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妊娠しやすいカラダづくり
VOL.343
2009年12月27日
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じぶんたちにあったこたえをだすために・・・
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
━━━[今週の内容]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼今週の更新情報一覧
12月21日から12月25日までのサイト版「妊娠しやすいカラダづくり」
▼二人の地図を描こう!
二人にとっての本当の目的地は?
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今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2009年12月25日 最新ニュース
運動の強度や頻度と精液の質との関係
http://www.akanbou.com/news/news.2009122501.html
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2009年12月24日 最新ニュース
40歳以上の体外受精、顕微授精の治療成績
http://www.akanbou.com/news/news.2009122401.html
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2009年12月22日 最新ニュース
体外受精や顕微授精が出生児の知的な発育に及ぼす影響
http://www.akanbou.com/news/news.2009122201.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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二人の地図を描こう!
~ 不妊の悩みを克服するために ~
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いよいよ最終回、そして、今年最後の配信となりました。
テーマは、「二人にとっての本当の目的地とは?」です。
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最終回 二人にとっての本当の目的地とは?
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★身体のこと、夫婦の生活のこと、年齢のこと
妊娠しない、妊娠しづらい悩みを克服するということは、
結局、3つのテーマに集約されるように思います。
一つは、身体のこと。
現実的には原因不明というケースも少なくないと思いますが、
妊娠の妨げになっているところは治療する必要があります。
すなわち、どのように不妊治療を受けるのかという問題ですね。
そして、夫婦の生活のこと。
妊娠するということは、ある意味、"確率論"で、
たくさん仲良くするほうが妊娠しやすくなるのは当然です。
セックスなんてなくても、
全然問題ないというのであれば、
それは、それで割り切ればいいのでしょうけど、
仕事がきつくて、それどころじゃないとか、
気持ちはあっても、身体がついていかないというのは、
妊娠しづらいということもさることながら、
それでいいの?って感じがします。
すなわち、二人の生活を楽しんでいるのかという問題。
最後に、年齢のこと。
どこも悪いところがなくても、
そして、たくさん、仲良くしても、
年をとると、妊娠しづらくなってしまいます。
すなわち、年をとるということに伴う宿命を、
どうとらえるかという問題です。
★不妊を経験するということ
不妊の悩みというのは、
望み通りにならないということだけで、
ただ、辛く、悲しいだけの経験なのでしょうか?
私たちは、これまで、
不妊の経験をプラスに転じた、
多くのカップルに出会いました。
それは、お子さんを授かったカップルだけでなく、
諸々の事情で、結局、二人の生活を選択されたカップルでさえも、です。
長く赤ちゃんを待つという経験も、
少し見方を変えてみると、
違った風景が見えてくるようです。
まず、「身体のこと」で言うと、
自分の身体の状態に対する見方や意識が、
高まるということがあります。
妊娠しづらいということを自覚することで、
食生活やライフスタイルを見直すようになる、
つまり、新しい命を迎える気持ちを強く持つことで、
自分たちの命を、そして、生活を大切にするようになるわけです。
また、「夫婦の生活のこと」で言うと、
自分たちはどんな生活を、本当は、望んでいるのか、
二人で話し合ったり、考えたりするようになるということがあります。
現代の日本では、
もはや、一昔前のように、
"幸せのカタチ"は、
ワンパターンで、画一的なものではありませんし、
属する地域や組織が用意してくれるものではありません。
長く、赤ちゃんを待つということは、
自分たちの幸せのカタチを、
二人で模索するきっかけになるのでしょう。
そして、「年をとるということ」で言うと、
かけがえのない経験を積み重ねるということであり、
そのことが、やがて生まれくるお子さんの養育環境に、
大きくプラスになるということがあります。
このように、
自分たち次第で、
自分たちの経験の価値を、
いくらでも高めることが出来るわけです。
★「あきらめたら妊娠する」の本当の意味
「あきらめたら妊娠する」ということを、
何度も聞かされ、また、実際に見たりもしました。
皆さんもそうでしょう。
それほど、私たち人間の生殖機能は、
メンタルなものの影響を強く受けるもののようですが、
これほど無責任なアドバイスもありません。
お子さんを望んでいる(あきらめられない)からこそ、
悩んでいるわけで、
簡単に、あきらめたり、忘れたりできるのであれば、
苦労しませんからね。
ただ、あることがきっかけで、
「あきらめる」ということを辞書で調べてみました。
本当に驚きました!!
そこには、
「あきらめる」とは、
「事情や理由をはっきりさせる」、
「心を明るく楽しくする」とあるではありませんか!
皆さんも辞書を引いてみてください。
「あきらめる」ということは、
決して、「断念する」ということではないのです。
あきらめたら妊娠するということを、
元来の意味で私たちなりに解釈すると、
正しい知識をもって、
自分たちの状況を認識して、
二人で、明るく、生活を楽しんでいると、
やがて、赤ちゃんがやってきてくれるということになります。
断念するのは、難しくて出来ないけれど、
心を明るく楽しくすることなら出来ると思うのですが、
皆さんは、いかがでしょうか?
★二人にとっての本当の目的地とは?
"お子さんを授かること"は、一つの通過点で、
二人にとっての目的地は、"幸福な人生"でしょう。
長く赤ちゃんを待つことは、
二人にとって、目的地への歩みを、
より確かなものにしてくれるに違いありません。
★皆さんの願いが叶いますように
今年も、メルマガを読んでいただきありがとうございました。
皆さんから、私たちに届く声はとても励みになりました。
来年は、読む必要がなくなるようになるのを願っています。
それでは、よいお年をお迎えください。
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年末連載企画についてのご感想やご要望等をお寄せください。
news-master@akanbou.com
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.343
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・自社配信: 239部
・まぐまぐ:5,440部
・合計部数:5,679部(12月27日現在)
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http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000116311
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【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
【監 修】 西川 浩(医師・心斎橋中央クリニック院長)
【サイト】 http://www.akanbou.com