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妊娠しやすいカラダづくり
2007/10/7 No.227
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
-[INDEX]------------------------------------------------------------
》編集長コラム:赤ちゃんを"待つ"ということ
》今週の更新情報
》お知らせ:第四期 Fineピア・カウンセラー養成講座説明会のお知らせ
》妊カラフォーラム:読者の皆さんからのメールをご紹介します
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記
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編集長コラム
VOL.227
赤ちゃんを"待つ"ということ
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時代のテンポが早くなったなあと感じるようになって、
どうでしょうか?、だいたい10年くらいになるでしょうか。
考えてみれば、パソコンやインターネットにしろ、携帯電話にしろ、
あれよあれよというまに、あって当たり前、
そして、なくてはならないものになってしまいましたね。
そして、私たちの"時間に対する感覚や価値"も、相当、変わりました。
例えば、仕事上では、より、スピードが求められるようになりました。
その結果、時間がかかることは効率が悪いことで、
時間をかけることは問題だとされる風潮が強くなったようです。
また、例えば、日常の生活では、
以前に比べて、あらゆる面で、"待つ"必要がなくなりました。
その結果、私たちは"待つことが下手"になったように思います。
ところが、時代のテンポが、無茶苦茶、速くなっているのに対して、
私たちのカラダのリズムは、ITなんて無縁であった大昔のままです。
例えば、女性の周期とシンクロしている月の満ち欠けのペースにしろ、
私たちの体内時計を支配する大自然のペースにしろ、
いずれも人類が誕生して以来、不変のリズムを刻み続けています。
ですから、敏感で、優秀な頑張る人ほど、時代に適応していますから、
"頭のペース"は、どんどん、早くなり、
頭のペースとカラダのペースのギャップは大きくなっているはずです。
このことは"赤ちゃんの待ち方"に、
何らかの影響を及ぼしてはいないでしょうか?
もしかしたら、カラダのペースよりも、
頭のペースを優先してしまうことがあったりしないでしょうか?
考えてみれば、自然界は、時間がかかること、
待たなければならないことが当たり前な世界なわけで、
少なくとも、ボタンを押せば、すぐに結果が出る装置は存在しません。
赤ちゃんを望む気持ちが強くなると、
サイクル毎に、期待してはがっかりさせられるものですが、
カラダ側からみれば、
それぞれのサイクルは、決して、独立しているわけではなくて、
生命力の強い卵を育てるという唯一の目的のために、
この周期から、次の周期へ、そして、またその次へと、
順繰りにバトンをリレーして、カラダを整えているわけです。
各周期は、バラバラではなく、一つの繋がりなわけですから、
1つの周期の結果だけで、何かを断定できるわけでもありません。
ですから、周期あたりの妊娠率よりも、
ある一定期間の"累積妊娠率"のほうが大切な目安になるものです。
また、頭のペースは、
例えば、周囲の妊娠報告や親のプレッシャーなど、
いろいろな出来事や事情に、とっても敏感に、影響を受けるものです。
いかがでしょうか?
もしも、カラダのペースが、
やや、置いてけぼりを食っているようであれば、
自然の中で、大きく、ゆっくりと深呼吸をしてみましょう。
時代の不自然なリズムに洗脳された頭を空っぽにしてみると、
少しは、いつもとは違った風景がみえてくるかもしれませんよ!!
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編集長コラムについてのご意見ご感想等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年10月6日 最新ニュース
喫煙は顕微授精の受精率を低下させる
http://www.akanbou.com/news/news.2007100601.html
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2007年10月5日 最新ニュース
顕微授精と自然妊娠、出生児の心の健康状態比較
http://www.akanbou.com/news/news.2007100501.html
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2007年10月4日 最新ニュース
精索静脈瘤の手術療法はその後の自然妊娠率を高める
http://www.akanbou.com/news/news.2007100401.html
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2007年10月3日 Q&A
このまま今の病院で体外受精に踏み切っていいものか迷っています。
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.imano-006.html
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2007年10月2日 最新ニュース
高齢でも胚の質がよければ単一胚移植を採用できる
http://www.akanbou.com/news/news.2007100201.html
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2007年10月1日 トピックス
流産について正しく理解する
http://www.akanbou.com/topics/topics/002.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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お 知 ら せ
第四期 Fine(ファイン)ピア・カウンセラー養成講座説明会
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NPO法人、Fine(ファイン)からのお知らせです。
Fine(ファイン)とは、
不妊体験者による、不妊体験者のためのセルフサポートグループです。
http://j-fine.jp/
★第四期 Fineピア・カウンセラー養成講座説明会のお知らせ
Fineでは、11月17日(土)に
「第四期 Fineピア・カウンセラー養成講座」(2008年4月開講予定)
の説明会を開催します。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください!
