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妊娠しやすいカラダづくり
VOL.348
2010年2月7日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.akanbou.com ━
じぶんたちにあったこたえをだすために・・・
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
━[今週の内容]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼今週の更新情報一覧
▼2月の特集
心穏やかにその日を待つために
▼妊カラニュース
政府の不妊に悩む夫婦への支援について
▼妊カラ編集室より
アドバイザリースタッフ、在宅パートナーへのご応募のお礼
▼編集後記
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今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2010年2月3日 Q&A
夫の精液検査で精子無力症が判明しました。
http://www.akanbou.com/qa/qa.dr.tsuji-003.html
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2010年2月2日 最新ニュース
妊娠後の葉酸サプリメントの摂取は早産リスクを低減する可能性
http://www.akanbou.com/news/news.2010020201.html
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2010年2月1日 Q&A
どのようなところに気をつけて不妊治療の病院を選べばよいのでしょうか?
http://www.akanbou.com/qa/qa.2010020101.html
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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記事についてのご感想やご要望等をお寄せください。
news-master@akanbou.com
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今月の特集
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心穏やかにその日を待つために
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赤ちゃんがやってくる"その日"がくるまでの間、
いろいろなことがあります。
いろいろな人と、
いろいろなところで・・・、
本当にいろいろなシチュエーションで、
それは、起こります。
いつも心にある、
"赤ちゃんを待っている思い"は、
日常に出会ういろいろな言葉や日常に起こりうるいろいろな出来事と、
予想通りの、そして、時として、
予期せぬ化学反応を起こしたるするもののようです。
そして、そのことで、どんな気持ちになるかも、
極めて、個別的で、単に、辛いとか、悲しいとか、
そんなよくある言葉だけではとても表現しきれるものではありません。
ですから、こうすればいい、ああすればいいなんて、
気休めや思いつきのアドバイスをするつもりはありませんが、
強いストレスは、妊娠するのに、
マイナスに作用することがあるとの報告もあります。
そこで、"心穏やかにその日を待つ"ために有効な方法について、
考えてみたいと思います。
★回避できないものならば・・・
気持ちを落ち込ませてしまうような言葉や出来事は、
意識的に避けることができる場合もあるかもしれません。
ところが、そのほとんどは、
出会いがしら的に遭遇するわけで、
普通に社会生活を営んでいくのであれば、
いくら頑張ってみても避けることは出来そうにありません。
であれば、気持ちが落ち込んだときに、
心の痛みや苦痛をやわらげて、長引かないようにする、
つまり、しなやかに立ち直って、
そして、ポジティブになれる方法を身につけることが大切だと思うのです。
★闘える武器を持っているかどうか
嫌なこと、
辛いことがあったとき、
そして、ストレスを感じたとき、
心が癒され、気持ちが軽くなるような、
そんな、自分なりの方法を持っているかどうかです。
心が弱いとか、強いとかは、全く関係ないと思うのです。
いろいろな経験を経て、
結果として、心が強くなるということであって、
日常生活で、起こりえるメンタルな問題は、
今の心の強さ以上に大変なことがおこっているわけで、
