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妊娠しやすいカラダづくり
2008/2/26 No.247
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http://www.akanbou.com
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このメールマガジンは、不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、
二人で話し合い、考えるうえでの道筋を整理したり、
自分たちで答えを出すためのヒントになるような、
そんな不妊に関するさまざまな情報を、出来る限り客観的な視点で、
毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
-[配信遅延のお詫び]-------------------------------------------------
週末配信にもかかわらず、結局、火曜日の配信になってしまいましたことを
深くお詫び申し上げます。
また、たくさんの読者の皆さんにご心配をおかけしましたことを、この場を
借りて、お詫びするとともに、深く感謝申し上げます。
-[INDEX]------------------------------------------------------------
》今週の更新情報
》妊カラニュース:ファーティリティレッスン4月期コース受講受付中
》不妊サバイバルガイド:第5回 不妊治療を受けるということ(2)
》妊娠しやすいカラダづくり編集室から
》編集後記
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今 週 の 更 新 情 報
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2008年2月24日 最新ニュース
体外受精時に子宮に戻す受精卵の数を原則1個に
http://www.akanbou.com/news/news.2008022401.html
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2008年2月23日 Q&A
漢方薬の併用について自己判断してもよいものでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2008022301.html
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2008年2月21日 最新ニュース
子宮内膜症が卵胞液中の酸化ストレスを高める可能性
http://www.akanbou.com/news/news.2008022101.html
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2008年2月19日 妊娠報告
11年の不妊期間、4年半の不妊治療のすえに
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2008021901.html
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2008年2月17日 ファーティリティレッスン
ファーティリティレッスン4月コース受講申込開始
http://www.akanbou.com/fertilelesson/top.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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妊カラニュース
2008/02/26
ファーティリティレッスン4月期コース
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★ファーティリティレッスン4月期コース受講申し込み受付中です
現在、ファーティリティレッスン4月期コースの受講申込を受け付け中です。
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クラスの内容についての詳細は以下のページを参照下さい。
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★現在の予約状況
午前コース 予約3名 残席11名
午後コース 予約10名 残席4名
※定員は14名です。
★無料説明会を開催します。
■説明会開催日時:2008年3月1日15:30〜16:00
■説明会開催場所
赤坂カルチャースペース3階Cスタジオ
※ファーティリティレッスン開催場所です。
http://www.akanbou.com/fertilelesson/access.html
http://www.akanbou.com/fertilelesson/access-2.html
■説明会参加方法
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メールにて予約下さい。
必ず、メールにてご予約の上、ご参加下さい。
以下のアドレス宛、メールにて参加をご希望される日程とお名前をお知らせ下さい。
尚、件名は「説明会参加希望」として下さい。
kikou@akanbou.com
尚、説明会への参加なしで受講のお申込みをいただくことも可能です。
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連載企画「不妊サバイバルガイド」
第5回 不妊治療を受けるということ(2)
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不妊サバイバルガイドの5回目、
「不妊治療を受けるということ」の2回目です。
前回の「不妊治療を受けるということ」の1回目は、
http://archive.mag2.com/0000116311/20080120233729000.html
不妊治療には、どんな治療があって、
それは、どんな目的で、どんなことをするのか、
そして、どのように進めていくのかについてお話ししました。
2回目の今回は、
不妊治療を受けるということが、
ココロの状態に及ぼす影響について、
そして、不妊治療を受けるにあたっての現実的なココロ構えを考えました。
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不妊治療を受けるということ(2)
