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妊娠しやすいカラダづくり VOL.326 2009年8月30日配信
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http://www.akanbou.com
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じぶんたちにあったこたえをだすために・・・
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
---[目次]-----------------------------------------------------------
▼今週の更新情報一覧
8月23日から8月28日までのサイト版「妊娠しやすいカラダづくり」
▼今週の特集
食日記のススメ
▼妊カラ運営会社からのお知らせ
▼編集後記
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今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2009年8月27日 トピックス
精液検査の結果はどう受け止めるべきか?
http://www.akanbou.com/topics/topics/019.html
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2009年8月26日 最新ニュース
体外受精は子宮内膜症の再発率を高めることはない
http://www.akanbou.com/news/news.2009082601.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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今 週 の 特 集
食日記のススメ
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沖縄は日本一の出生率と長寿の県として有名ですが、
琉球大学長寿科学研究プロジェクトは、
その秘訣として、
・バランスよく食べる(食生活)
・活動的である(運動)
・昼寝習慣、質の高い夜の睡眠(睡眠)
これら3つの要因を満たす文化や環境であると分析しています。
何でも食べて、
よく動き、
しっかり休養する、
そんな環境で生活を楽しんでいると、
たくさんの子どもに恵まれ、長生きしやすいというわけです。
ゆっくりとした時間の流れや気質におうところも大きいと思いますが、
プロジェクト代表である琉球大学教授の平良先生は、
"食文化"を最重要に挙げておられます。
食は文化なんですね!
何をどう食べるかは、
それぞれの地域や家庭で受け継がれていくものです。
ところが、その沖縄でも、食文化が崩壊しかかっていて、
それに伴って、さまざまな健康に関する指標が低下しているとのこと。
戦後、アメリカ占領時代に、
アメリカのファーストフードに代表される食文化の洗礼を受けたからです。
こと、"食文化"に限って言えば、
アメリカは、先進国でも何でもなかったわけです。
日本全体を見渡してみると、
アメリカの食文化の侵食に加えて、
コンビニエンスストアの普及が、
日本の食文化のよい面を抹殺してしまったようです。
★食は文化
お子さんを望まれる夫婦にとって、
つまり、母親になる女性にとっても、父親になる男性にとっても、
何をどう食べるかは、とても、とても、大切なことです。
妊娠前、妊娠中の女性の栄養状態は、
妊娠しやすさだけでなく、
未だ見ぬお子さんの心身の健康に大きな影響を及ぼすことは、
これまでの多くの研究で明らかです。
また、男性の精子の健康も同様です。
そして、その精子の健康も、
男性が、何をどう食べるかに大きく左右されることが、
これまた、多くの研究で明らかになってきました。
ただ、そのことを言うことも、理解することも簡単ですが、
実行するとなると、それほど、簡単ではありません。
いかんせん、食は文化ですからね。
★Nさんからのメール
単に、食生活を改善しよう!とか、
バランスよく食べましょう!、
また、身体を動かしましょう!というかけ声だけでは、
なかなか、うまくいきません。
今の生活というのは、
そうなっている、そうしてる事情や考えがありますからね。
まずは、"事情"や"考え"から変える必要がありそうです。
ここで、Nさんからのメールを紹介しましょう。
---[Nさんからのメールここから]-----------------------------------
<中略>
先月からリーベマリールの青山さんのところに通っています。
いろんなことが目からうろこです。
食事日記をつけて初めて、
野菜を食べているつもりでも偏っているのがよーくわかりました。
一週間50種類の野菜&果物の達成に向けて、
毎日野菜を買い足す生活をしています。
珍しい野菜を見つけては買ったりして、けっこう楽しいです。
また、大学入学と同時に一人暮らしを始めて20年以上、
朝は食欲がないのと時間がないを理由に、
ごはんを食べてなかったのですが、
食べるようになりました。
そんなに早起きしなくても食べられるし、
朝何を食べようかなぁと考えただけで、
お通じがよくなったりしてます。
そして、歩くことが一番健康に良いということを、
痛感させられています。
今まで通っていたジムもやめ、とにかく歩く。
毎日万歩計を見ては一喜一憂していますが、
毎日一万歩を目標に、帰り1駅前で降りて歩き、
会社では会議は他のビルで開催してもらうなどしながら、
歩数を稼いでいます。
先日、血液の流れをチェックしたところ、少し改善されてました。
低血圧だった血圧も少しだけ高くなってきて。
"歩く"="一番安い方法"で"一番効果が出る"は、
なんだか不思議です。
今までは、お金を出して(ジムとか)何かをやることで、
やっているという実感があり、
効果が出るはずという暗示にかかっていたのかもしれません。
体の方は改善効果を強く感じる程ではありませんが、
徐々に、少しずつでも、改善されているのではと思っています。
食べる、歩く、寝るは人間の基本なのに、
それが少しずつ面倒、やってもムダ、効果がなさそうという認識に、
勝手にしていたのかもしれませんね。
<中略>
---[Nさんからのメールここまで]-----------------------------------
妊娠しやすいカラダづくりケーススタディーでもおなじみの、
リーベマリールの青山さんのところでは、
30代後半、40代前半の方が普通に自然妊娠されていますが、
ご夫婦の生活習慣全般に渡るきめ細かく指導されていらっしゃるのには、
いつも感心させられます。
なかでも、Nさんのメールにもあった「食日記」は、
食に対する気づきや意識を高めるツールとして好評です。
そこで、読者の皆さんが食生活を改善されるきっかけになるのではと思い、
青山さんにインタビューさせてもらいました。
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食 日 記 の ス ス メ
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Q)食についてはどのように指導されていらっしゃるのですか?
