスでもないですがお互いに淡白だと思います。
週に２，３回あれば！との記事も拝見しましたが、
夫婦ともに難ありとの診断で、
普通にセックスすることも少なくなっています。
（自然妊娠は無理だろうといわれているため。）
ほんとに。
どうしたもんでしょう？
二人ともに問題あるのは珍しいですか？
不妊率も倍になりますか？
一番、今気になっていることは仕事です。
小学校教諭をしていますが、
「もし」という「もし」の可能性をどこかで
信じていて修学旅行や大きな行事のある高学年を避けて通っています。
もし妊娠して、担任の穴をあけることになったら、
特に高学年は周りに迷惑がかかると思い自ら避けています。
でも、それを察してか周りの人が、
「赤ちゃんは？」と無神経に尋ねて来ると気落ちします。
高学年を避けて通って、
実際は妊娠もしないとなると、
ほんとに私としては身の縮まる思いをします。
いっそ、引き受けたほうが気が楽だったかもしれません。
それでも、思い通りにならないのが
この妊娠→出産という道なのでしょうね。
どこかで「不妊症なんです。そっとしておいてください。」と言いたい。
苦しいです。
努力は報われる、と信じて生きてきたので、
これほど思うとおりにならない現実は厳しいものです。
どうか授かることができますように。
祈るしかないし、淡々と治療を続けるほかはないです。
6月からは注射を毎日することになっています。
どうかどうか・・・
いろんな人の同じ悩みを持つ人に対し
温かい言葉をじっくり拝見しています。
きっと今は自分しか見えてないけれど
周りへの配慮ができる私になりたいです。
もちろん、たくさん支えてくれる主人にも。
思いはたくさんあります。
読んでくださってありがとう。
また日曜のメールを楽しみにしています。
---[クリームさんからのメールここまで]-------------------------------
クリームさん、メールありがとうございました。
お二人ともに、妊娠しづらくさせているであろう原因があるのは、
実は、それほど、珍しいことではないようです。
いろいろ言われているのですが、
妊娠しない期間が２年以上の夫婦では、
２〜３割は、双方に、その原因があるとする専門家もいます。
ただ、原因が明確であるということは、
取るべき対策も、また、明確であるということです。
一方、原因らしきものがない、
もしくは、分からない、みつからないという夫婦も少なくありませんが、
そうなると、講じるべき対策についての"手探り感"が強くなるというか、
それは、それで、特有の辛さがあるようです。
★「忘れたころに・・・」なんて言われても
Ｋ子さんは、「忘れようとする努力について」として、
次のようなメールをいただきました。
---[Ｋ子さんからのメールここから]-----------------------------------
忘れようとする努力に悩まされる毎日です。
不妊を意識し始め、
治療に通ったり、休んだりする４年があっという間に過ぎて行きました。
来月には４０歳になろうとしている私です。
結婚して１４年ということを考えれば、
それまで不妊について考えなかったことが今となっては不思議でなりません。
４０という壁を目の前に、私の頭の中は妊娠一色です。
４年前までは絵に没頭していた私ですが、
不妊の治療に本格的に行き始めてからというもの、
自分の時間がある時はそのことしか頭にありません。
というか、
常に頭の隅のどこかに置かれていると言ったほうがいいかもしれません。
好きな事をしていても、１００％それに没頭できない私がいます。
こうなったら逆に考えれるだけ考えてやろうと、自虐的になっている私です。
はっきり言って忘れる事は不可能です。
考えていない時は寝ている時だけなのです。
こんな自分がいやになりますが、
悩んでも考えても、あと５年もすれば、
または万が一にでも、妊娠すれば、
悩む理由がなくなる訳ですからその時になるまで、
悩んで、悩んで悩み抜こうという心構えです。
もう忘れる努力をするのをあきらめました。
自分の気持ちに正直に向かい合い、考え続けます。
こういう人もいるはずです。
それもいいのではないでしょうか。。。
---[Ｋ子さんからのメールここまで]-----------------------------------
"忘れたころに"というのは、
あくまで、結果として言えるというか、
後から振り返ってみて、初めて感じるものなのかもしれません。
ですから、忘れるどころか、
授からない期間が２年近くになってくると、
いったい、自分たちは授かることが出来るのか、出来ないのか、
