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VOL.231 卵子のアンチエイジング~カギは抗酸化にあり

2007年11月04日

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          妊娠しやすいカラダづくり

  2007/11/4 No.231
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

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》今週の更新情報
》今週のニュース解説:食生活と生活習慣も改善が妊娠する力を高める
》妊カラニュース:妊娠しやすいカラダづくりのための"気功教室"より
》今週のトピックス:卵子のアンチエイジング〜カギは"抗酸化"にあり!
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記

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           今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年11月3日 トピックス
第63回アメリカ生殖医学会ハイライトから
http://www.akanbou.com/topics/topics/005.html
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2007年11月2日 最新ニュース
排卵障害による不妊は食生活や生活習慣の改善で予防できる
http://www.akanbou.com/news/news.2007110201.html
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2007年11月1日 妊娠報告
1年間のタイミング指導、6回の人工授精の後、転院、体外受精で
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2007110101.html
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2007年11月25日 最新ニュース
精子の形成に不可欠な遺伝性が発見される
http://www.akanbou.com/news/news.2007102501.html
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2007年10月31日 最新ニュース
軽度の子宮内膜症は体外受精の治療成績に影響しない
http://www.akanbou.com/news/news.2007103101.html
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2007年10月30日 Q&A
体外受精をするべきか、また、体外受精をする時期について悩んでいます。
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007103001.html
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2007年10月29日 最新ニュース
体外受精出生児は脂肪がつきやすい
http://www.akanbou.com/news/news.2007102901.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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            今週のニュース解説
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アメリカのハーバード大学医学部の研究チームは、
17544名の女性を、8年間に渡って、追跡調査した結果、
どのような食生活や生活習慣をおくるかによって、
妊娠しやすさに大きく影響を及ぼすことを明らかにしました。

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排卵障害による不妊は食生活や生活習慣の改善で予防できる
http://www.akanbou.com/news/news.2007110201.html
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食生活や生活習慣と不妊の関係を調べるために、前向きコホート研究が実施
されました。

前向きコホート研究というのは、疫学の研究方法の1つで、まず、その病気
の原因となる可能性のある要因を、多数の健康な人を対象として、長期間の
追跡調査を行い、病気にかかる人を確認します。そして、調査した要因と、
その後の病気の発生との関連を分析するのです。

今回の研究は、ハーバード大学による女性の看護師を対象にした有名な大規
模コホート研究 「Nurses Health Study」に登録している妊娠を希望する既
婚女性、17544名を対象に実施されたようです。

その結果は、最新ニュースでお知らせした通りです。
http://www.akanbou.com/news/news.2007110201.html

ここでは、ハーバード大学医学部のサイトに、研究チームへのインタビュー
が掲載されていましたので、ご紹介することにします。

Q)今回の研究報告におけるキーとなるメッセージは?

A)日常の食生活や運動は妊娠しやすさに大きく影響するということです。

Q)それは、特に、どのような不妊原因に効果的なのでしょうか?

A)排卵障害です。無排卵、もしくは、排卵しづらいとか、妊娠できる力の
ある卵が育たないというケースです。

もちろん、不妊の原因は排卵障害だけではありませんから、食生活や生活習
慣の改善だけでは、どうしよもないケースもあるでしょう。例えば、卵管が
閉塞しているというような場合です。過去の感染症などによるものが多いの
ですが、そんなケースでは、いくら食生活や生活習慣を改善しても、卵管が
通るようにはなりませんね。

ただ、例えば、子宮内膜症などは食生活の影響は少なくありません。また、
不妊の直接的な原因はさまざまですが、どのようなケースでも、質のよい卵
子を排卵することは大切な条件なわけですから、食生活や生活習慣を改善す
ることは、全ての不妊に、直接的、間接的に影響を及ぼすというふうに考え
られるのではないでしょうか?