A)初回のコンサルテーションで、普段の食事(朝、昼、夕)、スナック、
飲み物などどのような食事をとっているのか伺っています。
実際、私からみれば、問題ありの人がほとんどです。最初の頃は、いちいち
驚いていましたが、最近は、それに慣れて、あまり驚かなくなりました(笑)。
それから、具体的にどういうものを食べるべきか説明していきます。例えば、
炭水化物、野菜と果物、大豆、嗜好品や飲み物、水を飲むなど。
ミネラルやビタミンの話も少ししますが、結局頭に入らないので、とにかく、
実際にこういうものを食べれば受精率が上がる、良質の精子や卵子が作られ
ると具体的に何を食べればいいのか話をしています。理論よりこれを食べな
さい、といわれるほうがわかりやすいと思うのでくどくどした説明はしてい
ません。
もちろん、当たり前な、普通の食事をしていれば問題ないのですが、残念な
ことにそれができていない人が大半です。バランスがとれていない人が多く、
パンや麺類、嗜好品の多さが目立ちます。
そして、一番みなさんにとって苦労しているのは、野菜と果物の種類をたく
さん食べるということ。なぜなら、私は、一週間に、野菜や果物を50種類
食べるという目標を課しているからです。
Q)その目標をクリアするためのツールが食日記なわけですね?
A)そうです。コンサルテーションで話をしても、実際にすぐにできる人は
あまりいません。
そもそも、自分がどんなものをどれくらいの食べているのか、正確に把握さ
れている人なんて、普通はいませんからね。ですから、それまでの食生活の
何が問題なのか、どうしていけないのか、本人ではなかなかわかりません。
ですから、食日記をつけてもらうのです。そして、必ず1週間分の食事を、
一緒に見せてもらっています。頭でわかっているつもりでも、実際にはでき
ていないので、指摘されていくうちにわかってきます。
そして、それができるようになった時点で、あとは自分で管理してもらって
います。だいたい1ヶ月もあればほとんどの人が慣れてきて食事に関しては
問題なくなってきます。
つまり、食日記は当たり前な食生活を実践できるようになるためのツールな
んです。テイクオフするまでです。
中には、習慣化してしまって、あるべき食生活のための動機付けのために、
見てほしいといって、毎週見せてくれる人もいますね。
現代の社会では、食事というのはいくらでも手を抜くことができます。
ですから、手を抜くことは悪いことではありません。それによって、食べる
べきものを食べないことです。
私は、調理を簡素にして、種類を摂る工夫をしてもらいたいので、"こんな
に手が込んだものでなくてもいい"という場合もあります。それも、食日記
を見せてもらうことで指摘ができます。
少し慣れると、自分でもう大丈夫と信じているので、たまにぬきうちで見せ
てもらうこともありますが(笑)。
Q)徹底していますね(笑)。それでは、食日記はどんな風につけているの
か、具体的に説明してください。
A)とても、単純なものですよ。1週間分の朝、昼、夕、間食、飲み物など
食べたものを全部書き出してもらうだけですから。
もちろん、食べたメニューとその内容と調味料も書いてもらいます。
例えば、肉じゃが(豚肉、じゃがいも、人参、玉ねぎ、醤油、みりん)、玄
米ごはん(じゃこ、ごま)というふうに。
ただし、外食時はメニューだけを書いてもらっています。基本的には自然食
品以外の外食は野菜も果物もカウントしていませんので。
また、食べた時間や就寝、起床時間も書いている人もいます。でも、どうし
てもつきあいがある場合もあるので、1週間のトータルで見ています。
Q)皆さんの反応はいかがですか?
