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VOL.233 二人でつくる自分たちのロードマップ

2007年11月18日

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          妊娠しやすいカラダづくり

  2007/11/18 No.233
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。

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》編集長コラム:不妊治療をローリスクハイリターンにする秘訣を考える
》今週の更新情報
》妊カラニュース
》不妊サバイバルガイド 第1回 二人でつくる自分たちのロードマップ
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記

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               編集長コラム
               VOL.233
     不妊治療をローリスクハイリターンにする秘訣を考える
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投資の世界では、
ハイリスクハイリターンか、
さもないと、ローリスクローリターンが当たり前なのですが、
不妊治療においては、ローリスクハイリターンを目指さなければなりません。

妊娠出来さえすれば母子の健康なんてどうでもよい!

そんな選択肢は有り得ないからです。

最近の体外受精では、
生命力の強い受精卵を得て、
子宮に戻す受精卵の数を少なくすることは、
今や世界的なスタンダードになりつつありますが、
これは、多胎妊娠を避けつつ(ローリスク)、
高い妊娠率(ハイリターン)を目指してのことに他なりません。

そして、ローリスクハイリターンを心掛けねばならないのは、
何も体外受精などの高度な治療だけに限ったことではありません。

最新ニュースでご紹介していますが、
イギリス生殖協会(The British Fertility Society)は、
不妊に悩む肥満女性が不妊治療を受ける際のガイドラインを発表しました。
http://www.akanbou.com/news/news.2007111501.html

ここに、肥満女性に限らず、
妊娠を目指す誰もが知っておくべき、
治療効果を最大限にするためヒントが示されています。

【その1】治療を始める前に身体のバランスを整えるべし

まずは「自分でバランスを整えることから始めよ」ということです。

ガイドラインでは、
肥満は、自然妊娠の確率を低くするだけでなく、
不妊治療の治療効果を減じ、治療成績を悪くすることから、
ダイエットしてから不妊治療をスタートするべきだとしています。

太り過ぎ(痩せ過ぎも)とは、体格と脂肪量のアンバランスです。

そして、そのアンバランスが、
ホルモンの正常な働きに支障をきたすことで、
身体を妊娠しにくい状態にすると考えられているわけですが、
この体格と脂肪量のアンバランスは、さまざまなことに置き換えられます。

例えば、食生活における栄養成分や摂取カロリーのアンバランス、
また、日常生活での座っている時間と身体を動かす時間のアンバランス、
そして、生活のリズムのアンバランスなどです。

さらには、精神的なバランスが及ぼす影響も決して小さくありません。

バランスを整えることは自分にしか出来ないことです。

【その2】出来る範囲の改善で妊娠する力は取り戻せる

2つ目は「無理は禁物、あくまで、自分のペースで」ということです。

ガイドラインでは、
BMI(体格指数)が適正なレベルまでいかなくても、
たとえ、今の体重の5〜10%の減量でも、妊孕性は高まるとしています。

要するに、自分なりに多少なりとも改善出来れば、
その効果は、決して、小さくはないとのこと。

いわゆる、正常値とは、
あくまで、全体からみたボリュームゾーンであって、
必ずしも、妊娠するための絶対条件ではないというわけですね。

目安とするべきは、絶対基準ではなく、相対基準です。

いかがでしょうか?

不妊治療は、決して、万能ではなく、
年齢を始めとして、不妊治療でもクリアできない要因は少なくありません。

妊娠する力の源を一言で言えば、
あらゆる意味での"バランス"と言えるかもしれません。

まずは、自助努力で、
バランスを整えないことには、
医療の力を最大限に活用できないようです。

何とも、もったいないことです。

不妊治療で可能なこと、不可能なことを、
そして、自分たちに出来ること、出来ないことを、
冷静、かつ、正しく、認識したうえで、
決して、無理のない範囲で、着実に、実行すること。

それが、不妊治療をローリスクハイリターンにする秘訣、
すなわち、私たちが考える"妊娠しやすいカラダづくり"なのです。

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編集長コラムについてのご意見ご感想等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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           今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2007年11月17日 トピックス
妊娠する力を高める正しいダイエットについて考える
http://www.akanbou.com/topics/topics/006.html
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2007年11月16日 Q&A
顕微授精から人工授精へのステップダウンについて
http://www.akanbou.com/qa/qa.2007111601.html
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2007年11月15日 最新ニュース
肥満と不妊や不妊治療に関するガイドラインが発表さる
http://www.akanbou.com/news/news.2007111501.html
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2007年11月14日 最新ニュース
頸管粘液の量と状態は妊娠しやすい日を教えてくれる
http://www.akanbou.com/news/news.2007111401.html
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2007年11月13日 Q&A
受精率が低いと妊娠率も低くなるのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.imano-007.html
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2007年11月12日 最新ニュース
妊娠前の葉酸摂取は子の先天性心疾患をも予防する
http://www.akanbou.com/news/news.2007111201.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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          連載企画 「不妊サバイバルガイド」