そして、いったい、その答えはいつ出るのか、
"分からない、見えない感"が、いよいよ強くなってくるものだと思います。
そうなると、妊娠しやすいカラダづくりのテーマの１つとして、
それまでの期間を"どのように待つのか"ということになりますね。
そして、そんな期間の仕事ということになると、
どんな仕事でも多かれ少なかれ"段取り命"なわけで、
仕事の成果や質への責任感が強い人ほど、
妊娠のタイミングという"不確定要素"は、
マイナス要素にとらえてしまいかねないようですね。
難しい問題です！！
ただ、仕事を辞めてしまうと、
それは、それで、また、違った悩みがあるようなんですね。
---[ＳＹさんからのメールここから]-----------------------------------
私は現在無職で専業主婦をやっています。
べつに妊娠準備にむけて仕事をやめたわけではなく、
今年職場を変わったストレスが原因で体調不良になってしまい、
続けるつもりが、会社をやめざるをえなくなって現在そのまま家にいます。
今の悩みはこのままずっと家にいていいのだろうかということです。
それは自分がやりたいようにすればいいことだとは思うのですが・・・、
あと○ヶ月以内に妊娠すると決まっていれば、
それまでだと思ってこのままゆっくりしていられますが、
未来はどうなるかわからないので・・・。
子供のいない専業主婦の人がどうやって暮らしているのかすごーく疑問です。
１週間の生活をみんなに聞いてまわりたいくらいです。（笑）
私は家にいても何をしたらいいのかわからなくて、
ただ一日がむだに過ぎていってます。
手芸とか編み物の趣味でもあれば、
作品がいっぱい作れていいでしょうね。
習い事はスポーツ系を週1日、文科系を月１日しています。
最近はお店でもなんでも、働いている人がすごくまぶしくみえます。
家にいると、睡眠も取れるし、食事も三食とれますが、
(働いていると朝はコーヒーのみ、昼はコンビニだったりしますから）
精神的に生き生きとしたものがなくなってしまい、
特に冬になると家にとじこもりがちで、みなりもぼさっとしてしまって
なんか自分が社会的に何も貢献できないダメ人間のような気がしています。
家にいると誰にも会いませんし、すごい孤独感を感じます。
家にいると妊娠のことばかり考えてしまって、
かえって精神的にリラックスできてないんじゃないかな〜と思います。
仕事をしてるのと専業主婦とどちらのほうがいいのでしょうね。
---[ＳＹさんからのメールここまで]-----------------------------------
また、実際に、治療のために退職されたというＭＮさんからのメールです。
---[ＭＮさんからのメールここから]-----------------------------------
私は主治医の先生から、
不妊治療に専念するためには、
仕事は辞めたほうがいいと言われ、
流産した事もあり、仕事のストレスなどがいけないのかも・・・と思い、
仕事を辞めました。
職場に迷惑をかけるのも嫌なので、
今は短期のパートをたまにするだけで、
長期のパートには行かないようにしています。
ところが、「子供がいないのに何故仕事に行かないの？」とか、
「気楽でいいねえ」などと言った言葉を、
周りや主人からも、度々、言われるようになったり、
治療費で家計が苦しくなるなどのストレスが貯まるようになりました。
気分転換にと、専業主婦をしている友達数人ととランチに出かけても、
私以外は子供がいるので話に入れなかったり、
「今年こそがんばれ」と言われると焦りを感じてしまうこともあります。
仕事を辞めて治療に専念すると、
子供の事ばかり考えてしまったり
１日誰とも話をしない、笑わない日があったりするので、
家にいるよりも外に出るほうが好きな人は、
仕事を辞める必要はないような気がします。
４２歳で小学校の先生をしながら不妊治療をし双子を授かった方もいますし、
土日に診察してくれる病院を見つけて、
仕事しながら人工授精で男の子を授かった友達もいます。
今は専業主婦をしていますが長期のパートに出る事に決めました。
自分がしたいと思う方を選んでもわがままなんかじゃないと思います。
---[ＭＮさんからのメールここまで]-----------------------------------
本当に、誰のせいでもなく、
"思い通りにならない"状況は、
当人でないと分からないものでしょう。
でも、私たちは、確かに、
これまで、誰しも"努力すれば報われる"と信じて頑張ってきましたよね。
でも、こと、相手が、身体のこととなると、
時として、そのことは、より自分を苦しめることになりかねないようです。