A)はじめのコンサルテーションでは、ほとんどの人が呆然として面食らっ
てしまっています(笑)。
毎回、こちらにお越しになる度に、どういう感じで食事をしているのか聞く
と、だいたいわかりますのでだんだんできてきたかな、と思ったときに1週
間分を来週見せてくださいとお願いしています。
自分ではできていると思って見せてくれるのですが、残念ながら指摘するこ
とがたくさん出てきますので、またそれで仕切りなおしをしていきます。自
分では気がつかないことはたくさんでてきますので指摘されることはありが
たい、また書くことによって自分が今までいかに貧相な食事をしていたか、
ということがわかった、という人が多いです。
初めは必死ですが、慣れてくると要領がわかり、自分でも体が変化していく
こともわかるので食事の大切さを改めて感じてもらうことができています。
悪い反応を起こすことはありえませんので、みなさん申し合わせたように体
が軽くなった、野菜がこんなにおいしいものだとは知らなかった、今までの
食事は何だったのか、と同じことを言っています。
また同時に、ご主人も体の調子が良くなる人が多く、食事の大切さを理解し
ていただけて嬉しく思います。体重もほとんどの人が今までより食べる量が
増えているにもかかわらず減ってくるのでびっくりしています。
Q)実際の事例を紹介してもらえますか?
■2回目のクライアントさんの例:
朝:おにぎり(白米、雑穀)卵焼き、桃、ヨーグルト、牛乳
昼:トマト、インゲンオクラのサラダ
夜:外食(焼肉、ビール、粥、サラダ)
朝は野菜を全然とっていません。雑穀を混ぜるのはいいのですが、やはり玄
米を半分でも混ぜて食べるなどしてもらいたいものです。朝にフルーツを食
べることはいいですね。ただ、ごはんに牛乳、ヨーグルトと食べ合わせもよ
くないです。朝はごはんに味噌汁、フルーツ程度でも十分ですのでしっかり
食べてもらいたいです。
そして昼は炭水化物もありません。野菜だけとってもバランスとれません。
おまけに夕食は外食ですので、この日は丸一日まともな食事を取っていない
ということになります。外食をするということがわかっているならば、せめ
て朝と昼はしっかりと栄養とっていいかないとだめですね。
また他の日においても、お昼はバナナとナッツだけであったり、外食、パス
タ、バナナケーキ、水ようかんなど食べていました。パスタに関しては自宅
で夜と昼に1週間に2回も食べるのは多すぎです。1週間でみても全くバラ
ンスがとれておらず、野菜と果物は全部で24種類しかとっていませんでし
た。
■その後のクライアントさんの例(この後、ご懐妊されました):
朝:ごはん(大根葉ふりかけ)、味噌汁(じゃがいも、玉ねぎ、しいたけ、
昆布)、里芋のしょうが醤油、イチゴ、パイナップル、はちみつ生姜湯
昼:ごはん、レバー煮(こんにゃく、ひじき)、里芋のしょうが醤油、切り
干し大根(人参、油揚げ)、おからもち、五目大豆煮、かぼちゃ煮、サニー
レタス、プチトマト、納豆
夜:ごはん(とろろ昆布)、味噌汁(わさび菜、えのき)、鯖のひらき(ゆ
ず)、自然薯おろしと三つ葉のおひたし、漬物(赤カブ、白菜)、大根の煮
物、りんご、ぶどう
文句なしの食事内容ですね。
朝はごはんに味噌汁、残り物の里芋、生姜湯とごく普通の食事ですがバラン
スとれています。お昼も大豆にふんだんの野菜を食べています。夜も極普通
の食事ですが、一汁三菜のバランスがよくとれています。一見、地味な食事
に見えますが、これが体には一番ベストであるといえます。どうしても現代
は洋食に偏り勝ちになってしまいますので体の調子を整えるのならばこのよ
うな食事に改善していくべきでしょう。
Q)最後に、妊カラの読者の方へのメッセージを。
メルマガでも食事の大切さを幾度となく取り上げていますが、頭でわかって
いてもなかなかできないのではないかと思います。
でも、1週間でいいですから50種類の野菜と果物ってどれくらいなのか挑
戦してみてはいかがでしょうか?