Q)今回の研究でわかったことを教えて下さい。

A)排卵障害によって妊娠しづらくなってしまういくつかの要因が明らかに
なりました。

妊娠を望む女性に最も強調しておきたいのは、葉酸を含むマルチビタミンの
摂取です。葉酸については、既に、以前から知られているように、胎児の神
経管閉鎖障害やその他の先天性障害の発症の予防になります。

もう1つは、適正な体重の維持です。このことは、妊娠しやすさだけでなく、
妊娠糖尿病などの合併症の予防にもなります。

さて、食生活についてですが、間違った食生活は、妊娠する力を著しく低下
させることが分かりました。食生活を改善することは、妊娠しやすくなるだ
けでなく、快適な生活をももたらしてくれるはずです。

具体的には、まずは、トランス脂肪酸(※注)を極力避けること。この脂肪
酸を摂取することは何のメリットもありません。

次に、パスタにしろ、パンにしろ、そして、米にしろ、主食には、出来るだ
け精製度の低い穀物を食べること。白い(精製された)パンや米は、血糖値
を急激に高くします。そのことで、血中インスリン濃度が高くなることは、
正常な排卵や妊娠を妨げることになるからです。

また、タンパク源として、動物性タンパクに偏った食事もよくありません。
野菜や豆類を増やすことが大切です。

最後には、乳製品については、低脂肪の製品にこだわる必要はなく、適度に、
高脂肪の乳製品を食べることも大切です。

Q)最後に、この研究報告が私たちに伝えることは?

A)私たちが、この研究を通じて、真に学んだことは、結局、1つ1つの食
品や生活習慣ではなく、全体としてバランスがとれていることが大切だとい
うことです。何かに偏るのはよくありません。

また、正しい食生活は、妊娠の可能性が高くなるだけでなく、女性として、
生涯を通した健康に寄与してくれるということです。

注)トランス脂肪酸について
http://blog.mag2.com/m/log/0000116311/108016789.html

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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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            妊カラニュース
  2007/11/3
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■妊娠しやすいカラダづくりのための"気功教室"より
http://www.akanbou.com/kikouclass/top.html

★年内の新規受講の募集は終了しました。

10月末をもちまして年内の新規の受講の募集は終了とさせていただきます。
次回の新規受講の募集は来年1月にスタートする予定です。

★年末年始のお休みについて

現在、受講中の皆さんへ年末年始のお休みのお知らせです。
12月22日(土)、29日(土)、1月5日(土)は、お休みとさせてい
ただきます。

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上記の内容についてのご質問、お問い合わせ等は下記宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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             今週のトピックス

     卵子のアンチエイジング〜カギは"抗酸化"にあり!
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今週のニュース解説で取り上げた通り、
アメリカのハーバード大学医学部大学院の研究チームのよる大規模試験では、
まさに、"妊娠しやすいカラダづくり"の大切さが証明された格好です。

私たちがこの研究報告から学ぶべきことは、
研究チームのリーダーが指摘しているように、
まず、例えば、タバコとか、トランス脂肪酸とか、
明らかにマイナスの働きしかしないことは避けること、
そして、特定の食品や生活習慣にこだわるのではなくて、
バランスに留意した食生活や生活習慣を大切することだと思います。

さて、今週のトピックスでは、
その、妊娠しやすい食生活や生活習慣を、
もう少し、具体的なテーマでもって、見直してみたいと思います。

そのテーマとは"抗酸化"です。

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卵子のアンチエイジングを考える
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女性の妊娠しやすさに最も影響を及ぼすのは"年齢"で、
母親になる女性の年齢が高くなれば、なるほど、
子づくりを始めてから妊娠するまでに時間を要するようになります。

このように、高齢になるに従って、
不妊症になる頻度が増加するわけですが、
その原因の多くは、卵子自体の老化にあります。

例えば、20歳の女性の卵子と40歳の女性の卵子では、
受精のしやすさが明らかに異なり、若い女性のほうが妊娠しやすいです。

また、受精卵の発育状況にも違いがあることから、
若い女性の卵子からのほうが妊娠の継続、出産につながりやすいものです。

卵子の老化度には個人差があることから、
妊娠を目指す場合には、明らかになっている不妊原因への治療とともに、
また、原因不明であるならば、尚更のこと、
卵子のアンチエイジングを考えることがとても大切になります。

★卵子が老化するというのは細胞質が老化するということ

それでは、卵子のアンチエイジングをどのように考えればいいのでしょう?

現在のところ、
最先端の生殖医療での"卵子の若返り"法は、
高齢女性の卵子(未受精卵)から核を取り出して、
核を抜いた若い女性の卵子(未受精卵)に入れるという方法です。

実際に、そうすることで、
受精率や妊娠率が高くなることが確かめられています。

核は細胞の中心にあって、
ここに遺伝情報がありますから、
母親たるゆえんは"核"にあるわけで、
他人の核を抜いた卵子を使わせてもらって妊娠しても、
遺伝的なつながりをもった"我が子"が生まれてくるわけです。

この「移植核」という卵子の若返り術は、
まだまだ、実験段階で、未解決な問題もいくつかあって、
実用化されている治療法では決してありませんが、
この方法で卵子の若返りに成功しているということは、
卵子が老化するということは、核が老化するのではなくて、
卵子から核を取り除いた"細胞質"が老化するということを物語っています。

要するに、卵子の若さとは、細胞質の若さであるわけです。

よって、細胞質のアンチエイジングを考えるべきだということです。

★カギは"抗酸化"にあり!