    第1回 二人でつくる自分たちのロードマップ
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今週から連載企画「不妊サバイバルガイド」をスタートします。

今年で、メルマガを発行して丸4年になりました。

これまで、多くの読者の方々から、
さまざまな悩みを聞かせていただきました。

メルマガ発行以前のものも含めると、1000件近い数です。

そんな、たくさんのご相談に接してきて、
いつ頃からか、不妊に悩む方々が、
共通して、誤解したり、つまづきやすい問題、
また、共通して、陥りやすい落とし穴があることに気付きました。

この不妊サバイバルガイドは、
そんな気付きを、傾向と対策的にまとめたものをご紹介します。

きっと、皆さんのお役に立てるものと信じています。

さて、第1回目でお伝えしたいことは、
不確実さとうまく付き合うためには、
二人で、自分たちなりの見通しを持つことが大切だということです。

★不妊という予想だにしかなった事態をサバイバルするために

望んでいるにもかかわらず、
授からない期間が長くなってくると、、
焦りや不安が、次第に大きくなってくるものです。

ましてや、周りの友人、知人から、
次々と、妊娠報告を聞かされるようなことがあると、尚更のことでしょう。

この焦りや不安は、いったい、どこから来るのでしょう?

おそらく、自分たちは、この先、妊娠できるのかどうか、
また、どうすれば、確実に授かることが出来るのかが分からない、
要するに、見通しの"不確実さ"ではないでしょうか?

実際のところ、
1年間授からなくても、
1年1ヶ月目に授かることが予め分かっているのであれば、
もしくは、次の周期に確実に授かる方法をが分かっているのであれば、
誰も悩んだりしないはずです。

私たちは、それまで、
予想だにしなかった不妊という事態をサバイバルするためには、
この"不確実さ"といかにうまく付き合うかがカギになるように思うのです。

★自分たちなりの見通しを持つこと

たとえ、目指す目的地が見えないからといって、
ただただ、さ迷っているだけでは、
焦りや不安は、どんどん、大きくなるばかりです。

そもそも、不妊と一口に言っても、
それぞれの夫婦によって、状況はさまざまですから、
他人の成功事例は、参考になりこそすれ、
必ずしも、自分たちに当てはまるとは限りません。

また、意外に思われるかもしれませんが、
不妊治療には、統一されたマニュアルが存在しません。

ですから、病院や医師によって、
考え方が異なることが往々にしてありますから、
「医師におまかせ」では、ますます、混乱しかねません。

そんな状況で、まず、最優先されるべきは、
方法論や治療情報、そして、精神論の類ではなく、
"自分たちなりの見通し"を持つことだと思うのです。

自分たちらしい選択や意志決定をするために、
自分たちは、今、目的地まで、どのくらいのところにいるのか、
そして、目指すところまでは、どんなルートがあるのか、
"自分たちのロードマップ"を二人でつくるのです。

★二人でつくる自分たちのロードマップ

そのためには、まずは、二人で見晴らしのよい場所にたつこと、
そして、そこから、どんな景色や風景がみえるのかを二人で話し合い、
自分たちに相応しいルートを、二人で、探してみるのです。

初めから、目的地に続くルートがみえてこないかもしれませんし、
ルートの険しさやそこを踏破することの厳しさについて、
改めて認識することになるかもしれません。

また、二人が望むルートが異なることを知ることになるかもしれません。

でも、悲観することはありません。

それが、サバイバルのスタートになるからです。

なぜなら、そのことで、初めて、
自分たちには、どんな情報が必要なのか、
どんな問題を解決していけばいいのかが分かるからです。

どんな地図にも、山もあれば、谷もあり、
平坦な道ばかりが続くなんてことはありえません。

道に迷うたびに、二人で見晴らしのよい場所に立ち、
二人のロードマップをつくりを修正するのです。

順番を間違えてはいけません。

★ロードマップの行く先は?

ロードマップがナビゲートするのは、
決して、妊娠や出産ではなく、二人の幸せのカタチです。

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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com

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        妊娠しやすいカラダづくり編集室から
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編 集 後 記
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毎週土曜日に配信していたのにもかかわらず、
だんだん、後ろ倒しになって、
とうとう、最近は、日曜日の夜になってしまいました。

週末にやりたいことを入れたためなのですが、
それまでやっていたことをやめずに、
新しいことをどんどん入れていけばそうなりますね。

リストラします。

いよいよ、寒くなってきました。

ショウガ食べてますか?
ショウガ紅茶飲んでますか?
ココアもいいみたいです。

さて、連載企画"不妊サバイバルガイド"ですが、
毎回、皆さんからのご感想やご意見をいただけると嬉しいです。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.233
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◎発行部数
・自社配信: 1,005部
・まぐまぐ: 5,398部
・合計部数: 6,403部(11月18日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
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【発 行】 株式会社パートナーズ内
[妊娠しやすいカラダづくりプロジェクト]
【編集長】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
荻田浩司(医師・医学博士)  
【WEB】 http://www.akanbou.com
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