食事メニューではなく、食べた野菜と果物だけ書き出してみてください。重
複させずに何種類食べられたか、食べているつもりでも食べていないことに
気がつくと思います。
はじめは、大変そうに感じられるかもしれませんが、こちらにいらしている
クライアントさんは、ほとんどの方ができるようになります。
それが大きな土台となって体が作られていくのです。
良質の卵子や精子を作るものは、すべて食事、睡眠、運動という三角形のバ
ランスが整ってこそです。
"食事で体は作られる"ということをもう一度考え直していただき、自分で
どんどん調子がよくなっていくことを実感していただきたいです!
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Nさん、青山さん、ありがとうございました。
★協力:ホリスティックリフレクソロジートリートメント「リーベマリール」
▼「リーベマリール」とは?
ロンドンでリフレクソロジーを中心にセラピストとして実績を積まれた青山
佳代さんが、不妊に悩む女性、1人1人の状況に応じて、食生活やライフス
タイルも含めたアドバイスも含めて、きめの細かい対応をされています。
▼サロンは、東京三鷹市にあります
http://www18.ocn.ne.jp/~marille/index.htm
▼マリール怒涛の不妊治療(ブログ)
http://liebemarille.blog19.fc2.com/
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編 集 後 記
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8月最後の配信です。
Nさんからのメールには、改めて、基本が大切であることを教えられました
ね。
卵子や精子の元気さは、心身の元気さがあってこそですからね。
ところで、全く正反対の卵子の若返りについての研究も、着々と、進行して
いるようです。
それは、アメリカの大学の研究チームが、アカゲザルを使って、卵子から遺
伝情報だけを取り出して、別の(遺伝情報を取り出した)卵子に入れて、精
子と受精、培養させて、子宮に移植した結果、双子のアカゲザルの赤ちゃん
の出産に成功したというのです。
ミトコンドリア病が子どもに遺伝するのを防ぐための治療の研究なんですが、
これって、「究極の卵子の若返り法」でもあります。
10年ほど前に、イギリスやアメリカで、高齢のため自身の卵子では妊娠が
困難になった女性の卵子に、ご主人の精子と一緒に、若い女性の細胞質(卵
子の遺伝情報が格納されている核以外の部分)を注入する治療が実施された
ことがありました。
たぶん、何十人かのお子さんが生まれているはずです。
当時、卵子を若返えらせることの出来る、画期的な不妊治療として大いに注
目を浴びたものの、結局、子どもに障害が出たり、他人のミトコンドリアD
NAをも移植することになり、安全性や倫理的な理由で、この治療法は禁止
されてしまいました。。
今回の発表された研究では、この技術の安全性を高めたというふれこみです。
そして、研究者は2、3年で、人間にも応用可能になるとの見通しを示して
います。
一部の国では、当たり前になっている「ドナーエッグ」、つまり、若い女性
の卵子の提供を受ける治療法ですが、いかんせん、遺伝的な母親と産みの母
親が違います。女性にとっては、お腹を痛めた子ではありますが、遺伝的に
は自分の子ではないわけです。
ところが、この方法では、若い女性の卵子の提供を受けるものの、遺伝情報
は自分のものですから、遺伝的にも自分の子どもになります。
果たして、究極の卵子の若返りは可能なのでしょうか?今後の動向に注目し
たいと思います。
ただ、私たちにすぐに取り組めるのはカラダの基本づくりです。
やる気のある方は、食日記、つけてみてください。そして、編集室宛お送り
ください。
あなたが"テイクオフ"するのにお手伝いさせていただきますよ。
究極のローテクですが、その効果は、恐るべし!です。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.326
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◎発行部数
・自社配信: 284部
・まぐまぐ:5,371部
・合計部数:5,655部(8月30日現在)
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく
場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、
掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容
の掲載によって生じる、いかなる事態、また何人に対しても一切責任を負い
ませんのでご了承ください。
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◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
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◎著作権について
当メールマガジンの内容に関する著作権は株式会社パートナーズに帰属しま
す。一切の無断転載はご遠慮下さい。
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【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
【サイト】 http://www.akanbou.com
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