「ピア」とは「同じ立場の仲間」という意味。
つまり「ピア・カウンセラー」とは、
相談者と同じ心の痛みがわかる、
経験者(当事者)だからこそ可能なアプローチで、
カウンセリングを行なう人たちのことです。
不妊の悩みは特有のものが多く、しかも多岐にわたります。
同じつらさをわかち合うことのできる「ピア・カウンセラー」の存在は、
不妊に悩む私たちにとって、とても必要なものだとFineでは考えています。
この講座は、カウンセリングの専門家を講師に招き、
心理について学ぶ、本格的なカリキュラムの
日本随一の「不妊に特化したピア・カウンセラー養成講座」です。
すでに第一期生、第二期生は全国で活躍中!
本年度は、全国から集まった15名の'ピア'たちが本科生として受講中です。
そして不妊当事者の心を支えようと、医療関係者の方なども聴講しています。
来年度も引き続き、「ピア」として当事者のこころをサポートしようという
志のある受講者を募集いたします。
つきましては、養成講座の具体的なカリキュラムなどについて、
説明会を開催いたします。
日時:2007年11月17日(土)13:30開場(予定)
※ご案内の際、あらためてお知らせいたします。
場所:東京都江東区文化センター
「ピア」でない方も、当事者のサポートを真摯に考えてくださる方は、
聴講生として受講していただけます。ぜひ、お気軽にお申し込みください。
※ピア・カウンセラー養成講座説明会の詳細はこちら
http://j-fine.jp/counseling/2008/pia-setumei4.htm
※Fineカウンセリング協会の詳細はこちら
http://j-fine.jp/kyokai/top.html
※第一期受講生・担当講師の感想はこちら
Aさん
http://j-fine.jp/counseling/2007/piacouns-azumi.htm
Hさん
http://j-fine.jp/counseling/2007/bloom-hirarin.htm
担当講師
http://j-fine.jp/counseling/2007/piacouns-ogura.htm
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妊カラフォーラム
読者の皆さんからのメールをご紹介します
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225号の「流産について正しく理解する」について、
何通かのメールをいただきました。
その中から、2通のメールをご紹介させていただきます。
まずは、SYさんからのメールです。
---[SYさんからのメールここから]-----------------------------------
こんにちわ。
毎週、メール配信を楽しみにしています。
9/23の「流産について正しく理解する」を読んで、非常に感銘を受けました。
私自身、4年間の不妊期間を経て初めて妊娠したのですが、
8週で繋留流産と診断され、1ヶ月前に掻爬手術を受けたところでした。
想像に違わず、またメールにも書いてありましたように、
心身共に大変なダメージを受け、
「打ちのめされた」と生まれて初めて実感した経験でした。
「流産」と医師から告げられたあの瞬間、
すべてが終わってしまったような虚無感におそわれ、
「無事に産んであげられなくてごめんね」と涙が止まりませんでした。
医師からは「妊娠初期には珍しいことではない」、
「あなたが悪いわけではなく、受精したときから決まっていたこと」
と言われましたが(このことも9/23のメールにありましたね)、
その言葉の意味は頭では理解できても、心では受け入れるのが無理でした。
この1ヶ月間、会社では無理して平静を装い、
周りの人からも「残念だったね」と言われるたびに辛くなったり、
気分的に落ち込み続けていたのですが、
9/23の「流産について正しく理解する」の中で、
「(流産は)結果として、私たちを守ってくれている」という一文を読み、
ほんとに心が軽くなっていきました。
赤ちゃんへは「ごめんね」から「ありがとう」という気持ちに変わりました。
医師の方たちからみれば「よくあること」でも、
一人一人にとっては「よくあること」ではないのです。
頭では「よくあること」と理解できても、
気持ちで受け入れることはなかなか難しいと思うのです。
医師の方たちからも、
この「赤ちゃんが私たちを守ってくれた」という、
一言を言っていただけるだけで、
流産後の気持ちの持ち方が全く変わってくると思います。
今、またがんばろうねと夫婦で話しています。
私たちを守ってくれた赤ちゃんも、きっとそう望んでくれているはず。
そのためにこれからも、
「妊娠しやすいカラダづくり」に無理のない範囲で励みたいと思っています。
---[SYさんからのメールここまで]-----------------------------------
ありがとうございました。
同じ経験でも、どんな視点を持つかで、
自分たちの受け入れ方も随分と変わってくるのかもしれませんね。
貴重な経験を、ありがとうございました。
次は、AYさんからのメールです。
---[AYさんからのメールここから]-----------------------------------
<中略>
さすがに、妊カラの編集力だ!
