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妊娠しやすいカラダづくり 第442号 2011年12月4日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.akanbou.com ━
お子さんを望まれるカップルを応援します。
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、
悩みを克服するために、"二人で話し合い、考えを整理"して、
"自分たちにふさわしい答えを出す"上でのヒントになるような情報を、
出来る限り客観的な視点で、毎週末、登録頂いた皆さんに配信しています。
━［今週の内容］━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼今週の更新情報
▼妊カラフォーラム
２０１１年に最もアクセスされた記事
▼妊カラ編集室から
Baby Welcome Lesson
▼編集後記
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今 週 の 更 新 情 報 一 覧
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2011年11月28日 最新ニュース
男性パートナーの食生活や生活習慣と顕微授精治療成績の関係
http://www.akanbou.com/dansei-funin/news/cate01/2011112801.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
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妊 カ ラ フ ォ ー ラ ム
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２０１１年に最もアクセスされた記事ベストテン
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２０１１年も残すところあと１ヶ月をきりました。
ＰＣサイト「妊娠しやすいカラダづくり」は、『たくさんの記事があるけれ
ど、欲しい情報を探すのが大変』だという意見が、以前からたくさん寄せら
れています。そのため、現在、いろいろな方々のご協力のもと、新しいシス
テムも導入し、再編集作業に取り掛かっています。あたたかくなる頃には、
もっと使いやすいサイトになる予定です。
そこで、この年末のタイミングで今年アクセルの多かった記事をピックアッ
プしてみたいと思います。
具体的には、このサイトに最初にアクセスしたページのベストテンで、すな
わち、多くの方々にとって関心の高いテーマになっていると思います。
━ １０番目にアクセスの多かったページ
ＦＳＨ値と体外受精の治療成績との関係
http://akanbou.com/news/news.2008030701.html
ＦＳＨというのは卵胞刺激ホルモンのことで、脳下垂体から分泌され、卵巣
に「成熟卵をつくりなさい」という指令を出し、卵胞の発育を促すホルモン
です。
このホルモンの値は卵巣の卵を成熟させ、排卵させる力や卵巣刺激に反応す
る力の目安とされていて、ＦＳＨ基礎値が高くなると、卵巣の働きが低下し
ているとみなされます。
なぜなら、ＦＳＨの値が高くなるということは、それだけ、卵巣に働きかけ
る必要があるからです。
そのため、年齢が高くなるに伴って、ＦＳＨの値が高くなる傾向にあり、こ
のホルモンの基礎値が高いと卵巣機能障害や早期閉経の疑いをかけられるこ
とになり、不妊治療を受けている人たちにとっては気になる検査結果の１つ
でしょう。
この記事は、そのＦＳＨ基礎値と体外受精の治療成績の関係を東京の国立成
育医療センターの不妊診療科が報告したものです。
その結果は、４０歳以下の女性で、ＦＳＨ（卵胞刺激ホルモン）の基礎値が
上昇していても、１５ＩＵ／Ｌ以下であれば、体外受精の成績がそれほど悪
化するわけではない、ＦＳＨの基礎値が高い値を示すということは、卵巣刺
激時に排卵誘発剤の必要量が増えるだけで、最終的な妊娠の可能性が大きく
低下するわけではないというのです。
最近では、ＦＳＨに比べて周期による変動が少ない、アンチミューラリアン
ホルモン（ＡＭＨ）が、卵巣の予備能を測る主な目安として用いられていま
す。
＊アンチミューラリアンホルモンを理解する
http://akanbou.com/topics/topics/039.html
いずれのホルモン値も、卵巣にどれだけの卵が残っているのかを知る目安に
はなりますが、妊娠できるかどうかを予測する目安にはなり得ないことを理
解しておくことが大切だと思います。
なぜなら、妊娠できるかどうかは、卵の「数」ではなく、「質」がものを言
うからです。
自分のカラダのメカニズムを正しく理解しておきたいものです。
＊自分のカラダに備わった自然のメカニズムを信じたい！
http://akanbou.com/column/henshuuchou/20060226.html
━ ９番目にアクセスの多かったページ
子宮内膜の厚さと体外受精の妊娠率との関係
http://akanbou.com/news/news.2007011701.html
子宮内膜は受精卵が着床するときのベッドになるわけですから、ふかふかの
ベッド、すなわち、子宮内膜が十分な厚さがないと妊娠しづらくなるのでは
ないかと心配のなるのは当然だと思います。
この記事は、体外受精で採卵前の子宮内膜の厚さとその後の妊娠率との関係
を調べた結果を報告したものです。
やはり、子宮内膜が薄いよりは、厚いほうが妊娠率が高い傾向があるものの、
だからといって、薄くなると妊娠できないわけではなく、６～７ミリでも、
生命力のある胚が移植されれば、高い妊娠率が得られるとのことです。
子宮内膜の厚さも妊娠率を左右する要因ではあるけれども、決して、絶対的
なものではなく、相対的なもので、数多く存在する要因の１つにしか過ぎな
いということでしょう。