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★妊娠への期待感は高まって当然ではあるけれど・・・
どんな病気でも、病院に行くということは、
ただでさえ重い腰を上げるという感覚がつきものです。
ましてや、日常生活に何の支障もない不妊治療の場合は尚更のこと。
それでも意を決するのは、
ただただ、それで授かることが出来るのならばと思うからこそでしょう。
そもそも、不妊治療というのは、
不妊を治療すると書かれているわけですから、
これまでの悩みが解決されることを期待するのは、至極、当然のことです。
ところが、そんな期待感の高まりとは裏腹に、
現実には、不妊治療を受けても、すぐに授かるとは限りません。
◎基本的な検査を受けるだけでも2〜3ケ月かかる
通院を始めてもすぐに効果的な治療が始まるわけではありません。
まずは、基本的な検査を受けて、
それまで妊娠を妨げていた原因を探ります。
この場合、検査によっては、
周期中の限られたタイミングでしか実施できない検査があったり、
結果が思わしくなかった場合、
間をあけて、再検査が必要な検査もあったりします。
このような事情から、
基本的な検査を受けるだけで、
結局は、2〜3ケ月、場合によってはそれ以上かかってしまうのです。
◎不妊治療を受けても自然淘汰以上に妊娠率が高くなるわけではない
不妊治療とは、
それまで妊娠を妨げていた障害を取り除くことで、
妊娠の確率を高めようとするものです。
ただし、いくら確率を高めるといっても、
80%や90%になるわけではありません。
何の問題もない夫婦が、
タイミングよく夫婦生活を持った場合、
周期あたりの妊娠率は20%ちょっととされています。
なぜなら、生命の誕生には、
自然淘汰が働くという自然の法則があるからです。
最も妊娠率が高いとされている高度生殖医療でも、
お子さんを出産するに至る確率もちょうどそれくらいであるということは、
最先端の生殖技術をもってしても、
自然の掟を克服することは出来ないということでしょう。
不妊治療とは、決して魔法の杖ではなくて、
低下していた妊娠率を本来の妊娠率に戻すのが、
その本質的な役割であると認識すべきではないでしょうか。
治療によっては頻繁に通院し、
場合によってはお薬の副作用や注射の痛みにも耐え、
そして、たいていの場合には時間的、
経済的な負担をやりくりするわけですから、
期待感が高まることは当然すぎることなのですが、
一方では、冷静、かつ、客観的な目も持っておくことが大切です。
期待が大きければ大きいほど、
うまくいかなかったときの落胆度合い、失望感は大きくなるものです。
不妊治療というものが、
当初、漠然と思っていた以上に、
辛いもので、かつ、長くかかってしまうように感じてしまうのは、
このような特有の事情を、
単に、知らなかったからだけであることも少なくないように思います。
★出口の見えないトンネルを進むようだと言われるけれど・・・
さて、検査や治療を進めていくに従って、
そんな特有の事情も次第に理解できるようになってくるものの、
妊娠に至らない周期を、繰り返し、経験するうちに、
出口の見えないトンネルを進んでいるような感覚に囚われるといいます。
◎誰が、列車を運転するのか、誰が、出口をみつけるのか
それは、とにもかくにも、
いつになったらこのトンネルから出ることが出来るのか、
要するに、いったい、いつになったら、
授かることが出来るのかが予測しづらいからでしょう。
そして、このことの本質は、
思いの対象が"生命の誕生"という、
人間が100%コントロールしきれないことに尽きるかと思います。
それであればこそ、
自分たちでコントロール出来るものは、
自分たちでコントロールするべきでしょう。
誰しも"誰か"が運転する列車に、
いつ頃、目的地に着くのかも分からないままに、
乗り続けることほど、精神的に辛いことはありません。
まずは、列車に乗るのか、乗らないのか、
そして、どのくらいの速度で列車を走らせるのか、
また、どこで、途中下車して、どこで、再乗車するのか、
さらには、どこで、自分たちの出口をみつけるのか、
これら全てを自分たちの意志や価値観、希望、気分で決めるのです。
決めていいのです、いや、決めるべきなのです。
もしも、煮詰まったら、
運転を代わってもらったり、
バックしてみてもよいかもしれません。
たとえは、とっても悪いのですが、
不妊治療には費用がかかります、
自由診療ですから、100%自己負担です。
ということは、経済活動という面があるわけです。
もしも、あなたが何万円、何十万円もの費用がかかる買いものを、
たとえ、専門家だからといって、
何を、どれくらい、購入するのを他人に委ねてしまうでしょうか?
100%、自分で把握し、自分で判断するのは当然のことです。
◎いちいち、選択肢を並べて、いちいち、自分たちで考えて決める
翻って、不妊治療を受ける場合に、
まずは、どんな検査を、どこまで受けるのか、
そして、検査の結果から、
不妊治療を受けるのか、受けないのか(自然妊娠を目指す)、
さらには、どんなペースで治療をステップアップするのか、
そして、それぞれのステップにおいて、
いつ休憩しても、いつ止めても、かまわないのです。
全てのステップで、考えられうる全ての選択肢を目の前に並べて、
たとえ、先生が勧めようが、一般論であろうが、
自分たちで選択して、決めることが大切です。
たとえ、答えが分かりきったものであろうとも、
そして、たとえ、それが儀式的になとうろも、
このことを、いちいち、繰り返すのです。
そして、少しでも、気が進まないとか、疑問が生じたりすれば、
その時点で立ち止まって、
なぜ、そんなふうに感じるのかを考えて、
二人で、納得いくまで、徹底的に話し合い、
それから、答えを出しても遅くはありません。
◎二人が主体になり、現実的な見通しをもってスタートする
誤解を恐れずに言わせていただくと、
不妊治療という、妊娠駅経由の幸福駅行きの、
本来であれば、希望の列車に、
先々のことについて、さほど深く考えることなしに、
なんとなく乗車してしまっている、
そして、不安に思いながらも、
他人が運転する列車に乗り続けているケースが、
少なくないように思えてなりません。
トンネルとは、本来は、
目的地に早く、簡単に行くことを目的に、
人工的に造られた「抜け道」であるはずです。
"これしかない"道ではないのです。
であれば、
本来の目的を考えれば、
トンネルに入るのかどうかは自由です。
また、出口は決して一つではないはずですし、
途中で、自分たちだけの出口を造ってもいいわけです。
★不妊治療でどこまで妊娠できるのか
ちょっと、視点を変えて、
不妊治療の"結果"をみてみることにしましょう。
実際にところ、不妊治療を受けて、
どれだけのご夫婦が妊娠、出産にいたっているのでしょうか?
