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妊娠しやすいカラダづくり VOL.311 2009年5月17日配信
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http://www.akanbou.com
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じぶんたちにあったこたえをだすために・・・
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"ためのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
---[目次]-----------------------------------------------------------
▼今週の更新情報一覧
5月11日から5月15日までのサイト版「妊娠しやすいカラダづくり」
▼最新ニュース解説
妊娠前の葉酸摂取は重度先天性心疾患や早産のリスクをも低減する
▼妊カラフォーラム
読者の皆さんからのメールをご紹介します
▼妊カラ運営会社からのお知らせ
▼編集後記
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今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2009年5月15日 最新ニュース
妊娠前の葉酸摂取は重度先天性心疾患のリスクを低くする
http://www.akanbou.com/news/news.2009051501.html
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2009年5月14日 最新ニュース
妊娠前の葉酸サプリメントの摂取は早産のリスク低減にも関連する
http://www.akanbou.com/news/news.2009051401.html
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2009年5月12日 最新ニュース
双胎に伴うリスクの大きさは体外受精でも自然妊娠でも差はない
http://www.akanbou.com/news/news.2009051201.html
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2009年5月11日 妊娠報告
多嚢胞性卵巣症候群で、子宮筋腫の手術後、3回目の胚移植で
http://www.akanbou.com/houhoku/houkoku-2009051101.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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最新ニュース解説
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妊娠前からビタミンB群の一種である葉酸のサプリメントを摂取することが、
早産になりにくくなったり、先天異常の中でも最も頻度の高い重度先天性心
疾患の予防になる可能性のあることが、それぞれ、最新の医学誌で発表され
ています。
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妊娠前の葉酸サプリメントの摂取は早産のリスク低減にも関連する
http://www.akanbou.com/news/news.2009051401.html
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アメリカで約3万5千人の女性を対象にした試験で、妊娠の1年前から葉酸
のサプリメントを摂取していた女性は、そうでない女性に比べて、妊娠20
週から28週の早産が70%低く、妊娠28週から32週の早産は50%低
いことが分かったとのこと。
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妊娠前の葉酸摂取は重度先天性心疾患のリスクを低くする
http://www.akanbou.com/news/news.2009051501.html
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カナダ政府は小麦粉やパスタに葉酸を添加することを義務づけていますが、
葉酸添加前9年間には変化のなかった重度先天性心疾患の発症数が、葉酸添
加後の7年間では1年あたり6%も低下したことが分かったとのこと。
★これまでわかっていること
妊娠前から葉酸のサプリメントを摂取することで、生まれくるお子さんの先
天異常の中でも二分脊椎などの神経管閉鎖障害の発症を少なくすることが分
かっていました。
そのため、アメリカやカナダでは政府が法律で、小麦粉やパン、パスタなど
に葉酸を添加することを義務づけ、新生児の神経管閉鎖障害の発症を大幅に
低減することに成功しています。
日本でも厚生労働省は、妊娠の可能性のある女性に対して、葉酸のサプリメ
ントを妊娠前から妊娠3ヶ月まで摂取することを推奨しています。
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1212/h1228-1_18.html
★今回の報告でわかったこと
妊娠前の葉酸摂取が神経管閉鎖障害でだけでなく、早産や先天異常の中で最
も頻度の高い重度先天性心疾患の発症の予防になる可能性があるということ。
★葉酸の摂取について知っておきたいこと
◎葉酸の摂取で先天異常を完全に予防できるわけではありません。
ともすれば、「葉酸=先天異常の予防」という単純な受け止め方をされてい
るように感じることがあります。
そもそも、先天異常はさまざまな障害や疾患があり、その原因は、遺伝的な
要因をはじめとして、複数かつ、複合的な要因によるものとされています。
葉酸を摂取しておきさえすれば先天異常を予防できるというわけではありま
せん。
あくまで、自分で出来る対策の1つであると認識しておくべきです。
◎妊娠する前から摂取すべきです。
妊娠してから葉酸のサプリメントを摂りはじめる方が少なくありません。
赤ちゃんの大切な器官が形成されるのは、妊娠4週から12週にかけてとさ
