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妊娠しやすいカラダづくり 第476号 2012年7月29日発行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.akanbou.com ━
お子さんを望まれるカップルを応援します。
なかなかお子さんが授からないことに悩むカップルが、悩みを克服する
ために、"二人で話し合い、考えを整理"して、"自分たちにふさわし
い答えを出す"上でのヒントになるような情報を、出来る限り客観的な
視点で、毎週末、配信しています。
━［今週のテーマ］━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼サイト開設１０年目のリニューアル
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」を全面リニューアルしました
▼編集後記
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サイト開設１０年目のリニューアル
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サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」を全面リニューアルしました
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━ サイト開設１０年目のリニューアル
私たちは、思うようにお子さんが授からないことに悩むカップルの力になり
たい、そんな思いで、２００３年の７月にこのサイトを立ち上げました。そ
して、１０年目に入る２０１２年７月にサイトをリニューアルしました。
サイトをスタートして以来、お役に立ててもらえそうな情報を、ひたすら、
発信してきました。その一方で、その間、皆さんからいただいた何千通とい
うメールや私たちが主催した教室に通っていただいた何百人という方々の意
見に、ひたすら、耳を傾けてもきました。
そして、今回のリニューアルにあたり、「いろいろな情報がたくさん掲載さ
れているけれど、欲しい情報にたどりつくのが難しい」のを改善することを
主な目的としました。
具体的には、テーマ毎にコンテンツを整理、編集し直し、カテゴリー分類や
キーワードづけ、関連ページのリンクなどを設置しました。
また、この１０年で、年齢、すなわち、卵子の老化が主な不妊原因と考えら
れるケースが増え、日本は体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療が世
界で最も普及している国になりました。
その結果、求められる情報や必要な情報も変わってきたことを肌で感じるよ
うになりました。このことがリニューアルのもう一つの動機です。
━ ＡＲＴ（高度生殖補助医療）が普及したことによる「光と影」
"赤ちゃんがほしい"という、人として当たり前な欲求は、今も昔も、まった
く変わりありません。違うのは、思うように授からないとなったとき、神頼
み以外に妊娠にチャレンジするための"手段"が増えたことでしょう。
不妊治療、特に、体外受精が進歩し、広まったことによって、昔であればお
子さんを諦めざるを得なかった多くのカップルがその恩恵を受けられるよう
になりました。
このことは喜ばしいことに違いありません。ところが、その一方で、不妊に
悩むカップルは、いくつもの選択肢が増えたおかげで、いろいろと勉強しな
ければならなくなり、悩ましく、難しい選択を迫られるようになりました。
もしも、同じ治療を漫然と繰り返したり、みんながやっているからという理
由で治療法を選んだり、有名な先生だからとかいう理由でおまかせしたりし
ていると、後々、後悔することになってしまいかねません。
うまくいかなかった時には誰も責任をとってくれないからです。
そもそも、悩ましいことに、妊娠するためにこれさえやっていれば大丈夫と
いう確実な方法などありません。また、どのように妊娠を目指すべきか、決
まったルールがあるわけでもありませんし、先生によっても考え方や意見が
異なることも珍しいことではありません。
そこには不妊症や不妊治療に特有の事情があります。
それは、一口に不妊と言っても、その原因や程度はカップルによってさまざ
まで、明らかな原因がわからないケースもよくあることなので、確実に妊娠
できる治療法を予め知る方法がなく、取りあえずやってみる的な治療になら
ざるを得ないこともしばしばあることです。
また、"卵子の老化という宿命"があり、最先端の生殖補助医療と言えども、
その効果や治療可能な領域は限定的で、すべてのカップルに妊娠が保障され
ているわけではないということです。
そのため、何を優先し、何にこだわるのか、赤ちゃん待ちの期間をどのよう
に過ごすのか、不妊治療を進めるにあたって何を大切にするのか、すべて、
カップルの考え方や価値観次第なのです。
━ ふたりの"納得解"を導くために
先の見えない、不確実な中で、後々、後悔のないようにするためには、「正
解」を誰かに求めるよりも、自分たちが納得できる答え、すなわち、「納得
解」を出すことのほうが大切です。
まずは、自分たちの身体の状態を正確に把握し、そして、赤ちゃんを授かる
のにどんな方法や選択肢があるのかを知って、自分たちの考え方や価値観、
志向を互いに確認したり、すり合わせたりしながら、ふたりにふさわしい答
えを出すことです。
そのことは、"自分たちにふさわしい治療方法を選択する"ということにとど
まらず、"自分たちの思うようにならないこととどうおりあいをつけるのか"、
すなわち、"自分たちの生き方を考える"ということでもあるように思います。
そのためには、正確で、偏りのない情報を得て、そして、賢い患者、賢い生
活者になることです。
ただし、情報をたくさん集めれば、集めるほど、賢くなれるとは限りません。
多くの情報に接しさえすれば情報が有益なものになるわけではないからです。
もしも、情報を取捨選択する目をもたないままに、無闇に情報量だけを増や
していけば、かえって有害なものになってしまいかねません。
私たちは、単なるノウハウや治療に関する情報を提供するだけでなく、それ
らを活かすために必要と考えられる"視点や考え方"こそを提供したいと考え
ています。
そして、このサイトをご覧になっている皆さんは、内容を皆さんなりに解釈
して、納得解を導くために活かしていただきたいと願っています。
ネットの普及で情報が爆発的に増えたことによる恩恵の本質は、生活の「画
一化」ではなく、「多様化」の実現であるはずです。ふたりの価値観や考え
方にそった生活を実現できるお手伝いが出来れば、これほど嬉しいことはあ
りません。
このサイトが１組でも多くのカップルのお役に立つことができますように。
◎このサイトについて〜私たちの考え方と目指すもの
http://www.akanbou.com/aboutus.html
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記事ついての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
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株式会社パートナーズ運営サイト
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→「妊娠しやすいカラダづくり」
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▼妊カラ・男性不妊編
→「男性不妊 ～ ふたりで知っておきたいオトコのこと」
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http://twitter.com/ninkara
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編 集 後 記
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暑い日が続きます。こんな暑い季節だからこそ、日頃の摂生がモノを言うよ
うに思います。規則正しい生活リズムで、毎日、運動していると、少しくら
い暑くなったからといって、カラダのパフォーマンスはそれほど落ちないよ
うに思います。
きっと、外部の環境がちょっとくらい変化しても、カラダの中の状態を復元
する力があるから、それほど影響されないからなのでしょうね。
悲しいことに、それを実感するのが、夜更かししたとき、暴飲暴食したとき、
朝、起きれなかったとき、です。
そのことを実感して、また、同じ時間に同じことをする生活に戻す、そんな
繰り返しです。
さて、ようやく、サイトのリニューアルが完了しました。
ただし、コンテンツ作成や更新の体制も新たにし、新しい記事を更新してい
く予定です。
皆さんのご感想やご意見をお寄せいただければと思っています。
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妊娠しやすいカラダづくり［毎週末発行］ VOL.476
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発 行：株式会社パートナーズ
編 集：細川忠宏（日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー）
サイト：http://www.akanbou.com
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◎配信部数：5,202部（7月29日現在）
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