最も気になることの1つなのですが、
全国的に調査した統計は存在しません。
ある不妊治療専門病院のデータから推計したものがあります。
患者さんの数、
そして、必要最小限の治療で妊娠を目指すという治療方針を、
堅持されておられことから、
信頼できるデータであることを保証します。
◎不妊外来初診から3年後の状況
・妊娠継続中、もしくは、出産された方 56%
※妊娠に至った治療の内訳
タイミング指導 47%
人工授精 25%
体外受精・顕微授精 28%
・現在も通院中の方 7%
・転院(転勤やAID目的) 7%
・来院しなくなった方 30%
※来院しなくなったタイミング
通院期間3ヶ月いない 50%
人工授精を勧めた直後 10%
体外受精を勧めた直後 13%
これらのデータから言えることは、
→治療を始めて3年後には約60%が妊娠にいたっている
→70%は人工授精までの一般不妊治療で妊娠にいたっている
また、もしも、全ての方が体外受精までの治療を受けるとしたら、
80〜85%の方が、妊娠出来ると予測出来るとしていますが、
不妊治療を受けたからといって、
100%お子さんを授かることが出来るわけではないということ、
そして、授かった方の7割は、
一般不妊治療で妊娠にいたっているということを、
知っておく必要があるでしょう。
★不妊治療はたんたんと
結局、不妊治療に期待し過ぎると、
周期あたり8割弱の確率で大きく落胆することになります。
でも、最後まで授からない可能性もあるにはあるのですが、
結局は、いつかは授かるという方のほうが圧倒的に多いわけですから、
絶望したり、あきらめるのも、現実的な態度ではなさそうです。
あきらめることなく、大きく期待もしない、
そうです、不妊治療は"たんたんと"受けるのがいいようです。
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妊娠しやすいカラダづくり編集室から
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編 集 後 記
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今回の配信は、結局、火曜日の午後になってしまいました。
週末配信としているにもかかわらず、
配信が大幅に遅れましたことを深くお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。
また、多くの読者の皆さんからメールを頂戴しました。
それも、お叱りではなくて、
ご心配いただいたり、励ましていただいたりといった内容でした。
本当にありがとうございました。
今年に入って、週末でさえ、
まとまった時間をとることが難しくなってきたことに危機感を感じています。
ただ、先週はいろいろなことがあり過ぎました。
1つ。数年来お付き合いさせていただいているご夫婦が、
6年目にして高度な治療を受けることを決意されたとの報。
もう1つ。43歳で、結婚10数年目にして自然妊娠され、
順調に安定期に入ったとのメール。
お二人とも、何の迷いもないとのこと。
不妊に悩み、そして、そのことを克服するということは、
それぞれの夫婦の生き方そのもので、
それは、決して、予め、用意された答えなどなく、
二人で、努力して、答えをみつけるものなのだということを、
身をもって教えていただいたように思っています。
本当に通り一遍ではありません。
そんなことを思うと、
不妊サバイバルガイドなどと書くことについて、
自分に、そんな資格があるのだろうか、深く、考えさせられもしました。
また、先週末のファーティリティレッスンは、
いつもは女性だけの参加なのですが、
ご主人にも参加いただきました。
ペアで参加いただくのは気功教室時代にも一度あったのですが、
二人で、同じことに取り組むことって、本当にいいですね。
理屈抜きに感じることです。
今、参加された皆さんからのアンケートに勇気づけられています。
結局、先週末から、読者の方々や受講生の方々に励まされました。
そして、このことをもっと多くの方々に、
このメールを通して、拡げていけたらと強く思っています。
ファーティリティレッスンの4月期コースはまだまだ席があります。
一緒に頑張りましょう、お待ちしています。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] No.247
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◎発行部数
・自社配信: 1,005部
・まぐまぐ: 5,713部
・合計部数: 6,718部(2月26日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
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◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
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【発行人】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
【WEB】 http://www.akanbou.com
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