待ったなしの問題を解決するのに、心が強くなるまで待ってられません。
例えは、あまりよくないかもしれませんが、
闘える武器を、今、もっていて、それを使えるかどうか、です。
それでは、どんな方法や手段が、
闘えて、使える武器になりえるのでしょうか。
★行動科学
行動科学という、
心理学の学問領域が、
最近、脚光を浴びています。
行動科学とは、その名前の通り、
人間の行動についての法則性を科学的に解明しようとする学問のこと。
気持ちの落ち込みをどうにかしたいとき、
気持ちそのものを変えようとしても、
なかなか、うまくいくものではありません。
そうではなく、行動を変えるのです。
行動科学では、どんなふうに行動すれば、
気持ちの落ち込みから立ち直れるのかについて、
さまざまな実験を通して、法則性を科学的に調べているわけです。
ですから、私たちが身につける武器(方法や手段)も、
行動科学に照らして、より効果的なものを選択する必要があります。
一般的に有効と信じられている方法でも、
行動科学的には、あまり効果的でなかったり、
ともすると、逆効果になりかねないものもあるようです。
最近、手にし、読み終えた、
「その科学が成功を決める」という本は、
イギリスの心理学を専門とする大学教授が書いているのですが、
行動科学で有効であると検証された方法が紹介されています。
その中から、深刻な気持ちの落ち込みから立ち直るのに有効な方法、
そして、有効なストレス解消法について、
ご紹介しましょう。
▼深刻な気持ちの落ち込みを乗り越えるためには・・・
◆悩みを他人に相談するより「打ち明け日記」書くほうが効果的である
辛いできごとを経験したき、
不幸を乗り越える方法として、
誰かにそのことを話し、
問題を分かち合うことで、
辛さが軽減できると信じられています。
実際にそんな経験をされた方も少なくないと思います。
ところが、心理学的には、
話した直後は、
自分の気持ちが軽くなったように感じても、
話したことそのものは、
その後の気持ちの安定には、
それほど寄与しないというのです。
驚きました。
それよりも、「書く」という方法が有効であると。
毎日、数分でも自分の中の考えや気持ちを書くと、
長期にわたって、
精神的に元気づけられ、
自信や幸福感が増すといいます。
心理学的には、"話すこと"と"書くこと"には、
大きな違いがあるのだそうです。
話すのは、とりとめがなくなったり、
あちこちに飛んだり、混乱したりすることが多いけれども、
書くということは、
文章の筋道や構成をつくることで、
そのことが意味をもち、
解決へ向かわせる力があるのだそうです。
つまり、話すことは混乱をさらに深めるリスクがあるのに対して、
書くことは系統立った問題解決の手段になりえるとのこと。
納得しました。
それでは、どんなことを書けばいいのでしょうか?
◎月曜日:感謝する
1週間を振り返って、
うれしい体験、感謝すべきことを、
どんな些細なことでもいいので3つ書いてみる。
◎火曜日:しあわせな時間を思いだす
これまでの人生で最高だっと思う体験を、
一つ思いだして、そのことを書く。
◎水曜日:夢の将来
すべてが順調にいったと、
現実的に想像して、自分の将来について書く。
◎木曜日:親愛なる・・・
自分の人生に欠かせない、大切な存在の人に、
その人が自分にとってどれほど大切か、
当人に伝えるチャンスが1回あると考え、
どれほど愛しているか、自分の人生にどれほど力を与えらたかを書く。
◎金曜日:思い返す
その週を振り返って、
とてもうまくいったことを3つ書き出す。
些細なことでもいい、
その内容と自分の気分がよくなった理由を、
短時間で書き出す。
以上です。
決して、長々と書く必要はなく、簡単でいいそうです。
月曜日から金曜日まで、
これらのことを日記に書くと、
その後、1ヶ月ほどは幸福感が高まると言います。
そして、それまでよりも、
将来に対して楽観的になり、
健康状態もよくなると言います。
明日から実践してみてはいかがでしょうか。
▼ストレスを解消するためには・・・
◆八つ当たりや大声を出すよりも、いいこと探しをするほうが効果的である
何かをたたいたり、壊したり、
そして、大声を出すと、すっきりして、
一見、ストレスが解消できたように思いがちですが、
実際には、自分の中の攻撃性を刺激するだけで、
ストレス解消について、根本的な解決になりえないというのです。
それよりも、行動科学的に、最も有効で、長続きするのは、
「いいこと探し」という方法なのだそうです。
それは、嫌な体験のプラス面について考えるというやり方です。
そして、そのことが自分にとってどんなよいことがあるのかを、
書き出します。
つまり、嫌な体験からえたプラス面と、
そのできごとにより日常面でよくなった点を書き出すのです。
なにも隠さず、すべてを正直に書くことだそうです。
いかがでしょうか?
