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妊娠しやすいカラダづくり
VOL.382
2010年10月3日
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じぶんたちにあったこたえをだすために・・・
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
━［今週の内容］━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼今週の更新情報
▼今月の特集
秋からはじめたい"一点突破"のカラダづくり
▼編集後記
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今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2010年9月30日 最新ニュース
メラトニンの摂取で体外受精の治療成績が改善
http://www.akanbou.com/news/news.2010093001.html
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2010年9月29日 最新ニュース
６週間の運動とダイエットは肥満のＰＣＯＳ患者の排卵率を高める
http://www.akanbou.com/news/news.2010092901.html
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2010年9月27日 編集長コラム
"たまたま"ということをどう考え、どう対処すればいいのか
http://www.akanbou.com/column/main.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
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今 月 の 特 集
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秋からはじめたい"一点突破"のカラダづくり
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１０月になり、涼しく、過ごしやすくなりました。
夏の暑い時には、身体がだるく感じられ、昼間に外に出るのもおっくうでし
たが、これからは、自然の中にいるだけで気持ちのよい季節です。
１０月や１１月の妊娠は１年で最も流産しにくいとの報告があります。実り
の秋という言葉もあるように、秋は、新しい生命を育むのに最も適した自然
のメカニズムが働く季節なのかもしれません。
そこで、今月の特集は、この季節からはじめる妊娠しやすいカラダづくりを
特集します。
具体的なことに入るまえに、確認しておきたい、大切な３つのことについて、
お話ししたいと思います。
まず、最も大切なのはモチベーション、すなわち、"動機"だということ。
生活習慣を変えることは、それほど簡単なことではありません。強い動機が
なければ、中途半端になってしまいかねません。
１０月からたばこが値上げされ、これを機に禁煙する人が多いと思いますが、
それほど長続きするようには思えません。
なぜなら動機がお金だからです。お金で解決できる、すなわち、取り返しが
つくことは動機としては弱いものです。
それに比べると、家族や大切な人たちのために自分を大切にしたいという動
機は最強でしょう。
妊娠しやすいカラダをつくるうえでの動機は、もちろん、赤ちゃんが欲しい
ということなのですが、未だ見ぬ赤ちゃんが健全に育まれる環境をつくりた
いという意志が加われば、中途半端になりにくいと思います。
２つ目に大切なことは、「取り組む内容は科学的な根拠に基づいたもの」で
なければ、せっかく、真剣に取り組むのにもったいないということです。
母親になる女性の年齢によっては、ある意味、妊娠しやすいカラダづくりと
は、時間との戦いというところがあります。
であればこそ、動機や目的にかなったことに取り組むことがとても大切にな
ります。
最後の３つ目に大切なことは、「取り組み方は一点突破型」がよいのではな
いでしょうか？ということです。
特に、これから妊娠しやすい体質に改善することを始められる方にとっては、
いきなり、いろいろな計画を立てるのはハードルが高くなってしまい、挫折
してしまいかねません。
それぞれのテーマで、まずは、１つのことに取り組み、それが習慣化できれ
ば、少しずつ、広げていくのがスムースではないでしょうか。
それでは、具体的な方法に移ります。
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"一点突破"のカラダづくり
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★睡眠編
⇒「早寝、早起き」が"妊娠できる力のある卵子"を育む
卵巣がしっかりと働き、妊娠できる力のある卵子を育むためには、成長ホル
モンやメラトニンなど、睡眠に関わるホルモンがとても大切な働きをしてい
ることは、これまでのさまざまな研究で明らかになっています。
特に、メラトニンは、体外受精でも妊娠に至らない女性が、サプリメントで
メラトニンを補充することで、受精率や妊娠率が高まることが確かめらてい
ます。
成長ホルモンは夜中の１２時から２時頃に分泌され、メラトニンは、規則正
しい生活リズムで、早く寝て、早く起きることで、その分泌が活発になるこ
とが分かっています。
つまり、早く寝て、早く起きることは、自らのカラダが質のいい卵子を育む
ホルモンを活発にするというわけです。
もしも、夜更かししながら、一方で排卵誘発剤で卵を育てようと頑張るのは、
順番が違うということになります。
目安としては、夜は１０時にはベッドに入ることです。
※参考ページ
睡眠ホルモン「メラトニン」に注目
http://www.akanbou.com/topics/topics/018.html
★運動編
⇒「１日４５分のウォーキング」で"血液の巡りがよいカラダ"をつくる