子宮内膜の厚さに限らず、こっちは妊娠できて、あっちは妊娠できないとい
う明確なラインを設定することは出来ないし、意味のないことです。
━ ８番目にアクセスの多かったページ
タイミング妊娠法についてのよくある誤解
http://akanbou.com/topics/topics/001.html
タイミング法についての記事が後で出てきますのでコメントはそちらで。
━ ７番目にアクセスの多かったページ
精液検査の結果はどう受け止めるべきか？
http://akanbou.com/topics/topics/019.html
精液検査は唯一の男性の不妊の基本検査です。精液中の精子の状態が全て数
値で示されるので、結果の受け止め方を理解しておくことが大切です。
因みにこの記事中のＷＨＯの基準値は１９９９年版で、２０１０年に改訂さ
れています。
１９９９年版と２０１０年版を比べてみます。
精液量 2ml以上 ⇒ 1.5ml以上
精子濃度 2,000万/ml以上 ⇒ 1,500万/ml以上
運動率 50%以上 ⇒ 40%以上
正常形態率 15%以上 ⇒ 4%以上
このように２０１０年に、それまでと比べて、全てにおいて基準値が下げら
れたのです。
つまり、男性不妊と診断されるバーが低くなったわけです。
ＷＨＯの基準値が下がったことで、男性不妊患者の数が少なくなったり、治
療方針に変化があったのか、そのような調査が行われていないのでわかりま
せん。
ただ言えることは、検査結果は、決して、絶対的なものではないということ
でしょう。
━ ６番目にアクセスの多かったページ
不妊改善のためのサプリメントガイド
http://akanbou.com/5step/step3/supplementguide.htm
飲めば妊娠できるサプリメントや健康食品、食材などありませんし、飲めば、
その後の妊娠率が高くなることが確かなエビデンスで証明されたサプリメン
トや健康食品、食材などもありません。
そのため、妊娠そのものを目的にサプリメントや健康食品を必死で探しても、
そんなサプリメントや健康食品出会うことは叶わないわけです。
ただし、妊娠前後の母親になる女性や父親になる男性のカラダの状態が、妊
娠の確率、そして、それだけでなく、未だ見ぬお子さんの心身の健康状態に
大きな影響を及ぼすことが、最近の多くの研究で明らかになっています。
つまり、特定の成分や食品に頼るのではなく、当たり前なカラダやココロの
健康や元気こそが大切だということです。
そして、サプリメントで補充すべき栄養素は、まずは、ビタミンやミネラル
などの卵や精子が健全に発育するために絶対不可欠なベーシックな栄養素で、
その上に、それぞれに必要な成分があれば補充するという順番が大切です。
＊妊娠の可能性を最大にするためのサプリメントとは？
http://www.akanbou.com/topics/topics/015.html
＊男性が摂るべきサプリメントとは？
http://www.akanbou.com/topics/topics/038.html
━ ５番目にアクセスの多かったページ
質のよい卵子を育むための９０日間体質改善計画
http://akanbou.com/topics/topics/023.html
明確な不妊原因あって妊娠できない、あるいは、妊娠しづらくなっている場
合は、その原因に対して適切な治療を施し、妊娠を目指します。
ところが、母親になる女性の年齢が高くなり、卵子も一緒に年をとり、妊娠
しにくくなっているという場合、効果的な治療法は存在しません。
加齢現象を逆転させることは出来ないからです。
そのため、少しでも加齢現象のスピードを遅らせ、現在の状態を維持、そし
て、高めるために、また、生命力の強い卵と巡り合えたときに、健全に成育
するように、卵巣や体内の環境をよくしておくために、卵巣のアンチエイジ
ングという発想が大切になってきます。
＊体外受精の妊娠率を高める"食べ方"のヒント
http://www.akanbou.com/topics/topics/025.html
＊卵子、卵巣のアンチエイジングを考える
http://www.akanbou.com/topics/topics/029.html
＊質のよい卵を育むための生活習慣
http://www.akanbou.com/oshiete/dr_jinno/index.html
＊体が本来持っている妊娠する力を取り戻す
http://www.akanbou.com/oshiete/dr_idei/index.html
━ ４番目にアクセスの多かったページ
流産について正しく理解する
http://akanbou.com/topics/topics/002.html
流産は妊娠全体の約１５％でおこっていて、また、年齢が高くなれば、なる
ほど、その頻度が高くなり、"よくある"ことなのにもかかわらず、初めか
ら正しく理解されているとは言い難いように思います。
━ ３番目にアクセスの多かったページ
妊娠するということ
http://akanbou.com/ninshin/main.html
妊娠しやすいとか、妊娠しにくいというのは、明確な基準があるわけではな
く、それぞれのカップルに、それぞれの目安があるはずです。
そのため、自分たちの"現在位置"を、おおかまにでも把握するために知っ
ておくべきことがあるはずです。
━ ２番目にアクセスの多かったページ
トップページ
http://www.akanbou.com/index.html
━ １番アクセスの多かったページ
妊娠の可能性を最大にする夫婦関係・タイミング妊娠法の実際
http://akanbou.com/5step/step2/step2.html
タイミング法についての解説が最も多くアクセスされています。実際に、施
設の治療方針によって異なりますが、不妊治療クリニックに通院を始めても、
タイミング指導で妊娠に至るカップルが全体の２～３割くらいはいます。
ただ、タイミング法というネーミングのためか、必要以上にタイミングに神
経質になってしまうことがあるようですが、排卵のタイミングを正確に予測
することは簡単ではありませんし、そもそも、排卵日に性交しても、妊娠率