アンチエイジングはちょっとしたブームになっているものの、
実際のところ、老化の原因については、
まだまだ解明されていないことのほうが圧倒的に多いのですが、
この細胞質の老化には、活性酸素による酸化(サビること)反応が、
深くかかわっていることを示す研究が数多くあります。

りんごの切り口はそのままにしておくと褐色に変化したり、
古い食用油が黒ずんで、悪臭を放ったり、
また、放置された鉄が赤くボロボロになるのは、
すべて、サビること、酸化現象です。

簡単に言えば、この酸化現象が私たちの体内でも起こることが、
細胞の老化の主な原因だろうということで、
その真犯人が"活性酸素"という有害な酸素になるわけです。

私たちは、普段、酸素を吸って生きていますから、
生きるためになくてはならない大切ものなのに、
"有害な"酸素と聞くと、なんとなく、違和感を感じるかもしれませね。

私たちが吸い込んだ酸素の約2%は活性酸素に変わると言われています。

すなわち、私たちが生きていくための活動は、
同時に、有害な酸素である活性酸素を生み出しているのです。

その活性酸素が身体をサビつかせ、老化を招くわけですから、
老化現象が宿命であるゆえんですね。

ただし、私たちには、活性酸素を瞬時に消去してしまう、
"抗酸化"作用が、誰にでも、備わっています。

そして、活性酸素を無害化する力、
"抗酸化力"の差が老化度の差だと言えます。

それでは、いよいよ、卵子のアンチエイジング、その実践編です。

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卵子のアンチエイジング 実践編
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卵子の細胞質の老化を出来る限り遅らせるために私たちに出来ることは、
細胞質の酸化の原因となる活性酸素とうまく付き合うことです。
まずは、「活性酸素の過度の発生を抑制する」こと、
そして、「抗酸化力を高めること」、この両輪が大切になります。

★活性酸素の発生を抑えるために

活性酸素は、どこで、どんなふうに発生するのでしょうか?
私たちが生きていくために必要なエネルギーは、
主には、細胞内のミトコンドリアで産生されています。
ここで、大量の酸素が消費され、その際に、活性酸素も多く発生します。

ただ、さすがに、このミトコンドリアには、
予め、活性酸素を消去する酵素が豊富に存在しますし、
私たちのエネルギー産生にかかわることですから、
コントロールすることができません。

この他に、私たちの身の回りに活性酸素の発生要因が少なくありませんが、
これは、私たちの努力次第では、発生を抑制することが出来そうです。

その要因を列挙します。

◎タバコ
タバコの害の中でも最大のものは、
活性酸素を、直接的、間接的に増やすことでしょう。
タバコの煙に活性酸素が含まれるだけでなく、
肺の中で、活性酸素の発生を促すからです。

◎紫外線
紫外線も皮膚に作用して活性酸素を発生させます。
適度な紫外線はビタミンDをつくるうえでも必要なのですが、
大量の紫外線を浴びることは活性酸素を増やします。

◎エックス線と電磁波、環境ホルモン、排気ガス
特に、身近にある電子レンジやテレビ、パソコン、ファックス、
そして、携帯電話などからの電磁波も活性酸素の発生を促すようです。

◎大量のアルコール、食品添加物
肝臓でアルコールが分解される際に活性酸素が発生します。

◎過激な運動
過激な運動は酸素消費量が増大するとともに活性酸素の発生量も増えます。

◎ストレス
ストレスはさまざまな形で活性酸素を増大します。
例えば、血糖値を高い状態にさせることによって、
また、抗酸化ビタミンであるビタミンCを消耗させ、
血管の収縮時にも活性酸素を発生させます。

現代生活は、活性酸素を発生させるもので満ち溢れているといっても、
決して、過言ではありません。

これらの要因による過度の活性酸素が発生することを防ぐように、
生活習慣を見直すことが大切です。

★抗酸化力を高めるために

もしかしたら、抗酸化力を高めるためには、
抗酸化サプリメントを摂取することを真っ先に考えられるかもしれませんが、
私たちの体内には、活性酸素の害から細胞を守るために、
さまざまなメカニズムが二重三重に張り巡らされています。