れているのですが、妊娠したことが判明し、自覚するのは、通常は、妊娠5
週から6週くらいです。
ですから、妊娠する前から葉酸のサプリメントを摂取しはじめて、血中濃度
を一定以上に保っておくことが大切です。
また、妊娠後は少なくとも3ヶ月までは継続すべきです。
◎ビタミンB群で摂りたい
葉酸はビタミンB群の仲間で、ビタミンB群はチームで働くという性質があ
ります。
全体のバランスに留意して、出来れば、葉酸単体ではなく、ビタミンB群と
して摂りたいものです。
もちろん、葉酸を豊富に含む葉っぱ野菜をはじめとして、バランスのよい食
生活を心がけることが大切であることは言うまでもありません。
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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妊カラフォーラム
読者の皆さんからのメールをご紹介します
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読者の皆さんからお寄せいただいたメールをご紹介します。
いつも、本当に、ありがたく読ませていただいています。
まずは、Nさんからのメールです。
---[Nさんからのメールここから]-----------------------------------
今回の記事の"冷静な対応のための正しい情報について考える"は、
本当に難しいことだなぁと思いました。
仕事でもプライベートでも、
本当にたくさんの情報が流れています。
流れすぎているという状況ですよね。
これらの情報から、
何が本当で、何が真実なのかを見極めるのは、
非常に困難だと思います。
見るからに怪しいものもありますけど。
私は結局、どの情報をチョイスして、
自分が信じるか、信じられるのかを自分で決めて・・・、
最後は自己責任ってことなんだと思っています。
この自分で決めるというのが、更に難しいんですけどね。
一度は信じて突き進んだことも、
ある日違う情報をみるとついつい動揺してしまい、
また迷ってしまう。。。
自分を信じていられる間は強さが出てくると思います。
でもひとたび迷いだすと、
どんどん自信がなくなり、弱くなる。
だから、私は最近、自分で思い込む、
自分は正しいと信じ込むようにしています。
それが間違いだ!と明らかになるまでは、自分を信じようと思います。
仕事でもプライベートでも、
本当にこの信じる力が強い見方になるなぁって感じています。
とは言え、最近、子供が授からない自分の体を疑いだした自分がいました。
でも体調もいいし、
周期も基礎体温もいいし、
病院に行っても結局原因が見つからないのであれば、
自分を信じるしかない!と。
---[Nさんからのメールここまで]-----------------------------------
Nさん、ありがとうございます。
もう一通う、Sさんからのメールを紹介させてください。
---[Sさんからのメールここから]-----------------------------------
<中略>
編集長コラムには、これまで、どれだけ救われたかしれません。
とにかく、読んでると、冷静な自分を取り戻せるのです。
赤ちゃんを待っている期間が長くなると、
なぜ自分のところには、赤ちゃんがやってこないのか、
自分に納得のできる理由を無意識のうちにさがすようになりました。
なにかにつけて、そのことに結びつけて考えてしまうのです。
職場では、冷静を装っていますけど(笑)、
いつも、どこかでそのことを考えて、とらわれているようです。
私たちは、二人とも、病気とは無縁で、
何事にも、不足を感じたことがありませんでした。
本気で望めば何でも手に入れることができるくらいの感覚だったと思います。
今から思えば、とっても嫌な奴だったようです(笑)。
自分たちのところには、
なぜ、長い間、赤ちゃんがやってこないのか、
どうすれば授かることができるのか、
私たちは、いったい、どうすればいいのか、
書店で、不妊の文字が目に入れば、迷わず買ってきて読み、
また、ネットサーフィンを繰り返しても、
求めていた答えに出会うことができませんでした。
そんな中で、妊カラと出会い、マニュアル人間だった自分に気づきました。
自分以外の尺度にとらわれ過ぎていたようです。
このことは、私にとっては本当に大きなことでした。
自分の力ではどうにもできない、
どうにもならないことがいっぱいある、
出来るか、出来ないかにこだわってもあまり意味のないことですね。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
主人とも、本当の関係を、
これから築いていきたいと思っています。
治療にはまっていた頃、
生理の度に泣いていた私を一番気遣ってくれた、
主人の存在も受け止められ、感謝できるようになったように思います。
とにかく、妊カラは、視野を広げるきっかけを与えてくれました。
今は、すぐに赤ちゃんを授かることが出来なかったほうが、
よかったのかなとも思えます。
これからも主人と楽しみながら、
その時がくるのを自分たちらしく待ってみようと思っています。
<中略>
---[Sさんからのメールここまで]-----------------------------------
Sさん、ありがとうございます。
情報がたくさんあるという状態は、
何気なく、眺めているうちはいいんですけど、
いったん、自分に大きな利害がからむことを決めようとした途端、
いったい、何を信じればいいの?となってしまうことがありますね。
どうなるか分からない大切なことについて"決断する"というのは、
どれだけ"自分を信じる"ことができるのかということでもあるわけですね。
時に、過信してしまったり、時に、喪失してしまったりの繰り返しですね。
本当に難しいものです。
まずは、"自分に信じてもらえるような自分"に、
少しずつでも、近づきたいものですね。
皆さん、いつも本当にありがとうございます。
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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妊カラ運営会社・株式会社パートナーズから
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サプリメントも正しく選び、正しく使うことが大切です!