が高いわけではありません。
大切なことは、「タイミングを合わせること」や「タイミングをとる方法」
ではありません。
＊妊娠しやすい夫婦生活とは？
http://www.akanbou.com/oshiete/dr_tatsumi/index.html
また、自然妊娠の場合、セックスの回数が多いほど、妊娠の確率が高くなる
ことは理解できますが、人工授精、そして、驚くことに体外受精や顕微授精
などの高度な治療を受けているカップルでも、セックスの回数が多いほど、
治療効果が高くなり、妊娠の確率が高くなるのだそうです。
基本は、仲良くすることのようです。
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記事についてのご意見やご感想は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
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妊 カ ラ 編 集 室 か ら
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Baby Welcome Lesson
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昨年の４月迄、私たちが開催していました、妊娠しやすいカラダをつくる運
動療法「プレマタニティビクス」は、その後、有志の方々の自主運営によっ
て継続されています。
そして、この度、Baby Welcome Lessonとして、新たなサイトを立ち上げて、
活動をスタートされています。
社団法人日本マタニティフィットネス協会にも施設登録され、同協会のディ
レクターである坂井英子先生が講師ですので、きとんとしたレッスンを受け
ることが出来ます。
現在、会員を募集しているそうですので、興味のある方は問い合わせてみて
はいかがでしょうかあ？
▼ＢＭＬのサイト
http://babywelcomelesson.web.fc2.com/index.html
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記事についてのご意見やご感想は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
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株式会社パートナーズ運営サイト
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私たちはお子さんを望まれるカップルを応援しています。
▼不妊に悩む夫婦の自己決定を支援する情報サイト
→「妊娠しやすいカラダづくり」
http://www.akanbou.com/
▼妊カラ・男性不妊編
→「男性不妊 ～ ふたりで知っておきたいオトコのこと」
http://www.akanbou.com/dansei-funin/index.html
▼医師がサポートするサプリメントセレクトショップ
→「ネイチャーズギフト」
http://www.nature-g.com/
▼ドコモ、au、ソフトバンク公式携帯サイト
→「おしえて！不妊ナビ」
http://funinavi.edia.ne.jp/index.html
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ツイッターからも情報を発信しています
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ツイッターからもさまざまな情報を発信しています。サイトに紹介するほど
でもない研究報告やトピックなども紹介しています。よければフォローくだ
さい。また、皆さんの声もお聞かせいただければ嬉しいです。
・妊娠しやすいカラダづくりツイッター
http://twitter.com/ninkara
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編 集 後 記
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寒さが本格化してきました。
ショウガはカラダをあたためる食材として、あまりにも有名ですが、そもそ
も、ほとんどの漢方薬にはショウガがベースに含まれていることからも、そ
のパワフルさがわかるというものです。
漢方薬を飲むとカラダがポカポカするのは、ショウガによるところが大きい
のではないでしょうか。
そんな有用なショウガを日常に取り入れない手はありません。
漢方薬のように高価なものでもありませんし、大量に摂らない限りは副作用
の心配もないのですから。
おすすめは、毎朝のショウガ紅茶です。
材料は、紅茶を小さじ２分の１、もしくは、ティーバッグでもいいですね。
そして、ショウガを３片くらい。
作り方は、細かく刻んだショウガと紅茶をティーカップに入れ、熱湯を注ぐ
だけ。
３～４分したら出来上がりです。
これからの季節、強力にお勧めします。
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妊娠しやすいカラダづくり［毎週末発行］ VOL.442
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発 行：株式会社パートナーズ
編 集：細川忠宏（日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー）
サイト：http://www.akanbou.com
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◎配信部数
・自社配信： 201部
・まぐまぐ：5,034部
・合計部数：5,235部（12月4日現在）
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