まず、その基本となるのは、3つの抗酸化酵素です。

スーパーオキシド・ディスミュターゼ(SOD)と、
グルタチオン・ペルオキシターゼ(GPX)、
そして、カタラーゼ(CAT)です。

2番目のメカニズムは、抗酸化ネットワークです。

アルファリポ酸、ビタミンE、ビタミンC、CoQ10、グルタチオンです。
これらの抗酸化物質は、チームとなって、個々の抗酸化力をあわせたよりも、
大きな抗酸化力を持つようになります。

なぜなら、それぞれの抗酸化物質が強く相互作用するからです。

3番目は、無数に存在する植物性抗酸化物質です。

■抗酸化酵素(SOD・GPX・CAT)の力を維持、高めるために

この3つの抗酸化酵素が抗酸化作用の中心的な役割を担っているのですが、
悲しいかな、30代半ば頃から、次第に、その力が衰えてくるのです。

これらの酵素の抗酸化力の低下こそが、
全ての老化現象の引き金になっているわけです。

これらの酵素の抗酸化力を維持するためには次の2つがポイントになります。

1)良質のたんぱく質をとること

これらの酵素はたんぱく質で出来ています。
ですから、肉や卵など、
アミノ酸スコアの高い良質のたんぱく質を食べることが大切です。

2)ミネラルの豊富な「海藻」を豊富に食べること

抗酸化酵素は金属と一緒になって初めてその力を発揮します。

SODは、銅、亜鉛、マンガン、
GPXは、セレン、そして、CATは、鉄です。

具体的な食材としては「海藻」がもっともお勧めです。

銅はヒジキや牛のレバー、ココアに、
亜鉛はアマノリや生がき、カズノコ、チーズ、玄米、きな粉に、
マンガンはアオノリや小麦胚芽、貝類などに豊富です。

セレンは、いわしやサクラエビ、たらこ、小麦胚芽、穀物、海藻に豊富です。

鉄は、海藻(アオノリ、ヒジキ)やゴマ、キクラゲ、煮干などの豊富です。

■抗酸化ネットワークの働きを高めるために

アルファリポ酸、ビタミンE、ビタミンC、CoQ10、グルタチオンは、
それぞれが、協力して働きます。

例えば、ビタミンEが活性酸素と反応してその毒性を失わせると、
自らの抗酸化力は失われますが、
ビタミンCやコエンザイムQ10によって、
その抗酸化能力が再生されます。
同様に、ビタミンCの抗酸化能はアルファリポ酸によって再生されます。

このように、あるネットワーク系抗酸化物質の低下を抑制する反応が、
サイクルとして繰り返されることによって、
体内では適切な抗酸化物質のバランスを保つことが出来るのです。

◎抗酸化ネットワークの働きを維持、高めるために

ビタミンCとビタミンEは体内で合成することは出来ませんので、
食物から摂取しなくてはなりませんので、
バランスのよい食事に留意することが必須です。

ところが、グルタチオンやアルファリポ酸、コエンザイムQ10は、
体内で合成されます。
ただし、やはり、30代半ば以降、体内での濃度が低下してきますので、
サプリメントの摂取も検討すべきです。

■植物性抗酸化物質の働きを高めるために

最後の植物性抗酸化物質も頼りになる存在です。

植物は太陽エネルギーで光合成していますから、
その際に発生する活性酸素を自力で消去しいます。

そのため、植物には、それぞれに抗酸化物質が豊富です。

◎たくさんの種類の野菜や果物を豊富に食べること

無数に存在するために、いちいち、列挙することはしませんが、
これらの植物性抗酸化物質を摂取するためには、
野菜や果物を、いろいろな種類を、豊富に食べること、
これに尽きます。

★サプリメントは戦略的に活用すべき

サプリメントは使い方次第です。

なぜなら、世に抗酸化サプリメントは無数と言えるくらい出回っています。
どれも、これも、抗酸化作用を謳っているわけですから、
額面通りに、受け取ると、結局は、あれもこれもとなってしまいかねません。