そんなふうに思いながら、流産についての特集を読ませていただきました。
妊カラの読者の方々には申し訳ないのですが、
私たちは、妊娠しやすいほうなのかもしれません。
でも、続かないのです。
結局、4回続けて初期流産しました。
さすがに、4回目には、私の身体は、
妊娠は出来るけど、産めない身体なんだ、
そう思わざるを得ませんでした。
それで、現在は5回目にして、ようやく、臨月を迎えることができました。
4回の流産の経験は、
それはもう辛い経験ではあるのですが、
私たちが不勉強だけだったのかもしれませんが、
たとえば、2回流産を繰りかしても、
何の治療も受けなくても3回目に出産する確率は約75%で、
3回流産を繰り返した女性でも、
何の治療を受けなくても4回目に出産する確率は約55%なんていうことは、
誰も教えてくれなかったんですよ!!
もっと、早く、知っていれば、なんて思ってしまいます。
私たちは、全ての検査で異常がみつかりませんでした。
原因不明の不妊がストレスなように、
原因がないのに育たないというのも受け入れがたいものです。
あえていえば、黄体機能不全だったのでしょうか。
でも、医師によって、言うことは違うし、
いつも黄体補充は受けていたので、
やっぱり、本当の理由は分からないということになります。
また、何かしら医学的な知識を並べ立てる先生よりも、
「本当は、僕たちも、分からないことだらけなんですよ」と、
正直、かつ、真摯に言ってくれた先生のほうが、
なぜか、精神的には救われたというか、頼りがいがあったように思います。
ですから、テンダー・ラビング・ケアという言葉は初耳でしたが、
精神的なケアが、一番大切であることは、本当にその通りだと思います。
もしも、不運にも流産が続いていても、
決して、自分を責めたり、諦めたりせず、
いい先生を探して、ご主人と力をあわせて乗り越えて欲しいです。
妊カラは、これからも頼りにしています。
<中略>
---[AYさんからのメールここまで]-----------------------------------
ありがとうございました。
お元気なお子さんを無事に出産されますように、
スタッフ一同、心よりお祈りしています。
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フォーラムについてのご意見、ご感想等は下記宛にお寄せ下さい。
info@akanbou.com
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妊娠しやすいカラダづくり編集室から
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▼皆さんからの妊娠報告をお待ちしています。
とにかく、不妊を克服された方々の体験は本当に励みになります。
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編 集 後 記
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毎週土曜日に開催している気功教室では、必ず、瞑想をします。
初めて瞑想した時に、
たったの5分が、とてつもなく長く感じられて、
驚いた記憶があります。
その後、瞑想を繰り返していると、
その都度、時間の経つスピード感が違うことに、
今度は、驚くようになったものです。
生活の充実感や豊かさは、時間の感覚に大きく影響されるものです。
定期的に大自然のリズムに触れることは大切ですね。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.227
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・自社配信: 1,003部
・まぐまぐ: 5,317部
・合計部数: 6,320部(10月7日現在)
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[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編集長】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)
【WEB】 http://www.akanbou.com
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