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私たちは「信頼のおける情報と製品」の提供に努めています。
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正しい情報を得ることから
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▼妊娠の可能性を最大にするために補充すべき栄養成分に優先順位
http://archive.mag2.com/0000116311/20090215151013000.html
▼妊娠の可能性のある時期に選ぶべき品質
http://archive.mag2.com/0000116311/20090222170517000.html
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そして、私たちがお勧めする製品は以下の通りです
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▼基本サプリメント(マルチビタミンミネラルフォーベイビー&ミー)
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/multi_v_m.html
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また、摂取プランについてもご相談ください
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▼サプリメントも正しく選び、正しく使うことが重要です。
http://www.nature-g.com/funin/supple.html
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妊娠しやすいカラダをつくりましょう!
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私たちは「妊娠しやすいカラダをつくる環境」の提供に努めています。
》》》ファーティリティレッスン 受講者募集中!
思うように授からないことに悩む女性のための妊娠しやすいカラダとココロ
をつくる環境を提供しています。
不妊治療医と運動の専門家が開発した"妊娠しやすいカラダをつくるエクサ
サイズ"と"正しい情報をえるためのセミナー"を開催しています。
▼詳しくはこちらから
http://www.akanbou.com/fertilelesson/top.html
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編 集 後 記
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新型インフルエンザの国内での感染が広まりつつあるようです。
とにかく、備えあれば憂いなし、ですね。
外出時のマスク、石鹸による丁寧な手洗い、うがい、顔あらいは必須です。
さて、今回の最新ニュース解説では、
最近、立て続けに報告されている妊娠前からの葉酸摂取を取り上げました。
実は、現在、67の国で、小麦粉やパン、パスタに葉酸が添加されています。
そのうち、47の国では法律で義務づけているそうです。
主食に葉酸を添加しているのですから、
国民に強制的に葉酸のサプリメントを飲ませているようなものです。
ダイナミックな政治のリーダーシップです。
ただ、専門家の間では賛否ありますす。
反対しているのは、
たとえば、葉酸だけを摂取することで、
他のビタミンBが不足するおそれがあること、
ある特定のがんのリスクが高まるおそれがあるとの理由です。
一部の製品にだけ葉酸を添加して表記することで、
消費者が選択できるようにするとか、
葉酸だけでなく、ビタミンB群を全部添加すべきとの主張もあるようです。
それほどに葉酸摂取の有効性についてのエビデンス(証拠)が、
しっかりしているということです。
私たちも、すべての妊娠を望まれる女性に、
ビタミンB群か、マルチビタミンミネラルのいずれかを、
ベーシックなサプリメントとして、お勧めしています。
自分たちにできることはやっておきましょうということで、
私たちも、現時点でベストな製品をつくりました。
どうぞ、ご利用ください。
▼Bコンプレックスフォーベイビー&ミー
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/03.html
▼マルチビタミンミネラルフォーベイビー&ミー
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/multi_v_m.html
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.311
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◎発行部数
・自社配信: 288部
・まぐまぐ:5,406部
・合計部数:5,694部(5月17日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
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【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
【サイト】 http://www.akanbou.com
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