ここは、戦略的な発想が大切なように思われます。

◎抗酸化ビタミンは食べ物から摂取すべし

食物から摂取するのが一番です。

反対に、安価な合成のビタミンは、
かえって、活性酸素の発生を促進してしまいかねません。

◎30代以降、体内合成の減少する抗酸化物質は摂取する価値はある

アルファリポ酸とコエンザイムQ10です。

特に、どれか1つ、抗酸化物質をサプリメントで摂取するとすれば、
アルファリポ酸をお勧めします。

なぜなら、アルファリポ酸は、
自身の持つ抗酸化力だけではなく、
抗酸化ネットワーク全体の抗酸化力を高める働きがあるからです。

◎植物性抗酸化物質はフランス海岸松樹皮エキスを複合ビタミンCと

植物性抗酸化物質は、それこそ、無数にありますから、
サプリメントも無数にあるといっても過言ではないでしょう。

ですから、野菜や果物をたくさんの種類をたくさん食べることなのですが、
30代半ば以降で摂取する必然性の高いサプリメントとなると、
フランス海岸松樹皮エキスをお勧めします。

なぜなら、まずは、植物性抗酸化物質中、最も強力な抗酸化力を有すること、
そして、前出のアルファリポ酸と同様、
ビタミンCやビタミンE、グルタチオンの抗酸化作用を再生する働きがあり、
抗酸化ネットワーク全体の抗酸化力を高める働きをも有すること、
さらには、アスピリン並みの血行をよくする働きがあること、
最後に水によく溶けて、身体から速やかに排泄されることから、
極めて安全な物質であるからです。

▼推奨製品はこちら
http://www.nature-g.com/funin/supple.html

●アルファリポ酸
http://www.nature-g.com/shohin/yarbaprima/13.html
●コエンザイムQ10
http://www.nature-g.com/shohin/yarbaprima/17.html
●フランス海岸松樹皮エキス
http://www.nature-g.com/shohin/yarbaprima/10.html
●フランス海岸松樹皮エキス+複合ビタミンC
http://www.nature-g.com/shohin/main-set.html#cp

★まとめとして

アンチエイジングが意味する老化に抗することは、
そもそも、答えや方法は存在しないというか、土台、無理な話です。

年をとるに従って、身体のさまざまな機能が衰えていくこと、
すなわち、老化現象は、避けられないものです。

ただし、妊娠する力に大きく関わってくる卵子の老化について、
私たちは、何も、40代の卵子を20代の卵子に若返らそうなんて、
不可能なことを言っているのではありません。

一般的に、加齢に伴う卵子の老化とは言われますが、
排卵された卵子を1つ1つみていきますと、
一定のレベルで、一定のスピードで、
老化しているわけでは、決して、ありません。

どういうことかと言いますと、周期によっては、質のよい、
すなわち、妊娠する力のある卵子が排卵される周期もあれば、
周期によっては、質に低い、
すなわち、妊娠することが難しい元気のない卵子が排卵されることもあって、
年をとるに従って、
質のよい卵子が排卵される頻度が少なくなってくるのです。

抗酸化力を高めるのは、
妊娠する力のある卵子が育つ頻度が多くなることを期待してのことです。

もう1つ。

抗酸化力を高めるということは、
結局、食生活や生活習慣全体を見直すことになるということです。

ある食品をせっせと食べればいいとか、
あるサプリメントをせっせと摂取すればいいというわけでもありません。

実は、活性酸素の有害性は、
細胞を攻撃するだけでなく、殺菌もしてくれいて、
ゼロになればいいという話しでもないのです。

あくまで、過度な活性酸素を抑制することが大切であって、
そして、そのための抗酸化酵素や物質も全体のバランスが命です。

バランスが大切だということです。

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編 集 後 記
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この号は、配信が日曜の深夜になってしまい申し訳ありませんでした。

老化は宿命であり、
老化を抑制する方法なんて、
本当は答えなど存在しない問いなのでしょう。

日本のアンチエイジング界の第一人者である研究者が、
「老いない、病気にならない、方法」という本を書いたと、
さっき、知人が教えてくれました。

そもそも、老いないことは、
不可能であるにもかかわらず、
何らかの方法を用いることによって、
まるで、老いないことが可能であるかのように思わせていること、
そのことが、誰にでもある"若返り願望"を、
いかに、刺激し、そして、混乱に陥れているのか、
要するに、対策を誤らせているか、分かったうえでやっているのでしょうか、
なんて偉そうにも思ってしまいました、です。

それよりも、
"いかに、バランスよく年をとるか"、
そのことを、教えてもらいたいものです。

次号は、男性編を特集する予定です。

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【編集長】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
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