妊娠しやすいカラダ、イコール、血液の巡りがよいカラダと言い換えられる
くらい、血液の巡りは大切です。
生殖器官にいろいろな働きかけをするホルモンは血液が運んでいますし、生
殖期間に酸素や栄養素を運び、二酸化炭素や老廃物を排泄するのも血液の役
割です。
卵巣の血流が悪いと卵子の発育を妨げてしまいますし、子宮の血流が悪いと
受精卵の着床を妨げてしまいます。
受け身で身体を温めても、その効果は一時的ですが、自ら動いて、血液の巡
りのよい体質にするのが最も効果的です。
目安は、１日４５分のウォーキングです。
ストレスが解消されるというおまけがついてきます。
※参考ページ
ウォーキングを始めてみませんか？
http://www.akanbou.com/topics/topics/003.html
★食事編
⇒「悪い油を一掃」して、"妊娠しやすいカラダ"に近づく
油は、エネルギー源になるだけではなく、細胞膜を構成したり、代謝されて
身体のさまざまな機能を調節する物質になります。
そのため、悪い油を摂ることは、身体の機能を狂わせ、さまざまな障害がお
こりやすくなってしまいます。
悪い油の代表は、トランス脂肪酸で、排卵障害や子宮内膜症、着床障害、妊
娠合併症のリスクを高めることが分かっています。
トランス脂肪酸が使用されているマーガリンやスナック菓子、クッキー、
クラッカー、パンを一掃しましょう。
また、調理や食事には、エキストラバージンのオリーブオイル、あるいは、
オーガニックで常温圧搾されたキャノーラ油がお勧めです。
※参考ページ
油は妊娠する力や母子の心身の健康に影響する
http://www.akanbou.com/topics/topics/007.html
いかがでしょうか？
まずは、早寝早起きとウォーキング、悪い油を一掃することから始めてみま
せんか？
それらが習慣化すれば、きっと、身体や心の状態がとてもよくなることを実
感されることでしょう。
そして、そのことによって、身体や心がもっと喜ぶようなことに、自ら、積
極的に取り組まれるようになると思います。
とにかく、心や身体の喜びを味わってみてください！
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▼妊カラ・男性不妊編
→「男性不妊 ～ ふたりで知っておきたいオトコのこと」
http://www.akanbou.com/dansei-funin/index.html
▼医師がサポートするサプリメントセレクトショップ
→「ネイチャーズギフト」
http://www.nature-g.com/
▼ドコモ、au、ソフトバンク公式携帯サイト
→「おしえて！不妊ナビ」
http://funinavi.edia.ne.jp/index.html
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編 集 後 記
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葉酸のサプリメントについて、とてもショッキングな症例報告が、国立健康
栄養研究所から発表されています。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail1530.html
それは、妊娠中に葉酸を含む市販のサプリメントを摂取したところ、発熱、
眼球結膜充血、顔面と口唇に痛みと腫脹を伴う紅色皮疹が出現し、スティー
ブンス・ジョンソン症候群と診断されたというのです。
その原因は、葉酸そのものよりも、サプリメントに含まれた添加物だったと
考えられるとのこと。
改めて、サプリメントの添加物について、考えさせられるものでした。
厚生労働省は、妊娠前から葉酸のサプリメントを摂ることを勧めていますが、
どんなサプリメントを選ぶべきかまでは触れていません。
実際に、お店やネットで販売されている葉酸をチェックしてみると、配合内
容は書かれているものの、どんな原料を使っていて、どんな添加物が、どれ
くらいの量が入っているのか、開示している製品はほとんどありません。
直接、問い合わせてみて推測すると、９９％が添加物という製品が多いこと
に驚いてしまいます。
妊娠の可能性のある時期に摂取するサプリメントは安全性が担保されている
ことが最重要ですが、その根拠を開示することも大切です。
手前味噌ではありますが、私たちが提供している製品は、妊娠前の摂取を大
前提にしていますので、添加物は必要最低限量に抑制しています。
また、それだけでなく、どこで調達して、どこで加工された、どんな原料を、
どれくらいの量を使用しているのか、そして、どんな添加物を、どれくらい
の量を入れているのかを、全て表記しています。
▼葉酸＋Ｂ６・Ｂ１２
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/06.html
▼ベイビー＆ミーフォーウィメン
http://www.nature-g.com/shohin/naturesgift/multi_v_m.html
今月の特集でお話しした、悪い油だけでなく、不要な、すなわち、コストや
手間を惜しむことなく、また、見てくれや味、風味ではなく、品質にこだわ
れば、使う必要のない添加物も取らないことに越したことはありません。
サプリメントに限りません。皆さんの賢い判断で、真面目につくられた食品
を選択されることが大切だと思います。
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妊娠しやすいカラダづくり［毎週末発行］ VOL.382
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◎発行部数
・自社配信： 206部
・まぐまぐ：5,377部
・合計部数：5,583部（10月3日現在）
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【編 集】 細川忠宏（不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー）
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