★自分のココロとカラダを大切にしたい
ポイントは、個人の主観や経験、精神論ではなく、
いずれの方法もその有効性が科学的な方法によって、
確かめられているということです。
医療の世界ではEBMという考え方が主流になっています。
ドクターの経験や思いこみ、好みではなく、
科学的に根拠のある医療を提供するということです。
もちろん、科学が万能だと、
言いたいわけでも、思っているわけでもありません。
自分の気持ちを、
自分でどうすることもできない、
そんなときって、誰でもあると思うのです。
そんなときには、
自分のココロやカラダと、
愛情をもって、大切に接して欲しい、
そして、そのためには、
少しでも、有効な方法を知っていて、
そして、それを使える状態にあるに越したことはないと、
そう思い、伝えたいのです。
新しい命を育むのは、他でもない、あなたのカラダなのですから。
きっと、皆さんにとって、有効な武器になることでしょう。
その他のいろいろな方法が紹介されています。
興味のある方は読んでみてください、お勧めします。
※参考図書:「その科学が成功を決める」リチャードワイズマン(文芸春秋)
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上記の記事についてのご質問等は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
news-master@akanbou.com
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妊カラニュース
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妊しやすいカラダづくりに関するさまざまなニュースです。
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不妊治療の一部に医療保険適用の検討も
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政府は1月29日に閣議決定された「子ども・子育てビジョン」で、
不妊に悩む夫婦を支援すべく、
不妊専門相談センターの整備を図り、
現在、55都道府県市にあるセンターを2014年には、
全都道府県と指定都市や中核市に設置されるようにすること。
そして、体外受精や顕微授精などの不妊治療の費用助成を拡充するため、
適応症と効果が明らかな治療には医療保険の適用を検討することが、
決定されました。
■ニュースソース
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100201/49425.html
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記事についてのご感想やご要望等をお寄せください。
news-master@akanbou.com
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妊カラ編集室より
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アドバイザリースタッフ、在宅パートナーにご応募いただきまして、
ありがとうございました。
多くの方々からお申し出いただきまして、本当に感謝しております。
ありがとうございました。
アドバイザリースタッフには、
海外にお住まいの方からもご連絡いただきました!!
たくさんの"ご厚意"をいただきました。
具体的なお願いはメールにてご連絡させていただいております。
皆さんからのご厚意を支えに、
より役立つ情報の発信のために、
知恵を絞っていきたいと思っています。
ありがとうございました。
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株式会社パートナーズ運営サイト
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私たちはお子さんを望む夫婦を応援しています。
▼不妊に悩む夫婦の自己決定を支援する情報サイト
→妊娠しやすいカラダづくり
http://www.akanbou.com/
▼医師がサポートするサプリメントセレクトショップ
→ネイチャーズギフト
http://www.nature-g.com/
▼不妊治療の運動療法「プレマタニティビクス」
→ファーティリティレッスン
http://www.akanbou.com/fertilelesson/top.html
▼ドコモ、au、ソフトバンク公式携帯サイト
→おしえて!不妊ナビ
http://funinavi.edia.ne.jp/index.html
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編 集 後 記
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今回、ご紹介した本、
「その科学が成功をきめる」は、
本当におもしろかったです。
世に自己啓発なるノウハウは氾濫していますが、
実際に、どれだけ、有効で、使えるのでしょうか?
いくらよいことが書かれていても、
現実問題として、多くの方々に効果があって、
そして、実行できるものでないと意味がありませんからね。
恥ずかしながら、
私自身が相当なナマケモノなので、
自分を変え、高めよう!なんて言われても、
すぐに疑ってしまうのです(苦笑)。
ノウハウを鑑定する目だけは養われたかもしれません(笑)。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.348
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◎発行部数
・自社配信: 233部
・まぐまぐ:5,452部
・合計部数:5,685部(2月7日現在)
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info@akanbou.com
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◎「妊娠しやすいカラダづくり」のバックナンバーはこちらから
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【発 行】 株式会社パートナーズ
【編 集】 細川忠宏(不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
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