こんなに悲しいことはありません！
ただ、８年間の不妊治療に終止符を打ったＹＭさんは、
ご自身の気付きを以下のようにメールしてきてくれました。
---[ＹＭさんからのメールここから]-----------------------------------
<中略>
結局、８年間続けた不妊治療を終えようと決めたのは、
その間、誰よりも、私の悩みに心を痛め、
心配し続けてくれた母の言葉がきっかけでした。
「Ｙちゃんは、昔から、多少、勉強が出来て、
念願の仕事にも就けたりしたから、
自分が努力したら、何でも手に入ると思っているかもしれないけれど、
それは、違うわよ。
あるがままを受け入れる謙虚さを持たないと幸せになれないわよ。」と。
それまで、誰よりも私のことを理解をしてくれ、
不妊治療中も一番応援して、支えてくれた母だったからこそ、
私の心に強く響き、ハッと我に返ったような思いでした。
そうか、大切なのは、子どもを得たかどうかではなくて、
この苦しみを、二人で、どう乗り越えるのかなんだと素直に思ったものです。
<中略>
---[ＹＭさんからのメールここまで]-----------------------------------
なんて言うか・・・、
メールを読ませていただいて、
やっぱり、努力すれば報われるんだと意を強くしました。
何をもって"報われた"と感じるのか・・・、
とてもとても大切なことを教えてもらったようです。
クリームさん、Ｋ子さん、ＳＹさん、ＭＮさん、そして、ＹＭさん、
皆さん、大切な胸のうちを打ち明けてくれて、
本当にありがとうございました。
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皆さんからのメールをお待ちしています！
メールの件名は「妊カラフォーラム」でお願いします。
info@akanbou.com
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妊娠しやすいカラダづくり編集室から
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私たちは、私たちなりの方法で不妊に悩むご夫婦を応援させて頂いています
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▼『言われてうれしかった、救われた言葉』
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▼皆さんからの妊娠報告をお待ちしています。
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編 集 後 記
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皆さんからのいろいろなメールを読ませていただいて、
つくづく感じることは、
人に教えてもらったり、本で読んで、知っていることよりも、
自分で経験して、自分で分かることの大きさというか、凄さについてです。
なんていうか、自分に置きかえて考えてみると、
もしかしたら、"分かったつもり"なことがたくさんあるように思います。
"知っていること"と"分かったこと"の溝はとてつもなく大きいぞ、と。
そんなことを思いながら、今週のメルマガを書いていました。
皆さんには、どう伝わったでしょうか？教えてもらえると嬉しいです。
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妊娠しやすいカラダづくり［毎週末発行］ No.208
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・自社配信： 1,005部
・まぐまぐ： 5,265部
・合計部数： 6,270部（5月27日現在）
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
［妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト］
【編集長】 細川忠宏（不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー）
【監 修】 西川 浩（医師・心斎橋中央クリニック院長）
荻田浩司（医師・医学博士）
【ＷＥＢ】 http://www.akanbou.com
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